Kinkoちゃん随筆

書に遊ぶKinkoちゃんの気ままな日常 ・・・現代アートから海外情報、最近なぜか少年隊まで⁈なブログ

【独学でスペイン語! 】多読44 今度こそ600万語達成!

スペイン語多読600万語ついに達成!!!!

el si'El si de las ninas'

Leandro Fernandez de Moratinによる戯曲。初演はマドリッドで1806年1月。大ヒットしたお芝居だそう。59歳の紳士と婚約させられてしまった16歳の少女フランシスカ。でも彼女には同世代の恋人がいて。。。
スペインの古典文学。
去年読んだチリの'Bluebells' の中で、だれでもが知っている体で引用されていたので気になって読んでみました。
夏目漱石や芥川龍之介が読み継がれているように、スペイン語圏の子供たちが代々読んでいる作品のようです。
装丁も子供向けで字が大きくて読みやすい。我々スペイン語学習者にもぴったり。

・Manolito Gafotas 5巻 'Manolito on the road'
短編集から脱皮?
全3話のみの異色作。でも一番読みやすいです。子供たちのごたごた話ではなく家族内の話中心。トラック運転手であるパパさんの仕事に同行するManolito。スペイン語学習の大人にはばっちい下ネタが多すぎる3巻4巻は飛ばしてこちらをおすすめ。
ジャパンウィークで着物quimonoを買う話なんかも出てくる嬉しい巻。

そして、いよいよ600万語達成はアガサ・レーズン!

・Agatha Raisin y la turista impertinente (シリーズ第6巻)
 ジェームズを追ってキプロス島へ。素敵なビーチにエキゾチックな建造物に・・・
 ロマンチックな舞台はそろっているのに、アガサの気持ちは沈んだまま。
 共感しちゃってつらくなっちゃいましたが、やっぱり最後まで読むのを止められない!

・Agatha Raisin y el manantial de la muerte(シリーズ第7巻)
 2月に出たばかりの新刊!
 Cotswoldsに戻ってきました。私までホッとしちゃうのはなぜでしょう?
 前巻に引き続きモテモテのアガサ。
 エステに通ってクリーム塗って、年下とのアバンチュールは大変!
 でも、ジェームズとの今後は???

初めてアガサ・レーズンに触れてから1年ちょっと。

最初は本当に大変だったなあ。
多読の目標をかかげて根性で読み切っていました。

今でも辞書は要ります。
でも辞書を引く回数は格段に減りました。
今は根性不要。

これは本を読む多読のおかげだけではないですが・・・。

2年前はまだ、スペイン語多読200万語を超えたばかり。大人向けの本に挑戦し始めたところでした。
同じ頃、まだパンデミック中ながら人と会う機会を増やしましたが、とても会話が盛り上がるどころではなく、「もの静かな日本人」のまま日が過ぎました。
指示や連絡事項を聞き取るだけでもへとへと。

アガサ・レーズンを読み始めた1年前くらいの頃もまだまだ。。。

でも、その後、ただその場にいるだけではなく、個々に話さなければいけない場面がダーッと訪れました。
合唱団の業務連絡およびメンバーのグループチャットで怒涛のように流れてくるスペイン語に目を通さなくてはならなくなりました。
さらには、仕事面でもスペイン語でのやり取りの場ができました。
そういう文書の語数を足したら多読としては何万語上乗せになるかな?

返事をしなくてはいけないこともあるので、DEEP L翻訳を駆使していますが、少しずつ翻訳機を介さずに読んだり、自力で作文することが増えてきました。

しゃべらなくてはいけない時は、相変わらず時制も人称もブロークンなままですが、少しは複雑なことも説明できるようになってきました。

資格が目的ではなくOJT(On the job training)の状態なので、理解するにも伝えるにもとにかく必要なのは語彙力!
これからも多読で力をつけていくのが私には必要な道かなと思っています。

アガサ・レーズン何巻目になったら辞書を持たずに電車で読めるかな〜。


【Kinkoちゃん随筆】 書家・美術家 金子祥代 https://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中
インスタはこちら☆https://www.instagram.com/sachiyo.kaneko/

Kinkoの作品を飾ってみませんか♪アートのサブスク

今話題のアートのサブスク始めました♪

「サブスク」っていう言葉をよく見かけるようになりましたが、実はいまいちピンときていなかった私。

実際お店や企業によってもちょっとずつ意味合いが違う感じもします。

以前通販雑誌を使っていた頃あった
毎月1000円払うと季節のお花が届きます。
とか
毎月1枚ずつお皿が届いて一年たつとセットがそろいます。
とか
あれも今だとサブスクって呼ぶんでしょうか。

アマゾンミュージックとかKindle Unlimitedなんかもそうなのかな。
月々の定額を払って利用するっていうシステム。
興味があっても中身がわからないまま買うのは半分賭けなところがあるから怖くて手が出せない音楽や本でも、とりあえず試してみることができるのはいいですね。
世界が広がるきっかけになります。

怖くて手が出せないと言えば、日本人にとって最たるものは「アート」ではないでしょうか。

アートフェアや、アートイベントも増えているとはいえ、まだまだ「購入」まで経験したことのある人はかなり少ないですよね。

でも、一度やってみるとわかりますが、

家に本物がある

っていうのは、やってみないとわからない感動があるんです。

もう一回言っちゃいますが、これはやってみないとわかりません。

CDやDVDとライブの違い。

でもアートはライブと違って毎日そこにいてくれて、毎日の自分の心模様に寄り添ってくれるのです。

日本にはもともと季節やお客様によって床の間の軸を掛け替えたりする文化がありました。

床の間がなくても、自分でたくさんの美術品を持っていなくても、それが叶うなら・・・

アートのサブスク

ちょっといいと思いませんか?

Kinkoの作品はこちらで好きな期間レンタルできます↓
Casie アーティストページ sachiyo kaneko

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かっちゃんディナーショー&Three Clovers

クリスマスから早3週間。
いまさら?
でも日記がわり。いつか自分で思い出にひたるために記録しまーす。

3年目となる2023年かっちゃんのディナーショー参加は大阪での千秋楽。

今年も着物で出席しました。
今年の会場は今までより着物の人が多かった気がします。
このまま増えていっても素敵。
私にとっては年に一度これを口実に着物が着られるのもうれしいので次回も着物にしよう!なんてもう考えています。

大阪だからなのか3年目ともなれば慣れてきたっていうのか、開場前の雰囲気が妙に穏やかでした。

まずはお土産コーナー。
列に並んでグッズを購入。
買ってからも入場受付まで少し時間があったけれど、いさんで受付に並ぶ人は皆無。
おやおや?
と思いながら様子を見ていましたが、しっかり1番で入場しました。
こんなことは不可能だと思ってたけど。

座席は33番テーブル。
一番端っこ。
名古屋よりも大きい会場でステージがめちゃくちゃ遠かった。
20231223でも一応真ん中だし後ろのステージもあるから「たくさんこっちに来てね!」と思いながら着席。

さっそく買ったばかりの黄色いバッグハンガーを使いました。

全体的に入場がのんびりだった気がするけれど、33番テーブルはそろうのが早かったです。

お隣の席には宝塚ファンのかわゆい親子さん。
かっちゃんだけでなくさらに年上の涼風真世まで語れる中学生にも驚きましたが、さらに驚いたのは、ママさんが現役時代の幸風イレネを見たことがあるって!

幸風イレネというのは黒木瞳や涼風真世と同期の男役で、2022年8月の「あいつ今なにしてる?」という番組で真矢みきのご指名で登場したメキシコ在住の日系2世さんです。

私は偶然メキシコで知り合って2012年と2018年に一緒にステージを作りました。
2012年はしばらく自宅に居候させてもらってご両親と一緒に毎日食卓を囲んでいました。

私にとっては飯田家の明子さんだったので「幸風イレネ」の話を聞けたのがとても新鮮でした。
わりと最近のイレネさんの姿はこちらでご覧いただけます→Mar Eterno
素晴らしい舞い姿をご覧ください。

食事中は会話がとぎれることなく楽しく過ごしました。
アリスちゃん、ユカちゃん、ありがとうございました!!!!!

食事もおいしかった♡
ひとつだけ残念だったのは最初の乾杯がいつものノンアルコールシャンパンじゃなかったことかなあ。

本題のショーはというと・・・。

「情熱の一夜」から。
続いて「Gamble Guy」

ここでもうさっそくかっちゃんが後ろまで移動してきました
「うわーーー!」
っと喜んでいると次なる曲は「想」。
めっちゃ感激ー。
だって私大好きなんだもん。
事前のアンケートでリクエストしたくらい!

しかもしかもだ。
一番端のテーブルのさらに壁側だったので、後ろのステージの真ん前だったの!

目 合いました!!!

気のせいじゃない!
しっかり合いました。

但し、夫は私以上に「しっかり僕を見てくれた」と言い張っています(笑)

さすがにその後の曲は正面に移動しちゃったけど、去年は後ろのステージがありながらもあんまり来なかったので、すでに去年よりたくさん近くで見た気分。

懐かしソングの後は新曲メドレー。
ダンサー4人が加わって「Sha ra ra」
「Letter」
ここでまた真ん前通ったーーー。
おおおおおお。近い!
そして「Show&Time」

12月に帰国するまでCDを手にできなかったけど、短期間ながら、朝起きるとアルバム「Polaris」をかけるのが日課だったので、もうすっかりお馴染みソングな感覚でした。

その後会場の中央のステージで休憩も兼ねた?質問タイム。
当てられたのは一人だけでしたが、

ー前日、ヒガシがディナーショーで「かっちゃんのいいところ」を話していたらしいが、かっちゃんから見たヒガシのいいところは?

という優等生な質問でした。
私も一応手を挙げるだけは挙げてみたけど、万一当てられちゃっていても、あんないい質問はできませんでした。
仕込みかと思ったくらい(←こらっ!)

結局かっちゃんはヒガシが口うるさかったことは今思えばありがたかったというだけにとどめてましたが、愛は伝わってきました。
しきりに前日のヒガシを見たかったって言ってたし。
前日は二人とも大阪にいたんですよね。
ヒガシは帝国ホテルでソロディナーショーの千秋楽。そして引退前の最後のステージだった。
本当に見たかっただろうなあ。
でもかっちゃんが姿を見せたりしたら大騒ぎになっちゃっただろう。。。

かっちゃんは見に行けなかったけど「これが最後っていうわけじゃないからね」と何度も言ってました。

そうそう!
しっかりみんな受け取りましたよね!

