53001512_395181631283633_5879430664784183296_nFinal!を迎えたはずが久々に甲低幅狭靴のお話です。

写真は前にもちらっと書きましたカネマツのセミオーダーの靴。

パッと見でも普段お店で見るのよりほっそりしているのがわかると思います。
出来上がったときはもっとパリッとして
スッキリしているので
見慣れぬほっそりに
「わおっ!」
と思いました。

これがA幅なのでAAとかAAAの方のだともはやマンガみたい?

あ〜〜〜なんで足だけなんだろう(涙)

ま、それはおいといて、オーダーとなると少なくとも安くはないので迷われている方も多いはず。
ということで参考までにアップしました。
(ここ数年手元においていなかったので前に靴の話を書いていた時には写真が撮れなかったのです)

フルオーダーはなくて、銀座にあるカネマツ本店にずらっとならんでいる木型の中から近いものを選んで作ります。
つま先の形、ヒールの高さと形、色、皮の種類はもちろん選べます。

つちふまずのところのクッションも調整ができます。これ結構重要。

前にも書きましたが、私の場合はかかとのそりが合わなくてしばらく血を見ることになりました
これはオーダーの途中とできあがりの時に少々違和感があって、調整してほしいとお願いしたのですが、
「靴がすっぽぬけないようにかかとをしっかり包んでおく必要がある」
と説得されました。
もともとかかとの角度や高さはこのオーダーでは調整できないようです。
少〜しだけのばしてはくれますが。

この「かかとでぬげないようにする」説はいまだに違和感があって、このあたりが西洋人とのとらえ方の違いだったりするのかなあ?と感じています。

初めて海外ブランドのヒールを買ったとき、かかとが浅くてすごくたよりない気分になった記憶があります。
でも実際使い始めたらまったく困りませんでした。
むしろかかとを気にしなくていいのがよかったです。
だってそれまで新しい靴をおろすたびにどれだけかかとに絆創膏を貼るはめになったことか・・・
それで真夏以外でもなるべく長い期間ミュールを履くようにしていたくらいですからね。
冬でも履けるサンダル仕様じゃないデザインのいいのに出会えた時は本当に助かります。

そう考えると、きちんと足にあったミュールだと歩くのに全く困ってない。
駅の階段なんかでペッタンペッタン、カッツンカッツン大きい音を立てて嫌われる人たちは足に合っていないのをはいているから自然に歩けない上、音が鳴っちゃっているだけのこと。

ならば靴の場合でもかかと部分はあくまでもデザインとしてあればいいだけのことで頼ることはないわけですよね。

頑張って何度か履いたので絆創膏なしで履けるようにはなりましたが、まだ当たっている感覚が気になります。たぶん相当履きこんでよれよれに柔らかくなるまであるんだろうな。
この問題が解消されれば違う色やデザインで追加注文してもいいかなあと思います。

人によってはかかとの角度が木型とぴったりで気にならないかもしれませんので、甲低幅狭の方で市販品にちょうどいいのがみつからなくて困っていらっしゃるならば試してみる価値はあると思います。
その前にB幅程度の方ならば既製のMiss Slenderラインで間に合うかもしれません。

ちなみに冬にオーダーしちゃダメですよ!
冬の方が足が小さいから夏に履けなくなります。
甲低幅狭の足の人はゆるいのに慣れすぎていて「入らない」っていうことを忘れがちですのでね。
ぴったりの靴をオーダーするときはご注意を。

それにしてもどうして甲低幅狭の靴がもっと流通しないのかしら?

スキー靴や登山靴を専門店に買いに行くたびに、足を出した瞬間

「あ、日本のじゃダメですね」

って舶来ものを薦められてきたんだけど。

最近のことじゃないですよ。
「私をスキーに連れてって」の頃すでにですよ。

つまり、スポーツの世界では意識されているんですよ、ずっと前から。

スポーツでは「足を守る」っていう意識が強いのはわかります。
守るだけでなくパフォーマンスも上がるわけだし。

でも毎日の歩行がおろそかでいいって話じゃないじゃなーい!!

早くもっと簡単に日本で甲低幅狭の足に合った靴が手に入る日が来ますように。

注)幅狭甲低/甲低幅狭=足のサイズのタイプ。足がつらい理由は靴が自分の足に合っていない。ということ。ゆるくて足が靴の中で泳いでいるせいで疲れているのかもしれないし、ハイヒールも、反りが合っていないから爪先が痛いっていうことも大変多いと思います。実際は幅狭甲低の足だから起きている問題も多いはずが、なかなか認知されていませんよね。私も気づくのに時間がかかりました。でも!いまは甲低幅狭の足を自覚して快適な毎日。歩くのも靴を選ぶのも楽しくなりました!!
私の靴探しのレポートはカテゴリー「甲低幅狭靴」にまとめています。

書家・美術家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆 
http://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中