Kinkoちゃん随筆

書に遊ぶKinkoちゃんの気ままな日常 ・・・現代アートから海外情報、最近なぜか少年隊まで⁈なブログ

スペイン語

【独学でスペイン語!】多読21 150万語までの本

スペイン語多読続けています。100万語達成の興奮から1か月。
150万語になりました!

mondrago3MONDRAGO全7巻 (8歳〜)

これまた本屋さんのおすすめ。
ラファエル氏のおすすめは毎回いかにも少年向け。
一瞬どうしよう?
と思うけれど「せっかくだし」と買ってみると毎回おもしろい。
自分では手に取らないタイプの本が加わるので重宝です。

ドラゴンにまたがって4人の少年少女が「6つの種」を集めるお話。
巻頭に前巻までのあらすじがあるので途中からでも読めますが、全巻が独立した話ではなく長い話を7巻に分けたものです。
作者はスペイン人。構文がすっきりしていて読みやすい。
本屋さんによっては6歳~8歳の設定ですが1冊1万語を超えるボリューム。
手触りのよい紙に案外クラシックで美しい挿絵がふんだんに入っています。イラストはアルゼンチンの作家だそうです。

lucesLuces en el canal(8歳〜)

障害を持つ少年が船に住む無職の老人と出会い・・・
ある日、物乞いが少年にビッグなプレゼント。
子供向けならそこで終わりそうな感じだが、そこから予想外の展開。
ハッピーエンドなのか、現代の悲劇なのか・・・
今のこんな時代が舞台でもこんな昔話みたいな話が生まれるんだあ、と違った感慨も残る不思議な作品。

La nina invisible の作者Puna(プニャ)さんが描く挿絵がめちゃくちゃハッピー。
最後までページをめくるのが楽しいです。

saltoEl Bandido Saltodemata(8歳〜)

全然違うひびきの名前になっちゃっていますが、有名な「大どろぼうホッツエンプロッツ」です。

有名ではありますが私は初めて読みました。
「歌うコーヒーミルが欲しい☆」
と子供みたいに思ってみました♪
残念ながらこの2017年の新訳バージョンには続編はないそうです。

reyEl rey Arturo cabalga de nuevo, mas o menos(8歳〜)

コスパがいい。
286ページあるのにシリーズのほかの本と同じ8.7ユーロ。
アーサー王率いる仲間が「鍋」をみつける旅へ。鍋をみつけたらご褒美。
魔法使いやら怪物やらキャラがどんどん出てきて・・・
鍋というのは斬新ながら、全体としてはありそうな話なので万一ちょっとくらいぼうっと読み飛ばしても何ら問題のない展開。おかげで4万語超えを1冊辞書なしで読み切りました!

amanda1Amanda Black1&2巻(9歳〜)

すごく売れてるみたいで、アマゾンでもやたら出てくる。
今年始まったばかりなのにすでに2巻。11月には3巻が。
口コミもいい意見ばかり。
古代エジプトの神を崇めるカルトに仕える泥棒一家ブラック家の末裔。家業を継ぐことを決めてアジトに移り住みトレーニングが始まる・・・。
とだけ紹介するとスカッとかっこいい話みたいですがどっこい超残念。1冊14.95ユーロもしたのに(涙)。子供にはおもしろいのかな。

スペイン語多読150万語達成記念の本がこんな感想に・・・。だからというかそれでもというか、本屋さんに次の10冊を注文しました。
200万語はいつ達成できるかな。頑張ります!

注)「多読なのに辞書?」って思われるかもしれませんが「精読でなるべくたくさん読む」スタイルです。その分レベルは欲張らない。
スペイン語は独学なのでKinko流多読です。
くわしくは↓
【独学でスペイン語!】番外編 落ちこぼれを1年で大学に!伝説の教師
(残念ながらこのブログではスペイン語特有のエニェとかアクセントとかが正しく表示できません。悪しからずご了承ください)
【独学でスペイン語!】多読18 100冊達成!!!100万語

☆スペイン語多読で読んだ本についてはほぼ全てご紹介しています。カテゴリー「スペイン語」またはサイト内検索、タグなどご活用ください♪

【Kinkoちゃん随筆】 書家・美術家 金子祥代 https://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中
インスタはこちら☆https://www.instagram.com/sachiyo.kaneko/

【独学でスペイン語!】多読20 力試し!12歳に挑戦

trovadorEl trovador oscuro(12歳〜)

作者のCarlo Frabettiはイタリア、ボローニャ出身の「数学者」だそうです。
でもたくさん作品を書いていて'El bosque de los grumos'は既読でした。      独学でスペイン語!多読2 今度は8歳
翻訳ではなくスペイン語で執筆することが多いそうです。
(本の紹介は下に)

8歳を100冊ってずっと言っていながら突然の12歳向け。
だって〜。
私も人の子。
この道が正しい!と思いながらも検証してみたくなるじゃありませんか。
それに表紙がきれいだったから・・・・・・。

10歳向けは8歳が厚くなっただけという印象でしたが、10歳はまだ小学生。
中学生レベルはどうかな???
字がいっぱいだ。
挿絵がひとつもない。
でも
正直、読めます。

初めて本を買って6歳向けを読み始めた時のほうが大変でした。
構文をとらえるだけで大変でしたから。
文を書き出して図解してやっと理解していました。
単語も片っ端から辞書でした。
辞書を引きたくても動詞の原形が推測できず四苦八苦したり。
その時のもようはこちら 独学でスペイン語!多読1 子供向けからスタート!

