今日は雨。
一日中寒い。
突然冬になったみたいな寒さで、
煮魚なんかしてのんびりしていた。

気が付けば夕方。
ゴミ捨てしたら今日はおしまーい!と
外に出た。

持って出るのを忘れないように、いつも鍵を鍵穴にさしているんだけれども、
今日はポストのDMを処分しようと思って、
ポストのカギがついたほうの鍵束を持って。

で、
帰ってきたら鍵が回らない。
びくともしない。

うそーっ!!!!!!!

内側からささってると回らないの????

かたまる。

思考停止。

ゴミ捨てはアパートの目の前だから電話も何も持ってないよ。大家さんに電話もできないよ。
どうする?

ただ、最悪の事態のために、鍵屋さんは発見していたのでとりあえず向かう。
Tシャツ一枚で凍えそうなんですけど。

ところが今日に限って休み。
仕方がないので、顔を覚えてもらっているスーパーに向かってみたけどスーパーも閉まってる。
まだ明るいのになんで???
再びかたまる。

なんだか「最悪の事態」以下みたい。

とりあえず建物には入れるから階段で一晩過ごして明日大家さんのところまで歩いていくしかないかなあ、とか最悪のシュミレーションが頭の中をグルグル。
でも大家さんの自宅は歩ける距離じゃないし、お店は朝にならないと。。。
寒いよ今日。一晩もたないよ。

もう仕方がないので通りかかった人に他に鍵屋さんはないですか、
と聞いてみる。

ホント最悪。
「今日は祝日だよ。」
だって。
つまりはどこも休みってこと。知らなかった。何の休みだよお?何故か昨日ガイドブックで祝日を調べていたのにのっていなかったよお。

警察は?
と聞いてみたらそれも閉まってるようなことを言っている。

で、高いけど、そういうカギを開ける業者だったらあっちこっち宣伝あるよ、と案内してくれた。
確かに日本でいうならピンク系の電話番号みたいにダダーっとシールが貼ってあるところがあった。

でもね。
電話もお金もないんですよお。

そしたらその人たちのマンションに連れていかれて、管理人さんにまともそうなところを調べてもらって電話して呼んでくれました。
その上、部屋から妹さんが紙の束みたいの持ってきて
みんな一緒に私のアパートに向かいだし、
何が起こるのかと思ったら、
業者は高いからまずは自分たちでやってみよう、
とあれこれ挑戦し始めて。

で、大騒ぎしていたところへ、他の階の人が出てきたので、
こういうわけなんだよー。と説明。
すると、
あ、じゃFさんに借りているのね。と。
大家さんの電話番号を知っているというではないか!

で、電話をかけて事態を説明してくれて、保険会社に頼むから安心して業者にたのんで、という話に。

それでも、こんなカタコトの外国人を放っておけない、
ということで、
みんな全部終わるまで立ち会ってくれて、
私が業者に支払いをしている間に去っていったのでした。

人情!

の一言。
本当に寒くてどうなるかと思った・・・。

みなさん、通りすがりの私にここまでしてくれるなんて本当に感謝です。

ああ、これで私も海外の事件らしい逸話を一つ作ってしまった(涙)
用心深いつもりだったんだけど。
こんなことがないように散歩でも近所の買い物でも電話持っておかないとって思っていたんだけどなあ。

魔がさしたぁ。

でも一つの収穫はご近所さんができたことかな。
airbnbで借りたからあんまり大きい顔ができなくて引っ越しの挨拶などしておらず、
とにもかくにも誰一人知り合いがなかった状況から顔見知りが出来たのは心強いです。

やっぱ人間一人では生きていけないのね・・・。

何もないはずの雨の日が、特別な一日になってしまいました。

・・・それにしても業者がやった作業は妹さんがやったのとほぼ同じ単純作業だったのにびっくり。
特別な道具とかなし。
つまりこのドア、すごく危なくないですか???

書家・美術家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆 
http://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中


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