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現在私は住所としては5階と呼ばれているペントハウスに住んでいます。


実際は、グランドフロアの上にプリメラ(一つ目のという意味)という階があって、
次から1階2階と始まるので、
日本でいうところの7階。

100年もののビルなのでエレベーターなし。

それをせっせと降りて行って、そこからあたりを眺めながらうろうろしているとあっという間に
2時間くらいたって、
もう一度7階まで上ります。

結構な運動。

もちろん旅先、ということで、スニーカーを持ってきていますが、この時期は暑い。
去年イタリアで買った革のビーチサンダルですごしているのですが、
さすがにペッタンコで2時間歩行には向かないです。
坂や階段の上りにも弱い。

ということで、裸足ではける、しかも長時間歩行ができる、しかもしかも
スポーツ仕様のダサいのはいや。
という条件を満たすサンダルを探しに行くことに。

これだけでも条件が多い、と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、
私の場合、実はもっと深刻な条件が。

タイトルの通り、
甲低幅狭の足なんです。

なんのこっちゃと思う方も多いでしょう。
一般日本人の足の真逆です。
足(脚じゃなくて)がうすっぺらくて幅が狭いのです。
ハイヒールが好きなのに、たいていの靴はゆるくて足が前にすべっちゃうので、
今までどれだけ痛い思いを我慢してきたことか。。。

でも、最近、痛い靴を無理して履くのがどれだけよくないか自覚して、
(だって頭が痛くなって気持ち悪くなってくるほどなんです。長時間歩いていると)
私が合わせるんじゃなくて、私に合った靴を探す!ことを始めたのです。

でも、これがなかなか。
日本人の足周りをぐるっと測ったサイズの標準はE.
靴売り場にはどこでも3Eあります。の宣伝文句ばかり。3Eあります、とはあるけど、E以外売ってない。
それなのに私の足はAかBなんですよ。

日本でそういう足を意識しているメーカーの少ないこと。
カネマツがミススレンダーというラインを出していますが、これがBです。
Bでもゆるいくらいなので、セミオーダーしてみました。
結果。惨敗! 歩き始めて500mで血まみれ。。。
ゆるいきついというより、かかとのカーブが合わなくて。
セミオーダーの限界・・・

オーダーメイドしかないか?
でもオーダーメイドしても、その作り手と合わなければやっぱり完全にぴったりくるとは限らないらしい。

これはイタリアだー。
と思って去年の6月にはミラノで毎日毎日靴を試着して歩きました。
イタリア女性の平均はBだそうなので、日本よりはすっぽすぽの靴は少ないですが、
ヒールがつくと、今度は反りが合わないといけないわけです。
これまたなかなか自分と反りの合う靴というのはないもので。
予算は度外視で、グッチだろうがフェラガモだろうがジミーチューから何から履きまくりましたが
まったく合わない。
靴の国イタリアも、こういう大ブランドの店員たちが、拍子抜けするほど足へのフィット感にこだわりを持ってないのにも驚きました。日本みたいに、どれどれ、ってつま先を触ってみるなんてこともなし。
(追記:スペインでそんな話をしてみたら、店員が足に触るなんてありえない。もしやったらきっとお客は真っ青になって激怒する。だそうです。サイズ判断も自己責任)

おかげで気軽に履かせてもらうことはできたけど、プラス情報をもらうこともなし。

これは一生靴を履くたび足が痛いのかあああ。
とあきらめかけた時にフラッと入ったのがLe Silla。
超おしゃれなのに安定感抜群。
しかもわたしの足にぴったり!!
足の裏全体がハイヒールの底に当たったのは生まれて初めてでした。
ピンヒールでジャンプしても怖くなーい。

もう最高の出会いをしたのです。
店員さんもプロフェッショナル。
靴の型によって合うサイズを変えて出してくる。
すばらしい!!
あきらめなくてよかった。。。。。。。
ということで2足購入。

履くたびうっきうき。(つづく)

書家・美術家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆 
http://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中

注)幅狭甲低/甲低幅狭=足のサイズのタイプ。足がつらい理由は靴が自分の足に合っていない。ということ。ゆるくて足が靴の中で泳いでいるせいで疲れているのかもしれないし、ハイヒールも、反りが合っていないから爪先が痛いっていうことも大変多いと思います。実際は幅狭甲低の足だから起きている問題も多いはずが、なかなか認知されていませんよね。私も気づくのに時間がかかりました。でも!いまは幅狭甲低の足を自覚して快適な毎日。歩くのも靴を選ぶのも楽しくなりました!!

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