Kinkoちゃん随筆

書に遊ぶKinkoちゃんの気ままな日常 ・・・現代アートから海外情報、最近なぜか少年隊まで⁈なブログ

おすすめ作品

おはなしコンサート3

雨です。
それなのに寒いです。
とうとう風邪をひいてしまった。今日は寝ちゃおう・・・

それなのに何だ?
ピンポンが鳴ってる。出たくないなあ・・・

おっ!いかんいかん。

昨日注文したレコードプレーヤーじゃないか??

ピンポーン!

そうだぁっ!!

そうなの。プレーヤーがなくてずーっとあきらめており、CD化したら、とかお店でCDに録音してもらおうか、とか漠然と考えながら動かずにいたのだけれども、「おはなしコンサート」復刊をこうして話し始めたら、応援してくれる人が投票してくれたりメールで「気持ちわかる」とか言ってくれちゃったりがあって、そしたらすっかりうれしくなって、どーーーしても復刊を待たずに聞きたくなってしまったの。

しかもマンションでも邪魔にならないポータブルじゃ!
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            《dmr!っていうお店で売ってました。Closley社製》
どう?
かわいいでしょ?
もう風邪で重かったはずの頭がすーっと軽くなってネジなんか回してセッティング。
キャー!!動いた〜っ!!

うわっうわっうわっ
音がきれいだー。
キズだらけだから音飛びはあるけど、何これ?すごいステレオみたいな立体的な音がする・・・
すごいクオリティだ。
現代のレコードプレーヤーの性能が、っていうより、こんなにすばらしい音で録音されていたのを始めて知りました。お金持ちの家の子は、これをでっかーいステレオで、きれーーーーな音で楽しんでたんだなぁ。
すごいよお。
ほんっとに感動。

これは本当に復刊してほしい。
こんなすごい作品を知ってる人がいなくなっちゃうなんて悲しすぎる。

「おはなしコンサート」(童音社)復刊にご協力ください。

よいものはいつ聞いてもいい。
「おはなしコンサート」
あらためて堪能したいと思います。
レコードクリーナー買うのが先か・・・そんでもキズは消えないなあ・・・

書道家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆
http://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに現代に通じるアートの世界を展開中

おはなしコンサート2

Kinkoの特技と言えば・・・

なんでしょうね。
カラオケ〜。

っていうのは知られてるんだろうか?
結婚してからは長いこと賃貸に暮らした住宅事情の影響もあってずいぶん減りましたが、基本的に歌っていないときはないくらい歌を歌っていた人なんですよね。
受験勉強中も数学の問題解きながらずっと歌っている。
しかもはなうたじゃなく熱唱。

で、特技という意味では、歌唱力よりも夫などには覚えの早さで驚かれます。
でまたしっかり覚えている。
懐メロなんて見た日にゃぁ画面見てなくても一緒にぜ〜んぶ歌っていたりして驚かれるのです。
なんせ20代くらいまでに興味をもった歌は歌詞を全部覚えないと気が済まなかったもので。
ずっと好きだったシーナ・イーストンのアルバムももちろん英語ですが文法がわからない中学生の頃でさえ全部覚える力の入れようでした。
それに関しては覚えるのが早いというよりはこだわりの域でしたけれども。
いずれにしてもメロディだけじゃなくて歌詞をしっかり覚えてしまいます。

最初は驚かれることに驚きましたが、たしかに夫は何回も聞いたり歌ったりした歌でさえ、歌詞の中身なんてまったくわからないことに気付きました。
今度はこれが驚き。
内容を気にせず歌う???

ある時この話をヨーロッパのアーティストにしたら
「ああ、サチヨはなんでも絵として捉えてしまうのね」
と言われました。
そうよ。絵じゃないの??
歌を聞けば歌の情景が見えるし、そうやって覚えるのじゃないの??
自分にとって当たり前のことが当たり前じゃないってこの時初めてわかりました。

そしてそれをよくよく考えてみれば、毎日毎日レコードから流れる物語を聞いて曲とともに俳優さんの声色とともに情景を描いていた幼い日の体験。
そのクセなんじゃないだろうか。
と思うのです。

「おはなしコンサート」

本当に私にとって大切な体験だったのだと思います。
そしてまた聞きたい。CDにならないかな。

「おはなしコンサート」(童音社)復刊にご協力ください。

共感してくれる人、興味を持ってくれる人がいてくれたらいいなあと思います。
復刊にご協力ください。
「おはなしコンサート」だけじゃなくて皆さんの思い出の本などもリクエストできますよ♪
まずは復刊ドットコムを見てみてください。


書道家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆
http://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに現代に通じるアートの世界を展開中

「おはなしコンサート」

おはなしコンサートって知ってますか??

