実は先月富士山に初登頂するという大きな出来事がありながら、今日のほうががんばったし疲れた気がするぅ〜。
久々の甲子園での観戦です。
準決勝第二試合 成田−東海大相模 
どっちも関東だしお客さんの入りは少なめかと思いきやとんでもなくて。
1時半開始の予定ということで念のため12時にチケット売り場に着いたら「本日の入場券は全て売り切れ」

う〜。

超猛暑のピーカンの中、飲み物用意してタオルやら着替えやら重い荷物をえっちらおっちら、これが無駄になるのか・・・。外野かなあ。
しかし並んでいる人たちがいる。
そうだ。第一試合で帰る人がいるんだ。
と、いうことでチケット買ってからのんびりランチ!なんて構想はふっとび、汗を流しながら行列することになったのでした。

夫の母校だし、友達の甥っ子が出てるしね。

ここは一肌脱ぎまして、腰をすえて待つことに。
約80分。
ここですでに熱中症になりそうな暑さ。
階段から人が降りてきたときは安堵。
会社から駆けつけた夫も間に合いました。
ダッシュで席探し。
行列していた時には思いも寄らぬほどいい席が空いていました。
今までの観戦の中で一番近かった。
うほ〜。ほんと近い。
でも今日は高く打ちあがったファウルがやたら飛んできて怖い怖い。
これも今までの中で一番でした。
大きい麦わら帽子でお日様ガードしていたためにボールを見失うので、恐怖がハンパない。
スリリングで試合から目がはなせないっていうのはよかったかもしれませんけど。
でもね・・・。
今日の成田はよくなかった。
なんだろう。精神的に今までと違う感じがしたなあ。負ける時ってそうなんですよねえ。
う〜ん。残念。
でも来て良かったとは思う。こういう意味で「身内」の試合を応援したのは初めてだし。
すべてを忘れて応援しました。
汗もかいた〜。
母校でもないのになんでこんなにがんばってるの私、みたいなくらい頑張っちゃった。
でもここまで成田はいい試合をしてきたので、純粋に応援したくなりました。いいチームでした。
2年生がドラマを作る場面が多かったから来年も強いといいねえ。その時はアルプスで応援したいわ☆

そうそう。
テレビで見ているときにも感じていたのだけど、「打ち上げ花火」の演奏をするとあまりいいことが起きてないような・・・。
テレビでは成田が演奏しているのに気づかなかったので、負けた相手チームが演奏することが多くてそう感じたのだけれども、今日は成田のアルプスから聞こえてきたのですよね。
ちょっと嫌な気がしたら案の定。
だって、あれって「空に消えてった打ち上げ花火」ですよ。
「君がいた夏は」ですよ。
めっちゃ悲しいじゃないですか。
いくらノリがいいっていったって、あんなに多くの高校に演奏されるのが前から理解できないんですけど。
まあ曲に罪はないにしても敢えてこの場面に使う必要はないよねえ。
と不思議でなりません。

それに、もっと高校生が新しい曲を開拓していってほしいなあ、とも思って。生まれる前の曲ばっかだから。この話題は私が高校生のときにすでに週間ベースボールとかに書かれていたことではあるんだけど、今でもそう思う。もともとは高校野球がどんどん新しい応援スタイルを作っていたのをプロ野球がマネをしていたのに、いつの間にか高校生がプロ野球のマネをするだけになってしまったって。学校ごとの個性の違いも小さくなってきたし。全国から集まってる感じしませんものねえ。
負けちゃった腹いせにグチッいるわけじゃないけどさあ。
とにかくこの夏は成田のおかげで盛り上がった。ありがとう!

書道家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆
http://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに現代に通じるアートの世界を展開中