柴崎岳選手が今回のワールドカップで評判上々みたいで
特にサッカーファンではないけどちょっと嬉しい。

去年の夏たまたまお寿司屋さんで目撃。
それだけでも親近感が湧くから人って不思議です。
今後のさらなる活躍に期待。

我々の中学時代なんて サッカー部=ダサい でした。

サッカー部所属の同級生のメンタルをたたえたいくらいだった。
それがあっという間にね〜。
同じ国とは思えない日本サッカーの活躍ぶり。
すごい進歩です。

それこそいろんな国に選手たちが飛び出して行って
肌で世界の標準に触れて着々とレベルアップに貢献している。

ただねえ。
サッカーに限らず「見る側」が育っていないのが日本。
もちろんどの世界にもアンチもいればちゃんとしたファンもいるでしょう。
でもどっちでもないよくわかっていない人が活躍している人をひきずりおろそうとする力が日本は強すぎやしませんか?

きっかけはゴールキーパーの川島への騒ぎでした。

私はダイジェストしか見られなかったのですが、
たまたま最初に見られたのがスペイン編集のセネガル戦。
私が見たそのダイジェストでは
川島がバシバシセーブしているいいプレイが繰り返し出てきたので
勝ち負けはともかく
私の中ではすっかり「川島=大活躍」のイメージだったのです。

それなのに日本ではこの試合について川島叩きが相当ひどかったらしい。

きっと日本のテレビでは川島のミスばっかり繰り返し報道されたのでしょう。

見ているところが全然違ったわけですよね
スペインと日本では。

で、どっちが実力があるかといったらスペインなわけでしょ、疑いなく。

こういうところなんじゃないのかな。
日本がまだ世界標準になれないところ。
もっと頑張っている人をちゃんと見て、その才能をのびのび開花させてあげる環境を作る。
そういう雰囲気があるとないとでは結果がずいぶん違うのではないでしょうか。

それと、
ネット記事でいくつか「世界も酷評」みたいなタイトルを見ました。
世界ってどこ?

世界のことを知らないくせに、ほんの数人の外国人の意見を取り上げて世界って言っちゃうっていうの。多すぎませんか???
全国ネットのテレビでも平気でやっちゃうものね。

それでますます世界から遠くなるんだよ。

早く気がついてマスコミもネットも日本人全体を「啓蒙」してよき方向に導く日が来ますように。
最近では「啓蒙」という言葉も言葉狩りの対象で新聞で使えない用語になってしまったという恐ろしい現状で、気づく日がくるのかどうかわかりませんが。

いいものみたら「いい」と気づいて「いい」と言える

そういう人が増えるだけでいいんだけど。

書家・美術家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆 
http://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中

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