夜中に夢中になって動画を加工して
ただ自己満足でお気に入りの曲を並べていると、なんだかカセットテープの編集を覚えたばかりのローティーンの気分そのもの。

でありながら一方で、現実の年齢を鑑みた私の中の誰かが

何やってんの?いい大人が仕事もしないで・・・

と叱っている。

でもさ。
なんだろうかね、これ。

趣味に没頭するとかレジャーを楽しむって悪いことじゃないのにね。

そんなこと言っちゃったらそれこそ私の作品を見て楽しんでくれる人を否定することになってしまう。

でも「人間働かねば」っていう固定観念の呪縛から逃げられず、仕事がないときでも無駄に焦るときがある。
そこでのんびり休めるときはきっと心身の調子がいいんだろうなあ、むしろ。

私の場合、高校を卒業してから一切9時-5時の生活をしたことがないので、わりとずっとこの戦いを繰り返している。はい、終業時刻です。っていうのがないから。

でも。
これでいいんだよ。と背中を押してもらいました。

ミヒャエル・エンデの名作「モモ」

学級文庫で存在も知っていたし、ファンだっていう同級生も何人もいたし、いろんなところで名前を聞いていた本ですが、子供の頃の私は表紙の絵が好きになれずに手に取らないまま今になってしまいました。

たまたま先日、夫が家を整理していた時に「だれでもない庭」が出てきて、読んだはずなのにすっかり忘れていたので再読したところ、一回目はいまいち入り込めなかったのに今回はちょっと響いちゃって
これは未発表集だけ読んでいる場合ではない!
と、順序は逆ながら代表作を購入するに至ったわけです。

「モモ」は1973年刊行ということで、すでに46年もたっているわけですが、まったく古さがありません。効率を求めて心を失っていくことへの警告は、むしろ今の我々への方が必要なメッセージ。
この本は大ヒットしたはずなのに人間は学んでないんだなー
としきりに思いながら読みました。
それともこの本によって少しは悪化が遅れた部分はあったのかな。

なんにせよ、忙しすぎて体調を壊してばかりの夫にも読ませることにしました。
(「読みたい」って言いながら実際いつ読めるのかしら?)

なあんてね。
たいそうなこと言って、少年隊を追っかけてうつつを抜かしている自分の言い訳だね、やっぱり。だはははは。

いやいや、忙しいのよ私。
遊んでいるだけじゃないの。
その証拠に合法的にしかもリアルタイムで聞けるはずの「月刊ニッキ」の視聴が遅れてしまうくらいですもの。
「だからバスフィッシングはやめられない」のかっちゃんみたいに忙しい合間にどっぷり遊んでいるの!!!

う〜ん、でも、忙しい合間って言い訳しないといけない気分になることこそがよくないよ。

ひまだな〜〜〜〜〜。何しよっか〜〜〜〜

そういうのあっていいと思うのよ。

そういう意味で私はきっと導かれてスペインにいるんでしょう。
この貧乏性を治すために。
リラックスが得意な人がたくさんいるこの国に。

でもって、今、人生のこの時期にかっちゃんにはまっちゃっていることもきっとメッセージなんだ。

残念なことに、テレビにでまくっているわけではないかっちゃんが何だかネットで勝手にいろいろ言われているのを見ることがあるけれど、「だからバスフィッシングがやめられない」の時にも書いたように、こういう人が日本にいることがすばらしいと思う。
無理して露出上げる必要なんかないのよ。
露出イコール実力でもない。だってバラエティタレントじゃないんだもの。
本業だけやっていられるってとても素晴らしいことです。
ネットで悪口のネタにされるっていうことは、知名度のある証だしね。
悪口書いてる人が逆説的に人気を裏付けてくれてるんですから。

そして本日も「モモ」の話をしたかったはずが少年隊に着地しちゃった(笑)

いやいや少年隊が今現在の私のモモ。ここが円形劇場。

この憩いのおかげで健康維持してます。

というわけで、露出を無理してあげる必要はないといいながら、次なる露出を心待ちにしている。

・・・そう。見たい!聞きたい!歌いたい!
動画のループ鑑賞だけでは飽き足らずアルバム「PRISM 」と「愛は続けることに意味がある」を購入しました!相変わらず私の手元に届くのはまだ先ですが、動作確認も兼ねて夫が聞いています。「ふたり」の失敗があるからね。

にしても「PRISM」は新品が買えたけど「愛は続けることに意味がある」は中古しかない。なんてことだ!CDなのに。しかも新品よりずっとずっと高いし。

夫曰く「いい曲はいってるよ♪」 なので楽しみではあります。

最後に遅ればせの報告。予想通り「かっちゃんソロ」集のアクセスはじんわりのスタートでした。ファンのタイプも違うもんね、それぞれ。
それでも私の本業のチャンネル開始から8年かかったチャンネル登録者数に8日で届いてしまいました。。。さすが少年隊かっちゃん(植草克秀)
まだの方もまたの方もよろしかったらコチラをどうぞ。

注)かっちゃんは少年隊の植草克秀です。

書家・美術家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆 
http://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中
インスタはこちら☆https://www.instagram.com/sachiyo.kaneko/