我が家の前の桜はずいぶん枝を落とされてしまってさびしい上に、なんだかあっという間に葉桜になってしまいました。
寒い日が多かっただけに桜の時期は長かったように思いますが
今年はちゃんと見ぬままに終わりそう・・・・?

今全国的に土浦市の真鍋小学校の桜が有名なのだそうですね。
真鍋小と言われても最初ピンと来なかったんですが、実は母校の隣に昔っから存在していたのでした。
同窓生に「ほら、一高祭(高校の文化祭)の時に魔性、ならぬ真小対策ってあったじゃん(=隣からいっぱい来てしまうので小学生に荒らされないようにケアするのです)」と言われてようやく思い出しました。
満開だから見ていこうと言われてついていってみました。

写真のような老木がグランドの真ん中に3本、そしてぐるりもみっしりピンクに彩られて確かに見事な眺めでした。時期も最高。隣にありながら敷地に入ったのは初めてだったので予想もつかず、予期せぬごほうびはうれしいなあ、と思いました。
グランドの下一面に根がはっていて校庭を下手にいじれないということで、長年姿の変わらぬままらしい雰囲気がとても素敵でした。

さて、そんな素敵なごほうびをくれたのは卒業以来初めて再会した同窓生たちで、250人くらいも集まった同期の桜にも予想を超えた楽しい時間をもらいました。
なつかしいというよりも、いい出会いというような感覚。
でありながら初対面より緊張しないし、よいものでした。
きっとみんなが生き生きと今を生きているからだな、と思います。
私もがんばるぞ。

今では完全に半々ですが、私の在学中は
もと男子高に女子の入学が始まってからまだまだ始まったばかりに近い頃だったので
断然男子の人数が多く、この日のスナップ写真にもたくさんの男子に私が一人囲まれている写真があるのを見て、夫の態度がやけにやさしい。
予期せぬごほうびが続いています。
真鍋小桜















書道家 金子祥代Kinkoちゃん随筆
http://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに現代に通じるアートの世界を展開中