いつかを信じて応援しましょう。

質問コーナーの後は「HEARTS」
ここでヒガシのソロ曲とは。
質問はやっぱ仕込み?(いやいやそんなことはどうでもいい)

しっとり自分のものとして歌い上げていました。。。

歌った後は、ファーストアルバムのヒガシの出だし、hearts♪が揺れてるとこの真似をしちゃったりなんかしてディスってましたけど。これも最近お約束になりつつある感じ?
去年は「都会っをー 横切いってー」をいじってましたっけ。
どんだけヒガシにダンスをディスられても仕返ししなかったかっちゃんの逆襲が始まった(笑)

あくまでも初期のヒガシのたよりない歌唱の話であって、今は上手なので安心して言えるのよね。

ヒガシにチクリの後は、ニッキが「パパイヤなんかと」やってることにやきもち。
でも「戻ってくると思うけどね」って。

もー。かっちゃんの二人への愛がある限り、少年隊3人揃う日が来るに決まってます!

そして再びアルバム「Polaris」より新曲たち。
「Polaris」
「100%のLove Song」

続いて、リクエストの中から「ラスト・ダンスは私に」
朗読劇「ラストダンスは私に」〜岩谷時子物語〜の演出をしたばかりだからかな。

今ならYoutubeでその昔若い若いかっちゃんが歌っている「ラスト・ダンスは私に」と「TATOO」の頃?の明菜ちゃんの「ラスト・ダンスは私に」がミックスされた動画が見られます。

ディナーショーでは若い頃よりさらに元気な曲調で歌っていました。

そしてお待ちかねの少年隊ヒット曲集。
「まいったね今夜」
「Oh!」
「ダイヤモンドアイズ」を真ん中ステージで。

中央のステージっていうのは何故かお祭り感がありますね。
それにしても「Oh!」のかっちゃんの見せ場はいいよねえ。
前奏が始まった瞬間から「キターーーーーー!」って思っちゃう。
で、今書きながら往年の動画を見て「クーーーーーーっ!」ってしびれてる。
この時期の3人たらビジュアルも動きも筆舌に尽くしがたいレベル。
初めて見たかのように新鮮に感動。

なんて感動している場合じゃないのだよ。

もっとの感動を思い出しました。
だって次なる「ABC」は再び後ろステージだったんだもの。
まさにかぶりつきって言う距離。
近いー!
間奏中メンバー紹介が入ってかっちゃんは白いジャケットにお色直し。
そして再び「ABC」を歌って踊り始めました。
1メートルあるかないかの目の前にいるかっちゃんは息が荒くてきつそうだった。
そんだけはげしく踊ってくれてたってことです。
思わず「がんばれー!」って叫んじゃいました。
その声が届いたかのように(なんとでも思わせといてください)かっちゃんは苦しさのピークを乗り越え、立ち上がったーーー(ように見えた)

力をつけたかっちゃんはささーっと前ステージに移動。
引き続き「バラードのように眠れ」「What's your name」

ここで「3人」への思いが語られ涙。
最近一人で三人の曲を歌ってるけど、
一人じゃ三人の時のパワーがでないって。

もちろん物理的な意味じゃないのはわかりますよね。
何かが欠けてる気持ち。

でも、こうしてかっちゃんが少年隊の世界を守っているからこそ「いつか」があるのだ。

「君だけに」はスクリーンに3人の手が映っての指パッチン。
そして「デカメロン伝説」で本編終了。

アンコールは濃厚なピンクの衣装で登場。
アルバムから
「美 Amore」
「さよなら」
で締めくくり。

「仮面舞踏会」のないラインナップは私には初めてでした。
でも不思議とさびしくなかった。

新曲が充実してるからなんだろうなあ。
特に最後の2曲。
「美 Amore」はCDよりライブの方がずっと曲の魅力を感じました。

さらに「さよなら」は曲のよさもさることながら、体ごとぶつかって出す声が素晴らしく伸びていてぐっときました。
かっちゃん着々と歌がよくなってますよね。
今後が楽しみです。

ショーの最中にメモをとったのは初めてだったとはいえ、曲名のあたまくらいしか書いていなかったのにいつもより長いレポートになりました。

お芝居でもライブでも、もちろんお笑いでも、大阪のお客さんは反応がいいので実は今回お客さんの雰囲気にも期待していたのですが、こちらも期待を裏切られませんでした。

隣のテーブルの男性が終始大声で掛け声をかけていて、ちょっとやりすぎ?くらいだったけど、それも一興でした。

今回マスクもなく、衝立もなく、声出しOK。思いっきり一緒に歌えたのも楽しかったです。

しかーもー。
退場後はかっちゃんからのお見送り。
一人ずつハイタッチー!
タッチです!

別れ際に一言声をかけたら(中身はひみつ〜)
「え?そうなの?」
と大きい声で返事?(反応?)してくれました。
タッチだけじゃなく会話したーーーーー。



で、引き続き翌日12月24日(日)は同じグランドプリンス大阪ベイにてディナーショー。
少年隊かっちゃんこと植草克秀と光GENJIの山本淳一&佐藤寛之。
メンバーは違えど同時代の3人組構成。
なんて豪華なクリスマスイブ!

ところが、大阪に入る前千葉ー東京ー神戸ー鳥取と長距離移動&過密スケジュールだった上、23日に興奮しすぎたせいか、朝から絶不調。
朝食をとれないばかりか頭がぼーっとしていて開始時間を間違えた!

会場に着いた時にはすでに光GENJIがローラースケートでくるくる回っていました。

運悪く、座席が入り口の反対側で会場を縦断するローラースケートのレーン?をまたがなきゃ行けない位置だったので、立ったままローラースケートの演目が終わるのを待つはめに。
いやはや。

そんなわけで、23日のように詳細は記憶も記録もなしです。トホホ。

前日のかっちゃんソロのディナーショーではマスクをして会場後ろで影のように見学していた二人が、フィギュアスケートの女子みたいな青い衣装をひらひらさせながらローラースケートですべっていた姿と、この日も最後に歌われたかっちゃんの新曲「さよなら」がとにかくよかったのだけはしっかり覚えています。

つくづく「さよなら」はいい声だった。

そうそう。
こちらはショーが終わってから食事。Three Cloversの3人もステージ上で一緒に食事しました。
「『クリスマスイブはかっちゃんと食事した』って言っていいよ」だって。

いつもだとデザートの前に3人ははけてお見送りの準備に入っていたらしいのですが、この日は千秋楽。かっちゃんが「デザート食べる!!!」とごね始めてデザートとコーヒーまで全部一緒に食べました。
ネットニュースの写真とは違って、壇上にテーブルが3つ用意され、一人1テーブルだったのも特別だったみたいです。

それからのお見送りは豪華。
3人と一緒に写真をとりました。
これまた近い!

食事はほとんど食べられなくて夫にあげちゃうほどだったのに、3人に囲まれた私は元気復活。

この撮影ではおしゃべり禁止令が出ていましたが、順番待ちの間見ていたら、皆さんあいさつくらいはしていたので、私もごあいさつはしました。
帰り際「よいお年を」と言ったらかっちゃんからも「よいお年を」って言ってもらえました!!!
キャッホー!
kobe
今年に入ってから豪華4ショットの写真をダウンロード。

気のせいだけじゃなくて元気な笑顔で写ってました。

アイドルの力ってすごい!

すごいといえば、ライトがなく、普通の部屋より暗い感じのセットで撮影したのにすごくきれいに写っていた技術がすごい。
これだと今のゲーノージンは目が悪くなりにくいのかなあ。

それに、何枚もパシャパシャしないで一発撮りなのに全員ちゃんといい顔で写ってるのがすごい。

さらには、家族だろうと別々に一人ずつ3人と撮影したので私と夫それぞれ別に写真を撮ってもらったんだけど、3人の顔が同じ写真みたいにまったく同じなのがすごいと思いました。
プロなんだなあ。

すごいすごいと言いながらここには4ショットじゃなくパンケーキとかっちゃんの写真。

あの4ショットって公開していいのかしら?
ご存じの方おしえてください。

今回お会いできたみなさん、楽しい時間をありがとうございました。

会場で会えるかなー?と思っていたのに会えなかったみなさん。
残念でしたがまたお会いしましょうね。

いろんな意味で次のショーが楽しみです。

注)ニッキは少年隊の錦織一清、かっちゃんは植草克秀、ヒガシは東山紀之です

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ジャニーズ大好きですね?!

寒中お見舞い申し上げます

寒いですね!皆様どんな新年を迎えられましたか?

Kinkoは2016年の出国以来初めて日本でお正月を迎えました。
久しぶり過ぎ〜〜〜

にもかかわらず、元旦はスマホから響くすごいアラート音に始まり、数年ぶりの地震に揺られ、そんなことに驚く暇もなく能登のニュースというとんでもないスタートでしたね。

テレビがないのでテレビが報道するのを見たのは5日。歯医者さんの待合室となりました。5日たっても相変わらず1日中被災地の話でワイドショーが盛り上がっているんだなっていうのが伝わってきました。

29年前、阪神大震災では夫が被災。現地の被災者だけでなく、帰りを待つ身としても現地の情報が必要なのは嫌というほど経験しました。
でも、だからこそ進展もないのに無理やりなネタでダラダラ騒ぎ続けることには嫌悪感しかありません。

被災者だって他の全国の視聴者だって、大変な気持ちを紛らすためにテレビを見たい人が大勢いるでしょうに。
進展があったらNHKがテロップ入れてくれればそれでいい。
正確で迅速な情報を手に入れる手段があれば、他はむしろ平常通りのほうが親切だろうと思う。

今回見た報道で印象的だったのは。
「現地に行かないでください」
「ボランティアは募集していません」
「物資はまとめて提供されているので個人的に届けようと思うな」
などなど。
この29年の間に日本中で大きな災害が続いたけれど、その経験が生きているのですね。
悪いことばかりじゃありませんでした。

手を差し伸べる方法はいろいろですからね。
できる時にできることをさせていただきたいと思います。
くれぐれも被災者、関係者の方には希望を捨てずにがんばってほしいと思います。

新年早々のニュースは世界を駆け巡り、スペインからもメッセージがたくさん届きました。国外から見たら特定の場所なんてわからないから「日本が大変だー!Kinkoは無事かー?!」ってみんな心配しちゃって。

そうなんです。
海外にもニュースはすぐ届きます。
でも正確に伝わるかというのは別の話。

特にネットでは海外からも日本人のやりとりをあれこれ読めちゃうし、そこにはむしろ怖い世界ばかり広がっていたり。
コロナの騒動もJの騒動も本当に憂鬱でした。
大声で騒いでいる人たちの狂乱を見ていると
「おいおい。日本だいじょうぶか?」
と、情報操作されやすいイージーな民族の未来を危惧せずにいられませんでした。

