内腿が痛い。
久々の筋肉痛。
最近鍛えた方がいいよなあ、と思っている部位ではありますが、どの動きがきいたのか自覚がありません。
これは、おととい、大阪中ノ島にある、国立国際美術館へ、一日ですが、展示ボランティアに行っての成果(?)なのです。
塩田千春というドイツを拠点に活動している現代アートの作家が、大阪で個展をするということで、2年前から、履き古した靴を募集していて、ちょうど、たくさん捨てる靴があったので、夫と一緒に6足だったかな、を寄付してたのです。
で、最近になって、展示ボランティアも募集してるのを知ったので、一度、アーチストの仕事ってやつを見てみよう!と思って参加してみたのです。ま、「現代アーチストと作業」と言っても、やったことは、文化祭やら、去年のKinkoの教室展の作業となんら変わらないってのが結論でしたが、書の世界しか知らないので、美大の世界・・・系・・・(なんつったらいいか)・・・は触れる機会がなかったもので、一度行ってみてよかった、かな。
展示作業は19日から10日ほど続きます。
Kinkoは初日に参加。午前中は、天井に張るネットの柄になる部分の毛糸を編みこむ作業。ただ、ポンと毛糸玉をわたされて、目的もよくわからぬまま、ひたすら歩いては時々床に置いたネットに毛糸を通す。と繰り返し。向こうでやってる靴班は、集まった2000足、つまり4000のくつに、ファブリーズする作業で、ファブリーズだけだったらよかったけど、半分は、いわゆる除菌スプレーで、その臭いたるや、体を壊しそうな量。あっちの班じゃなくてよかった〜。と思いながら、ひたすら、歩く。通す。歩く。単調で、つまんないかな、と思ったら、意外に無心になれて、いいかも。なぁんて思ったのも束の間、やっぱさ、自分がやった形を残したいよね〜。とウズウズして、柄を作り始めました。展示見に行ったら、どこやったかわかるように。
なるべく、雰囲気を壊さないようにやったつもりだったんだけど・・・
塩田さんには見られてたんだきっと・・・
午後は、サンダル履いてるってのを口実に移動を命じられました。
自己主張なんてしちゃいけなかったのね。
で、午後はひたすら、4000の靴に巻きつける毛糸を切る係をしました。2000はKinkoペアが切ったよ。腕を1mくらいに広げて一巻き分巻いては切る。をひたすら繰り返し。二の腕が痛くないのが不思議。一緒に組んだ大学生と南画の話で盛り上がり、キツイながらも楽しいひととき(つったって2時間ひたすらね)。それから、その糸を靴にくくる作業にくわわり、また無心のひととき。
そして最後はベッド。
これは一瞬、背中寒くなった。
ドイツから来たらしき、使い古しのベッド・・・。
それをきれいに水拭きさせられて(ここだけはチットね、そんな気分。でも、作品を運んできたクロネコヤマトの人たちも、使われちゃってて、お気の毒でした)それから、このベッドたちの鉄部分を毛糸で編みながら覆っていく作業をしました。
で、ほとんど編み終わりそう、私の作品だー!というタイミングで終業。
くーっ!!完成させたかった(涙)
でも、どうしてもKinkoの作家魂(?)が、なんとか足跡を残したくって、だれよりも足の部分にこだわってみたので、会場でみつけられる・・・と思う。次の日続きをやった人たちが、マネしてたら無理だけど。
久々に勤労の快感を味わって、駅までの途中で、寄ったお店でオレンジジュースを一気飲み。こんなに一日中動いてるっていうのは、めったにナイけど、昨日も今日も案外ゲンキ。今日もこれから何か作るずら〜。でも、これからは自分の作品!
Kinkoもいつか、30人ものボランティアを10日も集められる人になるぞぉー!!って、どんだけ、でっかいもの作る気だ?ま、思うくらいいいじゃん。
って、でっかい話をしながら、今日の創作は、印を彫って〆ると思う。
ちっちゃー!!
で、国立国際美術館の展示は7月1日からです。
モディリアニも来てるよ〜。