Kinkoちゃん随筆

書に遊ぶKinkoちゃんの気ままな日常 ・・・現代アートから海外情報、最近なぜか少年隊まで⁈なブログ

メキシコ

疑惑ー罠−策略・・・結局ニッキに感謝

キトでのステージ終わりました。

いやあこれで2時間ドラマ作れるよ
しかもフジテレビじゃなくて往年のテレ朝土曜ワイド劇場なみのドロドロね
みたいな怒涛の1週間でした。

え?そーなの?
え?そーいうことだったの?
え?まじここ?

これは外国でのお約束。
楽ではないけどずいぶんと免疫がついてきました。
けれども悪い人間につかまった時っていうのは・・・
基本的にKinkoちゃんの周りにはいい人が集まるのでね♡

私なんぞはゲーノージンじゃなくっても、たまにこんなステージなんかをやる機会をいただくもんですからたまに漫画に出てくるようなドロドロに遭遇することがあって・・・

ある日。
出演間近というのに共演者があまりにぶったるんでいるので
自分のパートくらい仕上げてから呼びに来やがれ!
とブチギレて部屋にこもってやりました。

・・・と、これだけ書くと私がただわがまま言ってるみたいなんですが、それまで毎日相当に戦ったあとの話です。私は自分の仕事はキトに入る前に完成して現場では合わせるだけの状況にしてありました。日仏合同チームのためキトに入るまで合同練習ができなかったので、現地でのリハーサルは大変に貴重な時間。
全員そろっての時間をけずるわけにいかないので私のパートに参加する墨係(日本人)には昼食時間を調整して自主練してもらいました。もちろん私も一緒。

それなのに緊張感ゼロの共演者が一名。
例えば「お昼食べ過ぎちゃったから踊れなーい。」
おいおい、あんたダンサーだろ?
共演の我々アジア人。主催者の南米人に対しての優越感だけむき出し。
これも現地に入るまで気づきませんでした・・・痛恨。
まさに一番悪い時に本性あらわる。

出てやれば文句ないでしょ?
こんなへんぴな国の国際大会と名がつく大会で「芸術大国」が参加してやるんだからありがたいでしょ。日本が言ったところでどうだか知らないけど私がたのめば聞かないわけにいかないのよ。
と、私の面前でこのセリフを吐くほど傲慢になり・・・。

ここに来るまですっかりだまされてしまった私たち。
私だけではなく関係者全員がすっかりだまされてしまいました。

フェスティバルが始まって毎日他国代表の真剣なステージを見るにつけ
焦りをつのらす我々日本人。
だって何より申し訳ないじゃない!彼らの汗に対して。
それでも気づかない彼女。
遅ればかりが目立っていく。
そればかりか舞い上がってどんどん一人よがりになって毎日会うたびに
演出を変えたいんだけど
と勝手な話を始めて混乱させて・・・

とまあ、こんな状況だったので
まずは自分の仕事しろ!
となったわけです。

で、いっそのことKinkoなんかいなくても3人で出てやるわよ!
くらいの根性を見せてくれれば私も追い出されたところでかまわないくらいの覚悟だったんですが、何から何まで感覚が違う人間がいるのだということを思い知らされました・・・・・

時間が空いたし疲れているので部屋でふて寝をしていると
(な〜んて言うのは表向き。いつでも出られるよう何かしら準備してるんですが)
何やら知らない電話番号からしきりに電話がかかってくる。
怪しい電話なので出ないでいると今度は
ホテルの部屋のドアが乱暴にたたかれ始め、気持ち悪いからじっとしていたらなんと鍵が開けられて誰かが入ってきた!
寝室は入り口からさらに入ったところだったのでじっとしていると出ていった様子。
でも本当に出ていったかわからないからそのまま寝室にこもっていると・・・

1時間くらいしてまたドアが乱暴にたたかれ始めた。
なにごと?
と思っていたらまた鍵が開けられて今度は5人くらいの足音が。
そしてとうとう寝室のドアが開けられた。

すると後から主催者の一人が現れて「薬飲んだの?」と聞く。

なんだ唐突に?と思ったけど確かにここ2,3日周りに風邪の人が多かったから念のため風邪薬を飲んだので「飲んだ」と回答。

すると「みんな心配しているのよ。何やってるのステージ前なのに。私にできることはない?」とかなんとか

わけがわからない。でも主催者にたのむことなんて何もないから
「何もないですよ」
と回答。
この問答がしばらく続いてようやく全員部屋を出る。

でまた1時間かそこらたったらドアが叩かれ、今度は外から
「お願い出てきて」と問題の彼女の声・・・。その後ろから大勢の声がガヤガヤ。

わけがわからない・・・

そして夜になってようやくわかりました。
その彼女が主催者に
「Kinkoが部屋から出てこない。どうも薬をやっているようだ。昏睡しているかもしれない」
と吹き込んだのだと。