その頃に比べたら、ずっとずっとラクです。多読の成果!!!

でも、12歳以上レベル。
読めるとはいっても自分にとっての「新出単語」が多すぎて、とても一度に定着することはのぞめません。次に同じレベルの本を読んでも同じ単語をまた調べることが続きそう。

この本は特にかもしれませんが、
辞書にない単語がけっこう出てきて辞書の限界も感じました。
(現在は白水社の現代スペイン語辞典改訂版4万7千語収録)

読み物としてどうしても読みたい場合に読むことは可能。
でも、力をつけるにはやさしいものを繰り返し
辞書なしで読める語彙を着実に増やさねば。

原点にもどって8歳続けます!

さて、 今回ご紹介した本。
El trovador oscuroは実在した詩人のお話です。

ダンテの「神曲」にも登場した詩人らしいけど、「神曲」を読んでいた時には知らなかったから完全スルーしたみたいでまったく記憶にありません。(もっとものを知らないと「神曲」の価値もわからないわけですね。トホホ

日本語で検索してもほとんどわからない人物なので、こうして触れられるのはスペイン語のおかげ。

舞台は12世紀。宮廷人と詩人との間で交わされる高貴なせりふ回しに最初は少々とまどいましたが、
「あのことをおっしゃっているのでしたら、そうですわね、あやまりますわ」
なんて、お蝶婦人やベルばらみたいに訳しながら悦に入っていました。

主人公の容貌については描写がないのに、美しいマドンナが出てきた瞬間から若き美男子に脳内変換。
なので、読む方によって全然違う感想になったりして(笑)

読めると言い切りましたが1週間かかりました。
主人公のアルナウト・ダニエルについてだけでなく、文中にさらっと出てくるニーベルンゲン伝説、イギリスの妖精シルキー、ギリシャ詩人のサッフォー、十字軍などなど調べては休憩。
半分興味で半分休憩です。
とても一気読みは無理でした。
いきなりの12歳 +しかも時代物 +しかも芸術論やら陰謀やら
脳疲労がはんぱなく、チョコもたくさん食べました。

つまりコスパは断然いいのです。
児童向けとほぼ同じ価格で濃い内容が何日も楽しめ、新しい言葉をたくさん覚えられる・・・。
さて。いつ12歳にもどってこられるかな?

注)「多読なのに辞書?」って思われるかもしれませんが「精読でなるべくたくさん読む」っていうのに挑戦中です。その分レベルは欲張らない。
スペイン語は独学なのでKinko流多読です。くわしくは↓
【独学でスペイン語!】番外編 落ちこぼれを1年で大学に!伝説の教師(残念ながらこのブログではスペイン語特有のエニェとかアクセントとかが正しく表示できません。悪しからずご了承ください)
【独学でスペイン語!】多読18 100冊達成!!!100万語

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【独学でスペイン語!】多読19 101冊め ちびっこ吸血鬼

記念すべき101冊目は?

vampiroEl pequeno vampiro(10歳〜)

下水道掃除屋さんと一緒に買ってあって、実はあの後すぐ読み始めたのですが苦痛になって途中で放り出していました。

邦訳が出ているようなので調べてみたら、原作はドイツで、ドラキュラの話でも怖い話じゃなくて友情や恋愛のファンタジーだという。映画にもなっているようす。でも・・・

中の挿絵は暗い。表紙の絵も微妙に怖いけど、挿絵はもっと暗い。

冒頭はドラキュラという特殊なキャラクターゆえの特殊な用語がたくさん出てきて辞書と首っ引き。
そうして頑張っても物語の展開がものすごくゆっくりで全然話が見えてこない。
なんでドイツではこんなのが人気なんだよお。

ところが!

8歳向けにもどって100万語を超え、再び開いてみたところ・・・

あら不思議。

すらすら読める♪

ちょうど中盤、物語が動き出したところでもあり、あっという間に最後まで読み終えてしまいました。

100万語達成の時には実感のなかった効果を100万語を超えてみたらしっかり実感♡

これは多読を続けにゃならん。

読破しつつも私は1冊で十分と思った当作ですが、続編も存在します。お好きな方にとっては多読の味方に!

注)「多読なのに辞書?」って思われるかもしれませんが「精読でなるべくたくさん読む」っていうのに挑戦中です。その分レベルは欲張らない。
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【独学でスペイン語!】番外編 落ちこぼれを1年で大学に!伝説の教師

ずいぶんスペイン語の記事も増えてきました。
時々、英語などにもいい及ぶことがありますが、それも含めて

なんなの?この人。
まだスペイン語たいしたことなさそうなのに信じていいの?

という気持ちになる方も多いかなと思います。

そこで今日は私と語学についてご紹介します。転機になった話から。

一年で落ちこぼれを大学合格させる伝説の教師!

この伝説の教師。実はこれ、私です。

ドラゴン桜か?あんたは桜木先生か?