もうこれはkinkoの原風景?
空想好き物語好きの原点です。
そう。あれはLPレコードの時代。
LPが入るジャケットのサイズの絵本に4つとか5つのお話が入っていて、レコードにはそれがミュージカルのように素晴らしい曲や効果音とともにはいっているのです。
単なる朗読じゃなくて動画のない映画やミュージカルみたいに。
今でも気がつけば
「シンデレラ〜どこへ〜♪シンデレラ〜どこへ〜♪
かぼちゃのば〜しゃ〜で〜♪かぼちゃのば〜しゃ〜で〜♪
王子様の舞踏会へ♪王子様のお招きへ〜♪」
って頭の中に流れているほど体にしみこんでいるのです。
ずっと手元になかったし、姪や甥のものになってボロボロになっちゃうんだろう・・・
それともとっくに捨てられちゃったかな・・・
と勝手にあきらめていたのですが、先日義妹に言ってみたらなんと送ってくれました。
プレーヤーがないから聞けないのだけれども。
・・・それに子供のころ弟がキズつけて聞けなくなってる話もいくつもあるし。
・・・まったくヤツの悪業の中で一番うらんでいる所業じゃ・・・・・・・
でも今、手元にあるだけでなんだか嬉しい。
名作は子供のものだけじゃないよね。
人生よ、人生。

版を重ねていたら改めて買いたいな、とずっと思っていました。
検索したこともあったのだけれども「おはなしコンサート」っていうだけだと出てこなかったのであきらめてました。
でもいまはわかる。
童音社の「おはなしコンサート」です。

それで今ここでkinkoのブログを読んでくださっているあなた!!!
「おはなしコンサート」を聴いてみたいと思いませんか??
復刊ドットコムっていうサイトで一緒に復刊のリクエストをしていただけませんか??
お金はかかりません。
たぶんご迷惑もかからないと思います。
でもこれは後世に残すべき名品です。

「おはなしコンサート」(童音社)復刊にご協力ください。

興味を持ってくださる方がたくさんいることを切望しています。

書道家金子祥代 kinkoちゃん随筆
http://www.kinkochan.com/
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人間の土地

読書の秋。窓を開けていると涼しい風が入って毎朝気持ちよく読書。
晴々とした気分でじっくり本を眺めていられるのは実は試しに買ってみたリーディンググラスであるっていう事実を思い出すとちょっとさびしい。いやいや眼鏡と無縁の人生だったからねえ、 やっと人気の眼鏡女子よ。ふふん。真っ赤なチェックの超かわいいやつよ。ま、だれにもこの姿は見せないけど〜。

今日はサン=テグジュペリの「人間の土地」(堀口大學訳 新潮文庫)が読み終わりました。なんだか言ってることが現代21世紀の私たちを揶揄しているようで人の進歩のなさにがっかりします。この本は1939に出版されているしテグジュペリはご存知の通り1945年に45歳で亡くなっているのだから現代なわけがないのだけれど。ナチスを知らなくてもうなづけてしまう。
なんだか今日は終盤の一説を紹介したくなりました。

・・・現在ヨーロッパには、二億の意味を持たない人間が更生しようと待望している。工業が彼らを、農民としての伝統から引き離し、黒い貨車が混雑している集散駅のような、これら巨大なユダヤ人居留地の中へしめこんでしまった。労働者街の奥で、彼らは、目覚めを待っている。
 他のある人たちは、先駆者のよろこびも、宗教者のよろこびも、学者としてのよろこびも、すべて禁じられたあらゆる職業の歯車に巻き込まれている。人は信じたものだった。彼らを偉大ならしむるには、ただ彼らに服を着せ、職を与え、彼らの欲求のすべてを満足させるだけで足りると。こうして人は、いつとはなしに、彼らのうちに、クルトリーヌふうな小市民を、村の政治家を、内生活のゼロな技術者を作ってしまった。人は彼らに教育は与えるが、修養は与えない、教養の意味を、もっぱら公式を鵜呑みにすることだと信ずるような厄介な意見が行われることになる。技術学校の劣等生でも、自然やそこに行われる法則についてなら、デカルトや、パスカル以上のことを知っている。だがはたして、彼に、あの二人と同じほどの精神力があるだろうか?

