右と左の2冊が2011年に購入したもの。
2012年1月にメキシコでの個展が決まって招待され、あわてて学習。
半年ほど勉強して、買い物するとかタクシーに乗るとかはなんとかサバイバル・・・
2015年の暮れにスペイン行きが決まって再び開いた時には
まったく記憶になく
こんなに忘れるものか!!! と愕然とし、
取り戻すことを放棄しました。
何にもしないのもなんだと思ったので、一応スペイン語に触れるだけは触れようと
「やさしく読めるスペイン語の昔話」
「続・やさしく読めるスペイン語の昔話」
を毎晩音読していました。
この2冊については何人かの方がブログで紹介していたのを見て購入。
そんなこともあって、まだたいした実力もないながらこんな記事を書いています。英語に比べると本当に教材情報が少ないのでいつかどなたかのお役に立てるかも、と。
ちなみにこの2冊については、CDがあったらどんなによかったろうと思います。
発音や聞き取りの練習というよりは定着の役に立ちそう。
文章は初級をきっちり身につけないと一人で読むのは難しいレベルです。
でも
このテキストのコンセプトは辞書を引かずに進めるというもの。
訳も解説もあって確かに楽しむことはできました。
同時に、だからこそ
繰り返し耳からも入れられたらなあと。
さて、ようやくちゃんとやろうと思って問題集を再び開くのは昨年なんですが、
最初から
独学の足跡を記録してみたいと思います。
一番最初に買ったのは、写真右の「スペイン語練習ドリル」
字も大きいし、すっきりまとまっていて、ザっと要点を頭に入れるのによさそう♡
と思って買いました。
実は初学者にとっては3冊の中で一番難しいです。
ほどなく無理そうと判断。
逆にとにかく説明が詳しいという宣伝文句のこちらを購入。
解説メインで問題が少ない。
解答を見て書き入れながら一通りの文法を「読み」、うっすらとスペイン語全体のイメージをつかみました。
(表紙に9月中って目標が書いてありますが実際は8月29日から9月4日と中にメモが。自分の筆跡を見て心の中で「がんばったね!」と言ってました)
次に最初の写真左の「本気で学ぶスペイン語」で本格的に取り組み始めました。
とにかくこの一冊に絞って繰り返し。
「説明が充実していること」と
「問題の数が多いこと」は最低限の条件として
イラストがかわいらしくて、レイアウトも含めて本全体の雰囲気がやわらかく、
本屋さんで見た中で一番やる気が持続しそうな一冊でした。
メキシコに行くのは決まっていたから
なんとか身につけなくちゃ!とやる気はいっぱいだったのです。
でもどうしても先に進めない。全部頭に入れるなんて無理そう。
それで「過去形までできればよし」と決めて繰り返しました。
出発の前には一旦リセットして最低限のことだけは口をつくように
「NHKスタンダード40」にしぼりました。
これは問題集ではありません。NHKラジオ講座の要点をまとめたCDブックです。
「スタンダード40」については、リアルタイムで聞いていたのは中国語の講座でした。放送時のテキストには構文のカードがついていました。カード一枚に構文ひとつ。
その40枚を中国に行く度に持っていっていました。勉強を続けていたわけではないから都度忘れるんだけれども、この40の構文を持っていれば本当に結構なんとかなったんです毎回。それを思い出して購入。正直なところ、性質の違いからか中国語のほうが威力を発揮した気がしますが、それでもよくまとまっているとは思います。
ここまでが2011年の話。
さて、それから4年の空白を経てゼロからやり直し。
「本気で学ぶスペイン語」
をもう一度やり直しましたがやっぱり先に進めません。
それでスペイン人なら学生時代にさぞ「国語」のドリルをしているだろうと本屋さんに探しにいったのですがみつからず、
ようやく外国人向けのテキストコーナーで前回ご紹介した中のNuevo Espanol en Marcha と文法のシリーズと学生向けドリルをみつけました。
でも、前回もコメントした通り、学生用は超退屈。
大人向けは字の小ささでギブアップ。見えない、わからない、だから続かない。
そこで知ったのが真ん中の
「スペイン語力養成ドリル2000」でした。
ネットで、使用する単語を抑えてひたすら問題を解く
というコメントを見て、本当にそうなら最高!と購入。
確かにこの「スペイン語力養成ドリル2000」
ほかの問題集に比べると単語への欲張り度は低いと思います。
なにより開いた瞬間に日本の紙面構成の余白の多さにほっとしたので
第一印象がよかったのも否めません。
イラストなんてまったくなしのシンプルな構成なんですけどね。
問題も多いし、よくできていると思います。
それでも私には単語が多かった。
どうしても過去形の先に進めず、
どーしよーどーしよー
と探した結果がDuolingo(デュオリンゴ)。去年の4月でした。
ここからKinkoちゃん随筆のカテゴリー「スペイン語」が始まり。。。
1年たってようやく机に向かって鉛筆で勉強することに戻り、
上の三冊を最初からやり直してとうとう最後までやり遂げたのでした
そこから前回ご紹介したスペイン産ドリルへと進んだのでしたが・・・
なんかこう書いてくるとたいしたことやってないみたいに見えるかしら??