いえいえ、暴走族やってません。
東大にも入れてません。

ただ、1年あれば本当に、中1の最初の最初のレベルから大学入試に耐えうるレベルにまで力をつける奇跡を何人も目の当たりにしたことは確かです。

その体験はきっと語学を勉強している方の希望になるだろうと思います。

くわしい話は後日にまわしますが、
そもそも私が「英語の落ちこぼれ」を体験したことがすべての始まりでした。

一旦は会社に就職したものの、忙しすぎて「未来の準備」ができないと思ったので退社しました。
それでも「未来の準備」のためにお金は要る。
そこで日本語教師になることにしました。

なぜ日本語教師か。
それは英語に自信がなかったからです・・・・・・。

完全にネガティブな動機。

就職には日本語教育検定試験合格と大学副専攻レベルの受講というのが必須だったので、専門学校に半年通い、その間に試験を受け、卒業と同時に運よく業界でもトップの2校に採用されました。

一つは欧米系のビジネスマンに英語で教えるマンツーマン授業。

もう一つはアジア系の学生に半日みっちり教えるクラス授業。

この学校が大学進学をめざす学生のための専門学校のようなところで、二十歳前後の若者が熱心に勉強するところでした。

例年ちゃんと大学に入れるいい学校だったのですが、一つ課題を抱えていました。それはこの日本語学校特有のものではないのですが、合格率と大学のランクを上げるには解決すべき課題でした。

それは英語。

日本語学校なのに英語。

というのは、シンガポールなどから来るごく一部の学生を除き、中国、韓国、台湾の学生たちは壊滅的に英語ができなかったのです。
日本と違って、彼らの国では英語が「そこそこ」できる人がいません。
得意なら徹底的に伸ばす。
苦手なら、苦手科目に時間をかけるのはもったいないので結果の出せることに時間を使う。
そういう指導なのだそうです。

英語が苦手でも大学に入りたい学生の逃げ道。それが日本でした。

しかし。

逃げてきたはずが、日本の大学入試では英語が重視されます。

必死に日本語を学んだにもかかわらず英語で落とされる。

そんな学生があとを絶たなかったのです。

そこで希望者に英語の授業を提供することになりました。
自宅で英語の塾を経営しているA先生が一人で担当して、そこそこできる学生相手に指導されていましたが、本格的に充実させる企画が持ち上がり、もう一人の指導者として私に白羽の矢が立てられました。

「ちょうど津田塾出身の新しい先生が入ったわよ!」

そんな鶴の一声で私が担当することに。

ええええええ?
英語を避けて日本語学校に入ったのに英語おおおおお?
と、アジアの学生たちと同じ悲鳴を上げました。

でも「未来の準備」のためにお金が要る私。
仕方がないので引き受けることにしました。

しかし、学校はA先生は従来通り「そこそこできる」学生担当。
新米の私に下のクラスを担当しろといいます。
そっちの方がハードル高いでしょうよっ!!!

どこから手をつけていいかわかりませんでした。

だって。

尋常じゃなくできないんですもの!彼らの英語。
ホンっとにゼロ。そこから大学入試?

教務室で「どうしたらいいんですか?」と聞いても、「英語のことはわからないわよ」とだれも相手にしてくれません。
人事担当の先生は「A先生に聞いてみて」の一言。

会ったこともない大先輩のA先生に何度も電話してみたけれど
「わかりません私。普通にやってるだけです」
のらりくらりとかわされて何も教えてもらえません。
ああ怖い。女の世界。
今まで一人で担当してきたのに、ぽっと出の若い女に自分のお株を奪われると思ったようなのです。
かたくなでした。

英語教師になった大学の友人たちに電話をかけて相談しましたが、
ゼロから1年で大学?
いつもそこで止まってしまいます。

その中でも「自分が苦手を克服したのはこれだった」という本を紹介してくれた人がいて、藁にもすがる思いで使い始めましたが、その本は急いで結果を出す本ではなく、生徒たちもそれに気づいて日に日に参加が減ってしまいました。

そしてだれもいなくなった・・・。
人生でなかなかないレベルの屈辱でした。

それでも次の年「もう一度やってごらんなさい」との指示。

え?チャンスもらえるの?よーし!やってやる!!!

もう誰もあてにできません。

ネットもまだありません。

そこで本屋さんに通いました。

ある日、とある本屋さんの店頭にNHKのラジオ講座、テレビ講座のテキストが山積みになっていて、基礎英語と高校英語のテキストが目にとまりました。

それを見てひらめいた私。

NHKのテキストって薄いよね。でも基本項目って全部網羅してるよね。

ん?

ってことは中学、高校でやらなきゃならないことって骨組みだけにしちゃえば案外少ないわけ?

やれる気がしました。

そこでNHKのテキストと中学、高校のなるべくやさしい問題集を買って、まずは自分がゼロから徹底的におさらいしてみました。

するとどうでしょう。

文法とは、こんなに便利な公式だったのか!

目からウロコが落ちました。

大学入試の英語は読解力と作文力でくぐり抜けた私。
つまりは国語力と推理力、想像力。
英語の力でないのはわかっていたけど、
単語が覚えられないとか、構文が覚えられないとか、
私の英語が伸び悩んだのは記憶できない頭のせいだと思っていました。

文法はだいたいわかるけど、文法の問題っていやらしい例外ばっかりつついてくるわよね。
まじめにやってもしょうがないじゃん。

そうやって逃げていました。

ずっと文法が「だいたい」わかるだけで「そこそこ」の英語から抜け出せないでいたのです。

それが、さんざん高校、大学で自分のレベルを超えた難しい英語にさらされた後、こうして基礎の基礎にもどってみたら、そこには理にかなった数学の公式のような骨組みがあったのです。

わからない単語に悩まされることなくシンプルに構造と向き合えました。

自分に苦手な穴がない完璧な状態になったところで、1年のカリキュラムを立てました。
苦手があった分、苦手な生徒がどこでつまづくかも手に取るようにわかります。
中学1年生の最初の最初のレベルから、高校英語まで、全部を網羅したシンプルな計画。
時間がない生徒たちなので読解はなし。
入試まで1年しかないし、ほとんどの学生はバイトまでしていました。
日本語は週に20時間授業を2年間。
でもこちらは週に1回2時間の授業です。
徹底的に文法中心のシンプルな授業をすることにしました。

