Kinkoちゃん随筆

書に遊ぶKinkoちゃんの気ままな日常 ・・・現代アートから海外情報、最近なぜか少年隊まで⁈なブログ

アート・芸術

MUSICA-MUNDI

MUSICA-MUNDI-CMusica Mundi es el titulo en latin que mejor se adapta al repertorio de este concierto. Un recorrido musical por diferentes paises para celebrar el 50 Aniversario de la fundacion de la parroquia. !No te lo pierdas!

=Musica Mundi (世界の音楽)は、このコンサートのレパートリーに最も適したラテン語のタイトルです。
Parroquia (小教区)の創設50周年を祝い、さまざまな国を巡る音楽の旅。 お見逃しなく!



発声練習で憂さをはらすだけでは飽き足らず
オーディションを受けて合唱団員になってしまいました。

まだ試用期間中にもかかわらずステージに乗ることになっちゃった。

わずか2か月で17曲おぼえました。
こんな無茶は初めてだ。
メロディは覚えたけどまだ舌がまわらないスペイン語、ラテン語・・・。
よりによって早口な歌詞が多すぎる

スカートのウエストを調整して衣装は準備OK。
大学1年(=18歳!)の時に作ったロングスカートがまだはけてホッとしたけど、今まで何回フック付け直しているんだか(笑)
詰めては出し、出しては詰め。

当時先輩方が研究を重ねて、ステージで一番衣装がきれいに見えるヒール高は8cm!
ということで作ったスカート。
裾なおしせずに何歳まで履けますやら。
また目標が増えました。

まずは初舞台、がんばらなくちゃ!

PRIMAVERA-C







初舞台が終わったらすぐ次!

わわわわわわー!




【Kinkoちゃん随筆】 書家・美術家 金子祥代 https://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中
インスタはこちら☆https://www.instagram.com/sachiyo.kaneko/

キレイのバックナンバー11:五感

農業を始めるアーティストやプログラムに農業を組み込んだアーティスト向けのプログラムが増えてきています。

農業にはモノづくりの原点がある!

という発想に基づくムーヴメントだそうです。海外では「あなたは誰?」の問いに「アーティストです。」と答えると大変喜ばれます。「Feliz!=おめでとう」と祝福されることもあります。また、アーティスト自身もとても誇らしげに名乗るのです。理由は「無から何かを創りだす」という行為がとても価値あるものと認識されており、それをする人がアーティストだからです。その意味で、何もないところを耕して種をまいて育てた何かが形となって実る。というプロセスはとても似ているのかもしれません。

でもどちらかというと、そういった見た目のプロセスより、土の中のあたたかさを感じたり、冷たい風やあたたかい風に吹かれたり、草や花、土の匂いをかぐといった目に見えないことどもを五感で感じ取ることが、私たちを育て、私たちの中に眠っている新しい感性を呼び覚ますこと。アーティストたちがそれをどう表現していくのか、その可能性にとても楽しみなものを感じます。

そして、これはアーティストに限らず、多くの現代人にとっても大事なヒントなのではないでしょうか。
頭でっかちになっていると答えが出なくて袋小路に入ってしまうことも、実は自分の中に答えはあって、これが好きとかあれがダメとか感性に委ねれば案外すいすい出られたりして。

出られなくても見える景色が違うかもしれない。

感性がにぶってくると自分が今いい状態か悪い状態かすら見えなくなってしまいます。
まずは信頼できる感性をとりもどしましょう。
今より少し自分の手ですることが増えるだけでも五感は刺激されます。
コンビニのサラダばっかり買っている人ならスーパーでキュウリを一本まるごと買うだけで手にチクチクした感触を感じることや、切った瞬間にみずみずしい香りを感じるという刺激が増えるのですから。

今まですてきなアーティストにたくさん会いました。写真家、画家、舞台人、彫刻家などなど。
生み出すものはそれぞれ違います。
でもみんな生き生きとして美しいのです。
彼らに共通すること。それは自分としっかり向き合い、自分をとてもよく知っている人たちだということです。逆にそれこそがアーティストと言っても過言ではないでしょう。
その意味で人は多かれ少なかれアーティストたる部分を持てるのです。さあ、眠っているあなたを起こしましょう。何から始めましょうか。banner-kokoro

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キレイのバックナンバー10:(レッスン開始!)姿勢

私が書をやってきたおかげで「凛とした」なんて形容詞を使っていただけることが時々あります。それを言った人の前には絶対もう姿を見せないでおこうと思うくらいな過ぎたお言葉ですが、書家というと背筋ピーン!とイメージされるからのようです。
残念ながら、書を稽古したからといって姿勢がよくなると保証はできません。でも、

上手になるには姿勢を正した方がいい。

ということは言えます。
視界が広くなるとか、中心がとりやすいとか、腕が自由に動くとか。当然よいことばかりです。
おまけに、書いているあなたが美しく見えます。
そんなことはわかってる?