練習しろよーーー私がドラッグやってることにしてなんの得があるんだよーーー

と思いましたが彼女にはあったのです。
私を心配している姿を周りに見せ、出演が間に合わないからどうぞ一日のばしてください。と我々の出演を千秋楽に変えさせたのです。しかも出演直前に。

理由は・・・自分の準備が間に合わないから。

おかげで主催者のスケジュール担当には出演当日ひどい態度を取られるわ
その他にもとんでもない目に会いました。

それにだいたい出演日勝手に変えるなんてどうしてくれんだよ。
在エクアドル日本大使館までが宣伝してくれたんだよお。
赤道連れてってくれたおばちゃまだって友達連れて見に来てくれてたんだよ!!!
ほかにも私を見に来てた人たちがいたのに!!!!!!!

しかーし。
Kinkoの心には火がついてしまいました。
けじめはステージで見せてやる!
主役が誰だか教えてあげるわよ!!!

気分は乙部のりえVS姫川あゆみ(笑)

いや〜私がこういう気持ちになることってないんですけどねえ。
今までは共演者に感謝しかなかったもの。
本当のプロって企画の段階から稽古の時から本番までいつも「さすが」って思わせてくれて一緒にやれることが幸せ。って思ってましたから。

とにかくいい仕事をするしかない。
とにかく魂込めました。

結果。

ステージ終了後Kinkoちゃんの周りには人だかり。
記念撮影の順番待ち。
順番がまわってこないからお客さんが声をかけたのは墨係もやってくれた日本人ダンサーNORIHIKOくん。
チームジャパン。勝ちました!
キトのみなさんありがとー!お客さんには伝わるのね。

お客さんが落ち着いてきたら今度は主催者トップが駆け寄ってきてツーショット。
そこからカメラマン、会場係・・・
こんな光景は1週間のフェスティバル中我々だけでした。
しかもまだこの日のステージは続いていたのに。

で、ようやくようやく落ち着いたのでふてくされてる彼女にも
記念にみんなで撮りましょうって声をかけたら渾身の笑顔でうつっていました・・・。

で。
またまた「タイトル間違ってねーか疑惑」が湧いてそうなんですが・・・

間違ってないんですよ。
ニッキに支えられたんですよ。
毎日体力の限界やってて聞けなかったんだけどようやく出演直前に聞けたわけ。
先々週のニッキのラジオ。
聞けたわけっていうか敢えて聞いたと言ったほうが正しい。
リンクは教えていただいていたのに聞けなかったのだけど、あまりの混乱に敢えて日常(=少年隊)に触れて平常心に帰ろうと思ったの。

そしたらさ。
「結婚?おれか?」
「いやいやゴーストですから」
ってほんまもんのプロのサービス精神を見せられて、
でもって3種聞き比べて同じ材料をこうも違って料理するかと感心したりしてねえ。
もちろん聞き手としては浜村淳圧勝です。
ベテランなのに一番準備してる。知識から何からもひっくるめてニッキとニッキの作品の価値を高めるトークでしたね。プロ!!!

武田和歌子のほうも同年代からのアプローチでそれなりによかったですけどね。

ニッキ自身も、いつものおちゃらけに磨きがかかっているだけでなく、演出家としての発言がさらにしっかりいいものになっていて聞きごたえがありました。

そういうプロたちのエスプリを吸収したおかげで正攻法を貫けた。

本物には力がある。だから感謝なのです。

ニッキありがとー!!!
おまけにまた「ぼくら3人は」って言ってくれてありがとー。

この度のニッキのたて続けのラジオ出演は錦織一清演出舞台「蘭〜緒方洪庵 浪華の事件帳〜」の大阪公演の宣伝のため。楽しいお芝居みたいですね〜。
私が祈らなくても成功すると思いますが祈ってます。