すると、初年度の失敗がうそのようにうまくいったではありませんか。

実力がつくだけでなく、クラス全体が楽しそうに。

英語から逃げてきた子たちとは思えないいい空気でした。

もちろん有名大学合格の結果も。

翌年のクラスはさらに成績の上がり方が急ピッチになりました。

その後、このメソッド?で日本の高校生も含め何人も救うことになりました。

この経験で記憶に残っているのは、私の指導にくらいついてきた生徒のがんばりです。

文法も含め、語彙などの定着は授業中にはできないので宿題でカバーしました。
ポイントはしぼりにしぼりましたが
それでもけっこうハードな量だったと思います。

次の授業で確認しながら

「高校時代の私にやれって言ってもできなかったな」

と毎回、心の中で感動していました。

やみくもに時間をかけてもダメだけど
やることがわかって、そこにきっちり努力を注げば結果は出る。
それを実感できたことはその後の人生の宝です。

この体験をできたのは、とりもなおさず英語から逃げたことがきっかけだったわけですが、この指導の準備と指導経験のおかげで自分の英語も伸びました。

後にECCの英語講師としてTOEICを教えることがありましたが、その時も生徒よりだれより実は私の成績が一番上がりました。
これも実力以上の課題にアップアップするより基礎固め、という実例です。

がんばったのは生徒です。
指導者として手伝えたとすれば生徒が頑張れるよう道筋をシンプルに見せてあげたことでしょうか。
この道をまっすぐ行けば着くんだよ。
信じて進みなさい。って。

独学でスペイン語勉強中。
今、私は指導者なしでスペイン語を勉強しています。
10代の脳ではないけれど、苦しい時には生徒たちの起こした奇跡を思い出しながら、がんばっています。

今の私に超シンプルな近道を教えてくれる指導者はいないので自分で手探りしていますが、英語の経験をふまえて

1)まずは基礎文法を一通り
2)慣れるための足踏み(8歳程度の本の多読)
3)文法の定着
4)ここで飛躍が待っている!

という図を描いています。

どんなものでも身につけるには階段を一つ一つコツコツと。
そんな風に言われることが多いですが、語学でもなんでも初級の階段はラク〜な広〜い段を楽しく歩いていればいいのに、中級で突然険しくなる。
1段目からあまりにも高くてあきらめる。
そんな経験をした人は私だけではないのではないでしょうか。

たまにその1段をポンと上がれる人がいます。
そういう人しか先に進めないと思っていました。

でも、初級と中級の間のはしごをみつければ天才じゃなくてものぼることができる!しかもそのはしごこそが結構長い。
そうわかっていれば、今の足踏みも無駄じゃないって思えます。

はしごというより、その一段を飛び上がるための助走といってもいいかな。

今の私のスペイン語はここにいるんだな、と思いながら今日も本を読みます。
次の100冊が勝負の分かれ道、そんな予感がしています。

この先、飛躍を遂げるには絶対に作文が近道なのですが、その話はまた別の機会に・・・・・。

注)小学校で英語が始まっていない時代の話なのでゼロ地点は中1という設定で書いてあります
【独学でスペイン語!】多読18 100冊達成!!!100万語

スペイン語特訓終了!語学習得の近道

☆使用した教材、スペイン語多読で読んだ本についてはほぼ全てご紹介しています。カテゴリー「スペイン語」またはサイト内検索、タグなどご活用ください♪

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【独学でスペイン語!】多読18 100冊達成!!!100万語

やりましたーーーーー!!!

辞書がこわれました。
中学や高校の時は「やってる感」を出すために無駄にみんなページをパラパラして手垢で汚したもんですが、そんなポーズをしなくてもしっかり汚れました。

目標達成です。
100冊です。100万語です。

多読の目標を立てたときに読んでいた8歳向けの本が1ページに100語で100ページくらいだったので、100冊読めば達成するじゃん!
と100冊の目標をたてました。
この100冊には絵本や、8歳未満の本も含まれていますが、10歳向けも含む厚い本たちが十二分に語数をカバー。
しっかり100万語を超えました。(数え方は下に)

ここであらためて多読を扱っているブログetc.をさらってみました。
英語についてのサイトがほとんどですが、スペイン語にも応用できるはず。
特にこちらの研究会の説明がわかりやすかったので興味のある方はどうぞ。
英語多読研究会SSS
多読に取り組んでいる方々の間ではこの酒井先生の指導法が有名みたいです。

知らなかった!!!