 多少程度こそ違え、みんなが生れ出たいという欲求を同じように感じてはいるのだが、ただ誤った解決法が行われているだけだ。人間に軍服を着せることによって、これに生気づけることのできるのも事実だ。それをすると、彼らは、戦争礼讃の讃美歌を歌い、戦友とパンを分かちあうだろう。彼らはまたその欲求する、大事に当る気概も見いだすはずだ。ただ彼らは、この差し出されたパンのおかげで、生命を失う結果になる。
それ相当の役割をする昔の木偶を地下から掘り出したり、古い神話をよみがえらせたりすることもできよう。また汎独主義や、ローマ帝国の神秘家たちをよみがえらせることもできるだろう。ドイツ人であること、ベートーヴェンの同国人たることの銘酊感で、ドイツ人を酔わせることもできるだろう。こうすることで、船倉係の末までも、酔わせることができるだろう。これは確かに、船倉係からベートーヴェンを作り出すよりはやさしいに相違ない。
 だが、この種の偶像は、肉食動物の偶像だ。知識の進歩のために、または病気を治すために生命を失う人は、自分は死ぬが、同時にまた、生命のために役立っている。領土の拡張のために生命を捧げることは、立派なことかもしれないが、今日の戦争は、その助成すると称するものを実は破壊している。今日では、種族全体に活を入れるために、少量の血を流すなどということはなくなっている。飛行機と爆弾とでなされるようになってから、戦争は、一種血まみれな外科手術でしかなくなってしまった。おたがいにコンクリートの壁で作った隠れ家の中にひそんで、仕方なしに毎晩毎晩編隊を送っては、相手の心臓部を爆撃し、その生命の根源を破壊し、その生産と流通を付随ならしめる。勝利は最後に腐るほうの側にある。しかも双方とも、たいていは同時に腐ってしまうのだ。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この数ページ後のまさにこの本のラストは、つくづく私も感じていたことが書いてある。
・・・・・・・・いまぼくを苦しめるのは、けっして貧困ではない。貧困の中になら、要するに、人間は懶情の中と同じように、落ち着けるものなのだ。近東人の中には、幾代も汚垢の中に住んで、快としている者さえある。ぼくがいま悩んでいるのは、スープを施しても治すことのできないある何ものかだ。ぼくを悩ますのは、その凸でも、凹でも、醜さでもない。言おうなら、それは、これらの人々の各自の中にある虐殺されたモーツァルトだ。・・・・・・・・・・

本っていうのはいろんなことを教えてくれるだけじゃなくて、ずーっと心で思っていたことを、みごとに上手に言い表してくれるものでもあります。さすがテグジュペリ。
といっても未読の方には何がモーツァルトなのか突然ここだけ読んでもわからないと思いますので是非実際に「人間の土地」を読んで分かち合えたらいいなと思います。というわけで、締めの一文もここには書きません。

とくにこのモーツァルトのくだりは教育者の立場の時には常々意識してきたことでもありますが、私は前向きなので、とっくに大人になりながらも自分の中のモーツァルトにやさしくなろうとしています。テグジュペリの時代より自由もチャンスもあるし、人生も長いのだもの。幼いモーツァルトが出会えなかった園丁に私自身がなってあげようと思うのです。ちょっとスタート地点をずらした意識で生きてみようと思っているのです。

わかんないだろ、って言いながらコメントを付け加えてしまった。ますますわかんないと思います。
いよいよ読んでください(笑)
テグジュペリに触れて世界を広げる人が増えるのはうれしいし、それよりもっと
園丁Kinkoちゃんに共感してくれる人にたくさん会いたいのです。

