Kinkoちゃん随筆

書に遊ぶKinkoちゃんの気ままな日常 ・・・現代アートから海外情報、最近なぜか少年隊まで⁈なブログ

陽性

孤軍奮闘中7 コロナまた陽性?

もう帰っているはずの夫が・・・帰ってない!!!

フライト前のPCRを受けたら陰性でほっとしていたのもつかの間
航空会社から「お客様の飛行機はキャンセルになりました」


2日後、あらためて予約したフライトのためにPCRを受けに行ったら

陽性

乗らせてもらえなーい!
スペイン側は罹患して治った人は入国させてくれるのに、日本が出国させてくれなーい!
勘弁してくれー。

大使館の人から「治ってもまた陽性出る人いるんですよ。3週間くらいはあり得るみたい。ご主人予定通り帰れるといいですね」なんていう不吉な情報をもらったばかりでしたが、本当になっちゃうなんて!

現在、症状は一切なく、むしろ普段より元気なくらいなんですけど。

そしてこちらはというと・・・

今朝10時半に職人さんが来るはずだったのに突然9時半にピンポンが鳴った。
慌てて出ると、大工さんチームのボスがいました。
うちのメンバー全滅。今週工事できない」って。
なぜかボスだけ無事。

その大工さんたちと毎日を過ごしていた私に検査キットを渡されました。

うへえええええ。
色んな意味でうへえええええ。

仕方なく自分で鼻にながーい綿棒をつっこんで検査液に入れ1分。

まったく元気だから大丈夫っしょ!とは思ったが、本当に 陰性!

はっはっは。

どうだまいったか!?(誰に言ってるんだ?)

大工さんチームは全員ワクチン接種済みなのに感染
唯一うつらなかった私はワクチン打ってません。

これってどう説明されんのかなあ。


スペインは相変わらず日々日本の300倍の新規感染者数。
第6波の最中です。
就学児童を持つ親御さんたちは、周りからのプレッシャーと自分のポリシーとの狭間で悩んでますが、基本的に私の会う人はみんな

「いつまでコロナを特別扱いするんだーーー!」という人ばかり。

新型コロナウイルスをインフルエンザのような流行性感冒と同等の扱いにするべきと主張、政府に基準見直しの検討を要請する州が出始めたとのこと。

いやほんと。水面下でコロナ長者がたくさんいる反面で、どれだけ多くの人が不自由しなくちゃいけないんだ。

そうこう言っている間にも今度は美容院から電話があって
「スタッフの一人が感染しちゃったからお店1週間閉めなきゃいけないの。
予約変更してくれる?」
だって。

まあでも、いいこと探そう。
大工さんが家に来ない間は埃の立たない部屋でのびのび過ごせる。

ちょうど難しい書類と格闘していたところ。
運がよかったんだわ、きっと!


【Kinkoちゃん随筆】 書家・美術家 金子祥代 https://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中
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孤軍奮闘中5 オミクロン(コロナ)闘病記4

陽性反応から10日。
ようやく36.8度まで熱が下がりました。
まさにグラフのパターン通りの展開。

やっと固形物が少し食べられるようになったそうです。

熱が再び上がることがなければPCRを受けさせてもらえることになっており、二日続けて陰性だったら晴れて退院です。
咳は残っても感染の心配はないそう。

11日目。1回目のPCRを受けさせてもらえました。残念ながらまだ陽性。

12日目。陰性です。おめでとー! 

次に陰性なら晴れて日常生活開始。
万一陽性の場合も、自宅で経過観察になるって!
とにかく退院が決まりました。

13日目 陰性。退院だーーーーー。

でも・・・。

入院中もひどかったけど最終日の扱いにも絶句しました。

最後のPCRテストは朝7時。早いです。
にもかかわらず、その前に荷物をまとめてチェックアウト。
その後はテストの結果が出るまでは部屋を使わせてもらえない。
結果が出て解放されたのは午後3時。
それまでは「待機室」でひたすら待たされたんだとか。
「10人くらいしかいなかったからソファに横になれたよ」とは言っていましたが、病み上がりの人を半日もそんな環境に???
まったく夫ときたら劣悪な扱いに慣れすぎてソファだけでありがたがっちゃって。

