Kinkoちゃん随筆

書に遊ぶKinkoちゃんの気ままな日常 ・・・現代アートから海外情報、最近なぜか少年隊まで⁈なブログ

Dr.コパ

昔から西には黄色って・・・怖いことわざたち

とうとう非常事態宣言が解除されました!
ただし公共の場でのマスク着用が義務に。違反すると罰金100ユーロなんてこともあるらしい。
これから夏本番というのにマスクなんて暑いけど日焼けの心配が減りますね。
口紅減らないし。
おしゃれで涼しいマスクさーがそっと♡

コロナのためにアトリエのリフォームも完全にストップしていましたが、ようやく動き出しました。
長期バカンスで夏はゴーストタウンになるマドリッドもみなさん今年は夏休み返上で働くそうです。

あまりにも長く間があいてしまったのでリフォームのこともゼロからおさらいしなくちゃならない状態です。自分のメモも見返さないと忘れていることだらけ。
風水の本も読みなおしだ。早く頭をお休みモードから覚まさなくっちゃ。

風水といえば年末にDr.コパさんのお話をしましたが、ひまにまかせてネットでも少し調べていました。その時

「昔から西に黄色とよく言いますが」

なんていうフレーズで始まって「実は・・・」なんて展開するサイトをいくつか見たのですよねえ。

昔から???

やめてほしい〜〜〜。
私その「昔」が始まるその時を見ているわよ!

だってバブル期に若きコパさんが言い出したんじゃないのよ「西には黄色」って。

現代人が難しい勉強をしなくても風水を取り入れやすいようにコパさんがわかりやすいフレーズにして繰り返し繰り返し口にしてすっかり定着したのがこの「西に黄色」「窓のないトイレにラベンダー」「黄色い財布でお金持ち」etc.etc.ですよね。

そりゃあ若い子にとって親が若かった頃なんて「昔」だっていうならそれは否定しません。
でもねえ。仮にも風水について講釈しようっていう人ならちょっと調べればわかることでしょうに。
古い文献を見なくてもコパさん自身が根拠をあちこちで書いているのを私でも読んだから何冊か本を読むだけでこれが昔からの言い回しでないことくらいすぐわかるのに。


他にもネットで怖い情報を見ました。

「みんなで渡れば怖くないということわざがありますが」

うそおおおおお
怖すぎる。
これってツービートの鉄板ネタではないか。

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」

これ、笑うフレーズだよお。どっからことわざになったのよお。
赤信号は渡っちゃだめだー。


それからもう一つ。

「昔から日本では お客様は神様です という文化があり、それがクレーマーを増長・・・」
なんていう記事やコメントをどれだけ目にしたことか・・・

おいおい!

「お客様は神様です」

このフレーズは「三波春夫でございます」とセットで認識しているのじゃないの??

こんにっちは〜こんにっちは〜世界の〜国から〜

そっかあ。
三波春夫を誰もが知っている時代は昔なのね・・・

う〜ん ホント?
おとうさん、おかあさん、あるいはおじいちゃん、おばあちゃんなら知ってるでしょうに。現代日本の人口構成を考えれば知っている人口の割合のほうがまだまだ圧倒的に多いと思うのだが・・・。

それをねえ・・・・・・・。

一体いつお客は神になったのだよ。

神様みたいに丁重に扱われないとクレームって怖いですねえ。

でもどっちもどっちなところもあるのかしら?

ちょっとばかり奮発しても残念な接客をされることが増えましたものねえ。
一見ていねいでも違和感ありありの変なマニュアル敬語を聞かされた挙句雑に扱われるとか。
お客を神様扱いするのは断じておかしいとしても、せめて人として心地よく扱われたいっていう気になることは確かにあります。せめて払った分くらいは。

さすがに万博前のこととなると真実はわからないけど、こうやって言葉は誤解されたりして変わっていっちゃうのかな?