知らなかったけどたどりついた結論は似てた!!!
語学の先生がすすめるレベルの「やさしい本」はサクサク読めるほど易しくないって話。
だって、やろうとしたもん。
シドニー・シェルダンもいっぱい読んだもん。
高校、大学でさんざん英語やった挙句取り組んだけど、大変だからやめちゃったもん。

しかし、「もっとやさしい本を」という考えは同じでも、酒井先生の多読のルールは
1)辞書は引かない (引かなくてもわかる本を読む)
2)分からないところは飛ばして前へ進む (わかっているところをつなげて読む)
3)つまらなくなったら止める (1、2の原則で楽しく読めない本は読まない) 
だそうですが、ここまでに毎回書いてきたように

辞書を引いて構文もしっかり理解しながらたくさんよむ

これがKinko流多読です。

というのも、こちらの研究会が普及活動を始める前の20世紀にすでに、英語の上達にはシャワーのように音を聞け。たくさん読め。っていうのはよく言われていました。
そりゃそうですよね。最前のサイトにも夏目漱石の例まで出ているんですから。

私の場合、祖父母が早稲田大学の下宿屋をやっていて、ある時、英検1級をとった下宿人さんがいたそうで

「その人の部屋からは一日中英語が聞こえていた」

という話を物心ついたときから耳にタコができるほど聞かされていました。

それならば!
と、やりましたよ。
1日中ラジオつけっぱなしとかテープ流しっぱなしとかやってみましたよ。
でもです。
なんにもなりませんでした。

だって、意味のわからない言葉なんて雑音と同じだもん。

わかってる人がやるから意味が出るんだってつくづく思いました。

私の場合、聞き取りを劇的に伸ばした学習法は、ひたすらドラマを見ながらの書き起こしでした。2年くらいやったかな。地道〜〜〜〜〜〜〜。

読むのもこれと同じ。きっぱりそう思ってます!!!

子供と大人は学習条件が違いますし酒井先生の3ルールも特に1,2は受験生に必要なスキルだったりしますので、ご判断は読む方、利用する方がご随意に。

さてさて話をスペイン語学習にもどします・・・。

【多読をやってみて感じたこと】
文法をひと通り終えたところで8歳向けくらいの本をじっくり100冊以上読む。
この足踏みが負担なくしっかり力がつけてくれるんだろうな。

8歳向けを軸に読んできましたが、徹底的にこのレベルを読んでラクになったところでもう一回文法をおさらいしたら今度こそ本格的に定着しそうです。
このレベルを辞書なしで読める語彙力がつけば10歳以上の読書がかなりラクになるはず。多読のスピードもどんどん加速する〜!

8歳といえば日本では小学校3年生。
漢字の学習が本格的に始まる年齢です。
かけ算という算数の肝を身につけるのもこの時期。
学習のターニングポイントですよね。

そう考えると8歳あたりの本っていうのはつくづくあなどれないレベルなわけです。

自信をもって読もう、児童文学!

ここまでたくさん試行錯誤しました。
最初本を探し始めた頃は、言葉もわからなければ知り合いもいない土地で右も左もわかりませんでした。
本屋さんを探すのも大変なら店内でもうろうろ、おどおど。
本の裏表紙を見たところで概要の説明が理解できないから直観で買うしかなく。

しかも本屋さんによって品揃えがまったく違う。
品切れも平気でしてる。

タイミングよく在庫がある状態の、品ぞろえのいい本の売り場に遭遇しない限り、ほしい本に出会えません。

ならネットでさがすのかといえば「つくづくネットで本を探すのは大変」という結論に落ち着く。
ほしい本が決まっている時はいいけれど、探す時きちんとまとまった形で本のリストを見ることってできないんだから。
出版社のサイトですら系統だって全部が見られるサイトはなかなかありません。
他の学習者のブログも探してみたけれど、たくさん並べている人っていませんでした。

そういうわけで、最初は
「8歳向けは子供っぽい。早く上に進まなくちゃ!」
と勘違いしてしまいました。
そのころの実感はこちら独学でスペイン語!多読2 今度は8歳

実は「いい作品」がたくさんあるのに。
「いい作品」に出会えさえすれば、楽しみながら自然に力がつくのに。

ほんとーーーーーーーーーーーーーーーに大変だった。
読むのがじゃなくて、いい作品を探すのがです。
でも、もっと大勢の人にスペイン語を一緒にがんばってほしい!
ここまでの作品紹介がどなたかのお役にたてるなら本当にうれしいです。
少しでも快適に1冊でも多くの本に触れてほしいから。

今、本棚には100冊を超えるスペイン語の本が並んでいます。
スペインの図書館は1か月借りていられるそうなので、図書館の利用を勧めてくれた人もいましたが、1冊1冊買ってそろえてよかったです。
なんたってこうして並べて気分がいい!
やった!っていう達成感が自信につながります。
初めのころは、いちいち10ユーロ前後する値段を気にしながら買っていましたが、途中から考え方を変えました。

10ユーロを100冊といえば1000ユーロ。

一見すごい金額です。
でも。
語学のプライベートレッスンを1時間受けたら100ユーロなんて普通にかかります。
さて、たった10時間のプライベートレッスンでこんなに力がつくでしょうか?

本屋さんとも仲良くなれました。
本を紹介してくれるだけでなく、ソニーやカメラについて質問されたりして無料の会話レッスンです。
「スペイン語100冊読んだよ〜」って言ったら「おめでとう!」ってまたおまけしてくれちゃったし♡
職場や学校がない私にとって、スペインに住んでいるとはいってもなかなかおしゃべりしてくれる知り合いなんてできません。
ネットや大型書店にはない副産物です。

さて、50冊の時になんだかすっと効果を感じた多読ですが、100冊終えた段階で劇的な変化を感じたかというと、実は正直その感覚がありません。
まだひたすら辞書を引きまくって汗をかいて読んでいる感覚が続いています。

でも、効果を検証したかったので、100冊達成は「プチ・二コラ」でフィニッシュすることにしました。

検証の結果は・・・

「プチ・ニコラ」シリーズと出会ったとき、10ページ読むのに1時間かかりました。多い日でも1日かかって100ページがやっと。
その時のようすはこちら独学でスペイン語!多読3「プチ・ニコラ」10歳〜

しかーし!記念すべき100冊目は1冊を1日で読みました!!!
’El Pequeno Nicolas El chiste’ 320ページ!