今までも、夫の待遇を誰かに話すたびに
「え?日本が?日本ってもっとちゃんとしてんじゃないの?」
とか
「それじゃ牢屋入ってるみたいじゃん」
とか言われてましたけど、
刑務所でももっと人権が守られている気が・・・。

陰性ではあったものの、少しまた熱が上がったので1日は自宅待機で経過報告をしなくてはならないそうですが、とにかく家に着いた報告の電話の声は晴れやかでした。
まだガサガサしていますが、ちゃんと文章の最後までいっぺんに話せるくらいまではのども治ってきました。

14日目 熱も下がってすっかり普通に話せるようになりました。
     久々に電話で十数分会話。
     家の布団で寝られたのは絶大な癒しになったもようです。
     順調順調!

ホテルで不自由はしたものの、病院には移らなくてよかったかも。

病院に入っちゃったら個室じゃない可能性や、個室だとしても部屋に出入りされる頻度が高くて落ち着きません。動くことも極端に制限されたでしょう。
何より薬づけにされたと思います。

コロナが風邪の変異の19代目だとすると、完全に抜けてしまうには薬にたよらないほうが絶対早い。まだ答えを出すのは早急かもしれませんが、早く
「本当にそうだったねー」
と報告できる日が来るといいなと思ってます。

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孤軍奮闘中4 オミクロン(コロナ)闘病記3

夫の陽性反応の翌日に陽性反応が出たというキッチン屋さんの担当者はそれから4日後には仕事復帰。
自宅でリモート出勤ではありますが、元気いっぱいな声で電話が来ました。

彼女は 若い + 女子 という条件がそろっているので軽症コースなんだなあと思います。

つまり逆の条件をそろえちゃってる夫は最初から重症コースなのね。

陽性者療養施設にあたるホテルに入って1週間。
さらにしんどいという連絡がありました。

さすがに不安な気分に支配され始めたようす。
そこでもう少しコロナについて調べてみました。

そしたら、感染者の傾向ってはっきり出てるんですね。
あるグラフによると・・・
軽症者は発症から数日で症状のピークになり、10日ほどで感染力がなくなります。

それに対し、重傷者のピークは7日から10日目。
感染力がなくなるのが15日目ころなんだとか。

ということは、夫の場合、重症コースだという前提で見れば、むしろ普通の経過をたどっているわけ。
怖がる必要なし!

さっそく「怖がらなくていいんだよー」と知らせてあげました。

確かに1週間たってさらに症状が悪化したりしたら怖いですよねえ。
知ってるのと知らないのではこんなに気持ちが違うんだ。

なんでこれを現場のお医者さんが患者に知らせてくれないの?

という疑問は残りますが、とりあえず本人も安心したようすでした。

果たして陽性反応から10日目。朝起きると

「熱が下がりました」
とメッセージが届いてました!

予定通りだ!

喉はまだ痛く、気管支も傷んでいますが、あとは時間に解決してもらうしかないですね。
ヴィックスベポラッブとのどぬーるの濡れマスクでずいぶん楽になったそうです。

結局病気を治すのは自分だからね。
はちみつと甘酒で体力つけてがんばっておくれ。

うううう。私もあの甘酒飲みたい・・・。

グラフのおかげで気持ちがずいぶん楽になりましたが、一つだけ気がかりが増えました。

後遺症で脱毛になる人がかなりたくさんいるんだとか

あわてて塩を届けました・・・。
早く塩シャンプーだけじゃなくて塩のお風呂にゆったりつかれるようになるといいね。

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孤軍奮闘中3 オミクロン(コロナ)闘病記2

相変わらず夫は隔離中。
こちらは家でやきもきするしかありません。
リフォームでは次々知りたくなかった事実が発覚。
対処に追われています。
めちゃくちゃ大変だけど、気が紛れていいんだ、きっと。
前向きでいくぞ!
プレッシャーは結構大きいけどね。
寝坊できないとかいうささやかなプレッシャーから
私がいま病気になるわけにはいかない!
っていうプレッシャーもあります。

