病気の記事ばかり続いたこの夏ですが、
その最中に素敵なオファーがありまして、初めて北欧で作品を発表する機会を得ました。
スウェーデンはシェーピングというガイドブックにもない街ですが、
おとぎ話の舞台に迷い込んだかのような風景の街で
私の作品を6点ほど2週間に渡ってたくさんの方に見ていただけました。
墨の黒と画家の使わない線質と、
説明する前にみなさん興味を持って鑑賞し、感動してくれました。
またヨーロッパで手応えを感じることができました。

本当はもっと滞在したかったですが、1週間で日本に戻り、翌日東京へ。
銀座で3年に一度の湖心社展でした。
生誕100年記念展ということで、久しぶりに故佐々木寒湖先生の作品と対面し、
また、なななんと矢萩春恵先生が来てくださってお話できたりと
ビッグな回になりました。
来てくれた友人たちにも感謝。
ありがとう!!また来てね。

神戸に戻ってようやく荷物も片付き、
今やっと自分が疲れていることを思い出した体がぐったり重いです。

こんなハードスケジュールの中、
買ったばかりのスーツケースが、わずか一回目にして破損。
今後を見据えて安物を卒業しよう!
とプロテカにしたというのに、帰国時に底の金具が2つもビーっと取れて底が破れていました。
忙しくて落ち込む暇もなかったですが、
その間にエースさんでは修理不能につき新品と交換、という結論を出してくれていたので、
今我が家にはピカピカのアコルデが次の旅を待っています。

こんな風にこの間のできごとをひとつひとつ並べたら何日もかかりそうなほど
色々な人にもあって、
色々なハプニングがあって
濃すぎる2週間でしたが、今月中には回復して10月には制作まっしぐらで頑張る予定です。

書道家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆 
http://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに現代に通じるアートの世界を展開中

「おはなしコンサート」(童音社)復刊にご協力ください。