知らず知らずにスピードアップ。成果があったのは間違いないです。

【購入】
このブログにたどり着いた方のほとんどは日本に住んでいると思うので、「紹介されたって買えないよ!」と思われるかもしれませんが、書籍は関税なしで購入できます。(・・・のはず)

ちなみに私は旅先でいつも本屋さんをのぞきます。
ほしい本がありすぎて本屋さんから家に送ってもらったことも。
スペイン語圏にご旅行の際はぜひ現地の本屋さんで探してみてください♪
観光ルートにない体験としても是非。☆

スペインの大型書店といえばFnacやcasadelibroというチェーンがありますが、デパートのEl corte inglesの大型店舗の書籍売り場もけっこう充実しています。
店舗ごとに違うのでどのチェーンがいいとはいいにくいですが、チェーンの名前を知っているだけでも計画を立てるのには役に立つと思います。
私はあまりにも何も知らなかったので本当に手探りで時間がかかりました。

それから美術館の中の本屋さんに案外素敵な作品があります。
セレクトショップ的感覚で寄ってみるのもおすすめです。

子供向けの本の専門店や、中古本のお店もけっこうあるので探検してもいいかもしれません。
いいお店をみつけたら是非私にも教えてください♪

【気に入っている出版社】
●Loqueleo● と ●SM(El BARCO DE VAPORシリーズ)●
紙質がよい2社。
電気の下でもテカらず、よく開くので辞書が引きやすい。

なるべく絵が美しい作品を選ぶようにしているので、その点でも紙質は重視。

この2社それぞれのシリーズの違いは・・・
El BARCO DE VAPORは6歳、7歳、8歳、9歳、10歳〜とこまかく設定。
Loqueloeは4歳 6歳、8歳、10歳、12歳〜

同じ8歳設定でもEl Barco de vaporのほうが字が小さい上ページも多く、レベルも高い気がします。
辞書をより多く引いているイメージ。
1ページにたくさん字がつまっている分価格はお得になります。
しかも8歳ですら300ページ近い作品があり、それでも同価格!

目にはLoqueleoシリーズのほうが断然やさしいし、余白が多くてほっとします。
でもそのせいで同じ分量の作品なら厚くなるわけで・・・
200ページを超えてくるとおさえているのが大変。
厚くなると読みにくいのは洋書あるあるなので、慣れるしかないか・・・。

【本の語数の数え方】
人によってはこだわって、あるいは気分転換に読んだ本の語数を本当に1語1語数える方もあるようですが、私はとてもとても。
その時間があったら1ページでも多く読むなり目を休ませるなりしたいです。

では、どうやって100万語と言っているかというと・・・

端から端まで字がつまっているページを抽出して(気になる方はページ数を増やせば確実性が増します)1ページに何語あるかを割り出します。
絵や空白の部分が何ページ分あるかをまとめて全体のページ数から引けば、その作品の使用語数がかなり正確にでるはずです。
同じ出版社の同じシリーズなら1ページの語数は同じなのでそろえて読むとラク!

こうしてブログに多読の目標を公表してしまったからには、100万語が嘘になってはいけない!と思い、空白部分を多めに計算して1冊ごとの語数を少なめに見積もって累計しました。

50冊を越えて100冊の目標をたててから達成まで1か月。
(読書とブログ更新のタイミングは少しずれてます)
100冊の目標をたてちゃったから100冊を区切りにしましたが、実はとっくに100万語を超えていました。後半50冊で70万語あったので1か月で70万語。
このスピードだと1年で840万語。
続けたら早くなるはずだから1年あれば1000万語読めちゃう
生活、仕事、健康を考慮して少しペースダウンする予定ですが
すでに次の10冊が本棚で私を待っています。
楽しみー☆

【独学でスペイン語!】番外編 落ちこぼれを1年で大学に!伝説の教師

独学で教材を探すのは大変なので、せっかくみつけた他の教材も紹介しています。興味のある方はカテゴリー「スペイン語」をご活用ください
(残念ながらこのブログではスペイン語特有のエニェとかアクセントとかが正しく表示できません。悪しからずご了承ください)

☆スペイン語多読で読んだ本についてはほぼ全てご紹介しています。カテゴリー「スペイン語」またはサイト内検索、タグなどご活用ください♪

【Kinkoちゃん随筆】 書家・美術家 金子祥代 https://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中
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【独学でスペイン語!】多読17 90冊〜

独学でスペイン語。目標100冊へのラストスパートです。

久しぶりに大きい本屋さんに行って本を手に取りながら選んできました。

1冊目。Cerote y Flan (7歳〜)
表紙が魅力的だったので買ってみたのですが・・・。最初のエピソードがあまりにも下品。サルの生態としてもありえない。群れからはぐれた子ライオンをライオンの世界に戻してあげるまで面倒を見るサイ。子ライオンに分別を教えようとするシーンが繰り返されますが、最後までしらけた気分で読むことになりました。

pancho2冊目。El mejor enemigo del mundo (8歳〜)

世界最高の敵???タイトルからそそられます。
2月28日に生まれるはずが3月1日になってしまったばっかりに・・・。え?どういうこと?どういうこと?
多読なんていう目的を忘れてゆっくり時間をかけて楽しみました。
ひょんな失敗から友達をなくした少年。元親友は誕生日が同じ。今年も悔しい誕生日が来る。
そんな彼に魔術師が手を貸そうとします。それが魔術ではなく知恵と友情。さてどうなる?
著者はエクアドル出身。

fp3冊目。Fray Perico y su borrico (8歳〜)