でも、日本に戻っていろんな人に会ってみると、そんな騒ぎに乗っかっている人は全くいなくて。。。

もちろん私の付き合いの範囲だからってこともあるけれど、逆にネットにはそのコミュニティがないわけで。。。

どっちかだけを見て全部わかった気になるのはいけないことだって気づきます。

私は安心したいので、時々は帰ってきていろんな人に会わなきゃなって思わされました。
ネットなしでは生きられない世界になっちゃったけど、実際に人に会うことでしか得られないものの価値をひしひしと感じるこの頃です。

今回の滞在は相変わらず短かったけれど、鳥取、神戸まで足を延ばし、それはそれはたくさんの人に会いました。
もうスペイン語忘れそうなくらいいろんな人と喋ったー。

その中で何度も言われちゃったセリフ。
それが今日のタイトル(笑)

でもって、
いやー、そんなことないって。
ジャニーズおっかけてなんかいなかったって。
少年隊に目覚めたの最近だし。
っていう返しもいっぱいしました。

でも実際、少年隊に目覚める前からも作品はたくさん見ていた。たしかに。
テレビを通じてだけだけど。
特にドラマ。

日本にはいーっぱいいい俳優さんいるし、いーっぱいいいドラマがあるから、いろんなドラマ見てきたけど、その中にはいーっぱいジャニーズ出演作品もあったって話。
今ははっきり自覚してるけどね。
どんなにジャニーズがすごい仕事してきたか。

年末には去年1年間の疲れが全部出ちゃった感じで熱を出して寝込んじゃったので、年明けは思いっきりお正月を楽しみましたが、病み上がりでもあるので、ひたすら家でおせちと庭いじりしてました。
癒しの鑑賞とともに。
朝はやっと手にできたかっちゃんの「Polaris」とニッキの「歌謡曲」を聞きまくり、
日が暮れるとアマゾンプライムでドラマ。
平野紫耀くんの「クロサギ」に山Pの「正直不動産」に・・・・・・。

最後に草薙剛くんの「罠の戦争」。
これは見終わらなかったので仕方なくスペインからお金を払って続きを視聴。
日本からなら無料なのに・・・。
それでも見てよかった。
おかげで長距離移動の疲れが癒されました。

そうなんです。
彼らの何がすごいって、癒されることなんだな。

こここそが、アンチから誤解されるとこでもあるのだろうけど、一見「すごい!」って感じじゃないっていうのが「すごい」んだ、やっぱり。

知れば知るほどに、エンタメのプロを生み出してきたんだなってわかる。

ありがたや。

つくづくプロ中のプロたちです。

私は今後も彼らの作品を鑑賞して行きたいと思う。
そこからしか受け取れないものがあるし、それこそが真実だから。

今後を見守るのみですが、
海外在住者として一つだけ言えることは、去年の醜聞は世界ではまったく話題にすらもなっていないということ。
ネット情報を鵜呑みにしてはいけません。
どっかの国の一部の報道機関が特集したからといって「世界が問題視している」ということにはなりません。
最初の話と同様、報道は公正な事実だけを冷静に伝えてくれるといいなと思います。
自分たちは情報を取捨選択できる目を鍛えないと。

ともかく。
年末年始はこんなわけで、クリスマスディナーショーの話が全く報告できていませんが、書くつもりはあるのでお楽しみに。

今年は、いよいよアクティブに動けたらいいなと思っています。

みなさまにとっても健康で素敵な2024年でありますように。

注)ニッキは少年隊の錦織一清、かっちゃんは植草克秀、ヒガシは東山紀之です

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【独学でスペイン語! 】多読43 600万語目前!「灰色の服のおじさん」など児童書の名作と「ハドリアヌス帝の回想」

今年前半には「夏までがんばればスペイン語多読100万語達成から2年で600万語まで行けるかな?」なんてちょっと思ったりもしましたが、さすがに夏からは個展に向けてのラストスパートが最優先。
読書からすっかり遠ざかってしまいました。
5月にチリの本を紹介した以来になってしまったので、その後読んだ本を紹介して今年の【独学でスペイン語】多読シリーズを終わりたいと思います。
振り返ると名作ばかり。

まず、引き続き多読を助けてくれたシリーズものは・・・
Manolito Gafotas  2巻3巻4巻 ちょっと子供的下ネタ多めで嫌な人は嫌かも。。。

アガサ・レーズンシリーズ 第5巻 いよいよアガサとジェームズが結婚?!
ところがそうは問屋が卸さない。
できれば予備知識なく「ええええ?」って驚きながら楽しんでほしいです。
ますます今後が楽しみ。

そして新しく出会った世界がこちら。

escarlatina'Escarlatina,la cocinera cadaver' Ledicia Costa(6〜11歳)

これがLedicia Costaを世に出した本と知り、注文してみました。
いつもの本屋さんに注文すると
「子供向けじゃん!(今さら???)」

でも後日、入荷したのを受け取って財布を出すと
「プレゼント!」
だって💗

「なんで?」と聞くと
「まず。先週になっちゃったけど、ぼく誕生日だったんだ。
スペインでは誕生日の人がみんなにプレゼントするの。
それに。
スペイン語を勉強するために本を買っているっていう人は他にいないから
と、また応援されてしまいました。
ますます頑張らなくっちゃ〜!

かたことでやっとこさっとこ注文していた頃から、今までの私のスペイン語の力の変化をあまさず見てきた唯一の証人がこの本屋さん。もっと上達して見せるぞお。

本の主人公は10歳の誕生日を前にした料理好きの少年Roman。
今年のプレゼントにはお料理教室参加を熱望しています。
しかし、誕生日当日玄関に届いたのは、受講券ではなく巨大なプラモデルでした。
死んだ料理人のパーツが入ってる。
おそるおそる組み立ててみると。。。

究極の選択。難題。
怖いもの見たさ。冒険。
子供たちを惹きつける要素には事欠きません。

各章の最初には子どもたちにも作れる簡単なお料理のレシピが紹介されていて、読み終わった後もレシピ本として台所に保管しても。

但し、本文に出てくる料理の大半はゲテモノ料理。こんなものを食べる世界ならあの世には行きたくないと、長生きを啓発する斬新な形の教育にもなったりして?

悪への厳しい姿勢と、全体を貫く優しさといったLedicia Costaの魅力がぎっしり詰まっています。
この時期の彼女の作品は購入の際、gallegoガリシア語版かスペイン標準語castillanoか確認して下さい。

El Hombrecito_Kinkoちゃん随筆独学でスペイン語多読'El hombrecito vestido de gris'

昔むかしあるところに・・・
という短い物語が8編。
全体のトーンとしてはやさしいファンタジー。
でも、いわゆる昔話の貧しさや理不尽とは違った形の人々の苦しみ、権力や制度に支配されて閉じ込められた姿が透けて見えるところがあります。

この本は初版が1978年。
スペインは世界大戦には参戦していないものの、敗戦国日本が高度経済成長期を終えた時期ですらなお独裁政権が続いていました。フランコの死が1975年。
それを思えば、この作品が生まれた理由がわかる気がします。

苦しみの中にあると人は希望を探すんだなあ。
その強い光が何年たっても色あせずに人々の心に火をともし続けている良書。

じっくりゆったりひたってしまいました。
表紙も装丁も大好き。
スペインにこんな素敵な作品があったんだ〜!

「灰色の服のおじさん」というタイトルで邦訳も出ているそうです。
もっと知られてほしい1冊。

スペイン語初級のテキストとしても推薦します。点過去、線過去の段階でどうぞ。

memorias de adriano Kinkoちゃん随筆独学でスペイン語多読'Memorias de Adriano'

こちらは工房で一緒のMargaritaさんからの強い推薦があった本。
常にやわらかい口調でほっとさせてくれる美しいおばあちゃまですが、作品は不気味なシュールレアリズムだったりします。素晴らしい画家さん。

この本も何も知らない状態で手にしました。
第一印象はAdrianoって誰???

スペイン語だと知っている地名や人名すらも認識し難いという問題。

邦訳本のタイトルが「ハドリアヌス帝の回想」である通り、ローマ帝国の「五賢帝」の三番目、ハドリアヌスでした。
60歳に近づき死を目の前にしたハドリアヌスが17歳のマルクス・アウレリウス(五賢帝五番目)にメッセージを送っているという内容です。

名前を聞いた記憶があってもうやむやなので世界史の本をおさらいしたりしてみましたが
。。。映画「テルマエ・ロマエ」で阿部寛にお風呂を作らせていた市村正親がハドリアヌス帝だったのね。

巻末の著者の覚書きによると、
執筆にあたってのルールとして、史実に手は加えていないとのこと。
人物像は著者の創作。
阿部寛演じるルシウスやベルばらのオスカルみたいな架空の人物は出てきません。

2000年前の話ですが、語り口で古代を演出するということがないので、現代人の独り語りを聞いているような感覚で読めます。「現代人が書いたんだから当たり前じゃん」と思うなかれ。人間の本質なんて2000年くらいじゃそんなに変わってないんだよ。
古い時代を扱った作品を読むメリットってつくづくこの感覚を忘れないためだなと思います。

原作はフランスのマグリット・ユルスナール(1951年)。フリオ・コルタサルによるスペイン語翻訳も名訳の誉れが高いようです。
でも今の私では四苦八苦しながら読み切るのがやっと。
いつか「さすがコルタサル!」とわかる日が来るようにスペイン語多読がんばります。

biblioteca vacio Kinkoちゃん随筆'La biblioteca de los libros vacios'(12歳〜)

アマゾンで買い物しようとしたらおすすめででてきた本。
表紙の雰囲気が気に入って思わずそのまま注文してしまいました。
本当はいつもの本屋さんでなるべく買ってあげたいんだけど。。。

前出の'Memorias de Adriano'が大変だったのもありますが、ひたすらほっとする読書でした。

閉鎖されていた図書館から文字があふれてきた。。。
だれにも読んでもらえない本からは文字がみんな落っこちてどのページも真っ白。
国の大臣がやってきて検証し非難されたが大人たちはどうしたらいいかわからない。。。
さあ、長い間本に見向きもしなかったこの街はどうなる?

中学生向けともなると子供向けと言っても幼稚な内容ではないし、過激な表現や内容はないのでいろんな意味でストレスなく気楽にスペイン語学習を続けるにはこの辺りはねらいめかも。のんびり読んでも3日で終わる分量っていうのも達成感がすぐ味わえて精神的にいいです。

作者のJordi Sierra i Fabra は1947年バルセロナ生まれの現役作家で、教科書に採用される作品も書いている現代の超有名かつ多作な作家だそう。
出会えてよかった!

