Kinkoちゃん随筆

書に遊ぶKinkoちゃんの気ままな日常 ・・・現代アートから海外情報、最近なぜか少年隊まで⁈なブログ

異文化発見ときどき日本

英語じゃなーい!

なーい!が続いたので3部作のタイトルにしてみました。。。
なんてタイトルだけではなくて前記事と関係がある話です。続きっていうか。

日韓ワールドカップの頃だから15年以上たちましたが、当時私の教室にドイツから日本とドイツのハーフの高校生が来ていました。

彼はその後アメリカの有名大学に進学して東大の大学院に戻ってきて、アメリカの有名大学の講師になって昨年30代にして教授になりました。

何が言いたいかというと、ハーフな上秀才。つまり日本語ペラペラということです。

日本にいる外国人というのはマスコミの好物で、
教室に来ていた時、芦屋ケーブルテレビは何度も彼を取材していました。そんなわけで教室にも何度もカメラが入りました。なつかしい。

彼が大学院在学中に東京で書道展があったので来てくれたことがあります。

その時の話が印象的というか残念というか・・・。

ちょうど会った直前にNHKの番組収録があったのだそうです。

それは日本に来ている外国の若者を集めての討論番組。

日本の視聴者が対象で、討論の参加者は全員日本語が流暢に話せる人たちです。

テーマは「国際化」。

ここまでは何の問題もないし、むしろ見てみたい気もしました。

し・か・し。

彼は悩んでいたのです。

さんざんみんなが討論した後に、いよいよまとめに入る流れになりました。

「では、日本がもっと国際的な国になるために必要なものは何だと思いますか?」

これが最後に外国人の若者たちに投げかけられる言葉。
そして、そこまでの討論はフリートークなのだけれども
最後の質問と答えには台本がある。そう。答えが決まっているんです。

あの会社ねえ。そうなんですよ。

私の教室が取材されたときにも思い知らされましたが、いろいろ質問してくるけど、答えは想定されているんです。想定外のことを言うと訂正、カット、誘導がある。
私の場合はかなり戦ったので一部不満は残りますが捻じ曲げられずにすみました。取材に来た日が「インクの魔法」の発売日だったにも関わらず、教室にあった本やポスターが見事に避けられた映像になっていますけど(怒)。宣伝しろとは言わないけど本が映ることすら許さないって何なんだろう。だって現場を見た人から見たらすごく不自然な撮り方なんですよ。そこまでする?番組によっては小説や漫画のほぼ宣伝みたいなことやってんのに!!!
失礼しました。話題がそれすぎました。
こちらの放送はYouTube にあげてありますので気になる方は御覧ください。さきほども書いた通り取材の際に相当戦ったので何も知らない方が見れば結構いい作品になっております。おかげで何度も再放送されました。

さて問題は
「では、日本がもっと国際的な国になるために必要なものは何だと思いますか?」
の答えです。

何度も言いますが、この日討論に参加しているのは、日本に興味があって日本に滞在している流暢に日本語を話す外国人ですよ。
日本に興味を持って敬意を持ってがんばって日本語を身に着けた人たちです。

それなのに
「やっぱり英語を話せるようになることじゃないですか」

と言えといわれたというのです。

当然誰もそんなこと思っていません。
全員が「私は言いたくない」と言い出し、あんたやってよ、と押し付けあっているうちに、私の生徒が押し切られそうになって、そこでその日の収録が終わったのだそうです。

「先生。僕言いたくないです。」

と沈痛な顔で言われました。

結局次の収録日に彼がそのセリフを言うことだけはなかったようですが、どんな放送になったのかは知りません。

でも、これってあの会社だけの問題じゃないですよね、きっと。
何かに気づいて「怖い」と思ってくれる人が一人でも増えますように・・・

暗い部分を書きましたがあの会社の番組は相当見ているし受信料も何度引っ越しても払わなかったことはありません!!!いい番組がたくさんあることも踏まえた上で、というか、問題を踏まえた上で今後も機会あれば視聴させていただきます。だからこそ答えありきは変わるといいなと。

書家・美術家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆 
http://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中

日本人の英語が下手なんじゃなーい!

