Kinkoちゃん随筆

書に遊ぶKinkoちゃんの気ままな日常 ・・・現代アートから海外情報、最近なぜか少年隊まで⁈なブログ

海外で暮らす&語学

外国人と暮らす(1)

今年は生まれてから一番外国語を使った。
そんな生易しいものじゃないな。ほぼ外国語のみだ。
しかも普段以上に書類上でもリアルでも今までの生活ではありえないほどたくさんの人とのやりとりが続く毎日。
特に1月から5月まではいつも2人以上は「同居」していて、何も話さないでいられる日なんてなかった。それも一日中。

二月の深夜、字幕つきで上映する(つまり音声は原語)映画館で「海街diary」を見たのが最初の休憩だった。
おだやかでもリアルな日常生活と、ちょっとノスタルジックな日本家屋と景色。
日本語オンリーの2時間。
おどろくほど疲れがとれたのを感じた。
ただ、そこから出た後目に入ったバルセロナの景色に、
居心地いいなあ、と感じたのも事実だった。
不思議とホームシックにはならない。

これは今に至るまで不思議で、
なぜだか何度も考えている。

絵画とか音楽とか、芸術を「鑑賞する」という概念は大人になってから自分で覚えたものだ。
家には何一つなかった。
唯一触れていたのは、ずっとブログでも紹介している「おはなしコンサート」のレコードと絵本。
0歳から世界の文学と素晴らしい絵に触れる機会をくれたのはこれだった。子ども向けの絵本なのに大学生の時ですら時々針を落としていたくらい聞いた。
わかっちゃいるのに絵本もめくってた。
同じ環境にあっても弟はほとんど興味を示さなかったのだから、生まれつき私にだけそういう嗜好があったということで、つくづく生まれながらの個性っていうのはあるものなんだな、なんて今頃思ったりもしている。
世界文学全集みたいなのが大抵の子の家にあったり(逆に私は持っていなくて図書館だったけど)テレビではカルピス劇場とかで世界文学が上質なアニメになっていたり、
むしろ現代よりもアメリカ一辺倒じゃなく世界を意識させてくれる時代だったようにも感じる。
そんな中でも「フランダースの犬」とか「母をたずねて三千里」とかヨーロッパや南米の作品に惹かれたっていうのも、すでに芽生えなのかな。
カルピス劇場ではないけど「アンデス少年ペペロの冒険」もいまだに無意識に口づさんでいたりする。再放送が少なくて話はよく覚えていないのにエル・ドラドの黄金の光景がふとフラッシュバックされることもよくあるし。

それともう一つは壁にかけていたカレンダー。
父の会社がカレンダーを作っていたので、毎年親戚全部の分をバラエティ豊かに持って帰って来た。
よりどりみどりなのに、結局私が毎年選ぶのは「泰西名画」なるシリーズ。
泰西ってなんだ?なんて疑問もないままに。
2か月ごとに1枚ヨーロッパの風景がキャンバス地のような質感の紙に高級印刷されているもの。だから一年に6枚に触れていることになる。
これも理由はなかった。
一回だけ違うのにしてみたら落ち着かなくて翌年からまた戻った。
通すと20年くらいはずっとこの18世紀ヨーロッパの風景画があるのが当たり前だった。
5年くらい前にベルギーの公園で、その絵の中にいるような感覚になって、ふわーっと思い出したっけ。美術館でも18-19世紀頃の風景画の部屋ではホッとする。

スペインの風景は植物が中央〜北ヨーロッパとは違うけれども、冬になって、紅葉して落ち葉になってからの枝ぶりと冷たい空気の感覚がヨーロッパを感じさせてくれるようになった。

書家・美術家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆 
http://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中

↑でも書いた「おはなしコンサート」↓
「おはなしコンサート」(童音社)復刊にご協力ください。

外国人と暮らす(2)英語の話

なんだかいまだに国際人=英語。
外国=アメリカ

って思ってますよね。日本人って。
いまだに、というよりも、より一層アメリカにむいちゃってるみたい。
ヒップホップ必修とかも含めて。

確かにいろんなところで英語を共通語としていろんな国の人と話せるのは便利ではある。「説明する」という機能性にはまあ優れている言語とも。

でも、それはあくまでも、手順を説明したり、ざっくり理解するには便利というだけにすぎません。どう考えても情緒面では物足りない言語だと痛感します。

中国語とスペイン語をかじっていますが、こみいったことはまだまだなレベルです。でも、彼らの話す音が耳に心地よいし、人柄にも影響している気がします。人柄が言葉になってる、が本当なのかもしれません。
フランス語圏の人やイタリア人とも同居しましたが、それぞれの言葉に魅力を感じています。
言葉は文化そのものだなあ、ともしみじみ感じます。

