先日はずいぶんまじめなことを書いちゃいましたけれども・・・

もちろん職業柄直面している問題ではあるんですけれども

少年隊について調べたりしている時に常々感じることもあって・・・

少年隊は40過ぎまでプレゾンを続けていたけど、逆に言うとプレゾンに集中しちゃってたところがあるでしょ?
レコードだビデオだってバンバン発売になって
コンサートがあって雑誌があって写真集があって
ファンにとっても大忙しで物入りだった時期っていうのは20歳前後なわけですよねえ。

その頃の自分を振り返ったらアルバム1枚買うんだって大変なことだったのですよねえ。

多くのファンは同じだろうと思う。
少ないお小遣いやりくりして友達とダビングしあって
一生懸命テレビ欄チェックして。

でもブログ書いている熱心なファンの人たちの話なんか読むと、当然レコードだとかは全部持っていてさらにはコンサートにディナーショー。
んでもって、行くからにはおしゃれしてって
その財力に驚いてしまうんです。

コンサート映像とかで客席を埋め尽くしている少女たちを
「はああああ、世の中にはこんなにチケット代払える子たちがいたんだあ。」
なんて思っちゃう。

Youtubeなどの動画を見ても、
どれだけの番組を録画して保管してるんだろう?
って。
だって今よりビデオデッキ自体が高くて持っている人のほうが少なかった時代。
録画するビデオの金額もかかるし
保管できるだけ広い部屋が必要だし。

これは少年隊ファンに限ったことではありませんが、
アーティストを本気で応援しようと思ったらどれだけお金がかかるか・・・

でも
これってバカにしちゃいけないよね。

そのお金でアーティストの活躍の場が広がって力もつけてより多くの人を楽しませることが可能なわけです。

と同時にファンの人たちが明るい。

そりゃあ、10代のうちから好きなだけお金を投じることができたファンはもともと家族公認でお金をいっぱい使えた恵まれた人たちだからっていう条件をクリアしているかもしれないけど、
同じ経済力に恵まれていても好きなことをみつけられずにお金を無駄にしている人もたくさんいるんだからその恵まれた状況にどうこう言っても仕方ありません。

彼女たちが恵まれていたのは好きなものに会えたことでしょう。

好きなものをみつけてつぎこむ。
これは無駄でも悪いことでもないですよね。

ケチケチして息苦しくなって病気になったらずっと損。

お金持ちに生まれなくても
コンサートのためにコツコツ貯金して
日々のがんばりのモチベーションもらって。

そのほうが生き方が上手なんだな。

もちろん身を持ちくずすほどはだめだけど・・・
(お話に出てくるようなすべてを投げうってでもっていう情熱も嫌いじゃないんですけどね。
何にも心動かないよりはずっと幸せな人生であろうと。
ただ万人に勧められるものではないってだけ。)

とにかくここには鑑賞者がいる。
鑑賞して楽しむ喜びを知っている人の存在は日本の文化の希望です。

ということでいつもながらの要望。
鑑賞させてください。お兄さんたち。
今なら少ないお小遣いしかなかった娘たちも大人になりました。
少年隊ファンは淑女が多いらしいからいい人生を送ってレベルの高い暮らしをゲットしている率が高いかもよ???
そろそろ子育てが終わる人も増えてくるし。
唯一のネックはファンの多くが更年期にさしかかるお年頃ってことか・・・
え?そこ気ィ遣って今やらないの?(まさか)
でもイケメンに夢中になるのはむしろ予防や治療になるらしいですよ〜。

せめて全曲収めたCD出ないかしらね?

最近手持ちのデータをやりくりしてかっちゃんソロアルバムを編集して聞いているんですが
これが予想以上によくって・・・
ロックからバラードから何でも歌いこなしちゃうからメリハリのあるすごくいいアルバムができちゃいました。
しみまっせ〜。
こんないい歌い手をこのまま放っておいていいのか?
ジャニーズは後輩が先輩の歌を歌い継ぐいい風習があるけれど
かっちゃんの曲を歌いこなせる後輩は出てくるんでしょうか?
否、ない。
ただうまいだけじゃこなせない。
リズム感があって情感が込められて・・・
強さがあって柔らかさがあって・・・
天から与えられた独特の声を持ち・・・
華があり・・・・・・なんというハードル。

この名曲たちを残すためにもご本人の歌声を入手しやすくしてほしいものです。

発売されていない曲も含めて全部いい音源でそろえたい〜〜〜。

私の環境からはできないことも多いですがファンのみなさん頑張ってくださ〜い。
(この声が聞こえる人がいたらうれしいな)

できれば素地のある少年隊ファンの方々がひとつ前の記事も読んでさらに大きく文化貢献してくれたらいいなとの希望もちょっぴり。

書家・美術家 金子祥代 Kinkoちゃん随筆 
http://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中