以前に英語が世界の標準語みたいに扱われていることについてソフトとしての輸出っていう話をしました。
こんなのは私しか知らない新情報でもなんでもなくて
現代は言葉によって植民地化されている
なんていう意見もけっこう目にします。

たまたま英語が広まったんじゃありません。
語学学校が儲けているっていうだけの話でもありません。

情報操作になっちゃってます。

だって日本人が得る海外情報ってほとんどアメリカ経由でしょ?
だって英語しかわかんないんだもん。

それってアメリカが興味を持っていること
アメリカが考えていること
アメリカが知ってほしいこと
アメリカが・・・・・・・・・・・・

っていう情報です。

それは海外のほんの一部の情報であってそのものではない。

たった一回短い海外旅行をしただけだって

「あれ?聞いてたのと違うな」

って思うじゃないですか?思わない人いるのかな。

まして今こ〜〜〜〜〜〜〜んなにたくさんの日本人が海外に住んでいる。
その人たちから話を聞こうと思えば、もっと正確な且つ日本人に必要な情報が手に入るというのにマスコミも国も直接情報を集めようとしていない。
不思議で仕方がありません。

住んでる人がもっと発信すりゃいいじゃん。
という声もあるかもしれませんが、長く海外に住んでしまうと、

「まさかこんなことくらい今の世の中なら日本にいたって知ってるっしょ」

と感じてしまうところもあるし自分が困っているわけではないからわざわざ発信する必要が生まれません。

私自身が海外通だなんて思っていませんよ、ちっとも。
ほんのちょっと旅行の経験があってほんのちょっと住んだことがあるだけで
今いるところについてもわからないことばかりです。

それでも英米発信以外の本や記事に触れることで

あ〜こういうのは日本では見ることができないなあ。

と思うことが毎日のようにあるのです。

どんなに自分が世界を知らないか思い知らされているんです。

よかったな、楽しいな。
と思う反面、これを知らなかったかもしれないのか。怖い。とも。

いまだに日本人は英語コンプレックスを持って、というか持たされていますが
そろそろ疑問を持ちませんか?

全員英語を使いこなせる必要なんてありません。

もちろん身に着けたい人が頑張ることに水を差す気はありません。

問題は「英語コンプレックス」です。

日本人は英語が下手だと思い込まされすぎています。

そう。
思い込まされている。

だって、日本の教育やメディアってすごいですよ。
どんな田舎にいったって、80歳90歳のおばあちゃんだって、日本全国
サンキュー。
イエース。
なんて解説なしに冗談でいい合えるじゃないですか。
いくら文法がボロボロでも道を聞かれれば右とか左とかGo!とか言える。
ものすごい普及と浸透です。

それなのにいつまでたってもテレビに出てくるアメリカ人や外国通は
日本の問題は英語教育です。
もっと個性を。
もっと楽しく。

なんて言い続けています。

これって「誰かに言わされてない?」

もはやそう感じるようになりました。

日本に行ったことのある外国人にずいぶん会うことが増えましたが、英語が通じないと文句を言われたことはありません。むしろ、東京の真ん中しか体験しなかった人などは
あまりにも立派な英語ばかり返ってくるので驚いた。
と敬意を表されたことまであります。

私自身の実感としても
20年前に某有名英会話学校の講師をちょっとの間やった時のこと。
大学に教えに行ったら、当時の若者たちが自分たちの大学時代よりもはるかに、
少なくとも聞く話すについては力があって発音もよかったのに驚きました。
20年前ですよ!