そうですよね。
わかっちゃいるけど・・・ですよね。

さあ、どうしたらできるでしょう。
丹田に力を入れる、とかインナーマッスルで、とか巷にはいろんなハウツーがあふれています。
でも力を入れようとすると肩まで力が入って字が書けなくなる。そんな悲鳴も聞こえてきます。
椅子に座って稽古する時限定ですが、私が試した中で一番簡単&確実だったのは、

膝をそろえて座る。

でした。多くのお弟子さんたちにも試して私だけじゃないことも実験済みです。
「女の子は膝を揃えて座りなさい。」
これって私が子供の頃にはあっちの子もこっちの子もよく言われていました。
「お行儀よくしなさい。」
の一環でした。つくづく行儀というのは実用性も兼ねているなと年を重ねるごとに感心します。
悲しいことに、男女差別の一つのように、「お行儀」という言い方すらも聞くことが少なくなりました。ましてジーンズがファッションとしてしっかり認知されて以降、若き乙女もパンツで過ごす時間がとても増えたおかげで、ミニスカートでもうっかり膝を開いて座ってしまう女の子がものすごく増えました・・・
そんな問題提起は他の方にゆずるとして、膝をそろえて座るのには、ミニスカ―ト対策以前に背筋がしゃんとする、という素晴らしい効能があったのですよ。
だって、お行儀を重視した時代、あるいはご家庭ではミニスカートなんて穿いていませんでしたものね。
どうしてこの効能に気づいたかと言ったら、何を隠そうこの私自身がお行儀の反動でジーンズを穿き、足を広げてどっかと座るずうずうしい時期があったからで・・・
結果書にも影響が出ました。
原因もわからないまま伸び悩んでいた時に、ふとしたことから姿勢について真剣に考えるようになって気付いたことです。
悪いクセというのはつくのは簡単でも矯正するのは難しいもの。
背中を伸ばそう、としても、10分後に鏡を見たらもう曲がっている、そんなことの繰り返しでした。
そこで行きついたのが膝をそろえるでした。膝を広げたままいい姿勢でいるのは難しいのです。これは男性もしかり。椅子の背に寄り掛からずに足を広げたまま背筋を伸ばすのは難しいのです。
膝は慣れるまではやっぱり開いてしまったりします。ずっと膝のことを考えていたらお稽古にも集中できませんから。でもひざかけをちょっと椅子と脚の間に挟んでおく、とか物理的な対策ができちゃうのです。
ひもで縛るなんていう荒業をしなくとも。
膝の間に紙をはさんでおく、なんていう意識の持ち方もありますね。
これは腹筋や背中にはできないことなので、一番簡単で努力が要らない方法でした。
で、結果「お行儀のよい良家のお嬢様」さながらエレガントに膝をそろえて座ることもマスターできるというわけです。

さあ、お嬢様。美しい姿勢を手に入れて美しい文字に近づきましょう。banner-kokoro

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キレイのバックナンバー9:(レッスン開始!)持ち方のごほうび

ペンは上手に持てるようになりましたか?
今回はこれを覚える大きなメリットをもう一つお教えします。

ペンの持ち方もそうですが、女性を美しく見せる大事な要素に立ち居振る舞いがありますね。目が大きいとか鼻が高いとかいうよりもその女性の印象をずっと大きく左右します。
中でも食事の際の自分の姿。自信ありますか??
私も食べる順番や、あれやこれや細かい作法は門外漢ですからここでお話できるのは一つだけですが、誰にでも違いがわかって印象が一番違うのって、お箸の持ち方ではないでしょうか。
結婚が人生の選択肢に入った頃、特に意識するのでは??