友人たちはおろか、本屋さんですらが「スペインにはなかなかいい作家がいない」って言っちゃうスペインですが、なかなかどうして、少なくとも児童書にはいるではないですか!
Ledicia CostaもJordi Sierra i Fabraも大人向けも書いているし、スペイン語学習者には初級から上級までおすすめできると思います。
今後も新作が出るっていうのもありがたいですね!


注)辞書を引いて「精読でなるべくたくさん読む」多読に挑戦中です。スペイン語は独学なのでKinko流多読。くわしくは↓
【独学でスペイン語!】番外編 落ちこぼれを1年で大学に!伝説の教師
(残念ながらこのブログではスペイン語特有のエニェとかアクセントとかが正しく表示できません。悪しからずご了承ください)

【独学でスペイン語!】多読18 100冊達成!!!100万語

☆スペイン語多読で読んだ本についてはほぼ全てご紹介しています。カテゴリー「スペイン語」またはサイト内検索、タグなどご活用ください♪

【Kinkoちゃん随筆】 書家・美術家 金子祥代 https://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中
インスタはこちら☆https://www.instagram.com/sachiyo.kaneko/

王道を歩むかっちゃん!応援します

サンスポ記事
少年隊・植草克秀がラスト舞台の東山紀之にエール 自身は元光GENJIの佐藤寛之、山本淳一とのユニット、Three Cloversとしてディナーショーを開催

東京ではもうかっちゃんのディナーショーが始まったんですね〜

うっかり写真を全部見ちゃうとこでしたよ。
あぶないあぶない。

どんな衣装かくらいしかわからないにしても新鮮な気持ちで当日見たいもんね!

はい。
今年も会いに行きますよお〜!!!

去年とおととしは11月23日の名古屋で、ブルガリのシャンプーの香りをまとって参加しました。
(会場の名古屋国際観光ホテルの客室にはブルガリのシャンプーが用意されているのだ!
かっちゃんも気に入ってました♡)
いっそのこと初めて生かっちゃんを見た記念もこめてこの先ずっと同じ日に同じ場所を申し込もうかなと思っていたのですが、今年は日程が変わってたー。
私も帰国が無理な状態でした。。。

今年は何の香りでのぞもうかな(笑)

昨今の偏向報道にはテレビが見られない私ですらうんざりしていたけれど、今回の記事はあたたかないい記事でしたね。
ちょっと前のニッキのコメントも素晴らしかったけど、今回のかっちゃんのコメントにも拍手!

3人の絆も終わらないし、3人の努力は今もどんどん大きな実になっていると思う。この先も。

私は本気でプレゾン20周年記念で「予告した」未来のプレゾンの実現を信じています。
ひとつだけ違うのは、おじいちゃんニッキとヒガシだけじゃなくおじいちゃんかっちゃんもそこにはいるのよ、もちろん。

さあて、私はこれからスペイン最北のAvilesに向かいます。
生まれて初めての合唱コンクール参加。
どうなることやら。

でも、かっちゃんの記事からエネルギーもらったー!
がんばりまーす

注)ニッキは少年隊の錦織一清、かっちゃんは植草克秀、ヒガシは東山紀之です

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ヘンデルのメサイア

スクリーンショット 2023-11-19 132603

歌ったーーーーーー。

人生でこんなにリラックスして参加できた合唱は初めてです。

所属している合唱団の仲間のすすめで、Auditorio Nacional (国立音楽堂という感じ)が募集している一般参加枠に申し込んだところ、今秋はヴェルディのオペラ曲を集めたTutto Verdiというステージに選ばれました。
これは専属合唱団がしっかり歌うので、一般参加のメンバーにオーディションはなく人数の調整だけで参加できる曲が決まります。

とはいえ、曲は大作。
一番高い音は「シ」。
この音域は20年ぶりの挑戦です。

10月末のステージに向けて7月から猛特訓しました。
イタリア語も、いつもの合唱団のメンバーのイタリア人から発音指導してもらいました。

でもポスターはヘンデルのメサイア。
この記事のタイトルもヘンデルのメサイア。

ヴェルディのステージは前日から40度の高熱に倒れて出演できなかったんです。
せっかく「シ」が出るようになったのに。。。。。

それで初舞台が11月のメサイアになりました。

こちらはもともとは選ばれていなかったのに欠員が出たのか何かで急遽参加が決まりました。
楽譜を買ってからステージまでたったの1か月。
楽譜を受け取った時、あまりの厚みに絶句。
こんなにたくさんの音符を追った1か月はないっていうくらい音符がありました。
知っていたのは誰でも知ってるであろう
ハ〜レルヤ!ハーレルヤ!ハレルヤ!ハレルヤ!ハレーールヤ
だけ。
ハレルヤだけでもこんなに長い曲だったなんて。
本番で初めて全部ちゃんと歌えたっていうくらいギリギリの準備でした。

それでもなんだろう。
周りの皆さんのあたたかい空気と、素晴らしいオーケストラと素晴らしいソリストの歌声と。
晴れやかな会場と3階までいっぱいのお客さん。
何をとってもいいステージでした。

handel23

この写真のどこかにKinkoがいるんですが・・・

こんだけいたらちょっとくらい間違ったってわかりゃしないっていう気安さが気持ちよさの理由?

そう思われたっていい。
そうじゃないとも言えないし。

どっちにしても思いっきり歌えるって最高!

歌うって素晴らしい。

結局行きつくところその一言です。

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ヨーロッパで初個展 本日より

naturaleza sachiyo kaneko72


いよいよこの日が来ました。
ヨーロッパで初めての本格的個展です。
本日20時からオープニングパーティで月末まで。

まだまだ知り合いも少ないし、パーティに何人集まるかわからないけれど、少なくとも日本とメキシコそれぞれのギャラリーからディレクターが出席してくれるという素晴らしい応援もあり心強いです。

書という東洋の伝統芸術を西洋の版画技術で表現するシリーズと、そのものずばりの本物の書を同時に展示する企画。
展示作業中すでに通りがかりの人が何人ものぞいてくれたのがうれしかったです。

ヨーロッパで個展というのはスペインに来る前からの夢。
ちょうど去年の今頃展示の予定が決まってからひたすらこの日を目指してやってきました。
夢中で準備してきましたが、昨日までの緊張がうそのように、まるで他人事のような穏やかさでこの日の朝を迎えています。

知り合いとつながったきりほったらかしだったインスタも約2か月毎日投稿して1000人フォロワーさんが増えました。世界中からその人たちが来られるはずはないけれど、なんだか応援されている気がします。

Kinkoちゃん随筆をご覧のみなさまもどうぞ今回の個展の成功を祈ってやってください。

追記:好評につき11月14日まで期間延長になりました!!!

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ヒガシ引退

なんて残酷なことになってしまったんでしょうね。

一生芸能に生きていくって言っていた人からそれを奪うなんて。

今回の一連の騒動では色々感じるところがあった。
この時期になぜ?っていう違和感から
ファンの人にとっては明らか過ぎる事実と証言の食い違いの数々。
何より、被害者が手を挙げれば一方的に正しいとすることの危うさ。
冤罪を量産する土壌ばかりがととのっていく雰囲気が怖い。

こんなことを言うと
「疑いがあるのに手をつけないのか」
というお叱りを受けるかもしれません。
そんなことは言ってないのだよね。
疑いがあるなら調べればいいと思います。
しかも慎重に徹底的に。
大事なのは双方の主張を照らし合わせて公正に答えを出すことだろうと思う。
今回は最初から「双方」が成り立たないのが利用されたような。

問題提起した今回の被害者と名乗る人たちは、主張が認められたり補償金をもらったり、メディアに出まくるという承認欲求が満たせたり、一定の収穫を得ました。
被害者の支援者と名乗っている人たちも達成感を持っていることでしょう。

でも、何の罪もない人が巻き込まれていることの責任は?

犯人を一人検挙したっていう話じゃないんだよね。

何人の人生が狂ってしまったのだろうか。
今、夢を追いかけている少年たちも含めて。

真面目に努力して築き上げてきたものを
必死に目指してきた目標を
取り上げる権利が誰にあるのか。

才能と努力のかたまりの集団の中でも努力家として一目置かれる存在のヒガシ。
そんな人の羽が一夜でもがれた出来事。

それを思うと、今日は神妙に稽古してしまいました。
好きな仕事ができることの尊さを思って。

でもね、嫌な結末だ。で終わる話じゃないよね、今回の人事。

引退してまで会社を守ろうっていう決断に真実が見える気がします。
行間の読めない人たちには見えない事実がかくれてる。
作品を愛しているファンの人たちは感じているはず。
その感性を信じていいんじゃないかと思います。
素晴らしい作品は健全な肉体と魂が作るのだ。

今は大変だと思うけど、さっさと問題の後始末をして早く「ふつうの男の子にもどりたい!」って会社を辞めちゃってほしい。
最悪定年でもいい。

そしたら今度こそ・・・ふっふっふ。

私はいつか「赤・黄・黒」あると思います!

注)ニッキは少年隊の錦織一清、かっちゃんは植草克秀、ヒガシは東山紀之です

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動き始めました〜

9月。
長いバケーションが終わって工房も合唱団も動き出しました。
初日はとにかく全員が全員とハグ&チュッチュのご挨拶から。
同時に「バケーションはどうだった?」との報告大会なので始まるまでが長いったら(笑)

ビーチで真っ黒になった肌を誇らしげに露出している面々に対し、私はともかく働く夏を過ごしました。

なんといっても10月はヨーロッパに来て初めての本格的な個展だもの!