日本人にだっていろいろな人がいる。
勉強?きら〜い。
っていう日本語ですらブロークンな人に話しかけて
ボロボロな英語が返って来たとしたって、それは英語の問題ではありません。

今日本のテレビを見る機会はすごく少ない私ですが、たまに何かを見るときに
いまだに「日本の英語教育は」って判を押したようなコメントを見ることがあって情けなくなってきます。

ついでにいうと英語の他にフランス語と中国語とスペイン語のクラスレッスンを受けたことがありますが、日本の学校の英語の授業のほうが劣っていると感じたことはありません。

ここまで来ると、繰り返しますが「誰か」がみんなに英語コンプレックスを植え付けようとしている。
もっと英語に集中させようとしている。
そんな気分になります。
英語を勉強する段階ですでに英語の文章や映画ばっかり見るわけだもの。

みんな!乗っかるなー!!!

その外側にも世界があることを忘れないで!

外のことまで考えるのは大変だとしてもせめてもっと日本の中のことを自分の目で見よう!

ちょっとカッカしちゃいましたね。
ふううう。クールダウン。

疲れたからチョコ食べて〜
まだ残っている積読を消化しようっと。
疲れちゃったから専門書はしばらく置いといて文学とまいろう。
今あるのはイタリアのとフランスのとアルゼンチンの。どれにしようかなあ。

もちろん翻訳の日本語で鑑賞よ!

そう。日本にはたくさん翻訳者の方がいらっしゃるのです。ありがたや!

書家・美術家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆 
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お金の使い道

日本の記事を見ていると相変わらずせちがらい話題ばかりです。

弱者救済も大事だけれど、お金持ちを潰してしまったら手をさしのべる人までいなくなってしまいます。

がんばった人ががんばっただけの報酬をもらうことがなくなったらがんばる人もいなくなってしまう。

なのに貧しい論調ばかり見かけると危機感がつのります。

無駄遣いはいけない。
でも何が無駄で何が無駄ではないのか。

その線引きを間違えるととんでもないことになってしまう。

たとえば文化。

美術品もエンターテイメントも生活必需品ではありません。

だから無駄?

人間の中身にとっては食べ物の栄養と同じかそれ以上に大切なもの。
本当にお金がなくて困っているときでも、一枚の絵に心が救われる時もあります。
それはフランダースの犬のネロにとってのルーベンスみたいな寓話だけのことではありません。
小説が事実を書いているんです。

そして、文化にはお金が要ります。

質のよいものでなければ人の心に響かないけど
よいものをつくるにはお金が要ります。

人口が減っても世界一のメーカーが減っても
日本が魅力ある国として残っていくには文化の力が必要だと思います。
賢い先人たちのおかげで素晴らしい文化遺産のある国ですが、
現在の私たちの接し方ではそれを守ることも未来を生むことも難しい。

海外への発信にしたってクールジャパンとかいって
あたかも日本の文化が世界に受け入れられていると錯覚させられていますが、
あくまでも漫画アニメやラーメンといった庶民文化だけの話で
日本のファインアートや、本当の和食やお茶といったものの真実は伝わっていません。

浮世絵が認められた。
春画は海外がすごい芸術だと言ってるから解禁しろ。

なんて言って浮かれている場合ではありません。
日本人にとってたかだかそれは雑誌のレベルの存在だったのです。
ほとんどは美術として伝えたのではなくて包装紙として国を渡ったのだから。
それですら
外国人にとってはレベルの高いセンスと技術を備えていたというだけのこと。
我々にはその上がある
ということを忘れてはいけないし、
そろそろそこを発信していかないといけないのです。

お隣韓国などはポップスやドラマの海外輸出を国を挙げての戦略で成功しているのはよく知られていますが、
彼らはファインアートも忘れていません。
各国に韓国人アーティストの作品展示ができるギャラリーを設けて、そこに現代アーティストだけでなく国宝級の李朝の器を同時に展示するようなことをしています。その一つの壺が動員を増やすそうです。数だけではなくお客さんの質も高くなる。興味の持ち方も変わる。