夫はまだ熱が39度から下がりません。
頭ふらふら、のどの腫れがひかない上、咳がひどくなってきました。
のどだか気管支だかの血管が切れてると言われたそうです。血痰が出るとか。

というわけで、引き続きほぼ文字だけでやりとりしています。
小さい画面で読み書きするのも負担みたいなので少しずつしか状況が伝わってこないのですが、聞けば聞くほどあんぐりの残酷物語・・・(言いすぎかな)

まず、なかなか届かないと言ってた薬。
薬を頼んだりといった連絡はすべてフロントにしなくてはいけないそうです。
ところがフロントは一応リクエストを聞くだけで電話を切る。
するとコールセンターから確認の電話があり、
それからやっと看護婦なり医師から電話が入るそうです。

具合悪いときには一度電話するだけでも、容体を説明するだけでも負担なものですよね。
それを都度3回やらされるんだそうです。
薬が届くのはそこから数時間後だそうなので、「しんどい、電話しよ」と思った時からはどれだけ経ってるのお?

親身に応対してくれる方も中にはいらっしゃるそうで、それには感謝してましたが、それって他の人は冷たいってことじゃん

出される食事は強制隔離の3日間と似たり寄ったりで病院食みたいにバランスを考えたものではないそうです。
どんな食事かはこちら→孤軍奮闘中・・・ついに夫がオミクロン(コロナ)

いずれにしてものどが痛くて固形物は食べられないので、5日目の朝、見かねた看護婦さんが
「お粥作ってもらいましょうか」
と言ってくれたそうですが、音沙汰がないまま結局日が暮れちゃったみたい。

試練だねえ。
がんばれよ、夫。

アマゾンの配送ができるようになったので、自分でたのんだ野菜ジュースで生きながらえているようです。

ということなので私からはマヌカハニーを手配しました。
遅ればせながら下着もね。
ついでに飲む点滴、甘酒も。
それとそれと、胸が苦しいときはヴィックスペポラッブよね。
スチームで息も楽になるし・・・etc. etc.

これでなんとかなるでしょう。

とにかく自力で頑張るしかないみたいです。
だって、薬が枯渇してきたとか言ってるんですよお!
個人がもらった分が切れるんじゃなくて隔離施設内の薬がなくなっちゃってるんだって!
被災地みたいじゃん。
隔離するからにはちゃんと面倒見てやってーーー


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孤軍奮闘中1・・・ついに夫がオミクロン(コロナ)

予定通り1月3日から大工さんがきてせっせとドアをつけたり靴箱つくったりしてるんですが・・・

日本で調達しないといけない書類があるのがわかったので
確定申告の準備もかねて再び帰国した夫。

しばらく免除されていた3日間の強制幽閉期間を終えていよいよ明日しゃばに出るという夜電話がかかってきました。(しゃばに出るったって14日間の自宅待機ですけど)

あれ?いま日本はうしみつ時なのに変だな?

と思いながら電話に出ると

「熱が出ちゃってさ・・・39度1分ある」

なぬーーーー?

いやいやきっといつもの知恵熱だよ。
ガーっと寝たら下がるよきっと。
明日の検査までに下がるといいね。
あーだこーだ心配するより寝ちゃったほうがいいよ。

と、暗黙の了解で二人とも楽観的にふるまってすぐ電話を切ったんですが・・・

でちゃいました

フライトの二日前にPCR受けて
成田空港に着いたらPCR受けて
3日間幽閉されて部屋から一歩も出ずに過ごし
4日目の朝受けたPCRで陽性反応

一体どこで感染したのよ???

出国前もそんなに混んでるとこには行ってないし・・・

これから夫は感染者ばかりが集まるホテルに連れていかれて10日間ほどさらに幽閉されるそうです。
(「ほど」というのは治り方によって変わるからです)

検査結果をきいて「10日間・・・」と考え込んでいる夫に係の人がひとこと。

「14日の自宅待機より拘束日数がむしろ少なくなりますよ」

たしかに。

順調に治っちゃえばむしろちょっとだけ自由な日が増えるんだ!