表具して額装して写真撮りして・・・

作品ができあがってからもやることはてんこもり。

その間に、とうとうインスタを本格的に始めました。
今までどう扱っていいのかわからずにすっかり放置したままでしたが、この際「パソコンにある作品を全部見せてしまえー!」と毎日投稿してみました。
1か月で500人のフォロワーが増え、形になってきました。
素敵なアーティストさんたちとたくさん出会うこともできたので、毎日新しい投稿を見せてもらうのが楽しい。
アラビア文字の書家さんたちと結構盛り上がったりとか、
きのうはメキシコの画家さんとチャットになったりとか、
今日は突然西アフリカの人がフォローしてくれたりとか、
想像以上の広がりを見せています。

それでもまだあんまり日本に知られていないのが逆にちょっとおもしろかったりして。

インスタっていうのはいろんな作品が見られておもしろいところかと思っていたら、ある日、アートフェアの募集があって、それがすぐ近所で開催されると知り、気軽に応募してみたところ、ディレクターから直接電話があって、とんとん拍子に出展が決定。
個展に先だって、来週これまたスペインで初めてアートフェアに参加します。
本来アートフェアは画廊が出展するものなので、アーティストは現場を仕切る必要はないものなんですが、最近は画廊に食い込める一部のアーティスト以外にも機会を増やそうという動きが増えています。

日本独自の貸しギャラリー文化は、本来アートのプロの世界では邪道なんだけれど、日本では最初はそこから始めるしかありません。
しかし!
今回のフェアはその経験が生きるのだ。

何でもやっとくもんですねえ。

あと一週間。
準備最終段階です。
Sachiyo Kaneko Post SEP2023 2
















とにかく10月末までは駆け抜けなければ!
年末にはディナーショーが待っている!
おまけに今日、3Cloversも応募しちゃったもんね。
いろいろ楽しみだ〜〜〜〜〜〜〜〜

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マドリッドの夏祭り

残暑お見舞い申し上げます。

連日37度とか38度とかの最高気温の日が続いていますが、朝晩はすでに秋のようなすがすがしいマドリッドです。

夕方、木陰のカフェでくつろいだりすると、日本ではすっかり忘れてしまった「夕涼み」という感覚を思い出します。
とはいえ、近所のカフェはバケーションに出払っていてほとんど閉まっているので、繁華街に出ないと味わえないのですが・・・。

夕涼みの他にも、行水とか、蚊帳とか、情緒ある「日本の夏」を味わった最後の世代かもしれないななんて思うこの頃ですが、もう一つ。日常的に祖父母や両親から直接戦争の話を聞いた最後の世代でもあるな、なんて思い出していたこの頃。
未来の日本への責任を感じつつ、日本から離れていると、8月6日、9日、15日といった大事な日のことも忘れがちになっていて、ちょっと胸が痛みます。

そのくせ今から8月15日に遊んでいた話をするんだから・・・。

第二次世界大戦とは関係のないスペイン。
でも8月15日はマドリッドのお休みです。

聖人を祀る習慣については何度話を聞いてもまだ全然ぴんと来ないのですが、ともかくも8月15日はマドリッドの守護聖人?を祝うお祭り。
旧市街のサン・イシドロ教会周辺にはこんな飾りつけが。
0815 (2)

マントン・デ・マニラが連なっています。
スペインの伝統衣装の写真につきものの、女性の肩掛け。

前からアジアっぽい刺繍だな、と思っていたら、フィリピンがスペイン領だった時にスペイン人に持ち込まれたそう。

素材ももともとはシルクだそうです。

今もフォーマルなちゃんとしたのはシルクで、結婚式に列席する時などに身に着けるそうですが、それ以外では普通の人は滅多に使わなくなってしまっているとか。


この日のメインイベントはマリアさまを乗せた山車の行列なのですが、混んでしまって大変なので、その間に腹ごしらえをして、今回は到着地だけ見せてもらいました。

で。
私たちが何をしたかと言えば、屋台を冷やかしながらブラブラ。
0815 (3)

日本の縁日みたいな感じ。



















こんなに人がいるというのに、帰りのメトロはこんなです。

0815 (1)

パンデミックの時の方が人が乗ってたくらい。








暑いマドリッドからは逃げ出す人が多く、閉まっている店が多いなんて聞くと来るのに二の足を踏む人もいるかもしれませんが、日本人にとっては日本よりずっと過ごしやすいので実は穴場な気がする夏のマドリッド。
人がいないので静かだし、車が少ない分空気もきれいです。


それにしても、ブラブラ歩きが思いのほかしっかりした距離だったみたいで、二日たってもまだ疲れがとれません

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かっちゃん!お誕生日

Cumple anos feliz!  クンプレアーニョースフェーリース
Cumple anos feliz!  クンプレアーニョースフェーリース
Te deseamos todos  テーデセーアーモーストードース
Cumple anos feliz!  クンプレアーニョースフェーリース
おなじみのメロディで♪

「これを日本ではどう歌うんだ?」と何度も聞かれましたが
「ハッピバースデー トゥーユー」
と答えるたび、
「じゃなくて日本語は?
と言われてしまいます。
カタカナ英語は日本語の範疇っていうのはどうしても伝わらない。

去年の私の誕生日の時には、あまりにも「英語じゃなくって日本語!!!」
と言ってくれるので仕方なく「お誕生日おめでとう」
と言ったら、
お誕生日おめでとう
お誕生日おめでとう
お誕生日おめでとう
お誕生日おめでとう!

と、みんなで歌ってくれました。
なんか気恥ずかしかったのはなぜかしら?

ともかく、今日は少年隊かっちゃんこと植草克秀57歳の誕生日です。
おめでとーーーーーーー!

地デジ完全切り替え12周年もおめでとーーー・・・?

というわけで乾杯!

かっちゃんglass_Kinkoちゃん随筆
たくさんの方がおそろいのグラスお持ちですよね?!

でもよく見てください。
芯はないですよ〜。

かっちゃんのディナーショー夜の部の引き出物だったキャンドル。

こういうものには手をつけられず、箱に入れたまま大事に大事にしまいこむ少女だったのですが、今は「使うべし!」のタイプへと成長しました。(成長?変貌?)

でもよかったと思ってる。
何日も火を灯して癒されました💛

そして今はこうして。。。


今後も祝い事の度にこのグラスで乾杯しまーす♪

さっそく明日今年も版画展に入選し、明日が表彰式です。
帰ってきたら家でもう一回乾杯しよっと♪

それが終わったら満を持して、あさってゆっくりバースデーイベントのアーカイブを見せていただく予定。
かっちゃん、今年は太っ腹ですね〜。


注)ニッキは少年隊の錦織一清、かっちゃんは植草克秀、ヒガシは東山紀之です

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「少年タイムカプセル」読んだーーー!

春に入手をあきらめた少年隊ニッキの自伝「少年タイムカプセル」。
ようやく手にすることができ、一気に読みました〜♪

どうしても紙の本を本棚に並べたかったからKindleで出てきてもぐっと我慢。
その間に重版出来!を重ねていたのですね。
私の手元には第三版が届きました。

だいたいは「たまむすび」のおしゃべりで知っていた内容だけれど、それに肉付けがされた感じです。
我々が子供の頃は、子供が「テレビに出たい」なんて言っても「だめだめ、あんな水商売」と親が止める方が普通でした。芸能界は怖いところっていうのが一般の認識。ヒガシも最初は断ろうとしていたそうだけれど、そっちが普通の反応。

だから、ニッキの場合、いくらジャニーさんが「YOU、天才だよ」と言ったからって、よく親御さんがあっさり通わせたなあ、と不思議で仕方がありませんでした。今までは。
だって、何かとニッキは自分が下町の普通の家の子だっていう話をしていたから。
共稼ぎこそ当時はまだめずらしかったけれど、会社員のお父さんと看護婦さんのお母さん。
ごくごく普通の家庭。
でも、おじさんだけでなく実はお父さんまで芸能界に縁があったことなどが紹介されていて、謎が解けました。
でも、自伝と言いながらも、初恋の話すら出てこないし、プライベートが浮き彫りにというよりは、少年隊の舞台裏の話が中心。未読の方は、ここは知っておいた方ががっかりしません。
自伝ではなく、artistの仕事を知る本と思えば大いに意義があります。
Tonight yayayaya とか ワカチコン だけじゃなくて、どれだけニッキが作り手の一員として関わってきたか。

創り、生み出すことへの情熱が伝わってきました。

もともとアイドルはartistなんだよね。

美貌や愛嬌を兼ね備えたartist。
下積みの臭いなんて感じさせなくて見ている人がほっとできるっていう意味では、なまじのartistよりむしろ上手(うわて)です。

いつの間にか、日本では自分で作詞したり作曲する人だけがアーティストって呼ばれて、アイドルは操り人形だ、みたいに下に見られるようになってしまったけれど。

本来は、表現するだけだって立派なartistです。
クラシック音楽の演奏者がみんな新しいシンフォニーを作曲しなきゃいけないなんてないでしょう?
役者なら全員脚本まで書くの?

知れば知るほどニッキは偉大なartist。
歌がうまい、ダンスがうまい、芝居がうまい・・・彼を誉める人はたくさんいます。

ヒガシともよく対比されます。やわらかいニッキとかたいヒガシ。動きのつながりを大事にするニッキと最後のキメを重視するヒガシ。。。
それぞれ別の良さがあるから優劣をつける必要はないし、「少年隊」というグループの魅力や可能性が大きくなるのは違えばこそ。
以前こちら「心のバックナンバー20:ハーモニー」に書いたことにも通じるというか。

それでも敢えて言うならば、私がずっと感じてきたのは、ニッキの方がすごいと感じる時がある理由は、技術によるというよりも、彼の「作品解釈」の深さではないかということでした。

この「少年タイムカプセル」を読むとそれが裏付けられた気がしました。
だからこそ、彼は操り人形などとは程遠いクリエーターであり、表現者といえます。
アイドルが演出家に転身したのではなく、表現する舞台が広がっただけ。

日本では役職や肩書を細分化したがるので、私自身もよく経験するのが、
「書道家さんなのにビデオ?え?パフォーマンス?」とかいうやりとり。
でも、artistという言葉は一言で解決してくれます。
書家からスタートして書を続けている私ですが、他の表現方法を使うこともある。
立体作品を作ろうと、体そのものを見せようと、それは私というartistの表現であることに変わりはありません。私の場合は日本の外に出たことで気づくことができましたが、まだまだ国内では通じにくい概念なのでここでもまた説明してみました。

artistニッキは今後もいろいろな川や海や湖をみつけてすいすい泳いでいくのでしょう。
日本人の既成概念につぎつぎに風穴を開けてくれるに違いありません。
時代が追い付くのに時間がかかるかもしれないけれど。

それはジャニーさんがしてきたこととも重なりますね。
実績が大きすぎる分、比例してアンチが氾濫しているけれど、ジャニーさんの本当の功績は理解されていない気がします。

いくら少年隊が美形ぞろいで歌もダンスも芝居もできますって言ったって、三人を見出して、育てた人がいなかったら世に出なかったわけで。
それは芸能界に限らず、スポーツ選手だってなんだって、必ず優秀な指導者との出会いがある。

それともう一つ。
花開く前の子供の可能性を見出し、引き出す。
この価値は指導者を語る上で必ず賞賛される部分ですが、
指導者も子供に選ばれたのだ
という事実は見逃されているのではないかな。

なんだか今の日本では「判断能力がない子供」っていう言い方がまかり通っているけれど、これは子供をバカにし過ぎだと思う。
子供こそ、本能的にいい大人と悪い大人をしっかり嗅ぎ分けるじゃない。
ましてや特別な可能性を秘めた子供ならなおさら。
可能性の筆頭は健全な心のはずだもの。

ニッキのすごさがわかるほどに、そのニッキが敬愛するジャニーさんの価値が伝わってくる気がします。
いつかニッキ演出でジャニーさんの人生が舞台になったらいいのにね。
ニッキやKinki kidsやいろんな人が語るおとぼけエピソード以上に、興味深いストーリーになると思うなあ。戦中戦後をはさんで、舞台もアメリカと日本。波乱万丈だものね。
たのきん以前の人生の方が見てみたい。
舞台にならなくても、この人の本当の伝記が読んでみたい。実際に交流のあった人やきちんとした取材に基づく本物の伝記。
黒柳徹子あたりが書いてくれたら素敵ね。トットちゃんみたいに。

ニッキの「少年タイムカプセル」の続きとどっちが早く実現するかな〜?

