Kinkoちゃん随筆

書に遊ぶKinkoちゃんの気ままな日常 ・・・現代アートから海外情報、最近なぜか少年隊まで⁈なブログ

ちょっと一言

外国人と暮らす(5)英語とアメリカ人

なんか英語とか国際語とか熱く語っちゃったけどぉ。。。。。

なんでかって言ったら、悔しい思いもいっぱいしたってことさ!!!

英語ネイティブには腹の立つこと多かったしね。

あああああ・・・ダメ子出現・・・でも吐き出させて〜〜


アメリカ人
スコットランド人
英語圏のカナダ人    
同居人では計6人ね。関係者ではもっといっぱい。
とにかく奴らは多いんだ。

スペイン全体からいうと英語を話す人はとても少ない。
もちろん世界全体でも。

でも、「国際」と名のつくところに彼らはいっぱいいる。

なんでかって?

英語使えるからさ。
観光地にも多いよね。

英語輸出戦略大当たり。

そこは賢かったよ。彼らはすごいビジネスを考えたよね。
ソフトを産業にして。
多くの人が誤解しているけど、今、英語が国際語的に使われているのは英語が優れた言語だからじゃないんだ。
イギリスがしかけたんだよ。

そのせいで、世界中どこにでも英語ネイティブが闊歩してる。
まあいいですよ。私だって外人の立場でいろんなところ行くから。

問題は彼らの横柄さ。その他もろもろ。

日本でもスペインでも英語メニューがないと怒る。
店員が英語を話さないとバカにした態度をとる。
おかしいでしょ!
勝手に他人の国に来てるくせに。

私もバカにされた。
頭悪くて私が言ってることわかんないくせに、
「Sachiyoは英語が苦手だからかわいそうに」
ときたもんだ。


あのォ。
この場にいる他の国の人たちみんなわかってますけど。何か?

そう。ここで感じるのはレベルの差なんだ。
人としての。

英語ネイティブは言葉の壁がないし、文書の作り方とかも自分たちのルールだからハードルが低いんだよね。同じ場に立つための。
だってパソコンひとつとったってアメリカさんの用語ばっかじゃない。
PCそのものがアメリカ人の発想なんだから仕様も何もかも使いやすいでしょうよ。そういうとこ苦労してないからプロジェクトのことだけ考えてればいいわけじゃん。アピールは得意だしさ。
だから他の国から来た人たちとは内容のレベルが違うんだよね。
平均的に見ると。


それなのに、常に上から目線。

裸の王様的な。

こういう悪口を書くと必ず、先入観はいけないよ、って釘を刺してくれる人がいるのだけれども、基本的に私はむしろ先入観なく入る方です。
だって、もったいないじゃない?
いい人かもしれないのに最初からドアを閉ざすのは。
それで思いっきり開け放った挙句に裏切られてんのよ。
だからこれは私の経験に基づく統計なの。

もちろんアメリカ人の友達もいます。
立派な人もいます。
でも
立派でない人も同じ土俵に立てちゃってる現状を憂えているんだ。

いろんな国の人に会っていて、同業者に限って言えば総じて英語が堪能です。
自分の専門の実力にプラスして外国語を職業レベルまで習得している人たちです。
そういう人たちは言葉を操るだけではなくて、
たいていは教養も伴っています。
でも、総じて謙虚。
というより「だから」謙虚。

外国語としての英語を話している同業たちの英語はとってもよくわかるし、私の話も聞こうとしてくれる。
間違えても絶対バカにしない。
なぜなら、英語が勝ち負けの基準じゃないから。
英語がうまいかどうかより、お互いの中身に興味があるんだから。

理解しあいたいなら、「相手にわかりやすく話す」ことや「相手の話をわかろうとする」ことは当たり前のことでしょう。
わかってなさそうならゆっくり話すとか、
別の言葉に言い換えるとか。

だから、ハリウッド映画を見ていっぱい汚いスラングを知っていたとしたって、そんなものは使わない。品格の問題もあるけど、それよりアメリカのスラングはあくまでもアメリカ内での流行語であって、みんなの標準語じゃないから。