私が買ったのはなんと73版!
なんだ。
ちゃんとスペイン発のヒット作が存在するじゃないですか。
調べてみたら初版は1980年で2005年までに全9巻出ており、5か国語に翻訳されて10か国で販売されているらしいです。


無知で純粋すぎる修道士Pericoがひき起こす騒動の数々。
カラッと明るくテンポがいいので子供っぽいとかバカバカしいとか感じることなく気軽に読めます。
案外辞書を回数が多いし、辞書に載っていない表現もけっこうある上、2万5000語のボリューム。気軽なつもりがしっかり充実した多読。

タイトルにあるborriocoはロバ。
「ドン・キホーテ」「プラテーロとわたし」そしてこのFray Perico y su borrico。
スペインでヒットするにはロバ???

nina4冊目。La nina invisible (8歳〜)

「もののけ姫」???と思ってしまう表紙です。

2018年のPREMIO EL BARCO DE VAPOR受賞作。
SM出版のEL BARCO DE VAPORというのはトム・ソーヤにちなんで名づけられた児童文学シリーズだそう。
シリーズの名前を冠したPREMIO EL BARCO DE VAPORは1978年に生まれたスペインで最初の児童文学賞で、第2回の受賞作がFray Perico y su borricoなのだそうです。それから40年。
わずか2年で5版のこの作品も期待できる・・・?

勇気ある女の子が活躍する話は数あれど、女性作家が書くと時々手前勝手なところが目立って同性ながらけむたいことがあるけれど、これは作者が男性だから?さわやかでした。
原始時代っぽい設定で昔話風なのに軽やかだし、かといってうそっぽくなく主人公と一緒にドキドキ冒険しました。絵がまたいいです。お話の空気そのもの。
アルタミラの壁画は本当にこんな風にできたのかも?なんて夢がふくらみました。

5冊目。Los Protectores (8歳〜)

これも同じ賞の2016年受賞作。
EL BARCO DE VAPORシリーズの8歳向けの中でひときわ厚い251ページ。
量もさることながら8歳には内容がちょっときついのではないかな?
町のワルをやっつける話だけど、ワルがちょっとワル過ぎて冒頭からひいてしまいました。
複雑な心情表現や場面の説明がなく、10歳児のひとりごとが多いので文章はやさしいです。短い文が多いし。
映画みたいに次々に事件が続くので、ワルに抵抗がない方にはおもしろいのではないでしょうか。料金は同じなので単純に見ればコスパはいいです。

ivan6冊め。Las aventuras de Vania el forzudo (9歳〜)

明るい表紙の絵に誘われて手に取りました。
44版。これなら裏切られることはなさそうだ。
読み始めるといかにも童話という感じのオープニング。
こういうほうが読んでいてほっとするなあ。
作者はチェコ出身か。挿絵はコロンビア出身。
インターナショナルだな。チェコの作家の本って読んだことないな。どんどん楽しみが膨らみました。

力持ちが出てくるみたいなのでもしや?と思いながら読みましたが、やっぱりこれは有名なお話でした。
邦訳は「大力のワーニャ」
Vaniaがワーニャとは気がつかなかった・・・。
Otfried Preussler というスペルを見てもまったくピンとこなかったのですが、作者はオトフリート・プロイスラー。「大どろぼうホッツェンプロッツ」で有名な作家です。ドイツで活躍し、ドイツ文学の扱いなんですね。
単なる力持ちの話にしては本が厚いなと思ったら壮大なストーリーが待っていました。
9歳以上設定だから?昔話だから?ちゃんとした文学だから?
とにかくたくさん辞書をひきました・・・。
でもそれが嫌じゃなかったのは物語の力でしょうか。

おもしろかったけどさすがに疲れたー。

目が本の上をなでるだけになってふらふらして布団に入る日が続いてしまいました。

語学はつくづく根性だ!
いよいよ多読の目標100冊読破目前。がんばります!

注)「多読なのに辞書?」って思われるかもしれませんが「精読でなるべくたくさん読む」っていうのに挑戦中です。その分レベルは欲張らない。
スペイン語は独学なのでKinko流多読です。くわしくは↓
【独学でスペイン語!】番外編 落ちこぼれを1年で大学に!伝説の教師
(残念ながらこのブログではスペイン語特有のエニェとかアクセントとかが正しく表示できません。悪しからずご了承ください)
【独学でスペイン語!】多読18 100冊達成!!!100万語

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【独学でスペイン語!】多読16 スペインの新人発掘 

以前に紹介したPatio de lucesがおもしろかったので、マラガ市の児童文学賞受賞作を第一回から10年分読んでみました。8歳〜と12歳〜の2部門の作品が出版されていますが、今回は8歳の10冊。

selva

2010年 La bicicleta de Selva

表紙の絵からして期待させてくれます。
本全体がポエム。
作品は詩ではなく物語です。
説明なしにゆっくりひたってほしい1冊。

2011年 Fede quiere ser pirata
海賊になりたい4歳児Fedeのかなりやばい空想の世界。
たしかに子供の頃は周りにあるいろいろなものに疑問を持ったり考えたりしながらこんな風に忙しくしていることを思い出させてはくれるけれど、妊婦さんが読んだら産むのを躊躇しそうなひやひやの連続・・・。
果たして5歳の誕生日を迎えたFedeくんは。

palabra

2012年 Una terrible palabra de nueve letras

Fedeとは違ったタイプのちょっと困った難しい子が出てきたかと思うと・・・
裏表紙の内容紹介も読まずに読んでほしい。
冒頭から自分で戸惑って読んだほうが絶対おもしろい一冊。

