朝起きてから「今日は何しよう」って考える。
こんな日はいつからなかったろう。

スローライフしようとしなくても世界中がスローライフ。
コロナのおかげでいろんなものを手に入れた気がしている。
フェイスブックでいろんな国からシェアされてきたジョークを見てはピンチを笑いに変えるみなさんやそれを楽しむみなさんのマインドにも触れることができた。

「モモ」を読んで忙しさに心を忘れることについて書いたのが昨年末。
私なにか予感していたのかしら?

映画は何本見たかな?
時代的には片岡千恵蔵の「大菩薩峠」までさかのぼり、国もジャンルも取り混ぜて、とにかくいろいろ見ています。

印象に残っているのは・・・
邦画では 「WOOD JOB!」 「ジャッジ!」 「パパはわるものチャンピオン」
海外のだとイランの 「運動靴と赤い金魚」 とかインドの 「ダンガル!」
ハリウッドの 「ドリーム」 もよかった。

ちょっと並べただけでも統一感ないでしょう?ふふふ〜。

ジャニーズがらみだと関ジャニ丸山くんの「泥棒役者」がおもしろかったです。
どれもこれもこの機会がなかったら知らずに終わったかもしれません。

音楽も日によって洋楽の日。とかクラシックの日。とかいろいろやってみました。
シーナ・イーストンが世界のお籠りファンのために公式にライブ映像をYoutubeにアップしてくれた日はシーナの日。
ほかにも子供の頃にはいまいち魅力がわかってなかった稲垣潤一を聞きまくってみたり、もっと古いのとかいろいろ鑑賞。

お散歩の条件つき解禁まで部屋にこもっていた日々は
外の景色が見えない分だけ想像力を助けてくれて
すばらしいインプットの時間になってくれたと思う。

スペインでは「新しい日常」に向けて種々の規制緩和が始まりました。

まずは運動。

時間制で外出を楽しむ許可が出たのに加え、5月8日から公園の封鎖が解かれました。

マドリッドでは大通りの歩行者天国といった試みも。
他の人と間隔をあけつつ大勢の人が歩けるってわけです。

美容院も条件つきで営業再開。
銀行の店舗も時間を短縮してオープン。

感染の状態を観察しつつ、おいおい規制緩和が進んでいくとのこと。

お店の再開にあたっては
店員さんの制服を毎日洗うことを義務付けられたとか
たとえば洋服屋さんなら試着した服は消毒してからじゃないと再び並べられないとか
けっこういい変化だよね。
世界がきれいになっちゃう。
ヨーロッパ人も毎日バスタオルを洗う日が来る???

さてさて私もぼちぼち日常に近づいていこう。
新しい日常か。
いいね。

4月から5月にかけて本当ならイギリスのアーティストインレジデンスで新しいプロジェクトに取り組んでいたはずでした。延期になって、参加が年内になるか来春になるかまだわかりませんが、今だったらできなかったものが生まれるはず。
イメージしていた企画は白紙に戻してゼロから膨らませていこうと思っています。


【Kinkoちゃん随筆】 書家・美術家 金子祥代 https://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中
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