Kinkoちゃん随筆

書に遊ぶKinkoちゃんの気ままな日常 ・・・現代アートから海外情報、最近なぜか少年隊まで⁈なブログ

2005年12月

財産

今年はいろんな意味で大きな年でした。いろいろな「収穫」のある実りある年になりました。将来、人生の「ターニングポイント」として今年を思うのではないかな。
これほどに多くの出会いがあり、発見があり、感動があった年は初めてだと思います。
そして、感動できる私であること。
これこそがKinkoのたった一つにして、何にも替えがたい財産かな、と思います。
新しい年に、また新しい感動と出会うのが楽しみでなりません。
2006年が皆様にも幸多き年になりますように。

うっとり…恋した相手は硯です

今年一番の感動は、実はこれなんです。

硯をじっくりゆっくり試してみたい。

それをずっと思ってきたのですが、ふらりと寄ったお店ではできないし、時間もゆっくりかけたいし、ということでずっとできませんでした。

今年はかなりその気分が高まっていました。
で、4月の青山展に来てくれた若きイケメン硯職人さんにもそのことを話していたのですが、12月になってやっと実現しました。
やったー!!
やっぱり大好きなオダギリジョーに似てる〜。
あ、そっちじゃなくて・・・
先に連絡してあったので、お店に着いた時にはいくつかピックアップした硯がテーブルに載っていました。
見るからに良い物もあって、テーブル揺らしたらどうしよう、なんて思っていると、さっそく説明を始めてくれて、たっぷり3時間もつきあってくれました。

Kinkoは7歳から書道を始めているのですが、恥ずかしながら「いい硯」は展覧会場で眺めたことしかないのです。師匠から話は聞くものの、普段会えない距離なので、触りにいけないし。
端渓とか老坑とかいう言葉は聞いていても、なにせ見たことしかないので、あくまでアンティークとして見た目の趣くらいの良さしかわかっていませんでした。

で、説明を受けながら、手にとって裏も表も眺めて、手のひらで触ったり、水をたらしたり、色々体験した後、とうとう「磨ってみますか」の一言が。

私のような素人にわかるのかな。わかんなかったらどうしよう。なんて思いながらも墨をあてると、なめらかな素敵な感触、手から伝わる感触で心がとろけそうになりました。そして、さらに、別のいい墨をすると、ムスクの香りがたちのぼり、指に伝わる感触と相俟って、全身に感動が走りました。こんな墨と硯を持っていたら、書くどころか墨をすっただけで満足してしまう・・・

―うっとり

人生の分かれ道で違う方の道を歩き出した気がします。

毎日手からあの感触を味わう人生は、そうでないものと全く別の未来を約束してくれる、それだけは、はっきりわかりました。
きっと、それまでの私だったら、こんなことを言う人がいても、「大げさな・・・」って思ってた。でも、そのうっとりした瞬間の興奮が、新幹線に乗って神戸に戻っても続いていて、あの感触が日常になる日をうっとり夢見る毎日なのです。シ・ア・ワ・セ☆

大仕事

Kinkoはただ今とっても幸せです。

誕生日もあったし、これからクリスマスも楽しむけど、そんなイベントもかすむくらい幸せです。

雪の日の澄んだ空気に差し込んでいる陽の光が、そんな気分にぴったり、というか、私が染まっているのかな。

とても幸せな静けさの中にいます。

今月は色々なことがありました。
まず、12月10日、Kinkoの作品が出版されました!!
たくさんの作品の中の、ちっちゃ〜い写真ではありますが、素敵な椅子との組み合わせで作品が掲載されました。筆文字デザイン、というレベルではなく、「作品」を取り上げてもらったのは初めてで、小さな一枚ではありますが、大きな第一歩となりました。

12月18日には、2年がかりで取り組んできたプロジェクトが大成功をおさめました。
Kinkoは東京のとある小さな女子大を卒業したのですが、そこで、なんと(!)合唱団に所属していました。今年が50回目の定期演奏会という長い歴史と、500人を超えるOGのいる由緒正しき団です。が、長い歴史の中には色々なことが起こるもの。今でも存在はするものの、風前の灯火となっており、50年を前に元気をなくしていたのです。そこで、現役の応援とOGの結束を固めること、そして、バラバラだった現役とOGの橋渡しをすること、を目標に、50回記念演奏会を成功させるプロジェクトを立ち上げていたのです。企画、準備にも多くの人が関わり、もちろん途中意見の食い違いや、中にはとても辛い出来事もありましたが、当日はたった7名の現役のほかに100人のOGが参加して、演奏も上出来、打ち上げも盛大に楽しく終わりました。
楽しくて楽しくて仕方がない一日でした。
それに、現役が元気で、明るい兆しを感じたことも嬉しく思いました。

「やるからには成功する」

というのがKinkoの姿勢です。
だから投げ出すことは考えたことがないし、できる限りの準備はしたいと思っています。
今回も、とても大きなプロジェクトでしたが、成功に必要なステップを考えて実行すれば成功するはずだと思っていたので、ハラハラすることはありませんでした。
そして、結果は予想以上。
「やるべきことをやれば成功する」という確信がさらに強くなりました。
とは言っても楽しかったのがやっぱり一番だったよ〜。
やってみなくちゃこの楽しさはないもの。
うじうじ「イマドキの現役」をなじるより、実際接してやってみてよかったー!!
Archives