バルセロナでは、ある回の書のワークショップで和歌を書きました。
参加者はスペイン人とフランス人。
書く前にまず、和歌の内容を説明しなくてはなりません。
字も知らない初心者に31文字も書く大仕事をさせるモチベーションとしても、しっかり世界観を伝える必要があります。

いくら相手がスペイン人とフランス人でも、私が話せない以上仕方がないので英語メインのレッスンです。私が指導するのを知っていて参加希望した人たちなので、英語はわかる人たち主体なのですけれども、和歌の訳をするとなったら別次元です。だって現代日本語にだって完全には訳せないんだから。
それで、準備の時に、滞在中だったスコットランド人に相談したのです。
・・・が

火のように燃えたぎる恋心。
とか、
絶え間なく流れる水のような静かでも確かな愛
とか
そういう恋心を訳す単語は「う〜ん。ない!」
って言われちゃった・・・
強いて言うなら
I fell in love deeply.とか?とぬかす。
アホか。

これは英語そのものの問題ではなく、彼女という人間の経験不足から来るだけかもしれない。
彼女が来る前に滞在していたアメリカ人小説家ならもう少しはマシなことを言ったかもしれない。
でも、彼に俳句の訳を校正してもらった時も、
ああそうやっていうのか英語では〜。と英語の勉強にはなったけど、文学的な魅力は消えちゃうのね〜。状況説明だけで美しくもなんともない!
と拍子抜けしていたんだよね。

だから、まあ完璧な訳はできないけどしょうがないか。
イメージだけわかるように外側から説明していこう。
と、平安の姫様たちの絵巻の画像を見せながら、その時代の恋愛模様。
文字の、そして和歌の果たした役割。
っていうのを説明して、
いざ、本日作品化に挑戦する和歌の解説へ・・・

そ・し・た・ら〜

まあ簡単だったの。
ラテンのご婦人たちにはバッチリ伝わっちゃったのです。
で、みんな「あーーー英語では言えませんねえ。でも。私たちはわかります。フランス語でもいいますよ。炎のような思いとか。」
スペイン人たちもamorの話題にのりのり。

さすがラテン系。
感情の機微がわかるわかる。で、彼女たちの言葉で言われると、文法がわからない私にも「愛の言葉」の情感が伝わってくるんだな。ロマンチックでした。

で、ここまでコケにすると英語好きの方々は
シェークスピアを知らないのか!
って怒り出すと思います。
そりゃあ、私も津田塾なんで〜。
原語にも触れましたけどぉ。

そりゃまあ哲学的な部分とか、お話のぐいぐいひっぱる感じとか、
評価するところはたくさんあると思いますよ。
でもねえ。
今考えてみるとォ。
明治の先人の訳が素晴らしかったんじゃないのかなあ、と思うんです。
日本人がこれほどまでにシェークスピア文学を評価するようになったのには。
美しい訳だったんですよ。訳自体が芸術だった時代。

すんごい有名なセリフとかも英語の原文を知ると
さっぱりしてんな〜。
って思いません?
まあ昔ながらの正統派のイギリス英語の響きは確かに美しいから、我々が学校英語から想像する音よりははるかに美しかったんでしょうけどね、もともと。でも、シェークスピアみたいな古典的ないいまわし、現代英語ネイティブは使わないじゃん。

ましてや英語を話す人が世界中で増えると同時に下卑た現代アメリカ英語が広がっていくでしょう。
勉強と称してアメリカのテレビや映画を見る人が増えるし。
ほんっと残念だよ。
ま、アメリカ人の悪口はまた今度。

書家・美術家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆 
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外国人と暮らす(3)国際語って

