5日に美作にてMother Art Festival 開会式がありました。
台風が近づく中、雨を警戒してちょっと客足がにぶかったですが、乙倉俊さん率いる鼓空のみなさんのチョーカッコイイ太鼓とASAKIさんのタップの音が合わさった素敵な演奏を聞きながら3.6m×7.2mの大作を気持ちよ〜く書く事ができました。タップを生で見るのはこれが初めてで新鮮でした。
久しぶりに濃墨で書いたのでこの特大筆の重さに耐えられるか心配でしたが、さすがに慣れてきました。
重さにふりまわされることはなく、やっぱ黒い方がいろんな意味で達成感があるなあ、と気分よく終わることができました。

Mother Art Festivalは引き続き11月4日まで続き、さまざまな催しがありますが、もちろんKinkoの個展も開催中です。
湯郷温泉エリアです。
一目惚れした季譜の里さんは、見た目だけじゃなく中身も素晴らしい老舗旅館です。
女将とお話してなおさら納得しました。
現代にあってもマニュアルに頼らない志の高い従業員教育をなさっています。
搬入、展示以外はゆっくり過ごすことができず、コーヒーしか味わうことができませんでしたが、これがまた美味!
お料理もさぞおいしいだろうと想像させてくれます。

季譜の里は岡山の人なら知っている本当にいい旅館らしく、あの会場がいい!と気軽に言えたのも知らなければこそだったな、とちょっと冷や汗ですが、とても素敵な展示になったと会場が完成してほっとしています。
なにより季譜の里のみなさんが気に入ってくださったのがうれしい。

たくさんの方に見ていただきたいです。

書家・美術家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆 
http://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中

「おはなしコンサート」(童音社)復刊にご協力ください。