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鼓動

ひと雨ごとに涼しくなる秋・・・なんておだやかなイメージなく連日バケツをひっくり返したような豪雨&雷雨。
今日も太鼓の中にいるような気分で雷を聞いてしまいました。
傘があっても歩けないような雨は困りますね〜。

ところでみなさまこちらはご覧いただきましたか??私の暑〜い夏の思い出アグアスカリエンテスの最終パフォーマンス。
http://www.youtube.com/watch?v=qv1QsDfdbHI&feature=fvwrel

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お待たせしました!!「インクの魔法」のつづきです。

幻冬舎ルネッサンスのサイトには出版された本がすべて紹介されていますが、中でも注目の作品をより濃く紹介している「特設ページ」があります。

とうとう「インクの魔法」のページができました!!
特別企画として新作が読めます
「つづきはないの〜?」
の声にお答えしました。

サイト用の書き下ろしのため短い作品ですが、お楽しみください
タイトルは「リトルプリンス」
リンクに小公子があらわれた??
「インクの魔法特設ページ」http://www.gentosha-r.com/ink/

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とめはねっ! 見たよ

ビデオとれてました。
よかったー。さわやかな最後もよかったし、うますぎる作品も見ごたえありました。さっすが先生!って書いた人を想像しながら別の楽しみがあったりして。
久しぶりに大きい字が書きたくなりました。今年は脚をきたえるわよ!
真実ちゃんがとってもきれいに映っていたのもうれしかったなあ。思ってたより長かったし。それに赤井秀和娘の隣で互角だもの、なんて細いのよ!会うたび細いと思ってたけど、私のズボンの片足に全身入りそうって。それを考えると書道家金子祥代のテレビ出演はないなあ・・・あっても考えたくなーい。絶対大女になっちゃうもの〜。実際は平均的日本人サイズなんですよ。ちょーっと前までは(笑)。いえいえもどってみせますとも。でもテレビはいやだ。今年のお年玉はラジオ出演でして、近いうち叶いそうなの。これはとっても楽しみ。ラジオはとっても憧れているのよね子供のころから。ナレーションだとか。だからとーっても楽しみ。日程が決まったらおしらせしますので、おたのしみに。

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「とめはねっ!」

とうとう最終回です。
みなさん見てましたか?
書道が全面的にフィーチャーされたドラマって今までなかったから、どうなのかなあ、と思いながら見始めましたが、主役の二人のキャラがナイスで引き込まれました。周りを固めている役者さんもいいキャスティングでしたよね。
それになんといっても、まじめに作られているのが好感持てました。というのも、ドラマとかで裏打ちもされていないしわしわの半紙が額に入っていたり、落書きみたいなただの筆文字がかけられているとがっかりするじゃありませんか。子供の頃の私は時代劇を見て読めなくったって殿様の後ろの屏風がかっこよくて憧れたりしたのに、これからはもうなんちゃってな扱いしかされないのか。テレビの人って書道に造詣の深い人なんて残ってないのか・・・なんて失望することが多かったのですよ。でもでも「とめはねっ!」は違います。ちゃんとした先生が書いてます。
ってかそもそもちゃんと見ようと思ったのは、いつも合宿やら何やらでお世話になっている若き実力派の枡田真美ちゃんが高校生の書いている風景の「手」の役をしたって話があったからなんだもの。「キャー高校生役〜?うらやましい☆」な〜んて会話もむなしく、さすがNHK、まっっったく手なんて映りませんでしたけど。鋒先だけで。でもラストシーンで望月のとなりで笑ってるらしいですよぉ。楽しみ。
生徒みんなと一つの番組の話題で盛り上がったのはこれが初めてじゃなかろうか。細い線で○とか二等辺三角形とかやってみたりしてね。○は意外と上手な子でも書けませんでしたねえ。
原作も中学生が貸してくれたので6巻まで読みました。日野ちゃんはじめ先輩たちが原作そっくりに実写になっているのもなんかおもしろかったな。話は全然変わっちゃってたけど。書道部のマドンナのくだりは私はテレビの方が好きだったわ☆
でもねー。
笑点の歌詞を知れたのが原作読んだ一番の収穫かもね〜。
もう一日中頭のなかをぐるぐるしちゃって困った困った。これは一生忘れないわ!