書道教室に子供を入れる際に
「うちの子、鉛筆がちゃんと持てないんですよ」と相談されるお母さんがたくさんいらっしゃいました。
そこで私がいつも聞いていたのは
「つかぬことを伺いますが、
お母様は上手に箸が使えますか?
でした。
そしてお母さんたちの返事は100%
「実は苦手なんです。」

一本と二本の違いはありますが、箸と鉛筆の持ち方は一緒なのです。どちらかだけできると言う人はほぼいません。基本的に鉛筆は中指の第一関節の内側と親指の付け根に置いて使います。箸はもう一本を同じようにひとつ隣の薬指の第一関節の内側と親指の付け根に添えてあげるだけのことなのです。こちらの一本は動かすことはありませんから、鉛筆を正しく持って空中に「1」が書ければ(「一」ではありません)もう箸は使えるのです。
ですからペンの持ち方と向き合うことは、あなたのお箸の持ち方まで変えてしまうのです。もちろん相談されたお母様たちのように、箸の持ち方も鉛筆の持ち方も悪くても、きちんと結婚されて幸せに暮らしている方もいらっしゃいます。
やるかやらないかは自由です。けど、少なくともやって後悔する人はいないのじゃないかしら?banner-kokoro

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キレイのバックナンバー8:(レッスン開始!)持ち方

前回は万年筆特有のワンポイントを書きましたが、今日は万年筆も含めた筆記具の持ち方を考えてみましょう。
どんなにいい道具があっても上手につかいこなせなければ活かせませんからね。

つかいこなすなんて難しそう??

いいえ、逆に考えると、道具は私たちを助けるために作りだされたものだから、私たちに無理なことはさせないはずなのです。使ったら疲れちゃった、にはならないはずなんです。

では質問です。
いっぱい字を書いて手が疲れた経験をお持ちの方は??

もしイエスなら、ちょっと今ペンを手に持ってみてください。
それから、そのまま紙に何か書いてみてください。
いかがですか。
手首から先のどこかに力が入りませんでしたか??ぎゅってにぎっちゃったとか。力の具合がわからなければ、指の形は?指は伸びてますか??え?90度に曲がってる??1本どころか全部の指ですって??

では次にペンを置いてその手をポンと膝の上に置いてみてください。
あくまでもポン、と。
何にも考えずに。

いかがですか。
90度に曲がっている指なんてありますか?
膝の上に置いていたら手が疲れた経験のある方は・・・・・あんまりいないのではないでしょうか。
それが一番疲れない自然の形です。
まっすぐでもなく、自然なカーブになっていると思います。
本当はペンを持ってもそのままでいたらいいのです!
もちろん字は書けます。
握り締めなくたってちょっとひじを引けばてのひらごとペンは動きます。

筆記具をきちんと持てることで、美しい字に一歩近づきます。しかも疲れることまで減るのです。
同時に、書いているあなたの姿までが美しく見えるとしたら??
さあ始めましょう♪banner-kokoro

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キレイのバックナンバー7:日本の文字を書くために〜その2

前回筆記具のお話をしました。
練習には鉛筆と書きましたが、大人が鉛筆で手紙を書くわけにもいきません。

そこでお勧めするのが万年筆です。

理由はペン先の弾力です。手にとってより自然で線がきれいに書きやすい。ひいては字の形もとりやすい。書くのに力が要りませんから変なクセがつきにくいというメリットもあります。いまどき万年筆なんてと思ったあなた!最近では持っているだけでおしゃれ!と買っていく若いおしゃれさんがたくさんいるそうですよ!

万年筆はいろいろあって、売り場はアクセサリー売り場にいるような楽しさです。そこでみつけたお気に入りで書いたならお稽古する前にもう気分があがります♪
文房具売り場のものなら1000円くらいで売っていますから、まずは気負わず体験してみてください。

ワンポイントとしては
1) 紙にあてた時にペン先が横を向かないこと。写真のように水平に。
2) そのままの形ですべらせるように線を引きます。手に力は入れません。縦線から書いた方が感覚がつかみやすいでしょう。
金子祥代7-01

まずは毎日落書きしましょう!ぐちゃぐちゃの線でも花の絵でも。ペンの感覚を楽しんでください。
万年筆の楽しさはもう一つ。
書きやすい一本をみつけたらインクの色にこだわってみましょう。便箋を選ぶのまで楽しくなりますよ。
それから万年筆は使っていると手になじんで使いやすくなりますが、ペンクリニックでもっと自分に合わせることができます。特に外国製のものはおしゃれなものが多い半面アルファベット向きのペン先なので日本語用に使うには直した方が書きやすいようです。
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キレイのバックナンバー6:文字のレッスンはじめのはじめ(日本の文字を書くために)

いよいよKinkoちゃんのレッスン開始!