女ごころは秋の空

も江戸時代は「男ごころは秋の空」だったのが変わったとも聞くし。

この先どんなおもしろい誤解が見られるんでしょうか。

おもしろがっていられる内容にしてほしいもんだと祈りつつ。


【Kinkoちゃん随筆】 書家・美術家 金子祥代 https://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中
インスタはこちら☆https://www.instagram.com/sachiyo.kaneko/

来年はぐぐっと

今年はあっちこっちに行きました。
フランス、スイス、エクアドルとちょっとだけ日本(←書類申請に行っただけ)。

滞在場所はフランスで4軒、スイスで2軒、エクアドルで2軒、マドリッドで7軒それとバレンシア、日本で2軒。現在のステータスでは好きなだけ国外に出られないから日数を気にしながらも18軒で寝泊まりしたのかあ。
まあああああめまぐるしくいろんな場所でいろんな生活しました。

ピンからキリ。
ピンは屋内にサウナはもちろん、泳げるほどのプールや幅2mを超す本物の暖炉などなどがある豪邸で
キリは屋根と外壁すらも大丈夫なの?未完成じゃないの?それとも爆撃受けた?
っていうような家でした。

そんな流浪の合間に実はアトリエ探しをしていました。
おかげでマドリッド市内にもいろいろな生活圏があることを体感。
まだまだ知らないことばかり。

今まで出会ったスペイン人の多くからは、スペイン経済の不平ばかりを聞いて真に受けていましたが、物件検索サイトには2億、3億どころか5億なんていう物件もごろごろ出てきて、あれれれ〜?豊かな世界もあるんだ〜なんて思ったり。
そうですよねえ。
数年前の長者番付世界一はZARAの社長さんだったりしたんだから。

そんなわけで希望物件の条件をちょっとばかりサバ読んで高級なマンションなんかも少し内覧させてもらったりしたおかげで、今まで足を踏み入れたことのないエリアも知ることになりました。

でもなかなかぴったりのところはなくて、帯に短し襷に長し。
妥協しないとダメなのかなあ。なんてあきらめかけたりもしましたが、
なんと現在は無事?契約も済んでリフォームの最中です。
リフォームとは言っても日本でいうところのリノベーション。
箱の中身はゼロからデザインしなおしです。
私の人生は家を建てるっていう経験はしないで終わるのかなあと思っていましたが、かなり近い経験をしているところ。
今までは壁紙を選んだことくらいしかなかったからほとんどが初体験です。

そこで久しぶりに風水の本など読みなおしています。

なんとなく「OH!エルくらぶ」のころからの馴染みでDr. コパさんの本が手元に数冊ありまして。
あの頃テレビに出始めで初々しかったコパさんが、だんだん恰幅がよくなって貫禄が出て行った様子も見ているし、なんとなく説得力を感じちゃう。

「OH!エルくらぶ」なんて持ちだしたら年がばれますけどねえ

って、とっくにばれてますよね。まさに少年隊の時代と同じだもんね。
土曜の朝くらいはテレビ見てたのよ私。週末は山に車飛ばしてる方が多かったかもしれないけど。

トニータナカ「眉をなおしましょう、眉!」

テンプレートも持ってたよ・・・置く角度が難しくてうまく書けることの方が少ない眉のテンプレート(笑)
シュウ・ウエムラっていう名前もこの番組で覚えたわねえ・・・

話はとんじゃったけど、とにかくコパさんの本を読み直しているのです。

風水はもちろんところ変われば条件が変わるので、中国の風水を日本にそのままあてはめてもだめなくらいだからヨーロッパではなおさらなのですが、
がっちがちの風水情報以外の、コパさんの人生のとらえ方とか生き方へのアドバイスはどこにいても参考になるので、やっぱり今後も時々は読み返していきたいと思います。

けっこう実践もしていたのだけれども、ここ数年の慌ただしさで忘れていたこと、やれていなかったことが多かったなあ、と原点に戻った気分。

そして久々に「こらっ!」って言われた気分になったのが

愚痴はいうな

の一説です。

ついここでも愚痴っちゃったことがありました。書いた後すごく反省したけど。
へとへとになっちゃうとダメですねえ。気持ちまで弱くなって。

来年は心機一転。
運をつかむためにも、ぐぐっとこらえられる健全な心と体を手に入れなくっちゃ。

今年もKinkoちゃん随筆を読んでくださったみなさま。
応援してくださったみなさま。
ありがとうございました。

来年がみなさまにとってよい年になりますように。

書家・美術家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆 
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