192790899_275422954269690_1448636344400609247_nCUENTOS DE LATINOAMERICA

ラテンアメリカの話が集まってる!

表紙が魅力的ながらアマゾンには表紙以外の情報がない。
それでもラテンアメリカ!めったにないので思わず2巻とも購入しました。

1冊目。AlejandraGraciaによるCUENTOS DE LATINOAMERICA

神話や口伝の昔話や寓話集っていうことで期待して読んだのですが
正直私にはつまらなかったです。
物語を楽しむというよりはあらすじが並んでいる感じ。
あらすじなのか解説なのか話によってまざっていてラテンアメリカの空気をあじわうという感じではありませんでした。

ホラーではないけれども無残な死に方をした人の魂が今でも・・・みたいな話ばかり続いてどんより。

でも
南米各地に人魚伝説があるんだな。とか
アルゼンチンにも白い服で足がない幽霊がいるんだな。とか
ちょっとは発見もありました。

内容の好みはそれぞれですから好きな方もいるかもしれません。
学習用とわりきるなら利点もたくさんあります。

まず日本のアマゾンで買えます。

100ページほどでほどよい分量です。
その中に20の話が収められているので区切りがあって疲れません。
わかりにくい構文はなく、単語も難しいわけではありません。
難しそうな単語には番号がふってあって物語の後ろに言い換えの説明があり、教材のつもりで作られたのがわかります。挿絵が一切ないのでKindleでも?と思いますが、この単語の説明を活用して使うなら紙の本のほうが使いやすいでしょう。

余白は多く、鉛筆で使える紙なのも学習向き。

ただ繰り返しますが、文学的な魅力を期待するとがっかりします。

そして、それをラテンアメリカの特徴だと思う人がいたとしたら残念過ぎます。

翻訳されているラテンアメリカの作品はとても少ないので私も苦労して探して少し読んだだけですが、それでもラテンアメリカの文学には漢字圏やヨーロッパとは一線を画した奥深い不思議な魅力があるのがわかります。
早くスペイン語の力をつけていい作品をいっぱい探そう!!
原語ですらすら読めるようにならなくっちゃ。

改めてそう思えたことが収穫

では2冊目。CARLOS DELGADOのCUENTOS de LATINOAMERICA

こちらも同じくらいのボリュームです。ページが一切ふってないので何ページかわかりませんが1冊目より少々厚いです。
そこに15話。

同じ販売元のようですが、フォントが全然違います。

内容も全然違って、こちらは南米各地が舞台になった現代の普通のお話。
1冊目の後なので全く期待しないで読み始めたのですが
これがなんとおもしろい!

それぞれの作者がだれなのか、これがフィクションなのかノンフィクションなのかもわかりません。でも家具屋さん、修理屋さん、アルツハイマーにハッカーにとバラエティーに富んだ話題で飽きません。

話と土地を入れ替えても成立する感じですが、15話全てが別の国。
登場人物の言葉に必ず地域特有の言い回しが出てくるのがこの本のテーマのようです。
日本にいるとなかなか縁のない地名に触れながら南米一周気分を味わってみてください。

すいすい読めるレベルなのに人生訓にも満ちていておすすめの教材です。

注)「多読なのに辞書?」って思われるかもしれませんが「精読でなるべくたくさん読む」っていうのに挑戦中です。その分レベルは欲張らない。
スペイン語は独学なのでKinko流多読です。
くわしくは→独学でスペイン語:番外編 落ちこぼれを1年で大学に!伝説の教師

(残念ながらこのブログではスペイン語特有のエニェとかアクセントとかが正しく表示できません。悪しからずご了承ください)
独学でスペイン語:多読18 100冊達成!!!100万語

【Kinkoちゃん随筆】 書家・美術家 金子祥代 https://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中
インスタはこちら☆https://www.instagram.com/sachiyo.kaneko/