trovadorEl trovador oscuro(12歳〜)

作者のCarlo Frabettiはイタリア、ボローニャ出身の「数学者」だそうです。
でもたくさん作品を書いていて'El bosque de los grumos'は既読でした。      独学でスペイン語!多読2 今度は8歳
翻訳ではなくスペイン語で執筆することが多いそうです。
(本の紹介は下に)

8歳を100冊ってずっと言っていながら突然の12歳向け。
だって〜。
私も人の子。
この道が正しい!と思いながらも検証してみたくなるじゃありませんか。
それに表紙がきれいだったから・・・・・・。

10歳向けは8歳が厚くなっただけという印象でしたが、10歳はまだ小学生。
中学生レベルはどうかな???
字がいっぱいだ。
挿絵がひとつもない。
でも
正直、読めます。

初めて本を買って6歳向けを読み始めた時のほうが大変でした。
構文をとらえるだけで大変でしたから。
文を書き出して図解してやっと理解していました。
単語も片っ端から辞書でした。
辞書を引きたくても動詞の原形が推測できず四苦八苦したり。
その時のもようはこちら 独学でスペイン語!多読1 子供向けからスタート!

その頃に比べたら、ずっとずっとラクです。多読の成果!!!

でも、12歳以上レベル。
読めるとはいっても自分にとっての「新出単語」が多すぎて、とても一度に定着することはのぞめません。次に同じレベルの本を読んでも同じ単語をまた調べることが続きそう。

この本は特にかもしれませんが、
辞書にない単語がけっこう出てきて辞書の限界も感じました。
(現在は白水社の現代スペイン語辞典改訂版4万7千語収録)

読み物としてどうしても読みたい場合に読むことは可能。
でも、力をつけるにはやさしいものを繰り返し
辞書なしで読める語彙を着実に増やさねば。

原点にもどって8歳続けます!

さて、 今回ご紹介した本。
El trovador oscuroは実在した詩人のお話です。

ダンテの「神曲」にも登場した詩人らしいけど、「神曲」を読んでいた時には知らなかったから完全スルーしたみたいでまったく記憶にありません。(もっとものを知らないと「神曲」の価値もわからないわけですね。トホホ

日本語で検索してもほとんどわからない人物なので、こうして触れられるのはスペイン語のおかげ。

舞台は12世紀。宮廷人と詩人との間で交わされる高貴なせりふ回しに最初は少々とまどいましたが、
「あのことをおっしゃっているのでしたら、そうですわね、あやまりますわ」
なんて、お蝶婦人やベルばらみたいに訳しながら悦に入っていました。

主人公の容貌については描写がないのに、美しいマドンナが出てきた瞬間から若き美男子に脳内変換。
なので、読む方によって全然違う感想になったりして(笑)

読めると言い切りましたが1週間かかりました。
主人公のアルナウト・ダニエルについてだけでなく、文中にさらっと出てくるニーベルンゲン伝説、イギリスの妖精シルキー、ギリシャ詩人のサッフォー、十字軍などなど調べては休憩。
半分興味で半分休憩です。
とても一気読みは無理でした。
いきなりの12歳 +しかも時代物 +しかも芸術論やら陰謀やら
脳疲労がはんぱなく、チョコもたくさん食べました。

つまりコスパは断然いいのです。
児童向けとほぼ同じ価格で濃い内容が何日も楽しめ、新しい言葉をたくさん覚えられる・・・。
さて。いつ12歳にもどってこられるかな?

注)「多読なのに辞書?」って思われるかもしれませんが「精読でなるべくたくさん読む」っていうのに挑戦中です。その分レベルは欲張らない。
スペイン語は独学なのでKinko流多読です。くわしくは↓
【独学でスペイン語!】番外編 落ちこぼれを1年で大学に!伝説の教師(残念ながらこのブログではスペイン語特有のエニェとかアクセントとかが正しく表示できません。悪しからずご了承ください)
【独学でスペイン語!】多読18 100冊達成!!!100万語

☆スペイン語多読で読んだ本についてはほぼ全てご紹介しています。カテゴリー「スペイン語」またはサイト内検索、タグなどご活用ください♪

【Kinkoちゃん随筆】 書家・美術家 金子祥代 https://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中
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