観月ありさが「おひとりさまですが、なにか?」といいながら高級レストランに入るCM、迫力があってマンガちっくな感じがはまってましたね。ちょっと見てみよっかな、と思っちゃいました。
でも、「おひとりさま」暦が長い私としては、「おひとりさま」っていまどきめずらしいのかなぁ?という気もしています。私も大学を卒業するまでは、フツーの女子と同じで公の場で一人でご飯を食べるのは苦手でした。仕方なくしなきゃならない時はそそくさと済ませて席を立ったりして。でも会社に入ってからは家から得意先を直行直帰という毎日だったので、否応なしに鍛えられました。たしかに新入社員だった頃、若い女の子がスーツ姿でごつい営業鞄を提げて一人で地方の蕎麦屋さんに入った時など店中の視線が集中したりはしましたが、いつのまにかそんなこともなくなって、時代は変わったなぁなんて思っていました。だって働く人が増えたし色んなところで見かけますものね、女性のおひとりさま。なにをかくそう今ではおひとりさま大好き。すごぉく頑張った後や、何かいいことがあったときに「お祝いしよう!」とその足で高級ホテルに行き、たーっぷりコース料理を楽しんだり。だって、その時にお祝いしたいんだもの。誰かと時間を合わせている暇なんてないの!
とはいえ、まだまだおひとりさま未体験な場所もたくさんです。
昨日は初めて餃子の王将にておひとりさましてみました。
週末に夫と行くことが多いのでファミリーがいっぱいのイメージでしたが、そこは初めての店舗だったし、なんといっても平日の昼。店員さん以外女性の姿はなくガテンな男性のグループばかりでにぎわってました。ビールまで入ってたりして。ひ、ひさびさにちょっと緊張。
「お待たせしました。餃子定食Bです。」
目の前に炒飯とスープと餃子が載ったトレイが置かれました。さすが王将ボリュームある。すると店員さんが「餃子もう一皿、少々お待ちください。」

「えーっ?!そんなにィ???」
思わず声が出ていました。だってトレイには普通の一人前が載ってるもの。
「はい2皿セットなんです。」とさらりと言って店員さんは引っ込んでしまいました。
さすがに男性ばかりの中。声が思いっきり通ってしまい、ニッカポッカのおにいさんたちの視線を浴びてしまいました。
見ればお兄さんたちに出された餃子は山盛りになってる。ちょうど数の関係で一皿分だけ足りなかったらしく、しばらくすると本当にもう一皿出てきました。ミニじゃなくてこれもしっかり一人前。しかもトレイの外に大きなお皿がドン。さすがの私も一皿食べ終わってトレイの中に重ねておさめるまでは変なプレッシャーと戦ってしまいました(汗)。そしてぐうぐうだったお腹もその段階で実はすでに十分満たされていたのに、なんでしょう、2皿目も黙々と全部たいらげてしまったのでした。大食い選手権の選手みたいに淡々と。
お店を出て、午後は台風の雨の中を随分歩きました。
結局何キロくらい歩いたんだろう。10キロまでは行かないとしても5キロは超えてる。
でも、夜になっても餃子の存在が感じられ、朝起きてもまだ残ってる感じ。ゆうべの嵐でドロドロになったベランダを1時間ほど掃除してやーっとおなかがすいてきました。そう考えるとコストパフォーマンス高いですよね、王将。
さてさて台風一過。日差しが差し込んできました。さあ、今日のお昼は何にしよう!