さてさて本日、ここまでニッキとヒガシしか登場していませんが・・・。

もちろん「少年タイムカプセル」にかっちゃんの名前は登場しますのでかっちゃんファンも必読ですよ!
まあ、ニッキの口からはいつものスタンスで登場するんですけども、聞き手(自伝と言いつつ対談形式です)の西寺郷太さんは「歌が歌える植草さん」「植草さんの声はキラキラした魅力がある」というスタンスで話題にしますので、みんなで自慢毛出しながら読みましょう。

ニッキは「君だけに」で一番おいしいソロは実はニッキのMy sweet heart〜♪と告白?していますが、歌いだしの五文字「き・み・だ・け・に」を乗せた5音だけで聴衆を惹きつけてしまうかっちゃんのピュアなシトラスボイスなしに「君だけに」のヒットはなかったよ!!!という意見は変わらぬKinkoでした。

注)ニッキは少年隊の錦織一清、かっちゃんは植草克秀、ヒガシは東山紀之です

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Funky Diamond 18 生配信見たー!

こちらでは7月1日のお昼12:55からの二人のおしゃべりと14:00 からのミュージックビデオのお披露目。スペインではランチは14:00からが普通なんですが、それでは落ち着かないので、1時間以上繰り上げて済ませ、時間にはPCを前にきっちりひざをそろえて開始を待ちました。
夫もきのうからそわそわ。

いずれも告知時刻から5分遅れでの配信でしたが、きっちり5分遅れでスタート。
最初の1秒を見逃す人がいないようにっていう配慮なんだわねきっと。

日本の20:00からの第一弾は、今月から始まるツアーの情報や明日からTikTokを始めることなど、ニッキのおふざけを交えながら30分強のおしゃべり。

見終わった夫が一言「随分まじめだったな・・・」

完全同意。かなりまじめでした。
ニッキは昭和なボケをいっぱい放り込んできたけど、それでもかなりまじめでした。

最初だからね。
せっかくこの二人なんだから今後はいっぱい笑わせてくれるはずです。
今日すでに期待値が高過ぎました・・・。

そうそう。
今日のニッキの昭和ネタの中で
「バタやんになるぞ!バタやんになるぞ!」
のラスベガスの話がわかった人って何人いたでしょうね???(笑)

バタやんというのはギター片手に歌う田端義男という昭和のスター。
バブルの頃、ラスベガスのスロットで大当たりしたのも話題になりました。
だからニッキの手つきはスロットマシンのバーを引くアクション。
せっかく有名ホテルに泊まったのに40分しか部屋にいないでスロットでの一攫千金を狙っていたっていうことね。

こんな解説をしても、今度は「バブルって何?」とか、わかる人がどんどん減っていくんでしょうねえ。
でもニッキ!
私たちはいつまでもあなたの思い出話の理解者よ!
むしろうれしい(^^)
若い視聴者に忖度などせず、思い出したことどんどん聞かせてください!!!

それから、かっちゃんの話もいつでもどこでもしてよねえ。

「今回のチケット買えなかった人にはかっちゃんのディナーショーを」とか、どうせあり得なくてもつながってるのうれしいじゃん。
いっそ全部連動したらいいなと思うけど。

5月22日にスカイツリーオープンで
7月24日に地上デジタル放送に完全移行

っていう11年前の偶然に、二人の縁(えにし)を深く感じているご様子も、前にも聞いたことあるけど、ここでまた語られているのがうるわしいです。
(念のための解説:5月22日がニッキの誕生日で7月24日がかっちゃんの誕生日)

さて、お稽古着のアディダスと夕涼みみたいなラフな二人とは一転して・・・・・・

MVではキラキラ〜。
Funky Diamond 18 「恋のテレパシー 〜Just Lovin' You〜 」(Official Music Video)

親しみやすい昭和な「歌謡曲」

カラオケでファンが集まったらすぐに合唱できそうなキーとテンポなのも歌謡曲のいいところ。
いつもいつもニッキが語っていた、最近みかけない「歌」が再現されています。

かといってダサくないのがさすが。

映像の方も、キラキラにバブルの華やかさが再現されていながらにして古くない。
少年隊の高級感も漂いながら、女性ダンサーと大人の世界が展開します。
二人ともニ枚目の顔を貫いている。
これこれ〜!

もちろん一番の注目はニッキのダンスですよ。

アクロバットはありませんが、技のオンパレード。

現役ダンサーニッキの魅力が詰まっています。

動きがあざやかで、遠めのショットだととーーーーーっても若い!


せっかくなので時間守ってライブで視聴しましたが、今後も引き続きUncle Cinnamon Televisionで見られるようす。
たくさんの人に二人の大人歌謡の世界が伝わるといいですね。

ニッキニッキって書いてるけどパパイヤもがんばれ〜。
またつぶやくと、パパイヤ鈴木とおやじダンサーズのコンサートには行ったことがある私です。。。

ひとしきりFunky Diamond 18のMVを堪能した後は、8818Funky Diamondによる過去の「恋のテレパシー」と見比べるのも一興。
ダンス界のレジェンドたちを眺めても結局ニッキ様の「華」を求めて18に戻ってきちゃうんだけど。

注)ニッキは少年隊の錦織一清、かっちゃんは植草克秀、ヒガシは東山紀之です

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「そうらん節」とひろみGO!「Gold finger99」と羽生くん(動画追加)

2023muestra_

歌ったーーー!


達成感。
昨年から参加している合唱団の第25回定期演奏会が無事終わりました。
去年は前座をお願いしていた合唱団の団員のほとんどがコロナに感染して出場辞退。
1年前ってまだそんな状態だったんですよねえ。

今年はすべて晴れ晴れと終わりました。
前座さんの合唱も素晴らしかったし
満席どころか立ち見のお客さんもたくさん。

初めての去年より一層思い出深い日となりました。

私にとってはうれしいことがいっぱいで。
まずは、ずっと前から好きだった作曲家James MacMillanの曲が歌えたこと!
日本でも知る人ぞ知る作曲家だからラジオからも流れてきたし、それで知ることになったのだけれど、そうは言ってもレパートリーに入れる合唱団なんてあるかしら?
楽譜を渡された瞬間に
「ヨーロッパに来てよかったー!」
って感動してしまいました。
しかも、憧れの作曲家の宗教曲を本物の教会で歌えるなんて。。。
夢。夢。夢!

それから今年、私たちの団は創立35年にして初めて日本語の歌に挑戦しました。
それが清水修編曲の「ソウラン節」

指揮者が以前国際合唱コンクールで聞いて以来忘れられなかったのだそうです。
それが、私という日本人が入団したことによって楽譜の入手、翻訳、発音指導etc.がかない、レパートリーに入れることができました。
彼にとっても今年は夢が一つ叶ったのです。
私にとっても夢の実現。
日本の文化を世界に、未来に!が私のライフワークですから。

団員も、未知なる日本語におびえつつ、複雑な音階にとまどいながら、少しずつ「ソウラン節」ワールドに惹きこまれて行きました。休む時にはしっかり休むスペイン人が、休憩時間でも寄ると触ると「ソウラン節」を歌っている。
本番も、今回歌った8曲の中で「ソウラン節」が一番熱を帯びていたのではないでしょうか。
お客さんもすごく盛り上がりました。
早くYoutubeにアップして日本のみなさんに聞いてほしいです!!!
追記:アップしました→ Coro Magerit 「ソウラン節」

打ち上げ会場でも「ソウラン節」の大合唱。
ここでは手もみしながらの日本式手拍子も実践。

その後、ディスコ会場と化した打ち上げの最終曲はなんと郷ひろみとなりました。
「何か日本の曲リクエストして!」
と言われたけど、とにかく日本の曲なんて「ソウラン節」以外触れたことのない人たち。
すんなり入れるのはカバー曲かな?と思って「Gold finger 99」を入れてみました。
リッキー・マーチンの「 Livin' la Vida Loca」を聞いたことがないスペイン人なんていないから。

郷ひろみの声が聞こえた瞬間、みんな日本語でびっくり!
すぐにア・チ・チ・ア・チの振り付けを覚えてくれてみんなで盛り上がりました。

その2曲後に少年隊の「仮面舞踏会」を予約してあったんだけど・・・・・・。
閉店時間になっちゃった。
残念!

でも、James MacMillanを歌うとか、本物の教会で歌うとか、日本の合唱曲をスペイン人と歌うとか、人生であるわけないと思っていたことが次々叶ったんだ。いつかスペインで少年隊を歌い踊る日だって来るわ、きっと!
初めてでもみんなが乗れる曲はどれか真剣に考えようと思います。

そうそう。
今年の演奏会の成功には、羽生結弦くんにも助けられました。
というのも、今シーズン、楽譜を入れていたのが羽生くんのクリアファイル。
去年、ガーナチョコレートを買ったらおまけでくれたもの。
そのどアップの羽生くんがスペイン女子のハートをつかんじゃって。。。

誰これ?きれーーーーい♡

って見る人見る人目が♡になっちゃったの。

「見てこれ。きれいな男の子!」
って他の人を呼んできちゃう人まで。

ソプラノでは
練習開始時に私がファイルを出すと
「Hola〜♪ Chico bonito〜♡」
(きれいな男の子♡こんにちは♪)
とあいさつをして投げキッスというのが一部のルーティーンになったりして。
いずこもイケメンは女子のやる気を引き出します。
みんなが「ソウラン節」暗譜までがんばれたのは羽生くんのおかげ、きっと。

あー、イケメンってなんて素晴らしいんでしょう!

こんなことを思いながら、ディスコでは見せられなかった本物のア・チ・チ・ア・チの振り付けをみんなにシェアするべく「Gold finger 99」の動画を探していたら、関連動画3つめでニッキが。
「まいったね今夜」のオールバック。
AIにとっちゃニッキとひろみGOは同じ顔なのね。

で、結局そこからエンドレスで少年隊動画をみまくることになり、結局は演奏会&ディスコの疲れを少年隊に癒されたのでした。

追記:後日、シェアした「Gold finger 99」の話題になった際、「(郷ひろみ)ハンサムだったでしょ?」と言ったら「スーパーハンサム!!!」という力強い大合唱が返ってきました。

注)ニッキは少年隊の錦織一清、かっちゃんは植草克秀、ヒガシは東山紀之です

【Kinkoちゃん随筆】 書家・美術家 金子祥代 https://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中
インスタはこちら☆https://www.instagram.com/sachiyo.kaneko/

Funky Diamond 18 !!!

