今月初め、ある日本人デザイナーさんがフェイスブックに
「日本の新規感染者が400人を超えそう!国は何をしているの?」
って大騒ぎのコメントをしたところ、アメリカに住む彼女のFBフレンドから
「フロリダは1日8000人増えてます」
っていうコメントが。
国じゃないんですよ。フロリダだけ。
もちろん新型コロナのお話です。
さすがに現在のスペインはそこまでたくさん感染していませんが(日本の倍程度)日本と世界の温度差を日々感じています。
陽性=重篤患者
みたいな報道がされちゃってるからでしょうか。
とある菌に詳しい方のお話によれば、陽性であってもほとんどが無自覚だったり自然に治っちゃってるみたいで、しっかり患者になるのは2パーセントしかいないんだそうです。
日本は安全なんですよー!!!
楽しい夏を送ってくださいねー!
先日も書いた通り今のところ私は感染の気配もなく、いたって普通に日常生活を送っています。
普通の風邪すらしばらくひいてない。例年より少ないよ。マスクのおかげかな?
ただ、実はコロナのせいで一つだけ大変だったことが・・・
ビザの種類を変えるため、弁護士さんと会って手続きを始めたのが去年の11月。
それから何段階かの手続きを踏んで許可がおり、指紋押捺をしたのが今年の3月初めでした。
これだけでもずいぶん長いですよね。
というのも、書類を提出しに行くだけでも、指紋押捺をしに行くにもいちいちCitaと呼ばれる予約が要るからです。
これがネット予約しかなく、それこそ一度でも、あるいは短期でもスペインに住もうとした人ならしばらくCitaという言葉は聞きたくなくなりそうなほど苦しめられるものなのです。
ほんとーーーーに取れない。
そういう意味では3月まではまあ順調に進んでいたのでした。
今回は弁護士さんに頼んじゃったからただ待つだけでよかったし。
ところがです。
2週間後、できあがった身分証(カード)を受け取りに行くと、役所が閉まっていました。
そうです。
非常事態宣言のための外出規制が始まっていたためです。
あああああ、この日は人生の記念日になるはずだったのに
それからお籠りしてひっそりと非常事態が明けるのをひたすら待っていました。
そして3か月たった6月22日。
いざ!
と、早起きして身支度も念入りに整え、気合を入れて受け取りに。
窓口に行って必要書類を並べると、お役人さんが私のカードを探してる。
あった!!!
・・・が。
何やら隣の職員さんと話し始めました。
話し終わると
「Citaは?」
と聞くではありませんか。
「カード受取りにCitaは要らないので3月23日以降ならいつでも取りにいらっしゃいって聞いていますが」
というと
「ダメなんです。取ってください」
と、まったく聞く耳持たずになってしまいました。
コロナの対策として「密」を避けるため全てが予約制になってしまったとのこと。
そこにカードあるのにーーーーー!
渡すだけじゃーーーん!!! 1秒じゃーーーん!!!
ひどーい!
弁護士に電話すると「え?そーなの?」
おいおい。しっかりしてくれよ。
その後は弁護士事務所もCita取得に動き出してくれましたが、どうもいつも以上に取れないようだと気づいた弁護士。
自分たちでもやってみてくれないかと言ってきました。
当然すでに自分でもやり始めていたけれど、あらためて厳しい状況なのをダメ押しされた気分でした。
お役所の職員さんからは「月曜日に週の予約が放出されます」
と言われ、
弁護士からは「キャンセル待ちもあるから平日毎日チェックしてます。ちなみにお役所は8時半から15時までだよ」
という情報をもらっていました。
だから特に月曜日は8時半からPCにべったり張り付いてCitaの申し込み。
人気公演のチケットを買うためにチケットぴあに電話しまくった時と同じような状態です。
できる限り早打ちして連絡先、名前、生年月日etc, etcを入力しては
Solicitar(申し込み)
をクリック
すると
「ただいま空きがありません。近いうちご用意しますのでまたやってみてください」
っていう無情のメッセージが現れ、また最初から入力しなおして申し込み。
このメッセージを何千回見たでしょう。何万?