って、えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!
最終回昨日じゃーーん!!!
よかったー。ビデオとっといてー。危なかったー。


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ガラスの仮面!出た

Kinkoちゃんのらくがき館のプロフィールにもあるように(ちょっと古くなってますが)座右の書のひとつは「ガラスの仮面」です。
私の場合文字通り大人買いにてそろえたので、文庫シリーズゆえ、単行本が2冊分くらいでないと新刊がでません。長かったよ〜。長すぎてガラスの仮面の売り場をスルーし始めており気づくのが遅れてしまいました・・・。ちょーっとこのところマンガの売り場に行ってなかった正直。また23巻が並んでんだろうなあどうせ、と眺めたらなんと24。2度見しちゃったよ。で、いつもなら新刊が出るたびに一巻から読み直してグアーーーーーーーっと盛り上がって勢いに乗って新展開に興奮する!っていうパターンなのですが、さすがに23巻の最後は衝撃のシーンでずっと気になっていたのでついついいきなり24巻を読んでしまいました。まあ演劇の部分がうすいところなので今回はそれもアリでしたね。うん。というのもガラスの仮面は表現者として芸術家としてのモチベーションを高めてくれるために座右においているわけなのでして。展覧会前にあえて一巻から読んで気持ちを高めて書く!なんてことも何度もしました。
で、24巻を読んでですが、一言安心しました。紅天女に過大な期待をさせすぎてそれに応え得る紅天女の構想ができないから進まないんだ、なんてことも言われていながら紅天女の全貌も明らかになり、終わっちゃうじゃない、どーすんのよ?と心配したりしていたけど、この調子だとまだまだ行けちゃうのね〜。って感じ。うまく考えたよな、なんて大人な感想ももったりしましたが、今後も楽しみが続きます。あーでも待つのは嫌だなあ。でも終わっちゃうのも嫌。またしばらくしたら1巻から読むかあ。


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This is it!

見ました見ましたThis is it!見たいなあと思いながらちょうどいい時間がなくて今頃になっちゃいましたがばっちり映画館の大スクリーンで見たよぉ。
一言で言ったら、よかった。
マイケルジャクソンは知ってはいても魅力がいまいちわかってなかった。
なんか日本ではものまねとかでちゃかされてるほうを目にする方が多かったし、ファンと言う人に会ったこともなくて、アメリカでホームステイしていたときにテレビでマイケルのステージが始まったらホストマザーが走ってきて「マイケール」と叫びながらかぶりついていたのがカルチャーショック・・・みたいな。そのホストマザーの友達の子供9歳がはまっていたのがマイケルのまねで、それは日本のものまねがただ「フー!」とか言ってるのとは違って本格的なダンスだったのも驚きでした。なのに当時そんな姿を見ても私にはピンとくるものがなかったのよね。幼かったというか。
This is it!は遅ればせながらマイケルの魅力をつきつけてくれました。リハとは思えない完成度。プロなら当たり前とはいえ、実際にまったく音をはずさないのも当たり前じゃないよね〜。リハだから音だけに集中しているわけでもないし本気で発声していないのだし。そしてダンサーさんもバンドさんもそれぞれどっか休憩があるのに、ほとんどでずっぱりでありながらきっちり踊っている50歳。並みの人間じゃなーい。本当に生きているうちにもっと味わいたかったです。スタッフと話し合いを重ねている姿もどちらも真摯で人としてのお手本のようでした。
This is it!ができた時、なんでも商売にすんだなあ、という批判も聞きました。中にはそれだけの関わりの人もいるかもしれません。でもね!作るべきだったと思う。それは亡くなったマイケルの思い出や追悼という意味ではなく、これからの輝かしい未来を持つ、このロンドン公演に出るはずだったダンサーや若きギタリストetcのために。映画中スタッフのせりふで「MJのステージはすべて最高じゃなきゃいけないんだ」という言葉がありますが、その言葉の通り、ものすごいハイレベルの人たちが難関をパスして、その上で情熱を傾けて長い間レッスンをしたのです。彼らの努力や可能性をなかったことにしてはいけない。本当に彼らの姿が世界に発信されたことはよかったと思いました。すごいんだもの。
とにかくお勧めです。是非是非大きい画面で見てください。


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