ところがだ。

英語ネイティブは
わざとやってんじゃねーか?っていうほどわかんない英語を話します。

特にアメリカ人。
周りが外国人ばかりだとむしろいつもより早口になってない?
くらいな。

同じことを説明するのにやたらと言葉数を使って、それを短い時間に押し込めるみたいな話し方。
いっぱいしゃべるよりポイント言ってくんない?
って感じ。

ダラダラしゃべったわりにポイント無しで、聞き損ってことも多い。

発音だって聞き取りにくいのにさ。
とにかく言葉数並べることで競ってるような感じ。
しかも、そろいもそろって、相手の作品とかに興味なしだったな〜。
明日どこのレストラン行く?
とかそんなんばっか。
(そのくせパエリア専門店に行ってサラダとステーキでお腹いっぱいになってパエリア残す。みたいな暴挙。一緒に食べに行ってもちっとも楽しくない。バカ舌だし。)
ま、それはいいとして、相手にわかるように話そう。
っていう発想ゼロ。
想像力がなさすぎて驚くことが多い多い。

相手が外国人の時くらいスラング抜きでABCニュースみたいに発音しようと思わないのかね。せめて。
基本的にアメリカ人は田舎出身者ばっかなんだから君たちの英語がなまってんだぜい!
いばれる英語じゃないっていうんだよ。

な・の・に
わかんない方がバカ。みたいな勝ち誇った態度とっちゃってさ。

いいですか。
他の国のみんなはコミュニケーションとれてんですよ〜!

アメリカ人に集中ついでに
あんたたちどこへ行ってもうるさいんだよー!!!
ほんっとにどんだけ田舎もんなんだ。
レストランだろうが道端だろうが、無駄に大声でしゃべってうるさい。
聞きたくなくても聞こえてくる話は恐ろしく内容なくてつまんないし。
品がなくて周りの空気変えちゃうしね。
ほんと環境汚染レベル。
これについては私個人の感想というより、
アメリカ人以外とは盛り上がれるレベルの世界の共通認識です。

他の国の英語ネイティブは声の大きさは人それぞれだったけど、
自己中な点では共通してた・・・

ルール違反はそろって英語ネイティブだった。
ここはスペイン。
でも、スペイン語がわからない人のために英語で注意書きがしてあったり、
レジデンスからの説明や指示もみんな英語。
ほぼ彼らのために。

それなのに!

英語ネイティブに限って読んでない。
じゃあ英訳いらないじゃん。
他の国の人はググってでもわかろうとするからさ。
くらいなレベル。

しかもしかも、台所とか汚す!
夜更かしして五月蠅い。
あああああ。きりがない。。。。。。。

すっかり悪口全開になっちゃったけど、
これが英語ネイティブの現実、ある意味。

英語の上達に励む人を止めたりはしないし、
もっともっと優秀な日本人が世界で戦えるようになったらいいと思うけど、
心の準備のお手伝いになればと思います。
英語の勉強をすることと
アメリカ人に染まることは違うからね。

書家・美術家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆 
http://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中

「おはなしコンサート」(童音社)復刊にご協力ください。

暑いよ〜

まだ7月???
もうひと夏経験したかのような感覚・・・
これから夏本番とは。
う〜。
いま久々に仮名条幅を書いているんだけど、かわいてかわいて仕方がなーい!!
困ったなあ。
エアコン入れるともーっと乾いちゃうし。
うぐぐぐぐぐ。
・・・しかも途中で柔道見ちゃったしなあ。
まあよかったか。金メダルの瞬間見られたし。
一本が見たかったけどね。

柔道と言えば、見るたびイメージが変わっていくのでもやもやしませんか??
「待て」っていつからwaitに変わったのかなあ。
ジュリーとかいうのは、おすもうに近いものがあるからなんとか受け入れられるものの、帯から道着を出しっぱなしでびろびろのままやってる外人が圧倒的に多くてだらしなくて気分が悪いし。

なんてことを思っていたら誰かが、国際的になるってことは元からどんどん離れていくんですよ。って言ってた。
たとえばテニスと言えばウィンブルドンだけれども、テニスを生んだイギリスの先週はほとんど出てないとか。
サッカーもイギリスが生んだけど代名詞の国って言ったらいろいろ浮かんじゃうし。って。
たしかに。

そんなことを考えていたら書道も変わっちゃうのかなあ、ってちょっと気持ち悪くなった。
毎日展がパリでも公募するとか言ってたけど、いつか筆も「ふで」って呼ばれなくなっちゃったり、書道の良し悪しっていうかいい作品の基準がかわっちゃったりして。
墨が飛び散ったら減点!っとか?