もっと地に足をつけた文化政策がないと・・・

日本には今でもいい作り手はたくさんいます。

でも受け手がいない。

「鑑賞者」が育つ教育をしないといけないし、
作り手を育て守る意識と財力を持ち続けないといけません。

そのためにはお金持ちをひがんで潰すっていう単純な発想を持つ人ばかりが増えてはいけないんです。
お金持ちが減っても減った分がみんなに上乗せされるわけじゃないのに。
全体が貧しくなるだけのことです。

貧乏人から搾取することはいけないけれど、正当に頑張って得た人の収入はきちんと守って健全に使ってもらわないと。

確かに美術に理解の深そうなヨーロッパでも美術家にとってせちがらい状況が増えている流れは否定できません。

なかでもスペインはバブルがはじけた後のどん底をやっと抜けたところ。
個人の平均収入は日本の半分以下とも言われます。
でも!
そんなスペインの現代アートのマーケット売り上げが日本とほぼ同額。
どう思います???
人口だって日本の半分以下なのに。

無料で入れる美術館もいっぱいあります。

日本。これでいいんでしょうか?

母国が真の意味で豊かになることを願ってやみません。

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DNAを調べて世界平和

日本に生まれて日本で育つと自分は日本人である。

っていうアイデンティティを疑いなく持って
ご近所に対しても同級生に対しても
あなたも私もたどればみんな一組の日本人カップルなんじゃない?
くらいに思い込んでしまう雰囲気があります。
だからこそ
「みんなおんなじはず」
なのに
ちょっと違うと悪口を言われたり仲間外れにされたり
いじめられてしまったりしやすい。

逆に日本のテレビや雑誌を見ればこのご時世だというのに
ハーフだクオーターだというだけでもてはやされている人がたくさんいます。

でも、ハーフだとかクオーターだとかいった混血は
ヨーロッパや南北アメリカにはとても多く存在するので
父は〇〇の出身で母は△△の出身
というのが自己紹介の一部だったりします。

それでここ数年メキシコでもスペインでも
「あれやったことある?」
って何度も聞かれたのがDNAからのご先祖診断。
自分の中にどこの国の血が何パーセント入っているか教えてくれるテストです。
最近はYoutubeを見ているとやたらとこの診断キットの宣伝が流れる。

これのすごいところは口の中に綿棒みたいなのをつっこむだけでよい手軽さで
しかも「国」でわかるところ。
アングロサクソンですね、とかモンゴリアンですね、っていう程度じゃない。
「私は完全にアイルランド人だと信じてたけどイギリスが入ってるの〜???」
なんていうCMなんです。

いろんな国と地続きだったり植民地でいろいろ混ざっちゃたりといった国々で
確かにこれだけいろんなタイプの人が街に混在していれば興味が湧くのも理解できます。

だれでもおじいちゃんおばあちゃんの出身地くらいはわかってもそれ以上となると知らない人が多いですよね。

たとえばおじいちゃんとおばあちゃんがクオーター同士だったとしたら
それだけで自分の中には最大8か国の血が入っていることになります。
そんな感じで遡っていくと、人によっては相当意外な国のDNAが発見されるのだそうです。

そこで何が起きるか。

イスラムは許さないー!
とかカッカしているアメリカ人が、もし自分の祖先にアラブ人がいることがわかったら・・・?

あるいは喧嘩ばかりしているカップルがいたとして
「だからドイツ人男は嫌なのよ!理屈っぽくて」
「なんだよスペイン人はいい加減だなあ」
なんて何かというとお国柄のせいにしていたのに、実は自分の中にも相手の国の血が入っているとわかったら?

