ずいぶんたくさんプレゾンの感想を書いたわりには
このAgainについてはタイトルにも触れずにいましたが
実はお気に入りの作品のひとつです。
前年のカプリッチョと翌年のMaskは代表作中の代表作で
好きな作品を3つあげなさいと言ったら大抵の人のチョイスに入るであろう作品ですが、
それにはさまれたAgainがよくなかったのかと言ったらそんなことはなく
大変にいい作品だと思います。
カプリッチョに引き続き主役はかっちゃん。
主役とは言ってももちろん3人とも同じだけ出番があって3人とも主要人物で
そこはうまく全員のファンが納得できる配分になっています。
俺を何回殺すんだー。
と後年何度も訴えているように、少年隊プレゾン全体を通して
死ぬ役や辛い役が圧倒的に多いのがかっちゃん。
でもそんな役でもどこかにあたたかさを残す作品にしてくれるのはこの人の奇特なキャラクターあってこそ。
かっちゃんを中心に話が展開する作品はふくらみがあって名作ばかりです。
で、かっちゃん。
このAgainでも死んじゃいます。
そもそも最初に死んだ作品がこれか。
そしてタイトル通り、again。同劇中でくり返すのです。
しかも最初の死も2回目の死も理不尽の極み。
ケン(植草克秀)が死ぬ理由がまったく「ない」。
なんて救いのない話なんでしょう。
それなのに。
ケンは「ありがとう」って言って死んでいく。
ここいらへんは理屈で考えだしたらどこをどうつついても納得なんてできる話じゃないんだけどさ。何回見ても納得できない「アゲインシステム」・・・
それなのに結局見終わった時明るい印象が残るのよ。
お芝居全体がとっても明るいの。
この不思議さは見てもらうしかないですね。
この時期のかっちゃんは若さいっぱいで、しぐさやお芝居もさることながら
声がものすごくかわいい。
この声の魅力が一番生かされた作品はこのAgainじゃないでしょうか。
お芝居が上手な若手俳優は日本にたっくさんいるけど、
このAgainこそはこの人なしに成立しません!
(はまり役といえばカプリッチョもMaskもそうだけど。
この時期のかっちゃんは唯一無二)
ほんっとにこの時期の声は神様の贈り物です。
(神様っつっても劇中のGODはひどい)
お芝居全体としては
筋がね入りの二枚目ヒガシと
こすっからさからよい子まで、複雑な表情を見せる芸達者ニッキと
それぞれが「らしさ」全開で、若さに溢れたハッピーな作品です。
(生と死がテーマなのに)
まだまだセリフまわしが早かったり、幼さも残る。
演出面でも昭和歌謡なメロディーの曲が突然入ってきたり
お芝居とは全然つながんないけど「まいったね今夜」を突然歌いだしちゃったり
まだまだ手探り感いっぱいの変なドキドキもある。
でも
そんなことも含めてやっぱり「この時にしかできなかったいい作品」と言えると思います。
最近つくづくゲーノージンってすごい仕事してるなあと感心。
だってさあ。
辛いことがあっても悩み事があっても
こうしてビデオ見てるだけで癒されるじゃん。
ひまつぶしだけじゃなくってさ。
なんてありがたい仕事をしているんだろう、と妙に感謝をしているこの頃です。
それにしても
個人的につらいのは、このAgainは中古ビデオを購入したためにビーーーーーっていう雑音が最初から最後まで入ってるってことなのだ!
DVDで復活しないかなああああああああ!
私のためにも少年隊の功績を残すためにも切望します。
シゲも忍者も頑張ってるし。
追記)こちらで素敵な歌声をちょっとだけ(←リンクしていましたが削除されてしまいました)
書道家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆
http://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに現代に通じるアートの世界を展開中
注)最近は少年隊の話題が出ても大先輩扱いで錦織さん、植草さん、東山さんっていう呼び方をされることが多いので念のため書いておくと錦織一清=ニッキ。植草克秀=かっちゃん。東山紀之=ヒガシ。こんな説明が要る時代が来るなんて・・・(汗)ちなみにプレゾンは1985年から2008年まで続いた少年隊ミュージカル’PLAYZONE(プレイゾーン)’の略。
「おはなしコンサート」(童音社)復刊にご協力ください。
復刊.comは基本的には書籍の復刊活動だけど少年隊のVHSもなんとかならないかしら?