まあいいや。
私はいつか自分が「どうだーっ!!」って言えるものが書けたらいいと思う。

おっとっと内村だ。
見なきゃ。

書道家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆
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異常気象

東日本大震災からひと月半。
なんかねえ、どこを見ても被災者へお見舞いってコメントがあったのを見て偉いなあ、と思いながら、自分では何にもかけませんでした。
だって、何を書いても無責任な気がして。
その場にいないんだもの。
今も軽々しいことは書けないです。
馬鹿みたいに繰り返されるACのCMを見ながら、これって・・・
って違和感しか覚えなかったし、上を向いて歩こうのCMを見るたびに、まさに他人事な人が作ったことに満足している気がして嫌な気持ちになる。
ネガティブかしら、私。
そうねえ。ネガティブねえ。
ネガティブよネガティブ。
だって私も疲れたんだもの〜。
「ひとつになろう日本」ってスローガンがガンガン流れているけどさあ、そんなこと言わなくっても日本はつながってるよなあ、と実感していました。
だって夫が帰ってこないんだもの!!
地震の日はまたもや仕事のためにたまたま関東にいて地震に会い、後片付けだけしてどへどへになって帰ってきたと思ったら(そう。この人は阪神大震災の日も東京に住んでいたのに、その日だけ現地にいて被災したの)直後からずーっと会社に缶詰で東日本の混乱した物流やらなにやらかにやらの手配に追われて来たんです。
あんまり忙しすぎてやっと布団に横になってもうなされたりするような状態で。
たぶん報道はされていないけど色んなところでこんな人がいるんだと思う。
日本中に。
いやいや世界にも。
で、会社に泊まりこみや、会社近くのホテルで仮眠をとるだけだったり、家に帰っても変な時間だったりとぐちゃぐちゃな生活を続けていた夫がやーっと普通の時間に帰るようになった。
その間私は?
はたから見れば何もしてないのんきなのんきな主婦だった。
1週間ばかりNYのアートフェア出品のために現地に行っていたけれど、あとは主婦。
でもさ〜、これが結構大変だったわけ。
家事の分担をしてもらえないっていう負担増だけじゃなく、観念してペースに慣れるまで睡眠がぐちゃぐちゃで体調不良。
それでもお国の火急の事態に身を粉にしている夫の健康管理を全うせねば!と家を整え、栄養の工夫。
と、ここまでは大したことないんだが、何よりきつかったのは、安らげる環境を作る努力ってやつ。
「遅いじゃないの〜!」とか怒ったりするわけにはいかないものね。これが我が家にできる災害への貢献だと思えば。というわけで、どんなに疲れていてもトラブルを抱えていても愚痴らず笑顔を絶やさず。
内助の功に徹してきたの。
おかげで夫は倒れることなく、今ようやくちょっと気がゆるんで風邪をひいている。
やった。
でもさ、本当に内助の功な主婦をやるっていうのは口でいうより大変だよ。
主婦は日本中にゴロゴロいるけどさ〜。よき主婦は大変。もういい。
少なくとも私は続けられないわ〜こんな修行。
なんせ今は大殺界なの。普段より抱える問題が多いの!それを一人で抱えて乗り越えて笑っているなんて。
しかも余裕のない相手を支えるっつうのは一方通行のサービスなわけだから。
無理!もー無理!
本当にこの3月4月には振り返れば私にも色んな問題が起きたのだった。
いちいち覚えていないくらい。
というわけで、昨日はピザのLサイズをとって久々に二人でどか食いをしてねぎらったのでした。
二人とも疲れていて完食できなかったのは悔しい。でも経済には貢献したのさぁ。
でも。
家の周りには竜巻がまわっていたっけ。ぐるぐる。
見たわけじゃないけど、嵐の夜の風の音とは明らかに違う音だった。
食べている途中からすごい風で家のあっちこっちから普段は聞こえない怖い音がしまくった。
夕方「兵庫県に竜巻注意報」って出てたもの。ここじゃん?!
年末から続いているのよね。
ヨーロッパであまりの寒さに空港が閉鎖されたり死者が多量に出たりしていた頃、日本からは徳島で竜巻、のニュースが入って驚いたのだった。
それがこのところ連日竜巻注意報が出て、とうとう昨日は兵庫県に上陸。
まだまだ何かあるかもしれませんね。
とりあえず一回リラックス。
何かあっても修行の成果を生かせるように疲れをとろう。
・・・何を書いても不謹慎と言われそうだけど、日本全国の大変な思いをしているみなさんが、上手にリラックスして2次災害みたいに身体を壊すことがないことをお祈りします。

書道家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆
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がんばったよ〜!

