Kinkoの墨の作品と4つの物語による「墨の絵本」を製作中ですが、ようやく校正が終わりました。色校正も終わって、いよいよ印刷にかかります。
きのう、違う画像が入ってる!なんていう怖い発見をしたりもしましたが、たった今Goを出しました。
もう後戻りはできません(汗)
出版社に問い合わせてから1年半。
編集長の大阪出張の際にお会いしたのが去年の6月。
文を書いて再びお会いしたのが1年前。
文をちょこちょこ手直ししながら書作品との組み合わせが始まり・・・。
新たな墨の作品を加えたり印を彫ったりして・・・。
やっとやっとたどり着きました。
「本作りたいなぁ☆」
なんて漠然と思いついたのはいいけれど、どんなになるかは想像もつかず、文字通り夢の世界だったのですが、とうとう全貌が見えてきました。じゃなくって、決めちゃいました。でも、完成品は私も見ていないから、まだまだ手に届くまで完全には見えてないんだけど。
というのも、デザイナーさんのこだわりで、ついさっき、表紙の紙質の変更をしたし。これについては、最初からの私のこだわりで、「絵本みたく」っていう形と紙にしてもらっていたのだけど、どうしてもの更なる提案があったので、グレードアップと信じてお願いしました。なんせ締め切りがせまっている上、東京とのやりとりなので、電話で決定になっちゃったので「信じて」なのです。その「こだわり」を持ってくれたことへの感謝も込めて。
こだわりといえば、ずっと担当してくれた編集長。
ヒョウヒョウトシテイテ「こだわり!」みたいな熱いアプローチはしてくれなかったので、「私の企画だいじょうぶなのかなあ・・・・」と不安に陥ったこともしばしば。いつになったら担当者を紹介してくれるのかなあ、と思っても、幻冬舎ルネッサンスに足を運ぶたびに編集長が相手をしてくれる。もしや?!ここには編集者って一人しかいないの?なんて納得しようとしていたある日、営業の方と話をする機会があり、冗談半分に「実はそんなちっちゃな会社なんですか」とぶつけてみました・・・・
―――まさか、たくさんいますよ。それどころか、普通は編集長は担当なんか持たないんです。
と。
えーっ!!そーだったのーっ?
もっと早く教えてくれればよかったのにぃ〜。
「書を絵本みたいにしたい」なんていうことは普通考えないので、
―――難しそうだから自分がやらなきゃって思ったんじゃない?
ってことだったみたいなんです。
そーだったのかー。
そんな普通じゃない企画を放り出さずに形にしてくれてありがとうございましたぁ。

とにかく今、ひとつ言えるのは、私らしい本になったなあ、ということ。
10月30日以降は本屋さんで買うことができます。
店頭になくってもドシドシ注文しちゃってください。
そのアクションがKinkoの応援になります!
よろしくお願いします!!
タイトルは「インクの魔法」