このAgainについてはタイトルにも触れずにいましたが
実はお気に入りの作品のひとつです。
前年のカプリッチョと翌年のMaskは代表作中の代表作で
好きな作品を3つあげなさいと言ったら大抵の人のチョイスに入るであろう作品ですが、
それにはさまれたAgainがよくなかったのかと言ったらそんなことはなく
大変にいい作品だと思います。
カプリッチョに引き続き主役はかっちゃん。
主役とは言ってももちろん3人とも同じだけ出番があって3人とも主要人物で
そこはうまく全員のファンが納得できる配分になっています。
俺を何回殺すんだー。
と後年何度も訴えているように、少年隊プレゾン全体を通して
死ぬ役や辛い役が圧倒的に多いのがかっちゃん。
でもそんな役でもどこかにあたたかさを残す作品にしてくれるのはこの人の奇特なキャラクターあってこそ。
かっちゃんを中心に話が展開する作品はふくらみがあって名作ばかりです。
で、かっちゃん。
このAgainでも死んじゃいます。
そもそも最初に死んだ作品がこれか。
そしてタイトル通り、again。同劇中でくり返すのです。
しかも最初の死も2回目の死も理不尽の極み。
ケン(植草克秀)が死ぬ理由がまったく「ない」。
なんて救いのない話なんでしょう。
それなのに。
ケンは「ありがとう」って言って死んでいく。
ここいらへんは理屈で考えだしたらどこをどうつついても納得なんてできる話じゃないんだけどさ。何回見ても納得できない「アゲインシステム」・・・
それなのに結局見終わった時明るい印象が残るのよ。
お芝居全体がとっても明るいの。
この不思議さは見てもらうしかないですね。
この時期のかっちゃんは若さいっぱいで、しぐさやお芝居もさることながら
声がものすごくかわいい。
この声の魅力が一番生かされた作品はこのAgainじゃないでしょうか。
お芝居が上手な若手俳優は日本にたっくさんいるけど、
このAgainこそはこの人なしに成立しません!
(はまり役といえばカプリッチョもMaskもそうだけど。
この時期のかっちゃんは唯一無二)
ほんっとにこの時期の声は神様の贈り物です。
(神様っつっても劇中のGODはひどい)
お芝居全体としては
筋がね入りの二枚目ヒガシと
こすっからさからよい子まで、複雑な表情を見せる芸達者ニッキと
それぞれが「らしさ」全開で、若さに溢れたハッピーな作品です。
(生と死がテーマなのに)
まだまだセリフまわしが早かったり、幼さも残る。
演出面でも昭和歌謡なメロディーの曲が突然入ってきたり
お芝居とは全然つながんないけど「まいったね今夜」を突然歌いだしちゃったり
まだまだ手探り感いっぱいの変なドキドキもある。
でも
そんなことも含めてやっぱり「この時にしかできなかったいい作品」と言えると思います。
最近つくづくゲーノージンってすごい仕事してるなあと感心。
だってさあ。
辛いことがあっても悩み事があっても
こうしてビデオ見てるだけで癒されるじゃん。
ひまつぶしだけじゃなくってさ。
なんてありがたい仕事をしているんだろう、と妙に感謝をしているこの頃です。
それにしても
個人的につらいのは、このAgainは中古ビデオを購入したためにビーーーーーっていう雑音が最初から最後まで入ってるってことなのだ!
DVDで復活しないかなああああああああ!
私のためにも少年隊の功績を残すためにも切望します。
シゲも忍者も頑張ってるし。
追記)こちらで素敵な歌声をちょっとだけ(←リンクしていましたが削除されてしまいました)
書道家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆
http://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに現代に通じるアートの世界を展開中
注)最近は少年隊の話題が出ても大先輩扱いで錦織さん、植草さん、東山さんっていう呼び方をされることが多いので念のため書いておくと錦織一清=ニッキ。植草克秀=かっちゃん。東山紀之=ヒガシ。こんな説明が要る時代が来るなんて・・・(汗)ちなみにプレゾンは1985年から2008年まで続いた少年隊ミュージカル’PLAYZONE(プレイゾーン)’の略。
「おはなしコンサート」(童音社)復刊にご協力ください。
復刊.comは基本的には書籍の復刊活動だけど少年隊のVHSもなんとかならないかしら?