ここまでなんで私が外国人と暮らしたの?って???な人も多いと思いますので説明しますと・・・

あんまり知られていませんが、アーティストインレジデンスっていうのが世界各地にあるんです。奨学金付で、制作、滞在費などすべてサポートしたうえ、デビューのきっかけまで、っていうファーストクラスのものから、滞在を希望しさえすれば有料で、アパートみたいな感覚で住まわせてあげるよっていうのまで様々なんですが、多くの場合、同時期に各国から芸術家が集まって、シェアハウスみたいな共同生活をして、刺激しあいながら創作活動をする。
っていう場所です。

そこで今年5月まで私が生活を共にしたアーティストは入れ替わり立ち替わり

イタリア、アメリカ、カナダ、モロッコ、ウガンダ、スペイン、パレスティナ、トルコ、スーダン、シンガポール
10か国。13名。 

コラボしたのは現地に住んでいるルーマニア、メキシコ、スペイン人
私と同じ視覚芸術のほかに、建築、写真、音楽、パフォーマンス、文学と専門は様々。

作品鑑賞、あるいはワークショップに参加してくれた形で、上記のほかに
中国、台湾、フランス、チリ、ブラジル、エクアドルなどの人たちと出会いました。
普通に日本で生活していると一生会えそうにない国の人たちもたくさん。

だからせっかくスペインに初めて来て、初めて生活できるというのに、
英語ばっか使っててスペイン語はまったく上達してない。

でも、考えてみてください。

これだけいろいろな国の人たちが来ていたけど、自分の国の土着の言語を使っていない人ってメキシコ人とカナダ人だけなんだよ。
他の国の人はみんな自国語の他に英語を使っているんです。
英語ネイティブは少数派なんです。いくら国際語運動していたってさ、
スペイン語圏と中国語圏たしたら足元にも及ばない数の人しか使ってない言語なわけです。

ここ、忘れてる人多くないですか?

なんか、小学生から英語必修とか聞いてるとさ、
時代錯誤を感じちゃうんですよ。まだ言う?って。
だって、日本国内では日本語があれば十分な上、
世界では日本語を学んでいる人がどんどん増えています。
彼らは私たちと会ったらむしろ日本語を話したいのです。

それに、今では海外旅行だって、英語が通じない国にも簡単に行けちゃいます。むしろそういうところに行く人が増えて、この狂乱がおかしいって気づいてほしい。
だからといって、すべての国の言葉を覚える必要ないですよね。
旅行レベルなら、ジェスチャーだけだって大抵のことは通じるでしょ?
人間が根本的に必要としていることはどこの国の人だって同じ。

食べる。寝る。トイレ。

これができれば生きていられるわけ。とりあえず。
この「概念」を持たない「人間」ってあり得ます?
値段は数字かけば会話になるし、
駅や空港だって名前さえ書けばタクシーが連れてってくれます。
もうちょーっと複雑なことでも、ケータイでググるなり、指差し○○語の本使うなりで、なんとかなるじゃないですか。
そういう意味で、1週間程度の旅行をするだけのために国民全員が英語を修得する必要ないんですよ。
翻訳の機械だってどんどん良くなっちゃうんだから。

確かに前回書いたように文学を機械で訳すことはできません。
人間がやっても難しいものです。
だから芸術なんです。
だけど、それを国民全員ができる必要ないでしょう?

プロとして英語を使うには楽しいだけの英語じゃ話になりません。論文読み書きしたりビジネス文書やり取りできなきゃ意味ないんです。
その文書の文法がめちゃくちゃだったら信用してもらえないし。
だから学校はその入口を示さないといけないと思うんです。どの子が将来そういう本物を必要とするかわからないのだから。
だけど、必要がないとわかった人は深める必要はない。今までと一緒。

楽しく英語!とか話せる英語!
とか浮かれて規制の教育を批判している人がたくさんいるけど、
よく見れば、批判してる人って自分が苦手だった人じゃないのかな?
規制の教育で十分身に付けてしまった人なんていくらでもいるんです。
少なくとも私はたくさん会ってきました。
あんたネイティブか?なんでそこまでわかんねん?みたいな同級生ゴロゴロいました。

英語に限らず、苦手な人はどの教科でもいるじゃないですか。
なんで英語だけ騒ぐんだろうな、と思うんです。

英語が苦手でも、韓国語なら得意かもしれない。
同じ時間と労力を、他の言語なり、あるいは専門に向けた方が実り多くないですか?
(つづく)