で、話をもどすと、今回の出演者の中ではやはり私の大好きなメキシコからの代表2チームとスペインからの男女ペアが圧倒的に実力、演出ともによかったです。これは好きだからよく見えたのではなくて、よいから好き。なのだと信じています。

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サンマルコス祭(メキシコ)出演の時のビデオを見てくれてるメキシコチームの若者たち。このさわやかなかわゆい子たちがいじめをテーマにした壮絶な作品を見せてくれました。実力も含めてすごかった。
さすがメキシコ。

さてさて今回の我々の作品はどんなビデオに仕上がりますやら。
(追記:わけあってすぐ完成しましたコチラ

書家・美術家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆 
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スペイン語特訓!ドリルの紹介(3)初級読解

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これは夏の間に読んだ本。
上の2冊はメキシコで買っておいた名作集の子供向けシリーズで
「幸せの王子」

「王子とこじき」

下の4冊はスペインで出版されているシリーズから。

並べてみたらきれいだなって思ったのと
案外ちょうどいい本ってみつけるのが大変だったので
どなたかの参考になればと思って写真を撮ってみました。

メキシコのこのシリーズは、低学年よりは難しい感じですが、名作で内容を知っているからどうにか頑張れます。(このシリーズには「神曲」なども含まれていて、メキシコの子供ってすごい!と別の感動も覚えました。)全ページとも見開きの左は絵で右ページに物語。字も大きくて、辞書を引きながら読んでいても気持ちが楽。

このスペインのシリーズは対象年齢の目安が書いてあるのが選ぶときに楽です。
この4冊は6歳。
レベルとしては初級の私にちょうどいい。
やさしいとは言いません。
構文がややこしいものは書き出して分解してようやく理解、ということも多々あります。
つまり勉強にちょうどいい。
そして長さも「ここまでならなんとか」っていうほどよさ。

ただし
6歳だとまだまだ子供っぽい内容の本も多いので選ぶのに注意がいります。

単語もまだまだわからないものが多いので
「メモするために書き込みのできる紙質の本」
というのも重要ポイント。
実は低学年向けの本だと、カラーのもののほうが多いのです。
そういうものは絵も内容もいかにも子供向けのマンガチックなのが多いし、
紙もツルンとしていてメモに向きません。

なので、かなりいろいろ見た結果、このシリーズに決めました。

El secuestro de la bibliotecaria(図書館司書の誘拐)などはかなりおもしろかったです。スペインにもこんなおもしろい作家がいるのか!と調べてみましたが作者のマーガレット・マーヒーはニュージーランドの作家でした。日本語に訳された作品も何冊もあるみたい。
ちょっと残念でしたが、スペイン語読書、続けてみようという気になりました。

ダウンロードこの記事を書いていた間にもう一冊
La princesa bromista(いたずら好きのお姫様)も読み終わりました。接続法と過去未来がいっぱいでてきましたが、おもしろいのでサクサク読めました。これまたスペインじゃなくイタリアの作家のものではありましたが。


これで自信をつけて、いよいよ8歳児向けにステップアップします。

独学で教材を探すのは大変なので、せっかくみつけた他の教材も紹介しています。興味のある方はカテゴリー「スペイン語」をご活用ください

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メキシコのメロンパン: コンチャ

IMG_20180503_151701smallbこれはメロンパンではありません。

コンチャ です。

実は限りなく同じものです。
いや、同じ。

メキシコのギャラリーのボスは初めて日本に来た時
コンチャがあるコンチャがあるってよろこんで食べてました。
試しに一つではなく
見かけるたんびに買っては食べる。
京都のメロンパン専門店では感動が大きかったらしく
あれはうまかった!
と何人に話していたことか。
確かに専門店があるっていうだけでも驚きますしね。
しかもおいしいし。私もよく京都で買いましたっけ。

コンチャというのは貝のことだそうです。
唯一日本のメロンパンと違うのはこの筋が直線じゃないところでしょうか。
このデザインがコンチャとよぶ由来だそう。
んでまたところ変わってアルゼンチンに行くと、この単語はパンの名前じゃなくて卑猥な隠語になるんだぜい、という雑学とセットで聞かされました。

で、メキシコ人には
「日本にもコンチャがあるんだ。メロンパンっていうんだよ。
メロンの味なんかしないのに」
と嬉しそうにこれまた何回もあっちこっちで言ってます。

メロンの件は何度か説明を試みましたが複雑だしあんまり興味がなさそうなんだけれど
メロンもパンもスペイン語と同じだからうれしいみたい。

パンもポルトガルから日本に来たんだねえ。
ポルトガル語ではPao。スペインではPan。やっぱりお隣なんですねえ。
(残念ながらlivedoor blogではpaoのaの上の〜の記号が表示されません)
((ついでながら breadという単語なんて知らなくても世界には「パン」という日本語を言っちゃったほうが通じる人がずっと多いということだ!!日本人よ。英語コンプレックスを捨てよう!))