一日で何回見たかも数えきれないものね。
しかも個人情報の入力の最後には
「私はロボットではありません」
の作業が毎回あるんですからね。
ものすごい苦行です。
いつキャンセル待ちが出るかもわからないからとにかく平日は午後3時までずーーーーーっと打ち込んでしまう。
月曜以外は1時間に1回くらいでいいかな。なんて思いながらも気持ちが離れず、少しでも暇があれば入力画面に向かってしまう。
というより、暇なんかなくなっちゃう。何にも手につかない感じなんですCitaが取れるまでというのは。3時過ぎても「もしかして?」なんて入力してみちゃったりして。
Citaの取れるタイミングっていうのは何種類ウワサが飛び交うのっていうくらいネットでもみんながあれこれ言っちゃっててむしろわかんないし。
で。
先週の金曜日。
この日は朝から夫が入力してくれていました。
「金曜日だし、もう今週はキャンセル待ちったって空きがないよねえ」
なんて言いながら夫が席をはずしたので私が替わったその第一回目。
「あったーーーーーー!」
日時選択画面が出たのです。
月曜日にその週の空きが出ると聞いていたのに画面には翌週の枠が。
ウワサじゃなくてお役所で直接聞いた話すら違うなんて・・・。
何を信じたらいいんだよお。と思いながらも、イチかバチかやっててよかったー!
そうしてカードを無事受取りました。
予定より4か月半遅れ。
それにしても、Citaの入力は夫の方が頑張っていたんですけどね。
最高の瞬間は私がいただいてしまいました。
Citaなんかで人生の運を使っちゃっていいのかなあ私?
←教会の中にもソーシャルディスタンスを守ってね!の線。
【Kinkoちゃん随筆】 書家・美術家 金子祥代 https://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中
インスタはこちら☆https://www.instagram.com/sachiyo.kaneko/
「日本の新規感染者が400人を超えそう!国は何をしているの?」
って大騒ぎのコメントをしたところ、アメリカに住む彼女のFBフレンドから
「フロリダは1日8000人増えてます」
っていうコメントが。
国じゃないんですよ。フロリダだけ。
もちろん新型コロナのお話です。
さすがに現在のスペインはそこまでたくさん感染していませんが(日本の倍程度)日本と世界の温度差を日々感じています。
陽性=重篤患者
みたいな報道がされちゃってるからでしょうか。
とある菌に詳しい方のお話によれば、陽性であってもほとんどが無自覚だったり自然に治っちゃってるみたいで、しっかり患者になるのは2パーセントしかいないんだそうです。
日本は安全なんですよー!!!
楽しい夏を送ってくださいねー!
先日も書いた通り今のところ私は感染の気配もなく、いたって普通に日常生活を送っています。
普通の風邪すらしばらくひいてない。例年より少ないよ。マスクのおかげかな?
ただ、実はコロナのせいで一つだけ大変だったことが・・・
ビザの種類を変えるため、弁護士さんと会って手続きを始めたのが去年の11月。
それから何段階かの手続きを踏んで許可がおり、指紋押捺をしたのが今年の3月初めでした。
これだけでもずいぶん長いですよね。
というのも、書類を提出しに行くだけでも、指紋押捺をしに行くにもいちいちCitaと呼ばれる予約が要るからです。
これがネット予約しかなく、それこそ一度でも、あるいは短期でもスペインに住もうとした人ならしばらくCitaという言葉は聞きたくなくなりそうなほど苦しめられるものなのです。
ほんとーーーーに取れない。
そういう意味では3月まではまあ順調に進んでいたのでした。
今回は弁護士さんに頼んじゃったからただ待つだけでよかったし。
ところがです。
2週間後、できあがった身分証(カード)を受け取りに行くと、役所が閉まっていました。
そうです。
非常事態宣言のための外出規制が始まっていたためです。
あああああ、この日は人生の記念日になるはずだったのに
それからお籠りしてひっそりと非常事態が明けるのをひたすら待っていました。
そして3か月たった6月22日。
いざ!