現在夫は熱があるだけで他の症状は一切なく、電話の声は熱のせいもあってかむしろ普段よりハイテンション。

上げ膳据え膳で家事も一切やらなくていいの
光熱費もかからないし
何も心配せずにおやすみ〜〜〜〜〜

というわけで、私たちは相変わらず楽観的に過ごしています。

仕事中の大工さんたちに

「今の電話夫からでね、かかっちゃったんだって、オミクロン!」

と報告したら一言 Oh!

「気の毒に」って顔をされて終わりました。

はい。ここでは感染者に会ったことがない人なんていないので、むしろ気が楽です。

バルセロナの方の年賀状には
「もはや周りにかかったことがない人がいなくなりました」
とありました。

私には今のところまーーーーーーーーったく気配がないので本当にどこで感染したのか不思議で仕方がありません。

唯一心配なのは食事。

上げ膳据え膳なのはいいけれど、ここまでの3日間に支給されたお弁当の写真を見て驚いてたんですよねえ。

ある日の昼ご飯:ごはんとミートボールとからあげ

その日の晩ご飯:ごはんと焼き魚と生姜焼きみたいなの

ごはんと肉、魚しかないんですもの!
夫ですら「野菜がない!」と気づくレベル。
念のため持たせておいたビタミンのタブレットに感謝されました。

晩ご飯にスープがついてきたので「さすがにお味噌汁で栄養バランスととのえてくれるのかな」と思ったらダメ押しのコーンスープだったそうです。

ひたすらの炭水化物!!!

税金なので高いものじゃなくていいけど栄養バランスは考えてほしいところです。
こんなのが続いたら元気な人まで病気になっちゃうよ。

私にできることは家のことをしっかりやって心配かけないことくらいなんですが、毎朝暗いうちから大工さんが来てランチタイム以外暗くなるまで働いているので、交代できる夫がいない状態がけっこうきつい。
オミクロン関係なく、これはやらなきゃならなかったんだけど・・・

でも。
がんばるしかない。(つづく)

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久しぶりにスペインのコロナ事情:100万人!

前回のノーーーーーー天気な記事をご覧になった方はまったく心配されていないと思うのですが

Kinkoは元気です!!!

春先はCOVID-19新型コロナ感染者数の世界トップ争いで注目されていましたが、スペイン、最近はちょっと影が薄かったですね。

どっこい。

アメリカやらブラジルがすご過ぎただけでずっと日本より二けた多い新規感染者数がありました。

20200714
こちらは地下鉄。ロックダウンの頃のポスターです。
おしゃれ。
今でもお店や道路にみかけます。
マスクマスクマスクって連呼されているマスク着用の啓発ポスター。
もうポスターがいらないくらい、ちゃんと皆さんマスクしています。

pantene←市民だけじゃなく、ポスターの中でも!


どうしてこんなことを急に書いているかというと、久ぶりにスペインが日本でニュースになったのを知ったから。

累計感染者がEUで初めて100万人を超えたってことらしいです。

世界では6番目ですが、初めの5か国は人口が多い国ばかりだから人口比でいったら確かにすごいかも。

で、こうして名前が挙がると心配してくださる方がいらっしゃるのでご報告です。

確かにここにきてまた「緊急事態宣言」とかいって、夜間の外出禁止とか、飲食店でも口に入れるとき以外マスクしなさいとかちょっと窮屈になりました。
でも基本的に外に出られなかった夏前のような緊張はありません。
経験値と情報が格段に増えているおかげかな。

直近でも
老齢のお母さんが陽性だったので直前に会った親族みんなが検査させられた
とか、
クライアントのお嬢さんの陽性がわかったために直接会っていなくても検査をさせられた

なんてことが身近に起きていますが、検査はすぐできるみたいだし、陽性だった方々も軽症で回復。念のため検査させられた「接触者」も陰性ばかり。
最初のお母さんに至っては、ご主人も老齢ながらまったく影響なしだったそうです。

というわけで相変わらず

情報に踊らされずにのんびりやる

というスタンスは今後も変わらず過ごしていこうと思っています。

私が努力しなくてもスペイン人の皆さんがそんな感じなので困らないんだけど(笑)

免疫アップに主眼をおいて過ごします。免疫アップにはポジティブシンキング!