メキシコの主食はトルティーヤ、というのは有名ですが
もちろんパンもよく食べる。
こんな大きなパン屋さんも(これでも半分も写ってないんです!)。
IMG_20180503_151653smallb
おいしいパン屋さんの前には焼き立てを求めて朝7時とかでも行列ができたりします。

今の日本では
「朝いちばん早いのは
パン屋〜のおじさん!」
なんて歌われてもピンと来ないけれど。

お豆腐屋さんの早起きすらも連想できないかもね もはや・・・

この写真の手前上から2段目にはダダーっとコンチャが。
そのくらい人気のコンチャ。
もちろんスーパーのパンコーナーにもあるし、コンビニには6個入りの大手メーカーの(ヤマザキパン的な)袋なんかも売っています。

で、もちろんメキシコのコンチャもメロンの味はしません!
当たり前だ・・・

子供の頃あれ?
って思ったんだよなあ。

私が子供の頃、菓子パンといえばアンパン、ジャムパン、チョコパンにクリームパンだったんだけど、ある時期からうっすら緑色をしたメロンパンが出現して興奮したんだなあ。形はラグビーボールみたいだった。
それにはちゃんとメロンの風味がしたのです。
あの頃メロンといえば高級品。
めったに食べられないわけ。
テレビドラマのお金持ちの子供のおやつにはメロンっていうね。
だからメロン風味のメロンパンは大変に魅力的だったわけですよ。
たとえいかにも添加物な「風味」であっても。
その頃のメロンパンはみどりのクッキー部分はクッキーというよりしっとりしていて、それもまた新しく感じた気がする。

それがいつの頃からか「サンライズ」だったはずのまんまるのパンの袋に「メロンパン」と書かれることが多くなって、売り場も丸いのの方が幅をきかすようになって、いつしかもともとのメロンパンは姿を見ることもなくなってしまいました・・・
そう。
あれ?
って感じてたのはこの頃なんです。メロンパンってメロンの味のあの緑のパンだったのにって。

で、いつの間にか今のメロンパンがどんどんおいしくなって
別に昔のメロンパンを恋しがる必要もなくなって名前なんてどうでもよくなっちゃったんだけど。

どうもアンパンマンのせいらしいですね。
やなせたかしが混同していて
メロンパンナちゃんの顔としてサンライズを描いちゃったから
多くの人があの顔のパンをメロンパンと思い込んじゃったっていう話。
これも絶対本当かどうかはわからないけど時期的にも結構ありそうなんで私はそうかも?と思っています。

だって横から見たら水平線から顔を出したおひさまの形だし
色も黄色いし、何より子供の頃はじめて見たあの丸いパンには「サンライズ」って書いてあったし。

ちょっと気になってネット検索もしてみたら東西で呼び方違うんだとかいう説なんかもあったけど子供の頃の私は東にいたし。。。
とはいっても私が触れたメロンパンからのサンライズっていうのもたまたま私が住んでいたエリアでの流れだっただけかもしれないから本当のところはわかりません。メロンパンと呼ばれ始めたころの丸いメロンパンにも、色は黄色ながらもうっすらメロンの風味がついていたりもしたし。

むしろいつから定番がバニラっぽくなったんだろ?