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外国人と暮らす(4)国際語って2

そう、ここでタイトルに戻るけど、

国際語って英語じゃないです。

英語はひとつの道具だけれども、それを持っていても何でもできる道具じゃありません。

和歌の訳の時にも少し書きましたが、英語はできるのに、本人の経験不足で意味がわからなくて適切な表現が浮かばない、ということだってあるんです。
英語の特性で訳せなかった、みたいなことを書きましたけれども、
たーーーーくさんの英語話者にあたってみれば、マシな訳も出てくるだろうし、実はピンポイントの単語が存在するのかもしれない。

でも、それは英語を使う人が、もとの言葉をきっちり理解できないことには始まらない話なんです。

訳の例をあげると「インクの魔法」のスペイン語訳をしてくれた男の子も、何か所か誤訳をしました。
翻訳力はかなり高いセミプロなんだけど。

その誤訳を指摘してくれたのはアダルト〜なお姉さま。

誤訳を指摘されても彼は最後まで理解できなかった。

つまり、訳する技術の問題ではなくて、
大人の男女の心の機微がまだ理解できてないっていう話だったんです。
もう26歳なんだけど・・・


恋愛経験に限らないですよね。

先日も、賃貸契約書の一部が理解できなかったので、コピー屋さんでプリントして、コピー屋さん(英語が上手なおじさん)にちょっと教えて。ってお願いしたところ、ちょうど私の前にいた「私英語できます」っていう女の子が「どれどれ」と目を通した後ヒステリックに叫びだしました。
「こういう法律のことは弁護士に聞くべきよ!弁護士に聞きなさい弁護士!」

うそ〜。たった数行のために弁護士に何万も払うんかい〜。
はっきし言ってGoogleの珍妙な訳でもだいたいのことはわかってんだぜ、私にだって。

その後、手のあいたコピー屋さんに見せると、
「ああ、ちょっとした法律用語があって君にはわかりにくいと思うけど、一般的な契約書だから心配ないよ。『・・・・・・』って感じのこと言ってる。不法滞在とかしなければなんも関係ない話」

とのこと。
念のため契約当日に大家さんのお嬢さんにも聞いてみると、やはりいたってシンプルな内容でした。
「英語できます」ちゃんは契約書っていうものに触れた経験がなかったので専門用語に過剰反応ってだけのことだったんです。

英語ができるくせに意味がわかんない人の話が続きましたが
逆もしかり。

たとえば、ミュージシャン同士だったら言葉がわからなくてもセッションできちゃうし、スポーツ選手たちが海外で一緒にプレーできちゃうのも、語学以前にルールを知ってるからです。

私の場合にしても、もし私の英語が今より数段うまくても
「ピカソって誰?」
なんて感じだったらおしまいじゃん?もう同業者に相手にされません。

逆に価値がわかる者同士なら、ちょっとくらい拙いいいまわしでも共感しあえるわけです。

国際語っていうのは「教養」なんだ!!

あるいは、そんな専門分野の話じゃなくたって、
こないだ私が鍵があけられなくて締め出された時にはスペイン語しかわからない人たちに助けてもらいました。
その人たちの人柄。人間力のおかげです。

だからねえ。
英語の授業時間増やすくらいなら、

箸がちゃんと持てる子を増やしましょう。

きれいな日本語を話せる子を増やしましょう。

いっくら英語が話せたって、そんなことすらできない日本人には値打ちを感じてもらえないんです。

英語話せる「だけ」の人なんて世界中にごろごろいるんだから。

で、まずは人として受け入れてもらえた上で、共通の話題で盛り上がる。

この順番じゃないんですか?

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外国人と暮らす(5)英語とアメリカ人

なんか英語とか国際語とか熱く語っちゃったけどぉ。。。。。

なんでかって言ったら、悔しい思いもいっぱいしたってことさ!!!

英語ネイティブには腹の立つこと多かったしね。

あああああ・・・ダメ子出現・・・でも吐き出させて〜〜


アメリカ人
スコットランド人
英語圏のカナダ人    
同居人では計6人ね。関係者ではもっといっぱい。
とにかく奴らは多いんだ。

スペイン全体からいうと英語を話す人はとても少ない。
もちろん世界全体でも。

でも、「国際」と名のつくところに彼らはいっぱいいる。

なんでかって?