実は先月富士山に初登頂するという大きな出来事がありながら、今日のほうががんばったし疲れた気がするぅ〜。
久々の甲子園での観戦です。
準決勝第二試合 成田−東海大相模 
どっちも関東だしお客さんの入りは少なめかと思いきやとんでもなくて。
1時半開始の予定ということで念のため12時にチケット売り場に着いたら「本日の入場券は全て売り切れ」

う〜。

超猛暑のピーカンの中、飲み物用意してタオルやら着替えやら重い荷物をえっちらおっちら、これが無駄になるのか・・・。外野かなあ。
しかし並んでいる人たちがいる。
そうだ。第一試合で帰る人がいるんだ。
と、いうことでチケット買ってからのんびりランチ!なんて構想はふっとび、汗を流しながら行列することになったのでした。

夫の母校だし、友達の甥っ子が出てるしね。

ここは一肌脱ぎまして、腰をすえて待つことに。
約80分。
ここですでに熱中症になりそうな暑さ。
階段から人が降りてきたときは安堵。
会社から駆けつけた夫も間に合いました。
ダッシュで席探し。
行列していた時には思いも寄らぬほどいい席が空いていました。
今までの観戦の中で一番近かった。
うほ〜。ほんと近い。
でも今日は高く打ちあがったファウルがやたら飛んできて怖い怖い。
これも今までの中で一番でした。
大きい麦わら帽子でお日様ガードしていたためにボールを見失うので、恐怖がハンパない。
スリリングで試合から目がはなせないっていうのはよかったかもしれませんけど。
でもね・・・。
今日の成田はよくなかった。
なんだろう。精神的に今までと違う感じがしたなあ。負ける時ってそうなんですよねえ。
う〜ん。残念。
でも来て良かったとは思う。こういう意味で「身内」の試合を応援したのは初めてだし。
すべてを忘れて応援しました。
汗もかいた〜。
母校でもないのになんでこんなにがんばってるの私、みたいなくらい頑張っちゃった。
でもここまで成田はいい試合をしてきたので、純粋に応援したくなりました。いいチームでした。
2年生がドラマを作る場面が多かったから来年も強いといいねえ。その時はアルプスで応援したいわ☆

そうそう。
テレビで見ているときにも感じていたのだけど、「打ち上げ花火」の演奏をするとあまりいいことが起きてないような・・・。
テレビでは成田が演奏しているのに気づかなかったので、負けた相手チームが演奏することが多くてそう感じたのだけれども、今日は成田のアルプスから聞こえてきたのですよね。
ちょっと嫌な気がしたら案の定。
だって、あれって「空に消えてった打ち上げ花火」ですよ。
「君がいた夏は」ですよ。
めっちゃ悲しいじゃないですか。
いくらノリがいいっていったって、あんなに多くの高校に演奏されるのが前から理解できないんですけど。
まあ曲に罪はないにしても敢えてこの場面に使う必要はないよねえ。
と不思議でなりません。

それに、もっと高校生が新しい曲を開拓していってほしいなあ、とも思って。生まれる前の曲ばっかだから。この話題は私が高校生のときにすでに週間ベースボールとかに書かれていたことではあるんだけど、今でもそう思う。もともとは高校野球がどんどん新しい応援スタイルを作っていたのをプロ野球がマネをしていたのに、いつの間にか高校生がプロ野球のマネをするだけになってしまったって。学校ごとの個性の違いも小さくなってきたし。全国から集まってる感じしませんものねえ。
負けちゃった腹いせにグチッいるわけじゃないけどさあ。
とにかくこの夏は成田のおかげで盛り上がった。ありがとう!