Wikipediaにメロンパンは「日本発祥の菓子パン」とどうどうと書かれていますが
メキシコでこれだけ浸透しているとなるとそれも疑問に思えたりして。
探したらポルトガルにあったりしてね。

と、こ〜んなに長くなる、しかもはっきりしないメロンパンの名前の由来をメキシコ人に理解させるのは無理だー。
という結論に至る。
次に会ったら「メロンの味なんかしないのにメロンパン」っていう話はまた出そうな気がするけれど・・・

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「おはなしコンサート」(童音社)復刊にご協力ください。

MUACで「どうしようもない」

MUACというのはMuseo Universitario Arte Contemporaneo (UNAM)の略で、メキシコでも有数の現代アートの国立美術館です。
建物自体がおしゃれな建築で、展示内容もおもしろい。
一般的な観光ルートからははずれているかもしれませんが、実は駅も近くてアクセスしやすいのでアートがお好きな方にはおすすめの一つです。

5月18日はInternational museum dayとされていて、毎年決まる同一テーマにそって、いろんな国で入場が無料になったり催しものがあったりします。日本では「国際博物館の日」と訳されていて2002年から参加しています。まだあんまり知られていない気もしますが美術館博物館だけでなく動物園や水族館なども含まれるのでその日にお休みがとれたらチェックする価値あるかも。

MUACでは今年このInternational museum day(国際博物館の日)に合わせて18日(金)と19日(土)の二日に渡って特別企画がいくつか用意されていました。
私のパフォーマンスもそこに入れてくださって
どうせなら土曜日のほうがいいんじゃない?
ということで19日の昼下がり、中庭でのパフォーマンスが実現しました。

Anish Kapoor作の鏡とコラボっていう画面もなかなかできないよ!

とギャラリーのボスも大張り切り。

2.4m四方のアマテ紙を3枚並べて音は墨と筆と紙から生まれる音だけでパフォーマンス。

パフォーマンスの時はいつもそうするように
奇をてらったものではなくて書そのものを書きました。
でも現代の書はこんなにバリエーションが楽しめるんだよ。という試みで3種。
動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=Arvd2CyKo1M

中庭だから問題ないかと思っていたら開始と同時に強風が吹き始め、
下敷きごとぶわーーーっと舞い上がって大騒ぎ!
と、いうわけで
なぜかいつもメキシコの屋外パフォーマンスの動画では紙の上にコップや石がいっぱい乗っかっているという不思議な光景になってしまうんですが、今回もその辺はご愛敬で。
今回学芸員さんたちまで乗っかっています。。。

二番目に書いた作品は荒々しいので読める人は少ないと思いますが
「どうしようもない」
と書いています。

こういうネガティブな言葉は日本で書として書くっていう機会はなかろうと思って敢えて書いてみました。
裏話をすれば、何を書くか考えているときに
ヒガシの「どうしようもない」が頭の中をぐるぐるし始めたのがきっかけなんだけど・・・
これも天啓。
このネガティブな言葉を激しい表現にすることで、逆境にも立ち向かう強い姿勢を表現する。
というテーマの作品に昇華いたしました。
実は一番反響の大きかった作品です。

若かった頃のヒガシの「どうしようもない」はちょっとひ弱で曲に負けちゃってる印象があったんですが大人になるにつれてどんどんよくなっていきました。
見ている時は夢中になるってことがないのに時々無意識に口をつく不思議な曲です。
本当に芸術っていうのはどんな形で人に作用するかわかんないよねっていう例の一つ。
「どうしようもない」はこんな曲。ヒガシがほそ〜い!

ああ早い。
あのパフォーマンスから1か月が過ぎました。
片づけて車に乗った瞬間に雨が ダーーーーー!!!と降り出したんだった。
わずか半日のできごとでも準備時間の灼熱地獄からの突風騒ぎ。
そしてどしゃぶりの中の帰路とめまぐるしい時間だったっけ。
そして熱心であたたかい観客。
いい日だったな。忘れないようにしよう。
忘れないか。

あの日はこんなかわいい助手もあらわれました。
IMG_3746b
彼女の心にもどんな形でもいいから何か残っていてくれたら嬉しい。
アートの力を信じよう。






追記:この日揮毫した作品のMUAC収蔵が決まりました

さらに追記:「どうしようもない」ってトシちゃんのカバーだったのね!
少年倶楽部で佐藤アツヒロくんがローラースケートダンスでカバーした回で知りました!!!
それで探してみたらたしかにトシちゃんが歌ってる。ある時期にトシちゃんはちゃんと勉強して歌唱力つけたからねえ。3人の歌唱を比較するとやっぱりトシちゃんのが一番いい。
この曲の感じだと実はかっちゃんが得意そう。
一般的にジャニーズは音をひっぱっちゃって語れないのよねえ。
それができるのはかっちゃん。
でもアツヒロくんの後輩とのローラースケートダンスはよかったです。そしてしかもアツヒロくんが一番かっこいい。昔のジャニーズのほうがつくづくきちんと基礎のお稽古をしたんだなあと思います。アツヒロくんの場合はセンスも感じるし継続していることも大きいとは思うけど。