20200826aコロナのおかげでよかったことを考えてみる
旧友たちからの心配メールに加えて・・・
・マスクだから日焼けしない
・マスクだから口紅が減らない
・マスクのおかげで風邪もひかない
・道行く人のマスクをファッションとして楽しめる
・おしゃべりの話題がある
・分厚いマスクだとしゃべるのが苦しいから肺活量も鍛えられるかも
・マスクの市場が大きくなった etc. etc.

マスクの利点ばっかり(笑)
でも以前は機内とか風邪の時でも海外でマスクするのは目立ちすぎて気持ちを強くしなきゃいけなかったから、こうしてみんなが慣れてくれたのはこの先ずっとありがたいです。

あ、そうそう。
人と会う時にハグしたりチュッチュしたりするのが苦手な私には堂々と日本式でご挨拶できるのも助かってますね。もともと日本式で通していたし日本ブームだから喜ばれるんだけれども今はずっと気が楽。
スペインの皆さん同士はそれでもどうにかスキンシップをとりたいので肘と肘でタッチしてます。
あれは私にも楽しく参加できます。
バディ!って気持ちになれる。

日本発信のコロナ関連のニュースに触れると「日本はそこまで騒がなくても・・・」と思うことも多いですが、外出自粛ムードのおかげで、予防とか自分で治す観点からの東洋的な健康情報がネットに増えた気がします。
昨夜もトリガーポイントの動画みながらマッサージしました。
探せばいいこともたくさん増えてますね。

例年のことながら気温が急に下がる季節の変わり目に体が慣れないのと、冬時間になったから時計を全部直さなきゃならなかった手間のほうが私には最近のささやかな騒動です。
サマータイム制度いつなくなるんだろう。

ではみなさまも健やかにお過ごしくださいね!

20200901 (1)
←おもちゃ屋さんのショーウインドー。
お人形さんもマスク




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お祝い!私のコロナ禍は終わるかな。Citaが取れた!

コピーd今月初め、ある日本人デザイナーさんがフェイスブックに
「日本の新規感染者が400人を超えそう!国は何をしているの?」
って大騒ぎのコメントをしたところ、アメリカに住む彼女のFBフレンドから
「フロリダは1日8000人増えてます」
っていうコメントが。
国じゃないんですよ。フロリダだけ。
もちろん新型コロナのお話です。

さすがに現在のスペインはそこまでたくさん感染していませんが(日本の倍程度)日本と世界の温度差を日々感じています。
陽性=重篤患者
みたいな報道がされちゃってるからでしょうか。
とある菌に詳しい方のお話によれば、陽性であってもほとんどが無自覚だったり自然に治っちゃってるみたいで、しっかり患者になるのは2パーセントしかいないんだそうです。

日本は安全なんですよー!!!

楽しい夏を送ってくださいねー!

先日も書いた通り今のところ私は感染の気配もなく、いたって普通に日常生活を送っています。
普通の風邪すらしばらくひいてない。例年より少ないよ。マスクのおかげかな?

ただ、実はコロナのせいで一つだけ大変だったことが・・・

ビザの種類を変えるため、弁護士さんと会って手続きを始めたのが去年の11月。
それから何段階かの手続きを踏んで許可がおり、指紋押捺をしたのが今年の3月初めでした。
これだけでもずいぶん長いですよね。
というのも、書類を提出しに行くだけでも、指紋押捺をしに行くにもいちいちCitaと呼ばれる予約が要るからです。
これがネット予約しかなく、それこそ一度でも、あるいは短期でもスペインに住もうとした人ならしばらくCitaという言葉は聞きたくなくなりそうなほど苦しめられるものなのです。
ほんとーーーーに取れない。

