Kinkoちゃん随筆

書に遊ぶKinkoちゃんの気ままな日常 ・・・現代アートから海外情報、最近なぜか少年隊まで⁈なブログ

スイス

アルプスの少女ハイジ

世界名作劇場「アルプスの少女ハイジ」見終わりました。
スペイン語版です。
これはマルコ以上に初級者にやさしかった。

前半はとにかくアルムの生活のすばらしさに視聴者もどっぷりひたらせる。

っていうテーマなのかな。
ひたすらハイジが笑ってる=セリフがない。

で、フランクフルトに行くころから少しセリフが増える。

とは言ってもやっぱりあんまり複雑なことにはならないので、すごくいい教材でした。
時間のある人なら全部書き起こしをしたら相当いい勉強になると思います。

最近ハイジといえば、一時期あの四角い変なキャラクターが一世を風靡してしまったり、トライの宣伝で変なセリフを吹き替えられて使われたり、
とどめはお笑いで
「クララが立った!クララが立った!」
ってちゃかされたり
なんだかさんざんなことになっていて本当に悲しいです。
原作を知っている大人がクスっと笑えるくらいならいいけれど、あまりにも変なイメージばかりが定着してしまっていませんか?

久しぶりに見たハイジはすごくいい作品でした。

今月に入ってからは40度を超える日が続いたので、その中で雪をかぶったアルムの山に癒された。っていうのもありましたけれど。

スペイン語版の声優さんたちは日本版と似た感じの人が選ばれている感じがします。
でも、ハイジの声優さんの声が日本版よりもちょっと穏やかな感じで、ハイジがより愛らしく感じられました。

ハイジがヘイディ
ペーターがペドロ
ゆきちゃんがコポデニエベ
ヨーゼフがニエブラ

というように名前までが違って聞こえるので、そこは最初「あれれ?」と違和感を感じましたけど、52話もあるのでね。じき慣れます。

先日マルコの話をしたときにアップしていた人がペルーの人だったので南米で放送…と書きましたが、マルコもハイジもスペインでも放送されていたようです。

そこで聞いてみたら、コポデニエベっていうのは雪片のことで、地面に降り積もる前の降っている状態の雪のことだそうです。

二エブラは「霧」。

なんでやねん!
日本ではヨーゼフだよ!
と言ったら、

ヨーゼフ(=ホセ)を犬の名前にするなんてありえない!
と言われました。

それもそのはず
キリストのお父さんの名前なのです。
日本ではヨセフと書かれていることが多いので気づきにくいですよね。

ースイスっぽい。と思って気に入ってたのにしっくりこないなあ。
ー原作スイス人なのにスイス人は信仰厚くないのかなあ。

と不思議に思って調べてみたら、
なんとヨーゼフは原作にはない日本独自のキャラクターなのだそうで。

これですっきりしました。

ペーターとかヨーゼフとかに思い入れはあったものの
やっぱりあんまり久しぶりに見たので
いろいろ記憶と違っているところがあって新鮮に見られました。
思ったよりフランクフルトにいる時期が短いとか。
他にも

クララが立った!

ですが、なんとこれは最終回ではありません。
これは今や多くの人が勘違いしているのではないでしょうか。

しかも、クララが立てたのを知ったハイジは、能天気にはしゃぎまくったりしません。
ハイジはアホな野生児ではない!
非常に利発で心優しい子なのだ。
そうじゃなきゃロッテンマイヤーさんでなくたってたたき出しているでしょうよ。

本当に日本中のみなさんにもう一度きちんと見てほしいです。

見終わってもいい気分が残っていたので
実写版ハイジも見てみました。2015年スイスで制作されたハイジです。
こちらではおととし、あっちこっちでポスターをみかけたので気になっていたんです。
日本でも去年公開になったようですね。

世界名作劇場と多少の違いはあるものの、どちらも原作に誠実な態度で作っているからでしょうか。
監督さんが世界名作劇場を見ていたからもあるのかな?
オーバーラップして見えるシーンがたくさんあって、アニメ版がすごく好き、という方でも違和感なく見られるのではないかと思います。
私の場合はアニメで52話見たあとなのでなおさら、この映画のセリフはすごくきっちり聞き取れて嬉しかったです。
長々しゃべるところがないし、早口もないし、
何語の教材にしてもよさそう。

マルコの時も書きましたが、世界名作劇場の絵が舞台となった土地の景色そのものなのにも改めて感心しました。だってスイス人監督が撮った実際のスイスの実写を見てもそう思うんだもの。

子供にはこの程度のもんあたえときゃいいっしょ。
みたいな態度はどこにもない。

子供は本物を見たらわかる。

っていう子供の力をきちんと信じて作っていたのがわかります。

再び、ああ、いい時代に子供でいられたな、と思いました。

せっかくなのでいろんな年代のハイジを見比べてみよう!
という気になって
1993年にアメリカで制作されたハイジ
2005年にイギリスで制作されたハイジ
に挑戦。
挑戦。と書いたのは、結局つらくてちゃんと見られなかったから。
スイス版を見た後だからなおさらなのかもしれないけど
この英語圏のハイジたちが全くかわいくない!
クララがお嬢様に見えない!
などなどの理由から感情移入が不可能でした・・・
スイス版はゼーゼマン家でハイジが着せてもらうドレスにも品があって、おばあさまも裕福な感じで山との対比がばっちりなんです。
世界名作劇場とスイス版はおんじも山にひきこもりつつもどこか品がある。
そのあたりも好き。
アニメ版を見る時間のない方も、このスイス版ハイジ。おすすめです。