興味本位で調べる人が多いようではありますが、
やってみると意外に大きな収穫があるようです。

この診断ではないですが、先日
キンプリ(King& Prince)の岩橋 玄樹くんが
最近になっていとこに自分たちの「ひいひいおじいちゃんがスペイン人なんだよ」と教えられて

「みるみる世界が変わっちゃった」

と言っているのを見ました。
それまでまったくスペインになんて興味がなかったのに
サッカーのイニエスタ選手に急に親近感が湧くようになってしまったり
世界の見え方がガラッと変わってしまったのだそう。

それを聞いていたまわりの人たちはそろって
「まさか〜?」
という反応をしていました。
多分これが日本人らしい反応なんだろうなあと思います。

自分の中に他の国の血が入っているなんて思いもしないし
外国は外国。
って思っちゃってなかなかその国の人になったつもりを想像できない。

たしかに自分の中にいきなりヨーロッパやアフリカの血を想像するのは難しいかもしれません。
でも中国や韓国だったらどうでしょう。

下手したら1パーセントも混ざっていない人なんていないくらい混ざっているんじゃない?
これは日本国内だけではなくて中国でも韓国でも。

それがわかったら
ずーっと続いている小ぜりあいは姿を変えるのではないのかな?

まだまだ世界に戦争の火種はつきないけれど
ご先祖の国に戦争を仕掛けたいと思う人はなかなかいないでしょう。

もっともっと多くの人がこのテストをやってみたら
武器や政治の交渉ぬきで自然に平和が近づいたりしませんか?
なんて素敵な解決。

DNAのテストをしなくても想像すればわかることではあります。
診断キットが流行らなくても共感できる人が増えればそれでいい話なんだけれど・・・。

岩橋 玄樹くん!復帰したら伝道師になってくれんかね?

応援してますよ。

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世界との差

柴崎岳選手が今回のワールドカップで評判上々みたいで
特にサッカーファンではないけどちょっと嬉しい。

去年の夏たまたまお寿司屋さんで目撃。
それだけでも親近感が湧くから人って不思議です。
今後のさらなる活躍に期待。

我々の中学時代なんて サッカー部=ダサい でした。

サッカー部所属の同級生のメンタルをたたえたいくらいだった。
それがあっという間にね〜。
同じ国とは思えない日本サッカーの活躍ぶり。
すごい進歩です。

それこそいろんな国に選手たちが飛び出して行って
肌で世界の標準に触れて着々とレベルアップに貢献している。

ただねえ。
サッカーに限らず「見る側」が育っていないのが日本。
もちろんどの世界にもアンチもいればちゃんとしたファンもいるでしょう。
でもどっちでもないよくわかっていない人が活躍している人をひきずりおろそうとする力が日本は強すぎやしませんか?

きっかけはゴールキーパーの川島への騒ぎでした。

私はダイジェストしか見られなかったのですが、
たまたま最初に見られたのがスペイン編集のセネガル戦。
私が見たそのダイジェストでは
川島がバシバシセーブしているいいプレイが繰り返し出てきたので
勝ち負けはともかく
私の中ではすっかり「川島=大活躍」のイメージだったのです。

それなのに日本ではこの試合について川島叩きが相当ひどかったらしい。

きっと日本のテレビでは川島のミスばっかり繰り返し報道されたのでしょう。

見ているところが全然違ったわけですよね
スペインと日本では。

で、どっちが実力があるかといったらスペインなわけでしょ、疑いなく。

こういうところなんじゃないのかな。
日本がまだ世界標準になれないところ。
もっと頑張っている人をちゃんと見て、その才能をのびのび開花させてあげる環境を作る。
そういう雰囲気があるとないとでは結果がずいぶん違うのではないでしょうか。

それと、
ネット記事でいくつか「世界も酷評」みたいなタイトルを見ました。
世界ってどこ?

世界のことを知らないくせに、ほんの数人の外国人の意見を取り上げて世界って言っちゃうっていうの。多すぎませんか???
全国ネットのテレビでも平気でやっちゃうものね。

それでますます世界から遠くなるんだよ。

早く気がついてマスコミもネットも日本人全体を「啓蒙」してよき方向に導く日が来ますように。
最近では「啓蒙」という言葉も言葉狩りの対象で新聞で使えない用語になってしまったという恐ろしい現状で、気づく日がくるのかどうかわかりませんが。

