Kinkoちゃん随筆

書に遊ぶKinkoちゃんの気ままな日常 ・・・現代アートから海外情報、最近なぜか少年隊まで⁈なブログ

2005年09月

秋といえば湖心社展?!

9月19日から25日までの一週間。
3年ぶりの社中展があり上京しました。うっほ〜。

会場へは3日しか行けませんでしたが、高校のクラス会の集合場所にしてもらったりして、普段書に触れてない人にも見てもらうことができました。

私の高校は100年も続く伝統校なんですが、書道の授業がなかったので私と書道が結びつかない人の方が多くて意外でした。これで私を見る目が変わるかな?

にしても、みんな10年近く会ってないのに変わらない。

すっと入れるこういう関係ってすごいなあ、と思いました。

でも。2次会のお酒の席では、みんなの成長を感じずにはいられませんでしたが。

4月の二人展に都合がつかなかったので今回是非、と言って来てくれた方もありました。
とある団体を運営している人で、会の用事の後に寄ってくれたのですが、ちょうど会でゴタゴタがあり、来てよかった。と言ってくださいました。
最初息抜きということなのかな?と思ったのですが、色んな人がこうして工夫した表現を楽しんでいるのが見られてよかったよ。ということだったのだそうで、こちらも心が軽くなりました。

書は自分が楽しむだけでなく、こうして「感じてくれる人」がいるのだ。
と思うと、頑張ろうと思います。

白鳥みたいに、水の下ではバタバタ汗をかきかき水をかいても、顔は涼しく見る人を楽しませられたら理想だなあ。

あ、でも、白鳥はきっと筋力が強くて、水をかいても苦じゃないんだな。

えっちらおっちら水をかいたり、さあ、飛ぼうと思って飛んだりするんじゃなくて、自然にできるからきれいなんだろうな。
道のりは遠い・・・
でも、鍛えなくちゃね。楽しいんだもの。

「次はいつ?」
っていう嬉しい質問もたっくさんいただきました。
わからないけど、「次」もまたお会いしたいですね。

書家・美術家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆 
http://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中

ガイジンの感覚

カリフォルニアに住んでいる高校の同窓生からはがきが来ました。

一時帰国した際に、4月のPrecious Linksの案内を見てくれたそうで、行けなくて残念、とのお詫びをわざわざ送ってくれたのです。

卒業以来会っていないのですが、文面からは彼女らしさが伝わり、とてもほのぼのした気分になりました。是非また会いたいなあと思いました。

外国には住んだことのないKinkoですが、大学の時に一ヶ月だけ、カリフォルニアのある町にホームステイしました。

23歳のママと24歳のパパと1歳の赤ちゃんの家庭で、ママが私たちのグループの先生で、私が学生のリーダーだったので、普通のホストファミリーより会話したのじゃないかな。
年も近いし、ずっとお付き合いする・・・はずでした。

一ヶ月の滞在が終わり、いよいよお別れの日。

ママの目には涙が。
そして、「日本に帰ったらきっとハガキをちょうだいね。」と。

美しいお別れの場面
ただ「手紙じゃなくてハガキよ」と念をおされました。手紙を書くのは苦手だからハガキならハガキで返事を出すと言うのです。

でも、あまりその言葉を重くとらえず、ハガキでお礼を書くのも失礼に当たる気もするし、何より、まだ若いさかり、書きたいことがいっぱいで、長い長い手紙を出したのでした。

しかし、返事が来ません。
ふと、別れの言葉を思い出し、試しにハガキを出してみました。
そしたら、すぐに返事のハガキが。
え?!文字通りの意味だったの?
しばらくはハガキの文通が続いていましたが、ある時、どうしてもたくさん書きたくなって、とうとう手紙を書いてしまいました。折りしもホストファミリーは「近く引越しを考えている」という時に。
案の定、新しい住所を知ることは出来ず、交流は絶えてしまいました。
「ガイジンの感覚」を肌で感じた最初の出来事でした。

書家・美術家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆 
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長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中

伝言ダイヤル171

ハリケーンやら橋から落下やら、大きな災害・事故のニュースが続きますね。

さて、宮城の地震の時に電話が通じなくなったお話をしましたが、Kinkoの疑問に応えて(???)火曜日の毎日新聞が伝言ダイヤルの特集記事を一面使ってやってくれました!

回線がパンクしたのではなくて、電話会社の方が制御していたようですね。

で、そんな時に安否を確認する方法をいくつか紹介してありました。

ひとつが伝言ダイヤルで、171をまわすだけなので簡単です。
これは災害時のみ運用されるのですが、毎月1日や防災の日には体験できる、ということで、何故か災害に縁がある我が家。さっそく昨日体験してみました。
NTTのサービスですが、ケータイからもかけられます。

実にお手軽でわーっ!便利!・・・でも、大きな問題が。

いざ の時は、被災地の電話番号でしか伝言できないのです。

我が家の場合、夫はどちらの時も出先で被災しています。
転勤や出張が多い人はそういう可能性が高いし地元の人より万一の時に消息がつかみにくいのです。
携帯のパケットでも同様のサービスがある、との事ですが、ケータイ同士でなくても使えるのかな?こないだはメールもできなくなったみたいだけど。

さらなる対策を期待したいです。
阪神大震災の時は公衆電話が使えなくなってしまって連絡が途絶えましたが、今は、無料で使えるようにする場合もあるのだそうで、対応が早ければそれが一番確実なのかな?やっぱり公衆電話は減らさないでほしいものです。
被災しないのが一番だけど、いざ、の時レーセーに行動できなきゃね。

書家・美術家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆 
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