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毎度の補足ですがヒガシは少年隊の東山紀之です。

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これまた少年隊に感謝?in メキシコ

歌った
踊った
太鼓たたいた
そして書いた

なにかと言えば前の記事でも書いたメキシコシティでのステージ’Mar Eterno'の中で私がやったことです全部。

踊ったっていうのはこれか??
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いえ。違います。
確かに私が体を張って書いている姿を外国の観客はダンスといいます。

でもです。
今回ホントに踊れって言われたのです。
しかも本番1時間前。
テキトーに踊り入れてくださいって

そりゃね。
歌えって言われたのは1週間前でしたよ。
太鼓たたけって言われたのもやっぱり振り付けと同じ1時間前。

どっちもマジかー?って思ったけど
一応はどっちも経験がなきにしもあらずなわけで。
太鼓に関しては6年生の時の運動会の小太鼓だったにせよ。

踊り??
えーっ!!!!
どーしよどーしよ。
わかんない。
うかばない。
こればっかりは引き出しない!

焦りまくっている私に夫が一言。

「毎日少年隊見てるじゃない」

・・・・・・・・・・・ん???

いや、踊ってんの少年隊だから


M1410014
そんでもすごいわね〜。
できる気になっちゃったもの。
んでもってやっちゃた!
墨を持ったままで激しいことはできないからどーしたもんかと思ったけど
少年隊プレゾン2000’Theme Park’ かっちゃんのアラブの踊りを思い出してみました。(あくまでインスパイアされただけで動きは全然違いますが)

本当は歌も少年隊プレゾン1998'5 nights'で若様ことかっちゃんが歌っているALWAYSが歌いたかったんだけど・・・
プレイスパニック(メキシコの伝統音楽)と三味線の世界観には合わず断念・・・
そもそも急な話で著作権料払ってないし。

ステージからちょうど1週間。
やっとビデオでステージ全体を見ることができました。
ミュージシャンとダンサーたちの素晴らしいパフォーマンスにはさまれて
自分のいたらなさに冷や汗をかきつつも
全体としてはいいステージだったんじゃないかな。
と満足しています。

興味を持っていただけた方はコチラ
お客さんが編集してアップしちゃったものなのでカットしたい冷や汗な部分も多いですが、前述の通りミュージシャンとダンサーさんは素晴らしいです。

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書家冥利のステージ in メキシコ

見てください! この飛び散り。
M1410049
メキシコのおかげです。
書家冥利につきます。

そらあパフォーマンスする書家も増えました。
大筆使う人もそこそこいます。

でも!!!

ここまで気持ちよく墨まきちらして書ける人、見たことありません!!!

だって床汚れるし、お客さんの服汚すし。

あああああああメキシコありがとう。

ホンっとメキシコ最高です。

こんなに墨をはねてもだ〜れも怒りません。
それどころかあったかーい♡

今回はシャチショーさながらにお客さんには墨よけビニール用意しましたが、
床は・・・

書家の性で早く拭かなくちゃ片付けなくっちゃ!
と焦りまくっていた私ですが、なななんと

そのまま放置!

貧富の差のあるメキシコではお掃除係がどこにでもいて
ここでもお掃除娘のガビちゃんに墨の拭き方指南をするだけで帰らせてもらいました。
この娘たちの職をうばってはいけなーい。
のだ。

もちろん気の小さい日本人の私はマドリッドで買ってきた10ユーロものチョコをあげちゃったけどね。
私の大好きなオレンジピール。

そういえばお昼にここの会場の喫茶の娘が差し入れてくれたタコスとサンドイッチおいしかったなー。ハムとチーズのとってもシンプルなタコスだったけど今まで食べたタコスで一番おいしかった。
サンドイッチもトマトとモッツアレラのみ。でもどっちもあったかくて作り立てでめっちゃ癒されました〜。
本番前の疲れと緊張でテンパッていた我々夫婦の楽屋の空気が一変してしまった。
実はすでに持参したおにぎりとお味噌汁で昼食を済ませていたにもかかわらず
あまりのおいしさにしっかりがっついてしまった私たち。
やっぱおにぎりおいしいね〜
お味噌汁でホッとした〜
と言っていたのは誰だったのか・・・