いいものみたら「いい」と気づいて「いい」と言える

そういう人が増えるだけでいいんだけど。

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メキシコのメロンパン: コンチャ

IMG_20180503_151701smallbこれはメロンパンではありません。

コンチャ です。

実は限りなく同じものです。
いや、同じ。

メキシコのギャラリーのボスは初めて日本に来た時
コンチャがあるコンチャがあるってよろこんで食べてました。
試しに一つではなく
見かけるたんびに買っては食べる。
京都のメロンパン専門店では感動が大きかったらしく
あれはうまかった!
と何人に話していたことか。
確かに専門店があるっていうだけでも驚きますしね。
しかもおいしいし。私もよく京都で買いましたっけ。

コンチャというのは貝のことだそうです。
唯一日本のメロンパンと違うのはこの筋が直線じゃないところでしょうか。
このデザインがコンチャとよぶ由来だそう。
んでまたところ変わってアルゼンチンに行くと、この単語はパンの名前じゃなくて卑猥な隠語になるんだぜい、という雑学とセットで聞かされました。

で、メキシコ人には
「日本にもコンチャがあるんだ。メロンパンっていうんだよ。
メロンの味なんかしないのに」
と嬉しそうにこれまた何回もあっちこっちで言ってます。

メロンの件は何度か説明を試みましたが複雑だしあんまり興味がなさそうなんだけれど
メロンもパンもスペイン語と同じだからうれしいみたい。

パンもポルトガルから日本に来たんだねえ。
ポルトガル語ではPao。スペインではPan。やっぱりお隣なんですねえ。
(残念ながらlivedoor blogではpaoのaの上の〜の記号が表示されません)
((ついでながら breadという単語なんて知らなくても世界には「パン」という日本語を言っちゃったほうが通じる人がずっと多いということだ!!日本人よ。英語コンプレックスを捨てよう!))

メキシコの主食はトルティーヤ、というのは有名ですが
もちろんパンもよく食べる。
こんな大きなパン屋さんも(これでも半分も写ってないんです!)。
IMG_20180503_151653smallb
おいしいパン屋さんの前には焼き立てを求めて朝7時とかでも行列ができたりします。

今の日本では
「朝いちばん早いのは
パン屋〜のおじさん!」
なんて歌われてもピンと来ないけれど。

お豆腐屋さんの早起きすらも連想できないかもね もはや・・・

この写真の手前上から2段目にはダダーっとコンチャが。
そのくらい人気のコンチャ。
もちろんスーパーのパンコーナーにもあるし、コンビニには6個入りの大手メーカーの(ヤマザキパン的な)袋なんかも売っています。

で、もちろんメキシコのコンチャもメロンの味はしません!
当たり前だ・・・

子供の頃あれ?
って思ったんだよなあ。

私が子供の頃、菓子パンといえばアンパン、ジャムパン、チョコパンにクリームパンだったんだけど、ある時期からうっすら緑色をしたメロンパンが出現して興奮したんだなあ。形はラグビーボールみたいだった。
それにはちゃんとメロンの風味がしたのです。
あの頃メロンといえば高級品。
めったに食べられないわけ。
テレビドラマのお金持ちの子供のおやつにはメロンっていうね。
だからメロン風味のメロンパンは大変に魅力的だったわけですよ。
たとえいかにも添加物な「風味」であっても。
その頃のメロンパンはみどりのクッキー部分はクッキーというよりしっとりしていて、それもまた新しく感じた気がする。

それがいつの頃からか「サンライズ」だったはずのまんまるのパンの袋に「メロンパン」と書かれることが多くなって、売り場も丸いのの方が幅をきかすようになって、いつしかもともとのメロンパンは姿を見ることもなくなってしまいました・・・
そう。
あれ?
って感じてたのはこの頃なんです。メロンパンってメロンの味のあの緑のパンだったのにって。

で、いつの間にか今のメロンパンがどんどんおいしくなって
別に昔のメロンパンを恋しがる必要もなくなって名前なんてどうでもよくなっちゃったんだけど。

どうもアンパンマンのせいらしいですね。
やなせたかしが混同していて
メロンパンナちゃんの顔としてサンライズを描いちゃったから
多くの人があの顔のパンをメロンパンと思い込んじゃったっていう話。
これも絶対本当かどうかはわからないけど時期的にも結構ありそうなんで私はそうかも?と思っています。

