せめて月に1度は更新しようと思っているのですが。。。

ある意味3月は晴れ晴れと楽しく過ごしてました。

こんなに桜を楽しんだのは何年ぶりか?いや、初めてか?
というくらい毎日外を歩いては桜を見上げておりました。

考えてみればPCから離れていた度合いも大きかったかも。

こんなアウトドアな私って旅先以外には存在しないなあ。
確かに旅が続いたから家の周りが旅のように新鮮に歩けたっていうのもある。

PCだけでなく筆を持った時間も短かったかもしれないけど、
逆に4月に入ってからは墨のい〜い香りがたっぷりただよう我が家でした。

そして、このすがすがしい気分に乗って・・・

とうとう決断して、昨日手術してきました。

2010年の暮、ヨーロッパに3週間滞在して帰国した直後、首に5〜8ミリくらいのしこりを発見してわなわなしました。
首ってきれいでいたいじゃないですか〜(涙)
そこに突然蚊にさされたみたいな突起があらわれるなんて怖いっていう以上にショックで・・・

でもヨーロッパ滞在過酷だったしなぁ〜。
体が休めって言ってるだけかなぁ〜。

と、うっすらと、ゆっくりすれば消えるんじゃないか、みたいに思っていたんだけれど。

1cmを超えたくらいからやっぱり気になって皮膚科に行ったついでとか健康診断の時に相談してみたけれども、
「なんだかわからん」
と言われ、
高校の同窓生のお医者さんにも相談してみたけど、「はっきりは検査しないとなんとも。。。」
と言われ、
怖くて放っておいたのでした。
だって。
3人とも
「悪いもんではなさそうだけど。まあ気になるなら切って中身調べりゃすぐわかるよ」
ってかる〜く言うんだもの!!

なんだかわかんないのにこんなとこ怖くて切れるかー!!!

で、また様子を見ていたんだなあ。けれども
いよいよ直径3cmを超えるくらいになってしまって近くの総合病院へ。

受付の人がどこの科に行くべきかあっちこっちの科に問い合せてくれて、
初めて耳鼻科で診てもらうことに。

若い先生だったけれども、ぱっとみて
「脂肪腫ですねえ。」
と、初めて名前を出してくれた。
念のためMRIをとったらやっぱり脂肪腫で、
傷跡をきれいにするなら形成の方がいいから。と形成外科の先生にご挨拶。
と、形成の先生も
「ああ脂肪腫だね。これなら大丈夫。簡単簡単」
と。

実はこの病院、家から一番近いんだけど、以前からあんまりいい評判を聞かなかったので敢えて他の病院にわざわざ行ってたんです。
だけど、だめもとで今回行ってみたら受付も看護師さんたちも他よりずっと感じがいいし、先生方もパッと言い当ててくれて(もちろんさらにエコー検査もして)俄然私の中では格上げになりました。

で、ようやく切除の決心がついて昨日。

「心配ない。簡単簡単」
と言われて前の晩もよく眠り、当日も緊張せずに順調に着替えもして控え室にいたんだけれど・・・

「こちらへ」
と言われて案内されたのが、ドラマの緊迫した手術シーンとかに出てきそうなでっかい手術室で愕然!
突然緊張が走っちゃって・・・

もー、その後一切緊張がとけなかった・・・

心拍数図る機械とか取付けられた頃先生が入ってきて
「よろしく。大丈夫?音楽これでいいかな?」
と聞かれたけれども
「え?音楽?ああ、かかってたんですか?聞こえてませんでしたよぉ」
って感じ。
結局終わるまで音楽は遠〜くにしか聞こえないまま何の助けにもならず、
体中ガチガチ、汗はびっしょり。

「終わったよ。15分しかかかってないよ。」
って言われた時はもうへとへと。150分くらいには感じたなあ。
帰りにケーキでも食べて帰ろ〜って思っていたのに、
そんな気力も食欲もなくふらふら家に帰りました・・・この食いしん坊が・・・

今日経過を診てもらったら、問題なく仕上がってるとのことなので、今日からは自分で薬塗ってテープ貼って、あとはお風呂に入ってもかまわない、とのことなんだけど、傷をみるのが怖いわあ。

中から出てきた脂肪の塊(検査の結果はまだわからないけど、ほぼ良性でしょうってこと)は思っていたよりも大きかったから、こんなの入れておきたくないし、いつまでも首にでっぱりがあるなんてそりゃあ嫌だし、切ったこと自体は後悔していないけど、でも、縫い傷は消えないっていうし。
ああ、まだその現実と向き合えない。

うううう。肩までこってきた。
でもストレッチできないしぃ〜。
どうやって解消しよう。

とりあえずPCはこの辺にしようかな。

はやく痛み止めの必要がなくなって、自然に動けるようになりたいなあ。

書道家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆 
http://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに現代に通じるアートの世界を展開中

こんな日には癒されるかも

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