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しっかりずっしり食べたおかげで、こんなにしっかりふんばれました。

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メキシコでの食卓

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わたくし疲れてます。
6年ぶりのメキシコ、
超超チョーーーーハードです。
こちらのブログの記事もちょうど1か月ぶり。
いやああああああ、それどころじゃなかった。
Duolingoの連続記録も終わった。
とにかくとにかく過酷な毎日。ハードスケジュールと体調管理の綱渡り・・・

・・・というか実際しっかりダウンしました。1度ならず・・・

スケジュールがなかなかはっきりしなかったり
突然変更になったり
自分でコントロールできないっていうのは本当につらい。

でも!

それでも報われるのがメキシコなのねん♪

予想をはるかに超えた体験がいっぱいできました。
詳しくは落ち着いたら書きたいと思います。

さてさて滞在中のアパートはとっても優雅な空間なのですが
今日の今日まで仕事して寝るだけで・・・トホホ。なんて残念。

やっとのんびりできるぞー!

ということで、本日のランチはこれだ!
IMG_20180526_115444


グルテンフリーは続けてます。
でも!
こんな疲れた時には
体に悪そーなものがとっても食べたくなってしまうのよん〜。

いいのさいいのさ
過酷すぎてまたもやズボンぶかぶかだもんねー。

アボカドとノパル(サボテン)でバランスとります。栄養満点だい!

結局ただ疲れたとしか書いてない本日のブログでした・・・

ちなみに写真のサッポロ一番もカップヌードルもマルちゃんも
み〜んなメキシコの定番商品です。

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ART FAIR TOKYO2018

20180309_1
長い長い1か月が終わりました。
4か月くらいいたかのような濃い毎日。
めまぐるしくてブログもストップしていましたが
メインは11日に終わったアートフェア東京です。
ご来場くださった皆様ありがとうございました。
またここで新たな出会いがありました。
ずっと応援してくれている旧友たちに新しい展開を見せることもできました。
いろいろな意味で多くの実りをくれたアートフェア東京でした。

搬入から搬出まで含め、普段なかなか会えないギャラリストの働く姿を間近で見られたこともとても意義あるものでした。

ここで再び声を大にして言いたい。
メキシコ人はまじめに働くのだ!

日本のみなさん。
ラテンを誤解しすぎです。

搬入も搬出も休憩一切なし。
会期中も食事もおぼつかないほど熱心に仕事をしてくれました。

そんなギャラリーのみんなのためにも今後もっともっと多くの人に作品を見てほしいと思います。
私の作品も仲間の作品も。

私もますます頑張ろう!と決意を新たにすることができました。

でもまだまだ日本人とアートの間には溝がある・・・これも現実。

日本のみなさん!
アートを遠巻きに眺めてあーだこーだ批判するんじゃなくて
宝探しの気分でお気に入りを探してみませんか??

気に入らないものの悪口をいくらいったって誰にもいいことなんてありません。

でもたった一つでいいから好きなものに出会えたら
世界の色が変わることだってあるんです。

そもそも好きなものを探すっていう作業が楽しいじゃないですか。

日本人の顔がもっともっと明るくなったらいいなあ!

IMG_3516a
私はこんな感じで明るい顔に(笑)
久々にお会いしたコロッケさん。じっくり作品をご覧くださいました。

おいしいものを食べ、好きな人たちに会い、ゆったりしたお風呂で足をのばして
このままダラーっとしてしまいそうではありますが
気をひきしめてがんばるぞ。
そのための勇気と活力もみんなにもらった日本滞在でした。

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羽衣と 筆が踊って 風は秋 

羽衣と 筆が踊って 風は秋 河彦 

スペイン在住の書家、金子祥代さん。バレンシアで開かれたビデオ・ダンス・ミーティングに出品したビデオ2本を彼女のブログで見た。「天のはごろも」の「風」編と「涙」編。白い衣装で太い筆を走らせ、画面に墨が飛ぶ。書の常識をはみ出すような、新しい美の創造。

河彦さんの本日のツイッター俳句
です。
ビデオを見てくださった上ご紹介くださりありがとうございました。

新しい美の創造

次なる新しい美は何だろう?