英語使えるからさ。
観光地にも多いよね。

英語輸出戦略大当たり。

そこは賢かったよ。彼らはすごいビジネスを考えたよね。
ソフトを産業にして。
多くの人が誤解しているけど、今、英語が国際語的に使われているのは英語が優れた言語だからじゃないんだ。
イギリスがしかけたんだよ。

そのせいで、世界中どこにでも英語ネイティブが闊歩してる。
まあいいですよ。私だって外人の立場でいろんなところ行くから。

問題は彼らの横柄さ。その他もろもろ。

日本でもスペインでも英語メニューがないと怒る。
店員が英語を話さないとバカにした態度をとる。
おかしいでしょ!
勝手に他人の国に来てるくせに。

私もバカにされた。
頭悪くて私が言ってることわかんないくせに、
「Sachiyoは英語が苦手だからかわいそうに」
ときたもんだ。


あのォ。
この場にいる他の国の人たちみんなわかってますけど。何か?

そう。ここで感じるのはレベルの差なんだ。
人としての。

英語ネイティブは言葉の壁がないし、文書の作り方とかも自分たちのルールだからハードルが低いんだよね。同じ場に立つための。
だってパソコンひとつとったってアメリカさんの用語ばっかじゃない。
PCそのものがアメリカ人の発想なんだから仕様も何もかも使いやすいでしょうよ。そういうとこ苦労してないからプロジェクトのことだけ考えてればいいわけじゃん。アピールは得意だしさ。
だから他の国から来た人たちとは内容のレベルが違うんだよね。
平均的に見ると。


それなのに、常に上から目線。

裸の王様的な。

こういう悪口を書くと必ず、先入観はいけないよ、って釘を刺してくれる人がいるのだけれども、基本的に私はむしろ先入観なく入る方です。
だって、もったいないじゃない?
いい人かもしれないのに最初からドアを閉ざすのは。
それで思いっきり開け放った挙句に裏切られてんのよ。
だからこれは私の経験に基づく統計なの。

もちろんアメリカ人の友達もいます。
立派な人もいます。
でも
立派でない人も同じ土俵に立てちゃってる現状を憂えているんだ。

いろんな国の人に会っていて、同業者に限って言えば総じて英語が堪能です。
自分の専門の実力にプラスして外国語を職業レベルまで習得している人たちです。
そういう人たちは言葉を操るだけではなくて、
たいていは教養も伴っています。
でも、総じて謙虚。
というより「だから」謙虚。

外国語としての英語を話している同業たちの英語はとってもよくわかるし、私の話も聞こうとしてくれる。
間違えても絶対バカにしない。
なぜなら、英語が勝ち負けの基準じゃないから。
英語がうまいかどうかより、お互いの中身に興味があるんだから。

理解しあいたいなら、「相手にわかりやすく話す」ことや「相手の話をわかろうとする」ことは当たり前のことでしょう。
わかってなさそうならゆっくり話すとか、
別の言葉に言い換えるとか。

だから、ハリウッド映画を見ていっぱい汚いスラングを知っていたとしたって、そんなものは使わない。品格の問題もあるけど、それよりアメリカのスラングはあくまでもアメリカ内での流行語であって、みんなの標準語じゃないから。

ところがだ。

英語ネイティブは
わざとやってんじゃねーか?っていうほどわかんない英語を話します。

特にアメリカ人。
周りが外国人ばかりだとむしろいつもより早口になってない?
くらいな。

同じことを説明するのにやたらと言葉数を使って、それを短い時間に押し込めるみたいな話し方。
いっぱいしゃべるよりポイント言ってくんない?
って感じ。

ダラダラしゃべったわりにポイント無しで、聞き損ってことも多い。

発音だって聞き取りにくいのにさ。
とにかく言葉数並べることで競ってるような感じ。
しかも、そろいもそろって、相手の作品とかに興味なしだったな〜。
明日どこのレストラン行く?
とかそんなんばっか。
(そのくせパエリア専門店に行ってサラダとステーキでお腹いっぱいになってパエリア残す。みたいな暴挙。一緒に食べに行ってもちっとも楽しくない。バカ舌だし。)
ま、それはいいとして、相手にわかるように話そう。
っていう発想ゼロ。
想像力がなさすぎて驚くことが多い多い。

相手が外国人の時くらいスラング抜きでABCニュースみたいに発音しようと思わないのかね。せめて。
基本的にアメリカ人は田舎出身者ばっかなんだから君たちの英語がなまってんだぜい!
いばれる英語じゃないっていうんだよ。

な・の・に
わかんない方がバカ。みたいな勝ち誇った態度とっちゃってさ。

いいですか。
他の国のみんなはコミュニケーションとれてんですよ〜!

