独学でスペイン語。目標100冊へのラストスパートです。

久しぶりに大きい本屋さんに行って本を手に取りながら選んできました。

1冊目。Cerote y Flan (7歳〜)
表紙が魅力的だったので買ってみたのですが・・・。最初のエピソードがあまりにも下品。サルの生態としてもありえない。群れからはぐれた子ライオンをライオンの世界に戻してあげるまで面倒を見るサイ。子ライオンに分別を教えようとするシーンが繰り返されますが、最後までしらけた気分で読むことになりました。

pancho2冊目。El mejor enemigo del mundo (8歳〜)

世界最高の敵???タイトルからそそられます。
2月28日に生まれるはずが3月1日になってしまったばっかりに・・・。え?どういうこと?どういうこと?
多読なんていう目的を忘れてゆっくり時間をかけて楽しみました。
ひょんな失敗から友達をなくした少年。元親友は誕生日が同じ。今年も悔しい誕生日が来る。
そんな彼に魔術師が手を貸そうとします。それが魔術ではなく知恵と友情。さてどうなる?
著者はエクアドル出身。

fp3冊目。Fray Perico y su borrico (8歳〜)

私が買ったのはなんと73版!
なんだ。
ちゃんとスペイン発のヒット作が存在するじゃないですか。
調べてみたら初版は1980年で2005年までに全9巻出ており、5か国語に翻訳されて10か国で販売されているらしいです。


無知で純粋すぎる修道士Pericoがひき起こす騒動の数々。
カラッと明るくテンポがいいので子供っぽいとかバカバカしいとか感じることなく気軽に読めます。
案外辞書を回数が多いし、辞書に載っていない表現もけっこうある上、2万5000語のボリューム。気軽なつもりがしっかり充実した多読。

タイトルにあるborriocoはロバ。
「ドン・キホーテ」「プラテーロとわたし」そしてこのFray Perico y su borrico。
スペインでヒットするにはロバ???

nina4冊目。La nina invisible (8歳〜)

「もののけ姫」???と思ってしまう表紙です。

2018年のPREMIO EL BARCO DE VAPOR受賞作。
SM出版のEL BARCO DE VAPORというのはトム・ソーヤにちなんで名づけられた児童文学シリーズだそう。
シリーズの名前を冠したPREMIO EL BARCO DE VAPORは1978年に生まれたスペインで最初の児童文学賞で、第2回の受賞作がFray Perico y su borricoなのだそうです。それから40年。
わずか2年で5版のこの作品も期待できる・・・?

勇気ある女の子が活躍する話は数あれど、女性作家が書くと時々手前勝手なところが目立って同性ながらけむたいことがあるけれど、これは作者が男性だから?さわやかでした。
原始時代っぽい設定で昔話風なのに軽やかだし、かといってうそっぽくなく主人公と一緒にドキドキ冒険しました。絵がまたいいです。お話の空気そのもの。
アルタミラの壁画は本当にこんな風にできたのかも?なんて夢がふくらみました。

5冊目。Los Protectores (8歳〜)

これも同じ賞の2016年受賞作。
EL BARCO DE VAPORシリーズの8歳向けの中でひときわ厚い251ページ。
量もさることながら8歳には内容がちょっときついのではないかな?
町のワルをやっつける話だけど、ワルがちょっとワル過ぎて冒頭からひいてしまいました。
複雑な心情表現や場面の説明がなく、10歳児のひとりごとが多いので文章はやさしいです。短い文が多いし。
映画みたいに次々に事件が続くので、ワルに抵抗がない方にはおもしろいのではないでしょうか。料金は同じなので単純に見ればコスパはいいです。

ivan6冊め。Las aventuras de Vania el forzudo (9歳〜)

明るい表紙の絵に誘われて手に取りました。
44版。これなら裏切られることはなさそうだ。
読み始めるといかにも童話という感じのオープニング。
こういうほうが読んでいてほっとするなあ。
作者はチェコ出身か。挿絵はコロンビア出身。
インターナショナルだな。チェコの作家の本って読んだことないな。どんどん楽しみが膨らみました。

力持ちが出てくるみたいなのでもしや?と思いながら読みましたが、やっぱりこれは有名なお話でした。
邦訳は「大力のワーニャ」
Vaniaがワーニャとは気がつかなかった・・・。
Otfried Preussler というスペルを見てもまったくピンとこなかったのですが、作者はオトフリート・プロイスラー。「大どろぼうホッツェンプロッツ」で有名な作家です。ドイツで活躍し、ドイツ文学の扱いなんですね。
単なる力持ちの話にしては本が厚いなと思ったら壮大なストーリーが待っていました。
9歳以上設定だから?昔話だから?ちゃんとした文学だから?
とにかくたくさん辞書をひきました・・・。
でもそれが嫌じゃなかったのは物語の力でしょうか。

おもしろかったけどさすがに疲れたー。

目が本の上をなでるだけになってふらふらして布団に入る日が続いてしまいました。

語学はつくづく根性だ!
いよいよ多読の目標100冊読破目前。がんばります!

注)「多読なのに辞書?」って思われるかもしれませんが「精読でなるべくたくさん読む」っていうのに挑戦中です。その分レベルは欲張らない。
スペイン語は独学なのでKinko流多読です。
くわしくは→独学でスペイン語:番外編 落ちこぼれを1年で大学に!伝説の教師

(残念ながらこのブログではスペイン語特有のエニェとかアクセントとかが正しく表示できません。悪しからずご了承ください)
独学でスペイン語:多読18 100冊達成!!!100万語

【Kinkoちゃん随筆】 書家・美術家 金子祥代 https://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中
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