子供のころ、雨が降ると何本も傘を持ち出して家を作って、中で雨の音を聞いたりしてた。

高校のころ、雨が降ると、いつもは自転車の駅からの道を、バスに乗らずにわざわざ30分歩いた。
傘をさして、雨道を歩くのが好きだった。

家にいる日も、雨の音を聞きながら窓を眺めると心が落ち着いた。

いつからだろう。雨の日が苦痛になったのは。

頭が重く、体が鉛のようになって、外を見ると雨。
またか、って思っては沈んじゃう。

あの頃は、楽しい空想がいっぱい溢れてきたのになあ。
いつのまにか、詩の通りになっちゃったカーペンターズの「Rainy days and mondays」。
ウキウキした歌に聞こえてたのに。戻りたいよぉ。

書家・美術家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆 
http://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中