アメリカ人に集中ついでに
あんたたちどこへ行ってもうるさいんだよー!!!
ほんっとにどんだけ田舎もんなんだ。
レストランだろうが道端だろうが、無駄に大声でしゃべってうるさい。
聞きたくなくても聞こえてくる話は恐ろしく内容なくてつまんないし。
品がなくて周りの空気変えちゃうしね。
ほんと環境汚染レベル。
これについては私個人の感想というより、
アメリカ人以外とは盛り上がれるレベルの世界の共通認識です。

他の国の英語ネイティブは声の大きさは人それぞれだったけど、
自己中な点では共通してた・・・

ルール違反はそろって英語ネイティブだった。
ここはスペイン。
でも、スペイン語がわからない人のために英語で注意書きがしてあったり、
レジデンスからの説明や指示もみんな英語。
ほぼ彼らのために。

それなのに!

英語ネイティブに限って読んでない。
じゃあ英訳いらないじゃん。
他の国の人はググってでもわかろうとするからさ。
くらいなレベル。

しかもしかも、台所とか汚す!
夜更かしして五月蠅い。
あああああ。きりがない。。。。。。。

すっかり悪口全開になっちゃったけど、
これが英語ネイティブの現実、ある意味。

英語の上達に励む人を止めたりはしないし、
もっともっと優秀な日本人が世界で戦えるようになったらいいと思うけど、
心の準備のお手伝いになればと思います。
英語の勉強をすることと
アメリカ人に染まることは違うからね。

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2016年。試練と感謝の年でした。

1月7日に渡航して一年が過ぎようとしています。

ここ10年ほど体質改善に取り組みながら
ぼちぼち生きてきたというのに、
なんてエキサイティングな毎日。
刺激が強すぎて、
ダウンを通り越して無理やり強くなりました。

例えば、10mの作品揮毫パフォーマンスの前後は
ものすごい重労働続き。

精神力でなんとかやってきたけど
今度こそ倒れるか?
っていうくらいのハードな作業。

とうとう全身筋肉痛になって、
腰も心配になってきた・・・

その日、シャンプーをすすいでいたら
突然シャワーが水に。

まだ寒い寒い3月の夜。

全身に電気が走るような冷たさ。。。。。。

神様!

私にどれだけの試練をお与えになるのですか?

そのくらいのショックが全身に。

凍えながらもシャワーから上がり、
震えた手で震えている体の水を拭き取る。

・・・が。

気づくと腰痛がない。全身の筋肉痛も一掃。

この時思った。

人間って、生きるか死ぬかの時には
痛いなんて感じてる余裕ないんだ。って。

一瞬で体は選ぶんだ。


こんな体を張った試練がいくつあったことか。

1月はさっそく激ヤセからスタートしたっけ。
測ってないけど2週間くらいで5kg以上落ちた。

激動の一年って今年のことだな。

つらいことばっかりじゃなくて、
素晴らしい仲間や先輩と
素晴らしいコラボをしたり、
はたまた個展をしたり、
達成感もいっぱいの一年。

何年分の出会いがあったか。

ものすごく素晴らしい出会いがたくさんありました。

本当にたくさんの人に助けてもらいました。
感謝ということの意味を日に日に理解しています。

そして、時差を乗り越えて、
夫婦の絆も深まっている・・・つもり。
たくさんの助けをありがとう。

みなさん来年も
いえ、末永くよろしくお願いします。
よい年をお迎えください。

書家・美術家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆 
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ネットで語学学習・・・

ようやく今月になって、スペイン語の勉強を再開しました。

いっそ今年は語学の習得に集中しちゃえば?
という夫の言葉で学校を調べてみたりもしたのだけれど、
そこはさすがにヨーロッパ。
なかなかの値段です。

定期的に通うのも面倒な気がして気分が乗らないし、
なんといっても、先生の質やクラスメイトとの相性ってギャンブルみたいなところがあるから
それに賭ける気にもなれず・・・

さすがにここまで指導経験も生徒経験も積んでくると、学校が今の自分に向かないのもわかりすぎる。
向かないっていうより、正確に言うと無駄だらけになるのね。
だって私の現在の弱点は
わからない
じゃなくて
覚えられない
なのだから。
学校に行ったって結局「覚える」の部分は自分の作業だからねえ。