だって横から見たら水平線から顔を出したおひさまの形だし
色も黄色いし、何より子供の頃はじめて見たあの丸いパンには「サンライズ」って書いてあったし。

ちょっと気になってネット検索もしてみたら東西で呼び方違うんだとかいう説なんかもあったけど子供の頃の私は東にいたし。。。
とはいっても私が触れたメロンパンからのサンライズっていうのもたまたま私が住んでいたエリアでの流れだっただけかもしれないから本当のところはわかりません。メロンパンと呼ばれ始めたころの丸いメロンパンにも、色は黄色ながらもうっすらメロンの風味がついていたりもしたし。

むしろいつから定番がバニラっぽくなったんだろ?

Wikipediaにメロンパンは「日本発祥の菓子パン」とどうどうと書かれていますが
メキシコでこれだけ浸透しているとなるとそれも疑問に思えたりして。
探したらポルトガルにあったりしてね。

と、こ〜んなに長くなる、しかもはっきりしないメロンパンの名前の由来をメキシコ人に理解させるのは無理だー。
という結論に至る。
次に会ったら「メロンの味なんかしないのにメロンパン」っていう話はまた出そうな気がするけれど・・・

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メキシコでの食卓

IMG_20180524_172025b
わたくし疲れてます。
6年ぶりのメキシコ、
超超チョーーーーハードです。
こちらのブログの記事もちょうど1か月ぶり。
いやああああああ、それどころじゃなかった。
Duolingoの連続記録も終わった。
とにかくとにかく過酷な毎日。ハードスケジュールと体調管理の綱渡り・・・

・・・というか実際しっかりダウンしました。1度ならず・・・

スケジュールがなかなかはっきりしなかったり
突然変更になったり
自分でコントロールできないっていうのは本当につらい。

でも!

それでも報われるのがメキシコなのねん♪

予想をはるかに超えた体験がいっぱいできました。
詳しくは落ち着いたら書きたいと思います。

さてさて滞在中のアパートはとっても優雅な空間なのですが
今日の今日まで仕事して寝るだけで・・・トホホ。なんて残念。

やっとのんびりできるぞー!

ということで、本日のランチはこれだ!
IMG_20180526_115444


グルテンフリーは続けてます。
でも!
こんな疲れた時には
体に悪そーなものがとっても食べたくなってしまうのよん〜。

いいのさいいのさ
過酷すぎてまたもやズボンぶかぶかだもんねー。

アボカドとノパル(サボテン)でバランスとります。栄養満点だい!

結局ただ疲れたとしか書いてない本日のブログでした・・・

ちなみに写真のサッポロ一番もカップヌードルもマルちゃんも
み〜んなメキシコの定番商品です。

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スペインの車窓から

スペインからメールが届きました。

スペイン北部で大雪が降り一面銀世界。

そこまではそんなにめずらしいことではないですが、
添付写真にびっくり。

ひょっこりこんなお友達が。
IMG-20180301-WA0003
サファリパーク?

いえいえ

スペインの公道です。

マジか?

・・・本気にしてしまった私。やっぱり疲れてる?

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グッゲンハイム 美術館

せっかくスペインにいるのでビルバオのグッゲンハイム美術館に行きました。
abstract expressionism展が終わっちゃうのであわてて企画。
たしかに建物はすごいし展示もよかったんだけど、
もっとじっくり堪能できるかな〜と3泊にしたものの、グッゲンハイムは一日で十分だった。
むしろBilbao Fine Arts Museumの方が拾い物でした。