今日は弘法大師の誕生日なんですが・・・・・・

こっちが気になっちゃって。
funky diamond 18
Funky Diamond18

文化人ニッキもおしゃべりニッキも好きだけどお〜
ちゃんと二枚目なショーマン姿のニッキが一番だ。

ここ1,2年、動くニッキをチラッチラッと見る機会はありました。動画だけど。

たとえばこちら「パパイヤ鈴木のHippie Happy Dance!」もよかったです。
パパイヤ鈴木の志ある企画に感動したし、なんたってニッキが楽しそうに踊ってる!
でもあくまでもゲスト。少年隊ニッキの挑む姿が好きだった私としてはちょっと物足りない。

それが、Funky Diamond18のステージでは「すごいニシキ」=パパイヤが見たいレベルのニッキが見られるんだ。限界突破の予感・・・・・・。
うわああああ。見た過ぎるううううう。

そーだよお。
大人になったら軽いステップで洒脱に・・・なんてのはまだ早いよ。
全力ぶつけた姿が見てみたい

最近思うんです。
懐メロ番組とかで、声が全然でなくなっちゃっている歌手っているじゃない?
年をとれば仕方ない部分もあるかもしれないけど、50代ってまだそんなに声が衰えるもんじゃないよ。
確かに鍛えていなければ衰える。
これは間違いない。
私自身が体験した。
10年間、発声練習どころか会話すらもしない生活をしていたら想像以上の退化。
去年、合唱団のオーディションのために久々に声を出したら愕然としました。
声が出なかったーー。
ソプラノなのに五線の中のミですら高くて苦しいのだもの。
10年前はその1オクターブ上のミまで出ていたというのに。
でもだ。
めげずに1年練習していたらシまで回復。
ミに届くにはあと半年くらいかかりそうだけど、発声自体は人生最高の状態に進化しました。
人生で一番楽しく声が出せているの!

ついでに言うと、この二人と同い年のわが夫。語学習得の限界は56歳という説にビビりつつも出遅れて、やっと今年からスペイン語学校に通い始めたのですが、英語でいうところの高校入試レベルを終え、来週から大学入試レベルを目指すクラスがスタートするそうです。

何が言いたいのかというと、50代っていうのはまだまだ維持じゃなくて成長できる時期だっていうこと。
つまり
かっちゃんにせよ、ニッキにせよ、往年を思わせる姿を見せ続けてくれるのではなくて、今後一層進化すること間違いないということなんです!!!

その昔、パパイヤ鈴木とおやじダンサーズのコンサートで感じました。
この人(パパイヤ)、本当は直球の歌とダンスで勝負したいんだろうなって。
今からそれができるんだね。
すごいタッグだあ。

いつ見られるだろう。
また一つ人生の楽しみな予定が増えました。

どんなだったかニュースを見るだけでも刺激がもらえるんだろうな。
私もますます頑張って生きていくぞお!

まずはあさっての定期演奏会で出し切ろうっと!
今日はこのニュースだけでも気持ちが断然あがっちゃったもんね。
今から練習するぞお。ニッキ!パパイヤ!ありがとう!!!

注)ニッキは少年隊の錦織一清、かっちゃんは植草克秀、ヒガシは東山紀之です

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かっちゃんブログ更新!2023

光GENJIの二人と「3人の」かっちゃんのライブツアーが終わった報告でした。
今年はまだ生のかっちゃんを拝めていませんが写真のかっちゃんは男っぷりが増してます!!!
やればやるほどスター感が増してきてますね。
スポットライトの力ってのはすごいなあ
(いやいやライト当ててるから物理的に光ってるって言いたいんじゃなくて・・・・・・あああああ。こんな説明しなきゃって思うのはネットに毒されているのね、私。
Kinkoちゃん随筆は今後も行間の読める方たちと交流してまいりたいと思います。まずは私がしっかりしなくっちゃ!)

ここからはわかる人にだけわかればいいつぶやき・・・

世の中には雑音がいっぱいあって
聞きたくなくても耳に入ってきちゃって
気にしないようにしようとするとかえって意識するはめになったり・・・
セッションでもしている気になって雑音に便乗する人が増えると相当な騒音。。。

でも
そんなのにいちいち言い訳したり
勝手に自粛したりなんてしないで
ただひたすら光を与えてくれる存在たち

すごいなって思う
いつもと変わらないってすごいよ

そのいつもがポジティブパワーにあふれているのだからなおさら

人間力が違う
だからみんなの光になれるんだよね

ドラマでも何でも役をつかむためなら手段を選ばずみたいなドロドロなエピソードよく出てくるけどさー、そんなんで1回チャンスが手に入ったところで生かせる人が何人いるわけ?ドラマの中ですら必ず最後は負けちゃうじゃん。
チャンスをものにして継続していくっていうのは別次元の話なわけだよ。
その力がある人にはむしろチャンスの方から迎えに来てくれたりする

世の中には汚いものもいっぱいある。どんなに掃除してもゼロにはならない。
でも強い光が燦燦と降り注げば世界は美しく見える。

昔のCMじゃないけど叫んじゃおう。
もっと光を!


注)ニッキは少年隊の錦織一清、かっちゃんは植草克秀、ヒガシは東山紀之です

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【独学でスペイン語! 】多読42 チリ文学5冊 マヌエル・ロハスからニューフェイス

合唱団で一緒のニコルが数年ぶりにチリに帰省するというのでミッションを。
「スペインで買えそうにないチリの小説を買ってきて♪」
本人は読書しないので「友達に相談する」と言って本当に4冊買ってきてくれました♡

Manuel-Rojas-Punta-de-rieles Kinkoちゃん随筆スペイン語多読’Punta de rieles' Manuel Rojas(1960年)

本にある紹介によると、マヌエル・ロハス(1896年〜1973年)はチリ文学の古典。それまでのチリになかった文学テクニックを取り入れた。
国内外で知られている代表作は'Hijo de ladron'(1951年)。邦訳「泥棒の息子」(1989年)

でもこちらの'Punta de rieles'は日本はおろかスペインのアマゾンでもみつかりません。ニコルでかした!ありがとう♡

梅毒の注射の話に始まって、妻殺し、売春宿、コカイン・・・・・・
と、少年少女のクラスレッスンには向かない話題が続くものの、読みながら中学高校の国語の時間を思い出しました。。。
実際にチリでは教科書の人という扱いのよう。

殺人を犯してしまったダメな人間としての労働者階級に
あんたなら信用できるからと今後の身の振り方を相談されたエリート階層。

一見上下、善悪がはっきりしているかに見える二人の人生をたどると・・・。

内容は濃かったですが、文章は簡潔だし4万語強の短編です。
辞書に出ていない南米特有の単語が今まで読んだ南米作品の中で一番多いですが何とかなります。
チリの雰囲気を感じるにはむしろいいのではないでしょうか。

でもチリがどうこうというより人として考えさせられるいい小説だと思います。
上向きの線と下向きの線が交わった今。それがpunta de rieles。でも上った線がまた下を向くかもしれないし、下向きの線もまた上に向く日が来るのかもしれない。

巻末の誕生秘話にもびっくり。
1927年のある日。たまたま「今妻を殺してきた」という男の相談を目撃した人の話を聞きメモを取ります。作品が動き出す衝撃のシーンが実話だったなんて!
それから何年もたってから出会った男。それがもう一人のモデル。
社会的地位も性格も人生の意味も教育も興味も何もかも違う二人。両極端なのにそれぞれ罪を感じ苦しんでいる。
このモチーフを自分の中で消化する人生経験を得、且つそれを形にする表現テクニックがひらめいて世に出せたのがきっかけのシーンから30年後ということです。

ちなみに松本清張の「砂の器」が1961年刊。そんな時代に生まれた作品。

coronacion Kinkoちゃん随筆独学でスペイン語多読'Coronacion' Jose Donoso(1957年)

タイトルのCoronacionというのは戴冠式ですが、舞台は王室ではなく上流階級のお屋敷。
屋敷の主は余命いくばくもない老婆。
そこに身の周りの世話をするために田舎から連れて来られた17歳の娘。
彼女はすぐに同世代のちょいワルくんと恋に落ちます。
いつ何が起きてもおかしくない老婆を置いて夜な夜な外に出てしまう。

これだけでもちょっとドキっとしますが、もちろんそれだけではありません。

老いによって別人になってしまった祖母。
あくせくする必要のない環境に生まれ、穏やかに生きてきた孫が50代にして初めて知る大きな感情の波。
貧しさや無知から道を踏み外してしまった若者たち。
さまざまな要素が絡んでぐいぐい読まされてしまいます。

この'Coronacion'はドノソ初の長編小説で、スペイン語圏で大ヒットし2000年には映画化もされたそう。
読みながらいかにも映画を見ているみたいな感覚だったので納得です。
なのになぜか日本語訳が出版されていません。
南米作家の中でもドノソは邦訳されている作品が群を抜いて多いのに。
まともな小説過ぎるからでしょうか?
南米作品はわけわかんないとんでも作品じゃないと日本では出版されないの?

これもチリ人直々のおすすめのおかげで読めました。
しかも原書をネット検索してもこの装丁は全く出てきません。
Kinkoちゃん随筆が初公開♪

Epifania Hernan Kinkoちゃん随筆スペイン語多読'Epifania en el desierto' Hernan Rivera Letelier(2020年)

こちらのHernan Rivera Letelierは現在チリで最も成功している作家の一人だそう。
学のない労働者が独学で初挑戦した小説で賞を取ったことで注目を集めた。
そのデビュー作'La reina Isabel cantaba rancheras'の誕生前後を振り返っているのがこちらの作品です。

過酷な労働の合間に詩を書き始め、小説を知り、自力で研究して自ら執筆するまでになったことは大変なことだったと思うのですが、心情や詳しい裏話というよりは、出来事がサラッと並べられているだけなので、トントン拍子に賞を獲ってデビューしてしまった印象の方が強く、これをきっかけにそのデビュー作を読んでみようという興味があまり湧きませんでした。Hernanのファンにとってはおさらいに過ぎないのではないかという情報量。なぜ30年たった今、この120ページ足らずのエッセイが出されたのか不思議な感じでした。
とはいえ、チリのドキュメンタリーでもあり、教材としてはちょうどよかったです。

bluebells Kinkoちゃん随筆スペイン語多読'Bluebells' Francisca Solar(2023年)

出版されたばかりの作品。作者は1983年生まれ。

舞台は1834年のチリ。Bluebells というお屋敷での物語です。
イギリスで春の訪れを知らせる花の名前を冠しているのは、主がイギリス人だから。加えて、チリでは春にあたる10月の出来事が描かれています。
ブルーベルズの花言葉は「謙遜と変わらぬ心」

でも、チリとイギリスって?????