文法の基礎は一通りは目を通しているので、しくみは理解できるのです。
母国語である日本語からかけはなれた英語をこんなに長い間苦労して勉強した日本人は
西洋人のクラスメイトよりはるかに文法を理解するのが得意。
これはよく言われることだけれども本当です。

でもねえ。言葉は道具だから、使えてなんぼ。

なのに動詞の活用でつまづきっぱなしで先にすすめないのです(涙)

英語の不規則動詞は中学の時に全部覚えろと言われた時には驚いたけど、
所詮は過去&過去分詞だけでよくて、一枚の紙に一覧が収まる程度の量なんだよね。今思えば。

スペイン語の活用どんだけ???
不規則動詞どころか規則動詞も無理です。
いつまでたっても現在形すらおぼつかない・・・
困った困った。漫画の外人みたいに「ワタシ タベル」「コレ カウ」って感じに聞こえてるんだろうなあ(恥)。

でもとにかく私の頭は生まれつき暗記と無縁なつくりでして。

欲をかかずに動詞の現在と単純過去(スペイン語教育の用語では点過去)だけでいい。とわりきったのだけれども、それすらも気が遠くなるような作業で。
なんか楽しいドリルとかゲームとかないのかなあ。
と子供の本のコーナーに行ってみたりもしたけどない。

仕方がないから中学時代を思い出して、こつこつ単語ごとに6種類の変化をノートに書き続ける作業を数日続けてみたけど、手ばかり疲れる・・・なんたって楽しくないです。

いまどきネットでゲーム感覚でできたりしないのかい?
と探してみたけど、
ない。

(つづく)

Duolingo(デュオリンゴ)体験記、独学で使ったテキスト、読み物、動画など随時追加しています。よろしければカテゴリー「スペイン語」をご覧ください

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ネットで語学学習(2)Duolingo(デュオリンゴ)とVIKI

(つづき)
実際ネットで語学学習のソフトはないわけではないんです。
無料のものも随分みかけます。
でも、ほとんどがスマホのアプリ。ちっちゃい画面嫌だ〜。

それに文法の説明ダラダラされても私がやりたいのはドリルなので違うし。

やっぱり地道にノートで暗記なのか・・・
あきらめそう・・・


なんて折れそうな時に、やっとみつけました。
Duolingo(デュオリンゴ)

これはPCでもできるし、正解するとピンポーン!って鳴るだけでも
単調な語学学習に張りがでるというもの。

それで一気に初日に1000問以上解いてしまった。
1000ポイント獲得したから1500〜2000問くらいかな。
はははは。本当に地道にコツコツが苦手な私・・・
気分が乗った時にどーーーーーーっていうタイプ。

そんな私でも、一応この一週間は休まず続けています。
さすがに進むと少しずつ難しくなるから1000問毎日はあり得ないけど。手も痛いし。

既存の語学学習ソフトの中では秀逸なソフトだと思う。

設定言語も選べるのが便利。私は英語話者に設定して問題を解いているので、
スペイン語→英語。
英語→スペイン語
の繰り返しなのも、今の私にはすごくいい訓練になります。
この言語の切り替えっていうのもひとつの関門だったので。
(英語スイッチになっているときはスラスラ話してるのに、途中に日本人との会話がはさまったとたんに英語がレロレロになっちゃうみたいなことが多くて苦労しました。)

ただ、よくできたソフトではあるけれども、割り切って付き合わないといけないところもたくさんあります。
どなたかのブログに「カオスな例文」
と書いてあって笑っちゃったけど、
たとえば
「私は蜘蛛ではありません。私は少女です。」
みたいな例文とか
「やあ、おさるさん。君はスペイン語を話しますか?」
とか。
なんてファンタジー(笑)