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テレビです 3

また出たKinkoの逃避ぐせ。
忙しいと別のことを始めてしまう悪いクセ。
ううううう。こんなにブログっちゃってる時間があったら、どれだけの作業が進んだことか・・・。
実際、NHKの取材に相当つきあってるから、めちゃくちゃ作業が遅れている。
こんなに時間割いてる自分も結構お人好しだな、って反省しちゃったりもする。
でもねえ、新人の頑張る姿を見ると下手でも応援したくなる時がある。ってか、下手だから教えてあげなきゃって。
何でかと言ったら、そこに自分の姿を見るから。
カメラマン氏も、何度直してもも「お稽古」と言えずに「授業」と言ったり、書道家の作品をつかまえて「先生の絵」と呼んだり、ハッキリ言って失礼きわまりない。
でも、私もそうだったんだろうなあ、と振り返ってしまうのです。
インタビューで質問しながら自分の答までしゃべっちゃう姿を見て、昔、営業で下手な商談をしていた頃の自分を思い出してしまったりするのです。
Kinkoは色んなことがやりたくて仕方がないのに、不器用なので、気が遠くなるほど失敗をしてきました。
でも、時間はかかりながらもちょっとずつクリアしてこられたのは、やる気だけはあったから、みかねて手を差し伸べてくれる大人の人たちがいたからです。
たくさんの人が叱ってくれて、時には、私のために立ち止まって教えてくれました。
それも、そんなに過去の話ではなく、つい最近も、とある大先生にケチョンケチョンに言われて、一年くらい勉強しまくったばかりです。机に向かう私を見て、夫が「受験生みたいだ」と言ったくらい奮起しました。でも、やっておいてよかった、という実感はすぐに持てました。なんの得もないのに叱ってくれた先生に感謝です。もちろん今では、会えば楽しくお茶を飲んでいます。

う、でも、そろそろ現実に戻ろう。
逃避時間終了。
取材も終わってないしね。ちょっとでも作業を進めてしまおう。
いいクリスマスになるように。満足できるように。

テレビです 2

で、テレビでたくさんの人に書に興味を持ってもらえる接点ができた!
と喜んで取材協力しています。
だけどね。
テレビってすごいんだよね。
偶然見た映像でも、ずっと記憶に残ってたりすることがある。
テレビの情報でたくさんの人が動くことがある。
でも実際は、編集して出来上がったものだ。
いくらいい素材がた〜くさんあっても、それは素材に過ぎなくて、編集する側の人の考え方でどうにでもなる。あくまでも、編集する人たちの意見だ。
でも、見た人は、断片でも登場した人やものの真実の姿だと思ってしまう。
理屈ではわかっていても、やっぱり信じちゃう怖さを持ってると思う。
だから、素晴しい機会を与えてもらったと思うけど、それを素晴しいものにしたいから、少しでも書についての誤解や偏見を取り除いて、純粋に今私たちが取り組んでいる姿を見て、理解して、正しく伝えてほしいと思うんだ。
だから、今、カメラマン氏には厳しいこともハッキリ言っている。

なりたてほやほやのカメラマン氏にとって、今回は初めて企画が通って特集を作るのだそうだ。番組の構成を考えて、こうしたい、とか、こう撮りたいとか、自分なりのテーマにこだわりを持って情熱的にぶつけてきた。熱意を持って書をとりあげてくれることは、とても嬉しい。私も可能な要素は出来る限り取り入れて稽古の予定を組んだ。でも、限界はある。基本的にカメラマン氏はイメージだけで構想を作ってるからね。ある部分は平行線のまま、「プラスこれをやってほしい」と言い続ける。それまでは可能な限り話し合いに応じようと思って時間を割いたけど、何も知らない人が、想像で作った構想にこだわり過ぎちゃったら、何度聞いても意味がない。最後には私が、とにかく実際を見てほしいと打ち切った。前日の夜10時にもなったら、タイムオーバーだしね。
撮影当日。
子供たちも大人のお弟子さんたちも、カメラが入っても驚くほど自然に稽古を楽しんで、つつがなく第一日目が終わった。マジで不思議なほど自然態。考えてみれば、私も緊張とかしなかったな(笑)。カメラマン氏も、新鮮な驚きを持ってみんなの稽古をながめ、撮影を楽しんでくれたように思う。
その気持ちをまっすぐ伝えてくれたら、kinkoのインタビューなんてなくったって、伝えたいことは伝わると思った。次の稽古も撮影したら、編集して、11月7日に放送されるそうだ。彼の今の気持ちが、上司の方や編集の方にも伝わったらいいな、と思う。
みんなの思いが重なるのが一番だよね。
そして、カメラマン氏にとっても、いい番組になって、次への大事な第一歩になったらいいなあ、と心から思う。