どっちの美術館でも結局一番目をひいたのはタピエス。
せっかくここまで来たのに。
タピエスは森田子龍とか比田井南谷とか、前衛書の歴史を勉強している流れで出てくるので名前は知っていたけど、価値をよくわかっていなかった。
さすがにスペインの人たちは誇りに思っていて、
しかもあっちこっちで作品に会える。
日本で紹介されているよりもいい作品がいっぱい。
これはとても得した気分です。
いっぱい見られるという点ではピカソもいっぱい見られるけど最近ピカソは飽きてしまった。
一時期ピカソのパワーに圧倒された時期があったけど、
最近はやっぱり抽象の良作の方が惹かれる。

抽象の話は置いといて、
具象でありパワーでありという点ではTAMAYOを知ってしまってからはこれを超えるパワフルはないし、
もうひとつの具象の雄(私にとってね)モディリアニの吸い込まれて時間が止まる感じはやっぱり他に類を見ないしこれらは飽きません。
おそらくはタマヨとモディリアニを同列で語る人もいないだろうし、好きな作家を二人あげるときに、これだけ違う個性を並べる人もなかなかいないと思うけど
それが私。

もう一人むしょうに楽しいのはアンリ・ルソーだけど、
3人ともスペインではなかなか作品に会えないのが残念です。

その点では3人とも出会いは日本でなので、地味に日本ってすごいね(笑)
一般大衆の芸術への理解度はとことん低いのに。

今日は西洋の彫刻を見ながら、むしょうに仏像が見たくなってしまった。
さらには狩野芳崖の悲母観音とかをなつかしがる私。

こういう奥深さとか芸術性とかは日本はすごいもの持ってると思うのよ。
すごい創作者はたくさんいるんです。今でも。
ただ、観る者がいないんです。
そりゃあゼロとは言わないけど、すそ野がない。
一般大衆とファインアートとの乖離が半端ない。
実に惜しい国なんです。
最近ではアートフェアとかコレクターとか流行ってるみたいな記事もみかけるけれども、
実態はまだまだ。
内容がかなり偏っているし、規模も小さいし。

ま、このあたりの鬱憤は書きだすと長くなるからいいや。

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久々のAHMAD TEAです

AHMAD TEA アラビア語


どこも住んでしまえば人の住むところ・・・
なんて悟ったようなことを思うこともあるかと思えば
まだまだエキゾチックな気分や発見もいろいろ。

いまのところマドリッドでいいお茶が買えるところがみつかりません。
日本茶は見るからに湿気ていることが多いし、
紅茶はフレーバーティーばかりで
普通のがなかなかないです。

バルセロナではたまたま近所にAHMAD TEA(イギリス)を置いているところがあって助かりましたが、
他のところではせいぜいtwining。
Liptonすらなかなかない。
デパートにはKUSMI Tea があるけど、普通のストレートのは品切れしていることがけっこうあるし、
おいしいけど高いし。

先日散歩していたら店頭に里芋とオクラが並んでいる店があったので
入ってみたらインド人の店でした。
そこで半年ぶりにAHMAD TEAと再会。
さすが紅茶はインドだよ。
こんな500gの特大パックまで売っている。っていうか500gしかなかった。
パッケージは何故かアラビア語。
なんだか新鮮。
値段もびっくりするほど安かったけどどうしてかな?

インド人の店員さんたちはやたらと日本最高!って盛り上がってくれました。
こっちがスペイン語で挑戦しているのに
英語でしか返してこないし。(彼らも英語が話せて嬉しいのかな。)
インドもアジアだぜ!なんて誇らしそうに言ってる。
もちろんですよ!
だから里芋とか紅茶とか欲しいもんが揃ってんじゃん。感謝。

一年ぶりの里芋とオクラはさっそく食しました。
しみる〜。
やっぱり食は和に限る。
外国で食べる和食はなんでこんなにおいしいかな〜?
本当に不思議。
私の料理の腕が上がっているわけでも
まして高級食材が手に入るわけでもないのにね。

現在は献立の半分は和食なのに
感動することしきり。

と。
エキゾチックな話のはずが和食最高。
ってところに着地。でした。

書家・美術家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆 
http://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中

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