さあ、勇気を持って手書きの字を渡そう!

誰かのためにたった一度の文字を書くのはそれだけでも価値があります。
でも!せっかくなら今よりちょっときれいに書きたいと思うのも人情。

まずは筆記具から考えてみましょう。

書はよくcalligraphy(カリグラフィー)と訳されますが、西洋でカリグラフィーというとカチーンとした飾り文字のことですね。美しいですが人工的で、書いた人の息づかい等はむしろ消した方がいいかのような印象があります。対して漢字圏の私たちのいう書は「書は人なり」と言われるように、その人の心模様までもが表れ、そこに価値を置きます。そしてそれを長い間支えてきたのが東洋の筆と紙でした。私たちの使う筆は弾力があって、手加減ひとつで太い線も細い線も、強い線も弱い線も書けます。使いこなすまでに少し練習が要りますが、その代わり実に多彩な表現を生みだします。書いた人、書いた瞬間によって二度と同じものは書けません。
現代の生活では筆も、筆と相性のよい紙も使いません。でも、私たちが今でも使用しているこの日本語の文字はそういう道具から生まれたものだ、ということを思い出すことが重要なポイントなのです。

手は機械ではありませんから、たった一本の線を引くにも力が強く入ったり弱くなったりします。筆を使っているとそれが自然に起こり、右払いや左払いという独自の線が文字に含まれることになりました。今の私たちの側から考えると、本来「力の加減を変えなくては書けない」文字を使用しているのです。さあ、それをボールペンで・・・

正直難しいのです。

硬い上、同じ太さの線しか書けません。練習するにもすぐ疲れる、という難点もあります。その点ではサインペンの方が柔らかい分ましですが、練習するなら子供の頃を思い出して久しぶりに鉛筆を使ってみるのも楽しいものです。その時は少し柔らかめのBとか2Bを選びましょう。私は日常的にメモをするにも2Bか4Bを使っています。時々けずらなくてはなりませんが、鉛筆けずりを回す音や感触も楽しみのひとつです。鉛筆をけずったら
まずは落書きをしたり塗りつぶしたりして道具と仲良くなることから始めてください。banner-kokoro

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キレイのバックナンバー5:ありがとう

前回「キレイな字が書きたい」という気持ちを持てたなら、それだけでも大事な階段をひとつ上がったのだと思います。というお話をしました。

そうは言っても自分が書くとなると・・・

手書きの文字の思い出といったら何が浮かぶでしょう。
恥ずかしかったぁ〜。
お習字の時間緊張した〜。

謙虚な日本の女子ならば、嫌な思い出ばっかり浮かんでしまう人が多いのではないでしょうか。何をかくそう、私自身も例外ではありません。結婚式や展覧会の芳名帳でなくとも「ちょっと住所書いてください」と言われるだけでこっそり緊張しています。

金子祥代4ありがとう

でも、この写真は好きです。
これはメキシコで初めてパフォーマンスをした後、お客様が買って下さった作品集にサインをしているところです。初めて会った私を温かく拍手で包んで下さった異国のお客様への素直な気持ちで感謝の言葉をそのまま書きました。うまく書こう、とか、どう見えるだろう、なんていう欲のない文字です。日本語が読めない人ばかりの中にいる安心感にも助けられましたけれど。

書=お手本そっくりに写すこと、と思われている方が多いですが、それはお習字。
書はその人なりの表現です。歴史の中の名品には作品を作ろうとして書いたものばかりでなく作品のための下書きや「手紙」もとても多いのです。
たとえば日本なら空海が最澄に宛てた手紙など超がつくほど有名です。良寛さんも書簡集になるくらい残っています。単に残っているだけでなく美しいものとして今でも書を志す人や愛好家から愛でられているのです。中には間違った字を二重線で消して書きなおしているところまでそのまま写して学ぶ人たちもいたりして。