そういう意味では3月まではまあ順調に進んでいたのでした。
今回は弁護士さんに頼んじゃったからただ待つだけでよかったし。

ところがです。

2週間後、できあがった身分証(カード)を受け取りに行くと、役所が閉まっていました。
そうです。
非常事態宣言のための外出規制が始まっていたためです。

あああああ、この日は人生の記念日になるはずだったのに

それからお籠りしてひっそりと非常事態が明けるのをひたすら待っていました。

そして3か月たった6月22日。

いざ!
と、早起きして身支度も念入りに整え、気合を入れて受け取りに。

窓口に行って必要書類を並べると、お役人さんが私のカードを探してる。

あった!!!

・・・が。

何やら隣の職員さんと話し始めました。

話し終わると
「Citaは?」
と聞くではありませんか。
「カード受取りにCitaは要らないので3月23日以降ならいつでも取りにいらっしゃいって聞いていますが」
というと
「ダメなんです。取ってください」
と、まったく聞く耳持たずになってしまいました。

コロナの対策として「密」を避けるため全てが予約制になってしまったとのこと。

そこにカードあるのにーーーーー!
渡すだけじゃーーーん!!!  1秒じゃーーーん!!!
ひどーい!

弁護士に電話すると「え?そーなの?」

おいおい。しっかりしてくれよ。

その後は弁護士事務所もCita取得に動き出してくれましたが、どうもいつも以上に取れないようだと気づいた弁護士。
自分たちでもやってみてくれないかと言ってきました。
当然すでに自分でもやり始めていたけれど、あらためて厳しい状況なのをダメ押しされた気分でした。

お役所の職員さんからは「月曜日に週の予約が放出されます」
と言われ、
弁護士からは「キャンセル待ちもあるから平日毎日チェックしてます。ちなみにお役所は8時半から15時までだよ」
という情報をもらっていました。

だから特に月曜日は8時半からPCにべったり張り付いてCitaの申し込み。
人気公演のチケットを買うためにチケットぴあに電話しまくった時と同じような状態です。
できる限り早打ちして連絡先、名前、生年月日etc, etcを入力しては

Solicitar(申し込み)
をクリック

すると
「ただいま空きがありません。近いうちご用意しますのでまたやってみてください」
っていう無情のメッセージが現れ、また最初から入力しなおして申し込み。

このメッセージを何千回見たでしょう。何万?

一日で何回見たかも数えきれないものね。

しかも個人情報の入力の最後には
「私はロボットではありません」
の作業が毎回あるんですからね。
ものすごい苦行です。

いつキャンセル待ちが出るかもわからないからとにかく平日は午後3時までずーーーーーっと打ち込んでしまう。
月曜以外は1時間に1回くらいでいいかな。なんて思いながらも気持ちが離れず、少しでも暇があれば入力画面に向かってしまう。
というより、暇なんかなくなっちゃう。何にも手につかない感じなんですCitaが取れるまでというのは。3時過ぎても「もしかして?」なんて入力してみちゃったりして。

Citaの取れるタイミングっていうのは何種類ウワサが飛び交うのっていうくらいネットでもみんながあれこれ言っちゃっててむしろわかんないし。

で。
先週の金曜日。
この日は朝から夫が入力してくれていました。

「金曜日だし、もう今週はキャンセル待ちったって空きがないよねえ」
なんて言いながら夫が席をはずしたので私が替わったその第一回目。

「あったーーーーーー!」
日時選択画面が出たのです。

月曜日にその週の空きが出ると聞いていたのに画面には翌週の枠が。

ウワサじゃなくてお役所で直接聞いた話すら違うなんて・・・。

何を信じたらいいんだよお。と思いながらも、イチかバチかやっててよかったー!

そうしてカードを無事受取りました。
予定より4か月半遅れ。

それにしても、Citaの入力は夫の方が頑張っていたんですけどね。

最高の瞬間は私がいただいてしまいました。
Citaなんかで人生の運を使っちゃっていいのかなあ私?

コピーc









←教会の中にもソーシャルディスタンスを守ってね!の線。


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