今回も会場で
「次の作品は始めているの?」とか
「次はどんなの作るの?」
とか
聞いて下さる方々がいてうれしかったですが・・・

今日も出発前に手掛けていた途上の作品やら
いろんなものの段取りを
思い出して整理するだけで終わりそうです・・・

いや〜なんせ昨日疲れちゃったから。

すごい重いスーツケース(余裕で30キロ越え)とスーツケースくらいの箱と1mを超える筒とリュックで帰宅。

タクシーの運ちゃんには
「駅から近すぎ!荷物重すぎ!」と文句をたらたら言われてチップをせびられ

建物に入ればエレベーターが故障で動かない。
(私が着く2時間前は動いていたそうだ!!)

汗だくで一段一段荷物を持ち上げ

家に入ればまた冷蔵庫のトラブルだー。

今回は電気は切れていなかったけど
中が水浸しな上ドアを開け閉めする度にに水がじょろじょろ垂れる。
(この水は一晩たってもまだ出ている。
どこから???)

それを大家さんを呼んで見てもらったりしてから
夕食の支度の買い物に出たら店はどこも休んでいる・・・土曜の夜だから・・・
まともな材料はあきらめて冷凍ピザを購入となりました。

またしても細木数子が当たってしまった・・・
23日は要注意って書いてあった。

もっというなら最近続いているメキシコの大地震。

もともと来月メキシコシティで個展予定だったのだ。
来春に変更になったけど
そのままだったら準備のためにもう現地にいたかもしれない・・・
そして細木数子によれば、個展みたいな大事なもんは今年は避けて来年がいいって・・・

怖っ!

そらまあ細木数子の信者じゃないし、おんなじ系統の占いなら大まかにはおんなじことを言うだろうと思う。手っ取り早く流れがわかるから細木数子の本を買ったってだけなので変な誤解は避けたいところだけど、何にせよ
占いっていうのは馬鹿にできないなと思う。

河彦さん
ごめんなさい。
せっかくの素敵な俳句のご紹介から始めた記事なのに
またもやトラブルに話が流れてしまいました。

でも!
やっと大家さんが冷蔵庫を新調する決心をしてくれました。
近いうち
新品がやってくる♥

よかったよかった。

書家・美術家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆 
http://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中

「おはなしコンサート」(童音社)復刊にご協力ください。

ラテン世界の桜並木 ハカランダ・ジャカランダ

jacaranda mexico2017

去年カディスにいた時に
うわ!なんじゃこりゃ!
っと目を引いたのがこの紫の花。

背の高い大木が紫の花でいっぱいになっている光景は本当に驚きでした。

私だけが驚いているのかと思いきや、カディスに語学留学及びフラメンコ修行に来ていたトモミちゃんも驚いたって言っていたし、
コルドバに行った時初めて見た夫も
「なんじゃこりゃ?」
って言葉を発したし、やっぱり日本人には異様な光景らしい。

セビリアやマラガや色々なところに並木があって
「わ!ここにも!わっ!」
みたいな感じでいちいちびっくりしました。

写真を見せたらブラジルに住んでいた友達が
「なつかしい」
と言うので、彼女にとってもエキゾチックの代名詞であるらしい。
(同じスペルでもスペイン語ではハカランダ、ポルトガル語ではジャカランダと読むのだそう。)

今年も見られるかなと思っていたらマドリッドではみかけませんでした。
(どっかにはあるのかもしれませんが)
なんだか寂しく思っていたら、メキシコの人たちがフェイスブックにアップし始めて
「おおおおお!メキシコにもあるのか〜」
と嬉しくなって今年10月に予定されていた個展を来年のハカランダの時期に変えてもらいました〜。
(上の写真は今年のメキシコのハカランダ。フォルクスワーゲン=メキシコなので絶妙な組み合わせです)

前にメキシコに行ったときは季節が違っていて見られなかったのですが、桜のように並木になっているところがあちらこちらにあるらしく、春〜初夏の風物詩のような花なのだそうです。

メキシコからの写真を見て桜並木を連想した私の印象は正しくって
なんと、もともとは桜並木にしたかったんですね。メキシコの人は。

でも、メキシコには日本のような四季がないので桜には向かない。
ということで、当時メキシコに住んでいた日本の植木職人・松本辰五郎さんが
メキシコに向いた花はないものか、とブラジルから持ち込んだのがハカランダなのだそうです。

というわけで日本にはないのに日本と深いつながりがあったハカランダ。
来年が楽しみです。

書家・美術家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆 
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