美の基準、それは様々ですが、その人のその時の息づかいそのままにてらいなく書いた手書きの文字にはそれだけでも魅力があります。「最近(の若い人たち)はちょっとした伝言までメモじゃなくてプリントだよ」と苦笑いしている大人によく会います。とても残念なことだと思います。
いつかうまくなったら・・・なんて思わずにどんどん手書きで書きましょう。それだけだってあなたの魅力になっちゃうのですから!banner-kokoro

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キレイのバックナンバー4:字とキレイ

バックナンバーですので一足早く年明け・・・

あけましておめでとうございます。
地球滅亡騒ぎもなんのその、何事もなく新しい年が明けました。昨年12月22日というのはマヤ暦の第5期の最終日。翌23日から新しい暦の第一日が始まりました。こんなことはマヤ暦が生まれた国メキシコでは当然のことで話題になることもないくらいでしたが、地球は滅亡しなくても人類にとって大きな転換期にあるという人はいます。
効率ばかり求めていた経済中心の価値観から
もっと人間らしい価値観へ。
芸術の価値が見直される時代の始まりだったらうれしいと思います。

さて、今年の初め、みなさんはどんな年賀状を受け取りましたか??

「字がきれいになりたい。」

年賀状をプリントですませちゃった人も、メールにしちゃった人も多いと思いますが、ほとんどの文書をキーボードで打ち込むことが多くなった今日でもなお、書を習い始める方の動機はこれが圧倒的に多いです。
どうしてきれいな字が書きたいのでしょうね??
それはやはり、誰かの美しい字を見た時に『何か』を感じたからなのでしょう。そこには美しいものに触れた時の純粋な喜びがあります。そして、その文字を書いた人への憧れも。

どうして書いた人にまで憧れちゃうのかしら??

そこが身近でありながら不思議ですてきな書という芸術の始まりでもありそうです。

芸術。そう。書は芸術です。

書という言葉も芸術という言葉もなんだか私とは縁遠くて敷居が高そう、なんていう方も多いかもしれません。でも、誰かの美しい字を見て心が動くということ。これって立派な芸術体験ではないでしょうか。活字では起きない心の動きです。
その心を大切にして、少しずつ少しずつ良いものに触れていたら、少しずつ自分から発信するものも変わって行くはず。
「キレイな字が書きたい」
という気持ちを持てたなら、それだけでも大事な階段をひとつ上がったのだと思います。

2013年がみなさんにとってよい年になりますように。今年もよろしくお願いします。
金子祥代3字とキレイ
2013年だったことに今驚いている。早い・・・


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キレイのバックナンバー2:あなたのクリスマスプレゼント

前回に引き続きバックナンバーです

こんにちは!
もうすぐクリスマスですね。
毎年この時期は街が華やかになってワクワクします。
キラキラ楽しいウインドー。
日が落ちてからのロマンチックなイルミネーション。
あちらこちらから聞こえるクリスマスソング。
家の中にも、ちっちゃいサンタさんがちょこんといてくれるだけであっという間に気分が盛り上がります。簡単に楽しく「季節を感じる」演出ができます。
金子祥代2−1

季節というのは私たち日本人にとって切っても切れないもの。

「美しい人たちが実践していること」で多くの人に共通する習慣の一つとして「部屋に季節を感じる飾り付けをする。」というのがあるのだそうです。
お肌のコンディションひとつ考えても季節によって乾燥したりべたべたしたり大変!なんて面倒なの!!なんて思うことはありませんか?でも、日本に住んでいながら季節に影響されずに生活することなんてできません。ならばむしろ積極的にお付き合いした方がストレスが生まれないのでしょう。ああもう冬だ。なんて思うより、冬を待ちわびる方が楽しいもの。そんな心持ちで生活していることがその人をキレイにしてくれるということなのかな、と思います。

さて、クリスマスと言えばもう一つの楽しみはプレゼント。お金はかかっていませんが、とっても喜ばれたプレゼントをひとつご紹介します。
それはこの包装紙。
金子祥代2−2

和紙に墨で作品を書いてそれを包装紙にしました。中身は一緒にパーティーに行った友人が用意していたクイズの本。合作のプレゼントです。和紙は強いので、もらった人が気に入ってくれたらアイロンでのばせば飾ることができます。もちろん表具屋さんに頼んで本格的に飾るのもよし。そこまでしなくても中を開いたらメッセージ。なんていうのも素敵です。あなたはどんなアイディアが浮かびましたか?
プレゼントって考えている時が一番楽しいかもしれませんね。
素敵なクリスマスを。banner-kokoro

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