本来私はこれと決めた1冊を100パーセントものにするのを目指すタイプなので、3冊も並べているだけでとんでもなく多いボリュームに感じているんです。。。
ポリシーも曲げちゃってるし
ちなみに、
「いさぎよい」問題集がないことについて嘆いていましたが、
この3冊については先生方がそろって前書きに、初級の授業は一通り習ったけれども、それをしっかり練習して中級にすすめるドリルはないかという声にこたえたもの。と書いていらっしゃいます。
だから、初級を勉強している真っ最中の人にはハードルが高くて当然。
この問題集に文句を言っても仕方がないのです。
だからこの先生方に文句は言いません。
そもそも問題なのは、
その前の段階の人=これから始める人
が練習しながら身につける「いさぎよい」問題集がないってことです。
少なくとも、ずいぶん探しましたがみつけらませんでした。
それで、実際に一通りを終えてみた現在、これからやるならば確かにこの3冊はちょうどいいレベルのドリルであろうと思います。
つまり、独学の人がこれだけでなんとかするのは無理。なんらかの補助や工夫が不可欠です。
そのために、一番ボロボロになっているのは私の場合
「スタンダード40」です。
どうしても暗記ができないから、この本の最後の基本単語の活用表とか代名詞の一覧とかを見ながらほかの問題集を解いていたから。
開かない日はないくらい。
このスペイン語版の「スタンダード40」の監修は「スペイン語練習ドリル」と同じ福蔦教隆先生なんですが、
この先生、大事なポイントをきっちり押さえるのがすごく得意なんですよね。
「スペイン語練習ドリル」も、初学者には行間が多すぎて消化できないんですが、うしろにまとまっている基本項目のページは活用していました。
切り取って使っていたくらい。
だからきっと、大学で先生の講義をとっている学生にはいい授業してるんだろうなあ。と思います。
テレビ講座の時も楽しかったしね。
で、この「スペイン語練習ドリル」
簡潔なので、総復習でザっと見渡すには便利です。数時間でできます。
解説も、各項目実に簡潔なのに、本当におさえるべきことは書いてある
・・・・・・と今なら気づく。
そして、こんなにさっぱりした簡潔なつくりなのに接続法が充実。しかもわかりやすい。ただし接続法現在まで。
接続法がすべて網羅されているのは「スペイン語力養成ドリル2000」だけです。
さて、
終わった終わったってあぐらをかいているわけでも自慢しているわけでもなく
むしろ書いちゃって自分にプレッシャーをかけて
本当にここからやり直さねばと思っているのですけれども・・・
「本気で学ぶスペイン語」も
「スペイン語力養成ドリル2000」も
字が小さい。
これってけっこうなハードルなんですよねえ。
ハズキルーペかけても肩がバッキバキに凝るんですけど。
これはなんとかなんないのでしょうか。
ハズキルーペは篆刻のために買ったんだけどなあ。
でもハズキルーペなしで、今年の夏の特訓はありえなかった・・・感謝。
日本で出版されているドリルの他にスペインのドリルやDuolingo体験記、動画なども紹介しています。よろしければカテゴリー「スペイン語」をご活用ください
(残念ながらこのブログではスペイン語特有のエニェとかアクセントとかが正しく表示できません。悪しからずご了承ください)
独学でスペイン語:番外編 落ちこぼれを1年で大学に!伝説の教師
特訓終了!語学学習の近道
【Kinkoちゃん随筆】 書家・美術家 金子祥代 https://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中
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