このところ半年くらい車が動かないので、遠出はしていませんでしたが、一念発起。
レンタカーを借りて奈良まで足を延ばしました。

神戸から奈良は車なら、なんと一時間で着いてしまいます。
京都のように近代的なビルもなく、広い視界の中、並んでいる家も瓦屋根の家ばかりで、すごく好きです。

お寺もゆったりしている気がするのは、広いっていうだけじゃなくて、後ろに空が見えるからかなあ。

鹿にせんべいをやったりしてると無条件で楽しい。
春日大社では「くれ、くれ」っておじぎをする鹿がいた。
本当にそういうつもりかはわからないけど、かわいかったです。

どこへ行っても梅の木がたくさんあって、咲き始めていました。
梅ってこんなに香りが強かったっけ?
古そうな趣のある梅の木を眺めながら、最近読み直した「ガラスの仮面」の「紅天女」は桜じゃなくて梅じゃないとダメなんだなあ、ってわかった気がしました。

夜はせっかくなので、東大寺の二月堂でおたいまつを見てきました。
すごい防寒して行ったけど、境内を歩きながらコートを脱ぐくらい暖かかった。
着いてからも人がいっぱいで寒くなかったです。私もお水取りについてはよく知っているわけではないですが、まわりでいろんな人が知らない人同士Q&Aやってて、「なんだ、みんなわかんないで来てるのか」なんてホッとしたり、物知り気に答えてる人たちも、それぞれ結構いい加減で、ホントのところはどうなの〜?!と思いながらもおもしろかった。

でも集まっちゃうのね。

近いのに旅気分を満喫。また行きたぁいです。

書家・美術家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆 
http://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中