歌ったーーーーーー。
人生でこんなにリラックスして参加できた合唱は初めてです。
所属している合唱団の仲間のすすめで、Auditorio Nacional (国立音楽堂という感じ)が募集している一般参加枠に申し込んだところ、今秋はヴェルディのオペラ曲を集めたTutto Verdiというステージに選ばれました。
これは専属合唱団がしっかり歌うので、一般参加のメンバーにオーディションはなく人数の調整だけで参加できる曲が決まります。
とはいえ、曲は大作。
一番高い音は「シ」。
この音域は20年ぶりの挑戦です。
10月末のステージに向けて7月から猛特訓しました。
イタリア語も、いつもの合唱団のメンバーのイタリア人から発音指導してもらいました。
でもポスターはヘンデルのメサイア。
この記事のタイトルもヘンデルのメサイア。
ヴェルディのステージは前日から40度の高熱に倒れて出演できなかったんです。
せっかく「シ」が出るようになったのに。。。。。
それで初舞台が11月のメサイアになりました。
こちらはもともとは選ばれていなかったのに欠員が出たのか何かで急遽参加が決まりました。
楽譜を買ってからステージまでたったの1か月。
楽譜を受け取った時、あまりの厚みに絶句。
こんなにたくさんの音符を追った1か月はないっていうくらい音符がありました。
知っていたのは誰でも知ってるであろう
ハ〜レルヤ!ハーレルヤ!ハレルヤ!ハレルヤ!ハレーールヤ
だけ。
ハレルヤだけでもこんなに長い曲だったなんて。
本番で初めて全部ちゃんと歌えたっていうくらいギリギリの準備でした。
それでもなんだろう。
周りの皆さんのあたたかい空気と、素晴らしいオーケストラと素晴らしいソリストの歌声と。
晴れやかな会場と3階までいっぱいのお客さん。
何をとってもいいステージでした。
この写真のどこかにKinkoがいるんですが・・・
こんだけいたらちょっとくらい間違ったってわかりゃしないっていう気安さが気持ちよさの理由?
そう思われたっていい。
そうじゃないとも言えないし。
どっちにしても思いっきり歌えるって最高!
歌うって素晴らしい。
結局行きつくところその一言です。
【Kinkoちゃん随筆】 書家・美術家 金子祥代 https://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中
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