あとは、形容詞vivo=aliveの練習が
「今日父は生きています。」
とか。ブラックな文脈しか浮かばないのは私だけ?ミステリー読みすぎかな。

超初級の練習文に「父は大佐です。」とか「あなたは軍人ですか?」
とか、日常ではまず一生使わないと思われる名詞が出てきたりね。

それから、私がキーッ!!!ってなっちゃうのは、
このスペイン語を英語に、
っていう問題で、うっかりスペイン語の活用に気を取られたりしていると、
解答の英文のほうの不定冠詞anをaのままにしてしまったり、
pensarはthinkだな!なんて喜んでいると、think of のof を入力し忘れたり、
英作文のテストだったら絶対間違えないような初歩的なミスをしてブーって鳴らされる時。
(実際はブーっていう音じゃなくて残念な感じのディンドンっていうサウンドだけど文字ではあらわせない)
あとはタイプミスでthe をthaって打っていて、ブーって鳴っても何が間違いなのかなかなか気づけない時とか。
こういうのは人間の先生と対面でやっていたらスルーしてポイントに集中できるんだけどね。
機械の石頭!

不自然でもガチガチに直訳した解答じゃないと認めない時もあれば意訳を許してくれる時もあって、
解答するときに勝負!っていうときもあるなあ。
きっと日本語に設定していたらもっとストレスがあるんだろうなと思います。

日本語と西洋語との互換性はなかなか・・・

そうそう。
Duolingo発見とほぼ同時期にVIKIという動画サイトもみつけたんだけれど。。。

こちらは違法アップロードじゃなくて無料ながら正規にドラマや映画を見られ、しかも字幕が選べる!っていう素敵なコンセプト。

でも落とし穴は、その字幕が「ボランティア」っていうこと。

最近のドラマにまじって一本だけ木下恵介監督の「不死鳥」っていう映画があったので、
初めて田中絹代の映画を見ました。
スペイン語の字幕つけて。
そしたらひどくてびっくり!
こんな初級の私が気づくくらいひどいスペイン語訳ってどうよ。

戦前戦後の良家の人たちの使う丁寧な日本語がまったくわからない人が訳したみたいで文になってないんですけど。
それどころか、主人公「小夜子」の名前がsayokoになったりryokoになったり、どんだけひどいんだ?

きわめつけは終盤。
恋人の父親が
「わしは嘘を言うのは嫌いだ。」
と言ったところについた字幕が 「Eagle. ...............」

一瞬、目が点になりました・・・

Eagleって・・・・・・もしかして「わし」の訳???

鳥のワシと間違えたにしてもスペイン語aguilaにもなっていないんだけど。

そんなんで日本を代表する木下恵介監督&名優佐田啓二、田中絹代の作品が評価5.9なんてつけられちゃっています。なんて理不尽。

字幕見ながら単語を覚えるのっていいと思ったんだけどこれじゃあね・・・

めげずにボチボチ勉強しまーす。

Duolingo(デュオリンゴ)体験記、独学で使ったテキスト、読み物、動画など随時追加しています。よろしければカテゴリー「スペイン語」をご覧ください

【Kinkoちゃん随筆】 書家・美術家 金子祥代 https://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中
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マドリッド:Decor accion(1)

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新居でそろそろ半年。
まだ食卓がありません!
おしゃれなのに出会ってもどれもこれも仮住まいには大きくて(涙)
こんな蚤の市にも通ったりしています。
写真の蚤の市は年に一度のマドリッドlas letras地区のお祭り中だけの催し。
6月8日から11日でした。

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お祭りというよりざっくりと商店街の催しみたいなもんですが、
ホテルもこんな風に蟻んこまみれになったりしております。

タイトルの通りメインは蚤の市ではなくて、
街を飾るイベントなんです。

おだやか〜に人々が集っている空気がなんともいい感じ。
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(かわいい飾りつけのあれこれは次記事へつづく)

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「おはなしコンサート」(童音社)復刊にご協力ください。

マドリッド:Decor accion(2)

            (お帽子でできた傘↓)
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商店街の催しっていってもね〜。
センスが違う!

これ、アーティスト雇ってのアートイベントじゃなくて
それぞれのお店の店員さんがやってるんですよ。

早いお店は何日か前から飾りつけ作業を始めていて(楽しそう〜に)
その姿がまたいい感じでした。

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わずか4日間だけのイベントなので
使っている素材はよく見ると模造紙とかで文化祭レベルなんですが
お・しゃ・れ〜〜。

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そしてそこに自然にアコーディオンのおじさんがいたりなんかして

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出来過ぎ。

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旧市街は100年以上の古い建物が多いので、デコレーションなしでもエキゾチックですが、
かわいく飾られた古い街がなんともいい。

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楽しい街歩きでした。

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