答はダーウイン。「種の起源」のダーウィン。
ダーウインはピンポイントでガラパゴスに行って進化論がひらめいたわけじゃないのよね。大学卒業したての時、軍艦ビーグル号に乗せてもらって南半球を一周。1931年にイギリスを出たビーグル号は、1934年6月にマゼラン海峡を越え、7月にチリのバルパライソ港に寄港しました。

ヒロインはそのビーグル号唯一の女性調査員Laura。時代が時代のため女性が乗船するなんて想定外。反対勢力がいても乗れたのは、ダーウインの計らいと、乗船料を自腹で払うという条件で叶ったという設定。予算が底を突いたため、出港までBluebellsの臨時家庭教師をして残りの旅費を稼ぐことに。
そこへロンドンからBluebellsの新オーナーとなるべく現れるJohn。
全く違う生き方をしてきた二人が恋に落ちるに決まってる!

でも、なかなかロマンスが始まらない。
なかなかなかなか始まらない。

描かれている景色は昭和の少女たちをときめかせた少女マンガの景色そのものなのに。
シスレーの絵のようなロングドレスのLadyたち。美しい双子の少女たち。その周りを大型犬が走り回る。。。

男女のやり取りに抑制が効いているのが今ならむしろ新鮮と捉えましょう。しかも南米文学なんだから。

南米文学に対する勝手なイメージ=暴力、過激な性描写、犯罪といったものが一切ない本が存在する!!!
それをこうして紹介できたことには意義を感じます。

後半で、ゲーテやデフォーなど様々な古典文学が紹介されている中に、日本では知られていないスペイン語圏の名作が同列で話題になっていて、また新たな扉が開いたのも収穫でした。

la oscura ramon diaz Kinkoちゃん随筆スペイン語多読’La oscura momoria de las armas’ Ramon Diaz Eterovic(2017年)
これは自分でみつけてスペインで購入。チリの推理小説。
1987年から続く探偵Herediaシリーズ。チリではテレビのシリーズにもなっており、2022年には第20巻が出ています。
スペインで入手できる紙の本は数冊しかないので、1巻から順にではなく、シリーズ最高傑作と紹介されていたこの’La oscura momoria de las armas’ を読んでみることにしました。

印象は、テンポよくうまくまとまった正統派の推理小説。
スペイン語圏にもあるじゃないの!!!

正統派推理小説とは言ってもトリックの巧妙さにうならせるタイプではありません。
このシリーズで取り上げるのは常に社会問題だそうです。
たとえば今作は独裁政権下での拷問センターの生き残りが殺害された事件の依頼が舞い込みます。背後にはさらに大スケールの悪事が。
Heredia探偵は独身の50代。本人の容姿は不明ですが彼女は美人。
競馬やお酒が好きな一方、相当な読書家です。
読書経験からの人間味やウィットに飛んだ会話が魅力。
飼い猫とも当たり前みたいにおしゃべりしているのだけれど・・・・・・捜査は記者や新聞スタンドからの情報提供をたよりに足で行います。
Kindleでならシリーズすべて読めるので、日本のスペイン語学習者にも朗報ですよ♪

注)辞書を引いて「精読でなるべくたくさん読む」多読に挑戦中です。スペイン語は独学なのでKinko流多読。くわしくは↓
【独学でスペイン語!】番外編 落ちこぼれを1年で大学に!伝説の教師
(残念ながらこのブログではスペイン語特有のエニェとかアクセントとかが正しく表示できません。悪しからずご了承ください)

【独学でスペイン語!】多読18 100冊達成!!!100万語

☆スペイン語多読で読んだ本についてはほぼ全てご紹介しています。カテゴリー「スペイン語」またはサイト内検索、タグなどご活用ください♪

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かっちゃんの「あずさ2号」〜〜〜おあずけ

早いものでゴールデンウィーク。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。

こちらも5月1日は休日で周りのみんなは連休の話題でもちきりでした。
明日からビーチ♪
とか
色々な観光地の名前が飛び交っていました。

すでに旅行に出てしまった人たちも多く、金曜日の合唱団の練習はいつもの半分くらいしか出席していない挙句、早く切り上げて解散。

そんなスペイン人たちとは反対に、私はただひたすら家でのんびりする予定です。
もう疲れがたまって体中バキバキなんだもの。

そこに日本からGood news〜♪♬♫

無事ニッキのCDを受け取ったって

今年は5月のかっちゃんライブを見に行けないし、ファンクラブからライブ配信の案内やグッズのお知らせが来ても淋しく感じるだけだったんだけれど・・・・・・・。

あれ?
少し体まで軽くなった???

実はかっちゃんのソロになってからの初CDは買えなかった私。
配達の時期に家で受け取れる状態になかったからあきらめたんです。
ポスト投函してくれないって言われちゃったし。
それでもライブ会場に行けばグッズと一緒に売ってるのかなと期待したのだけどなかったしねえ。
限定って言ったら限定なんやねえ。変な感心をしてしまいましたよ。
というわけで、生で聴いたお披露目以外フルで鑑賞する機会を逃しています。

でも今回発見。
ちゃんと受取人の指定ができたのですねえ。
試しにやってみたらできちゃって。
なぜもっと早く気付かなかったんだろ。

受け取り人によると「ニッキじゃなくてかっちゃんに見える」というのですが、どんなジャケットなの??????????
毎度「見分けがつかない」だの「興味がない」だの言っている受け取り人なので本当に見分けがついていないわけ?それともファンクラブ仕様でかっちゃんがジャケットに?

帰国時に手渡しで受け取る予定なので妄想だけ膨らませておきます。

「あずさ2号」楽しみだなあ。
間違いなく二人ともノリノリで歌ってるんだろうなあ。

私、そして私たちにとっての「あずさ2号」は多くの少年隊ファンさんたちが少年隊に出会った年ごろくらいに聞いた曲だからね〜。
細胞レベルで体に刻まれちゃっている。
この感覚を持ちながら聞くファンは多分すごく少ないんだろうな。

あ、その意味では「昭和40年男」を読んでいる最中もそんな感じね。
もちろん二人のページは楽しく読んだけど、めくるページめくるページとにかくタイムスリップ感覚。
少年隊をきっかけに何倍もの楽しみをもらいました。
荒木大輔の記事まであったし。
なずがじがっだあ〜。
全身の細胞が切り抜きしていた頃の気分そのものでした。

こうして過去に思いを馳せ始めるときりがないので今日はこの辺にしよう。

あー、でも本家の「あずさ2号」は1回聞いてから寝ようかな(笑)

注)ニッキは少年隊の錦織一清、かっちゃんは植草克秀、ヒガシは東山紀之です

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そう。世界=アメリカじゃないよね風磨くん。

菊池風磨くんがキンプリファンににらまれているっていうネット記事。

どっちも好きなので問題はそこじゃなくって。。。
いちゃもんのきっかけになった発言について。

じゃにのチャンネル#224で風磨くんが語った
「世界、世界と言うけど、おまえらの言う世界って結局アメリカじゃねえかって思うんですよ。どのアーティストも、どのバンドも」

このセリフには大きくうなづいてしまいました。

偉い!

もう「奥様は魔女」の時代じゃないんだもの。
いろんなものがどんどんグローバル化しているのにいつまで世界=欧米=アメリカっていう感覚なんだろうね。
今スペインにいるとなおさら思う。
欧米ってひとくくりにするなー!
ヨーロッパとアメリカは別物だよ。

しかもスペイン語圏からするとアメリカというのは南北アメリカ全体のことであってU.S.Aをアメリカと呼ぶのはけしからんのです。

日本のマスコミが伝える世界のニュースっていうのも英語の記事から紹介されることが多いから英語圏のフィルターを通った世界がほとんどなのだよね。

そんなことにすら気づいていない日本人がどれだけいるんだろう。

とっちらかっちゃったけど、とにかく世界っていうのはもっとずっと広いのさ。

その中でアジアに注目している風磨くん。
いいじゃん!
彼が生まれた頃には少年隊がとっくにアジアで大成功しているし、世間が知らないだけでけっこう活躍している人たちは今までもいたわけだけど、それよりさらにもっと密接にアジア圏を活躍の場にする人たちが増えたらいいなと思う。
SNSの世界にとどまらずがんばってほしいです。

そして、足元を固めるだけじゃなくてヨーロッパにも進出してくれる人がもっと増えるといいなあ。
アフリカだって南米だってあるぞお。
芸能人に限らず、多くの若者が本当の意味で世界に目を開いてくれるといいと思います。

さて。
少年隊3人のおしゃべりをひたすら見たくなる日もあるけれど、何より私にとっては作品鑑賞が一番の醍醐味。
にもかかわらず、菊池風磨くんに関しては本業そっちのけでジャにのちゃんねるやらセクゾのおしゃべりやらで興味を持ったわけなので邪道な状態です。本当に最初に興味を持ったのは「アルジャーノンに花束を」なのでかろうじて許してほしいとこだけど。(誰に?)

邪道と言えば、こないだの超短期帰国の際、テレビで初めてうわさのどっきり番組、風磨くん恒例(?)の裸企画を見てしまいました。
第一印象は正直不快感。
突然閉じ込められて水攻めにあって「本気で怖いだろうなあ」って。
ただ・・・・・
ほぼ全裸の後姿は彫刻のように美しかった・・・・・。

基本しっかり鍛えているんだよね。プロだよね。
だからそのパフォーマンス見なくちゃね。
ヨーロッパでパフォーマンスする日があれば必ず馳せ参じます。

アメリカを目指すのが悪いということではないですよ。
トラヴィスジャパンのゴッドタレントでのパフォーマンスには感動しました!

でも、アメリカで一次通過しただけにとどまらず、あっちこっちに挑戦してほしいなと思う。
以前同じ人が各地のゴッドタレントに出演した動画を見ました。
恥ずかしながらとんでもな色物芸人なんだけど。
「あんなの見てんのか」っておっしゃらないでポイントそこじゃないから。
国によってお客さんや審査員のリアクションが違い過ぎて驚いたんです。
あの違いを見たら誰ももう欧米をひとくくりになんてできなくなると思います。
でもそれってある意味チャンス!
あ、風磨くんに裸でフランスに挑戦しろってそそのかしてるんじゃないですよ。
あ、それともみんなでそそのかす?

注)ニッキは少年隊の錦織一清、かっちゃんは植草克秀、ヒガシは東山紀之です

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