と、早起きして身支度も念入りに整え、気合を入れて受け取りに。
窓口に行って必要書類を並べると、お役人さんが私のカードを探してる。
あった!!!
・・・が。
何やら隣の職員さんと話し始めました。
話し終わると
「Citaは?」
と聞くではありませんか。
「カード受取りにCitaは要らないので3月23日以降ならいつでも取りにいらっしゃいって聞いていますが」
というと
「ダメなんです。取ってください」
と、まったく聞く耳持たずになってしまいました。
コロナの対策として「密」を避けるため全てが予約制になってしまったとのこと。
そこにカードあるのにーーーーー!
渡すだけじゃーーーん!!! 1秒じゃーーーん!!!
ひどーい!
弁護士に電話すると「え?そーなの?」
おいおい。しっかりしてくれよ。
その後は弁護士事務所もCita取得に動き出してくれましたが、どうもいつも以上に取れないようだと気づいた弁護士。
自分たちでもやってみてくれないかと言ってきました。
当然すでに自分でもやり始めていたけれど、あらためて厳しい状況なのをダメ押しされた気分でした。
お役所の職員さんからは「月曜日に週の予約が放出されます」
と言われ、
弁護士からは「キャンセル待ちもあるから平日毎日チェックしてます。ちなみにお役所は8時半から15時までだよ」
という情報をもらっていました。
だから特に月曜日は8時半からPCにべったり張り付いてCitaの申し込み。
人気公演のチケットを買うためにチケットぴあに電話しまくった時と同じような状態です。
できる限り早打ちして連絡先、名前、生年月日etc, etcを入力しては
Solicitar(申し込み)
をクリック
すると
「ただいま空きがありません。近いうちご用意しますのでまたやってみてください」
っていう無情のメッセージが現れ、また最初から入力しなおして申し込み。
このメッセージを何千回見たでしょう。何万?
一日で何回見たかも数えきれないものね。
しかも個人情報の入力の最後には
「私はロボットではありません」
の作業が毎回あるんですからね。
ものすごい苦行です。
いつキャンセル待ちが出るかもわからないからとにかく平日は午後3時までずーーーーーっと打ち込んでしまう。
月曜以外は1時間に1回くらいでいいかな。なんて思いながらも気持ちが離れず、少しでも暇があれば入力画面に向かってしまう。
というより、暇なんかなくなっちゃう。何にも手につかない感じなんですCitaが取れるまでというのは。3時過ぎても「もしかして?」なんて入力してみちゃったりして。
Citaの取れるタイミングっていうのは何種類ウワサが飛び交うのっていうくらいネットでもみんながあれこれ言っちゃっててむしろわかんないし。
で。
先週の金曜日。
この日は朝から夫が入力してくれていました。
「金曜日だし、もう今週はキャンセル待ちったって空きがないよねえ」
なんて言いながら夫が席をはずしたので私が替わったその第一回目。
「あったーーーーーー!」
日時選択画面が出たのです。
月曜日にその週の空きが出ると聞いていたのに画面には翌週の枠が。
ウワサじゃなくてお役所で直接聞いた話すら違うなんて・・・。
何を信じたらいいんだよお。と思いながらも、イチかバチかやっててよかったー!
そうしてカードを無事受取りました。
予定より4か月半遅れ。
それにしても、Citaの入力は夫の方が頑張っていたんですけどね。
最高の瞬間は私がいただいてしまいました。
Citaなんかで人生の運を使っちゃっていいのかなあ私?
←教会の中にもソーシャルディスタンスを守ってね!の線。
【Kinkoちゃん随筆】 書家・美術家 金子祥代 https://www.kinkochan.com/
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