怖すぎる進歩?です。

今月はなんだか家にいる日が少ないのに、その間にやらなきゃいけないことがめいっぱい。
なのになのにテンション上がらないこの頃。
体の疲れを気力でカバーするのができなくなってきた。

さて、先週末は名古屋で書の勉強会があり、色んな方にお会いしました。
何人もの方に、HP見てるよ〜と言われ、ヒヤヒヤしました。
こちらは知らなくても私を知っている人がいる、というのは嬉しくもあり、緊張もします。テンションあがらな〜い、なんてホケっとしてたらダメだな〜。
ま、まずは今月中にHPだけはグレイとに変身するので、皆様にはそちらを楽しんでいただいて、と。

Kinkoちゃんのらくがき館といえば、番外編の旅じまんがひそかに人気でして・・・
そこにも載せているドバイについて、名古屋で話題に上りました。
今ドバイでは地上1キロメートルのビルを建設中だとか、いちいちびっくりすることばかりやってくれちゃってます。
Kinkoが行った時には砂漠なのにウォーターワールドが話題になっていて、エコって何?私が普段ケチってる水って何???
と悲しくなりましたが、今ではザウスみたいな室内スキー場が完成して話題になっているそうです。
とはいえ、やっぱり旅行者には、王道なのが、砂漠です。
そりゃそうさ〜。プールやスキー場はあっても砂漠は近所にないもの〜。
Kinkoの旅自慢にも写真がある砂漠を四駆で走るツアーはいつでも大人気です。
ボコボコした起伏をスリリングにドライブした後、ビルも電柱もないひたすら広がる砂漠の向こうに夕日が沈んでいくのを眺める。
車を降りて裸足を砂につっこんだ時の感覚はすご〜くシアワセ☆で、とてもよく覚えています。
と・こ・ろ・が
今、その夕日が見えないのだそうです。
最近、3年ぶりに夫が出張で行った時、みんなで行ってみたら、な、な、なんと、空が煙って地平線がはっきりしない!!というではありませんか?!もちろん落陽だってけむってる。
そして、その煙ってるのが、一時的なものじゃなくて、開発ばかりしているがための公害なんだそうです。
うわぁ〜。
お金あまってるんだから、地球のためにも使ってよ〜。mottainaiブームってなんだろう??守るより壊すスピードの方が速すぎです。お金の使い方がでっかいだけで古臭いよ〜。だれか教えてあげないと怖い〜。バベルの塔が倒れちゃったりしないと気づかないのかなぁ?それも怖すぎる〜。

















入浴の注意

奈良がいいな、と思うことの一つには何かとリーズナブル、と言うこともあります。

ホテルもそのうちの一つ。今回、部屋も広く、大浴場まであってたった5000円。
疲れちゃったし、大浴場を楽しみにしていました。

でもねぇ。
案の定でございます。

ガヤガヤ、キャーキャー。
12,3歳くらいの少女が3人。
嫌な予感。

そのまま湯船に片足をつっこむ。かろうじて一人が、「体洗わないと」と言ったのでホッとしたのもつかの間。湯船にいきなり桶をつっこむと、立ったままばしゃっと一回下半身にお湯をかけて湯舟に入ってしまいました。
ちょっとはなれてたから浴びなかったけどヒドイ!
長い髪もどっぷりお湯につかっています。
髪だけは、近くに来たので注意しましたが、それ以上は親と一緒だったから言いにくくて我慢。

結局ゆっくりできなかった。

最近どこへ行っても、ひどいよね。
子供だけじゃないけどね。
だからなおさらキツイっす。

前なんて、140cmくらいはあろうかという男の子がおチンチンを揺らしながら駆け込んできて、体を洗わずに湯船に飛び込んだ・・・
それも母親が一緒で、どうしても一緒に入りたくて連れてきたみたいだけど、まわりの中学生くらいの女の子たちは青ざめてた。私も不快だったけど、思春期には相当キツイよね。

愕然としたのは、そこの宿の人が注意しなかったこと。しかも、その時はかなりプレミアムな旅館です。
フロントにも言ったんだけど、「お客様のご希望であれば」とか言っちゃって。
他のお客様の権利は?くつろぎは?