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あけましておめでとうございます!!2011

今日は初めて狂言を見てきました。
やっぱ日本を知らないと。
野村万斎いい声出してました。
昨年末は11月末から12月末まで1ヶ月ヨーロッパで過ごしました。
海外滞在最長記録第2位!
一ヶ月か。
帰ってきちゃうと夢のような感覚で、
「こないだもさ」
と話すと
「こらこら、それは11月だったでしょ?」
なんてつっこまれるような状態で日本から日本に記憶がつながっていたりします。

今回はアムステルダム、ブルージュ、ゲント、パリ。そしてスイスで17日。
スイス内も北から南から色んなところに行き、たーっくさんの人と会いました。
西洋人と会った密度では過去最高かなあ。
それぞれの方とちゃんとお話したしね。
クリスマスの時期はパーティーも多かったし。

そこではどんだけ?っていうくらい日本について質問攻めでした。
ちゃんと答えられてよかった・・・
特にここ1,2年に読んだ本が役立ってセーフ!と秘かにホッとしていたことも数知れず。
でも、何事も人に教えると自分の頭も整理されるし、何が欠けているかもよくわかる。
今年はさらにさらに日本を勉強したいと思っています。
すでに読みきれていない本が山になって待っているのですが。

充実したヨーロッパ研修??(かんっぜんな個人旅行ですが)の宿題を山ほど抱えて今はどこから手をつけたらよいやら思案しているところですが、早くペースをつかみたいところです。

今年のテーマはずばり「充電」
飛躍の前にじっくりしゃがみこんでためを作りたい。
そんな気分で一年が過ごせたらいいなと思います。

今年もKinkoをよろしくお願い申し上げます。

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Kaneko Hotel 実際

いよいよスイスからスウェーデン人写真家モニカさんがKaneko Hotelにやってきました。

アートフェア東京に始まり、日光、鎌倉、京都、奈良と一ヶ月ほど旅してから京都にて合流。
和紙漉き体験などを楽しんでから神戸の我が家へ案内しました。

一緒に過ごしていて感じたのは、やはり「住」と「食」にかける比重の感覚の違いでした。
日本人は普段から家のローンの支払いが収入の多くを占め、優先的に払った後、残ったお金を細々と使う感じがあって、お金に困るとまず食費から切り詰める、みたいな話がよくあります。

でも、彼女はホテル選びの時に随分費用を気にしているにもかかわらず、食事の話になるとリッチなんです。
その他いろんなところでの支払いも。
お賽銭箱にも見かけるたび思いっきりお金入れちゃうし。
せっかく遠く日本に来てるから、というだけではないようでした。

本当に、こんな人がよく日本のビジネスホテルで満足してるよな〜、という感じ。
バスルームに全部おさまってるくらいな感覚でしょうに。

ただ、彼女の中には一つ大きな誤解もあったようで・・・

日本に来るにあたり、日本に関する本を6冊もたずさえてきたくらい勉強熱心な彼女ですが、日本の住環境を本当にウサギ小屋そのものくらいな「ちっさい」とこにキュウキュウ暮らしているかわいそうな日本人を想像していたらしいのです。
実際日本のビジネスホテルに泊まったら確かに「ああなるほど」って思っちゃうのもわかるのですけどね。

いよいよKaneko Hotelに到着。

めちゃめちゃ感動してくれました。
まるで我が家がすごい豪邸であるかのように・・・。

ま、ひとつは私が謙遜も込めて、外国人には小さく感じるだろう予測も込めて
ずーっとうちは小さい小さいと言っていたこともあり、
がっかりを防げたのはあるんですけども、
もともと彼女自身、私が「うちへどうぞ」とメッセージを送った時にまず感じたことは

「日本人の家は小さいらしいが、
他人の泊まるスペースなんてあるんだろうか」

と文字通り自分の横になれるほどの空きなんてないんだろうに申し訳ない
という心配だったのだそうで
遠慮だけじゃなく半信半疑だったらしいのです。
それでも是非にと言うので

「これもめずらしい体験の機会かも」

と気持ちが変わったのだそうです。

それなのに着いたら自分用の部屋が用意されているではないか!!!
ということでめちゃめちゃギャップを感じて大感激してくれた、というわけでした。

なんにせよ、喜んでもらえたのは私もうれしい。
また一人日本ファンが増えました。
朝食もいわゆるフツーの朝ごはん。肉じゃがが好評でした。

もともとは奈良を案内する予定だったのが、奈良は1300年イベントが始まってしまって大混雑が予想されたので、急遽高野山へ行くことになりました。
高野山もものすごく気に入って、なんだか作品集がひとつできちゃいそうなくらいです。
彼女なりの目線からの高野山はとても楽しみ。
私も大好きなところだけに本当に楽しみです。
彼女はまた東京のビジネスホテルに帰っていきましたが、国に帰ればおっきな家が待ってるんだろうなあ。
おじいさんが城を持っていたとか、お母さんが教会を遺したとか耳をうたがうような話ばっかしてたもの。
それでもKaneko Hotelはいい思い出になって本当によかったです。

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