先月の青山展がきっかけで、前に働いていた会社のTさんと10年ぶりに言葉を交わしました。

現在はTさんも会社を辞め、ボランティアで地元青少年の「よさこい」のグループを率いて在社中よりも(?)いきいき忙しくされているご様子。とても嬉しくなりました。

「子供たちからは元気をもらうよ」という言葉にはとても共感しました。

私も本当に稽古で子供達を見るのが楽しくて仕方ありません。

子供はみんな天才。
キラキラしています。

すべての子供が限りない可能性を持って、それぞれがとてつもない才能を持っています。子供の質に上下はないし、上手にならない子供なんていません。

ただ、一人ひとりが持つ花が違って、芽吹く時期、花咲く時期が違うだけなのです。

いつ芽吹くのか。
それは本人にも誰にもわかりません。

でも、ある時突然、双葉がパカっと開く時があるのです。

その瞬間には、何度会ってもそれぞれに違った色の新しい感動を与えてくれます。

ただ、残念ながら「うちの子には才能がないから」というお母さんの言葉で辞めてしまう子は後を絶ちません。他の子より下手だから、とか、思った程うまくならないから、と。

子供は「やりたい」だけではお金も自由ももらえません。

必ず大人の許可が要ります。
もちろん、悪いことばかりではなく、いい大人に出会えれば、自分ひとりでは出会うことのなかった世界、新しい可能性を引き出してくれることもあります。

「今どきの子だからショウガナイ」になるのか「今どきの子はすごいな」になるのかは、親も含め、「どんな大人と出会えるか」にかかっていると思うのです。

どの種も美しい花を開く前に枯れることのないよう、なんの種なのか探りながら、のどが渇けば水をやり、肥料をやり、時にはビニールではなく、雨にも風にもあてながら、花が咲くのを楽しみに待ちたいものです。

書家・美術家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆 
http://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中