温泉や大浴場は好きな人も多いし、日本ならではだし、これからも楽しめればと思うけど、みんなの気配りあってこその文化だからねえ。

ホントに子供の頃銭湯で「おっかないおばあちゃん」とかがいた光景がなつかしい。
今やおばあちゃんまでヒドイかったりするし。

ガイドブックで予習をしてきた外国人の方がずっと真面目に日本式の入り方をしてくれたりします。注意も素直に聞いてくれます。

今まではそれぞれの常識にまかせてきたと思うけど、最近では、シャワーだけの家も多いし、親ですらルールをよく知らない場合も多いものね。

残念だけど、入浴の注意や、入り方のマニュアルを学校で教えたり、浴場に貼ってもらわないといけないと思うなあ。

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伝言ダイヤル171

ハリケーンやら橋から落下やら、大きな災害・事故のニュースが続きますね。

さて、宮城の地震の時に電話が通じなくなったお話をしましたが、Kinkoの疑問に応えて(???)火曜日の毎日新聞が伝言ダイヤルの特集記事を一面使ってやってくれました!

回線がパンクしたのではなくて、電話会社の方が制御していたようですね。

で、そんな時に安否を確認する方法をいくつか紹介してありました。

ひとつが伝言ダイヤルで、171をまわすだけなので簡単です。
これは災害時のみ運用されるのですが、毎月1日や防災の日には体験できる、ということで、何故か災害に縁がある我が家。さっそく昨日体験してみました。
NTTのサービスですが、ケータイからもかけられます。

実にお手軽でわーっ!便利!・・・でも、大きな問題が。

いざ の時は、被災地の電話番号でしか伝言できないのです。

我が家の場合、夫はどちらの時も出先で被災しています。
転勤や出張が多い人はそういう可能性が高いし地元の人より万一の時に消息がつかみにくいのです。
携帯のパケットでも同様のサービスがある、との事ですが、ケータイ同士でなくても使えるのかな?こないだはメールもできなくなったみたいだけど。

さらなる対策を期待したいです。
阪神大震災の時は公衆電話が使えなくなってしまって連絡が途絶えましたが、今は、無料で使えるようにする場合もあるのだそうで、対応が早ければそれが一番確実なのかな?やっぱり公衆電話は減らさないでほしいものです。
被災しないのが一番だけど、いざ、の時レーセーに行動できなきゃね。

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地震を呼ぶ男

なんだか地震のニュースが多いですね。
仙台での地震は一通のメールで知りました。
「震度6の地震にあいました。10ねんぶりの大地震です。無事です。」

これは、結婚して初めて本格的な一人旅に出ていた夫からのものです。
が、感想は「え?また、わざわざあっちゃったの?」
でした。

だって、そう。「10年ぶり」
阪神大震災の時も、月曜日に朝から神戸で会議があるので、日曜日の晩に前泊していたところ、月曜の未明に被災。会議などふっとんで、渋滞と空腹に耐えながら東京に帰って来た経験の持ち主なんです。
あげくに、東京に帰ると、ボランティアに明け暮れる神戸のスタッフの仕事のカバーで連日の激務。さらに、被災したのに義援金を徴収されたというおまけつきです。

地震の朝、5時45分ごろ我が家に連絡があったので、その時も電話で地震を知りました。
早朝だったし、ひどくて中心部になかなかカメラが行けなかったこともあり、まともなニュースが始まったのは昼からでしたが、刻々と変化していく被災地の姿はどんどんひどいものになっていきました。
最初は一時間ごとに入っていた連絡もそのころから、プッツリ途絶え、土地勘のない私はニュースを見ながら、今頃どの辺でどう過ごしているものやら、想像もつきませんでした。

その時は、一般家庭の電話は混線状態。
問い合わせ殺到でなかなかかからない。
関西方面に住んでいる友人の安否を確認しようとして何回もリダイヤルしたのを思い出します。
奥さんに全くつながらないという単身赴任の上司もいました。
そして、夫のように「外」にいた人は
公衆電話の小銭を回収する人が来ないので、どこもいっぱいになって、ある時期からかけられなくなってしまったのだそうです。

そんな状況がきっかけで、阪神大震災の後、一気にケータイの普及が進んだのはよく知られています。

が、今回。宮城からの連絡もプッツリ途絶えたのですよ。ケータイなのに。

なんと、使えなくなってしまったんだとか。

もちろん、個人のバッテリーとかの問題じゃありません。
詳しいことは新聞にも載っていませんでしたが、パンクなのか、機械が潰れたのか。
いずれにしても意味ないじゃん!
ボーダフォンだけだったのでしょうか。詳しい状況が知りたいでいます。

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