2013年 Treinta y tres dias antes de conocerte
ううううう。
よくわからない。何なん?って思っているうちに終わってしまいました。

2014年 El club de los bichos
題名からゲテモノ好きの集まりの話かと思って中に気持ち悪い絵がないか確認してしまいました。
思春期の女の子のこわごわ、ひやひや、ドキドキの数日間の話。主人公のあだ名がゴキブリ。親友のニックネームがアリとクモ。だからこの3人がEl club de los bichos。

2015年 Cara de otro
基本的には問題を抱えた子供が悩み、乗り越えるといういい話。テンポもよくて読みやすい。
ところどころエピソードがえげつないのが残念。

2016年 Esmerarda y yo
年によって応募者が違うからレベルが違うのも仕方がないけど・・・。
この絵が好きと思える子供にならおもしろいのかな。
厚い上、挿絵は少なく字がぎっしり。わりきってしまえば多読には貢献してくれました。

gallimimus2017年 El gallimimus

タイトルの単語が辞書になく、本の中盤でようやくわかりました。
赤ちゃんが生まれるので夏休みにおばあちゃんの家にあずけられた男の子が文明にうとい不思議な女の子と出会い・・・。ありそうな話かと思いきや先が読めない。ドキドキあり、人情ありのいい話でした。

cazar2018年 Cazar un bosque, pescar un mar

動植物や虫などの名前が出てきて辞書は多めに出動。
タイトルの意味がわかった時、ものがたりが動き出します。祖父母と過ごすことになった夏休み。少年が自然のつながりや異国の文化へと心の目を開いていきます。やさしい人たちと澄んだ色のきれいな絵に囲まれながら気持ちのいい読書でした。

olga
2019年 El secreto de Olga

環境問題を扱いながらちっとも説教くさくなく、楽しい作品です。
ひときわ厚いのですが、80章に区切られていてポンポン読みやすい。ゴミの山をスマホ片手に旅している気がしない不思議なファンタジー。


こんなにあたりはずれがあると思わなかったけど、スペイン人の手による現代の作品を探すのがなかなか難しかったので、いい機会になりました。
少年少女向けの本のコーナーには、2014〜2016年のタイプの絵の入った本がたくさん並んでいます。本屋さんによっては「スペインにはこんなのしかないの?」と思ってしまうほど。
こうやって中身も知らずにまとめて取り寄せたりしなければ手に取ることはなかった。そんなタイプの作品に一応触れる経験ができたのも成果っていえるのかな?もういいけど。
マラガ市児童文学賞2021の作品ももう出版されているもようです。

さて、90冊まで来ました!多読の目標100冊まであとわずか。
私の独学スペイン語に、何か起きるかな。
この夏は多読マラソンだ!がんばりまーす。

注)「多読なのに辞書?」って思われるかもしれませんが「精読でなるべくたくさん読む」っていうのに挑戦中です。その分レベルは欲張らない。
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【独学でスペイン語!】多読15 下水掃除屋さん

独学でスペイン語勉強中。多読に挑戦です。

今回の本は、本屋さんが「くろ手団は名探偵」を勧めてくれた時に一緒に勧められていた本。
その時は
10歳向けだし。
絵がかわいくないし。
字がギュってつまってるし。
紙がテラっと光るツルツルのタイプだし。etc.etc.

ということで、すぐ脇によけちゃったんですが、次に行った時にも本屋さんはまた
「これおもしろいよ。子供の頃夢中になって読んだんだ」
と言ってる。

こんな小さな街の本屋さんがわざわざお店に常備してるってんだからおもしろいのかな?
たまには自分で選ばないタイプのを読むのもいいかな?
そんな感じで買っておいたのですが・・・

マジック・ツリーハウスの最後の3巻をグアアアアアアアっと一気に読んだ勢いで、同じ日に3分の2くらい読んでしまいました。翌朝読了。

klausそれが'KLAUS NOWAK, LIMPIADOR DE ALCANTARILLAS'

2007年のIBIという町の文学賞で優勝した作品で、スペイン人の作家によるものです。

表紙の絵からは、宇宙服かな?科学ものかな?なんて思わされ、書いたらネタバレになるかしら?なんて一瞬遠慮しましたが、そもそも本のタイトルになっちゃってますね。
下水掃除屋さんになった少年のお話です。

下水道が舞台になる話というのはGatos detectivesにもあるし、マジック・ツリーハウスにも出てきたし、なんたってジャン・バルジャンがとっくにいたし、めずらしいようでめずらしくないですが、そこで働く人が主人公。
地味に始まったはずが、気が付けばぐいぐい読まされていました。
少年が事件を解決するんだけれど、ミステリーってほどの謎解きじゃなく、やっぱり人が描かれているってことなのかな?
そこが10歳以上向けの醍醐味かもしれませんね。
この本も最後の一言に考えさせられます。

10歳以上向けですが、90ページの薄い本です。
レベルもマジック・ツリーハウスより読みやすかったかも。

意外と手ごろなシリーズかもしれません。
ただ、冒頭にも書きましたがツルツルの紙なので、夜中に電気の下で読むのは光っちゃって苦戦しました。

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【独学でスペイン語!】多読14 マジック・ツリーハウス18巻

独学でスペイン語勉強中。多読に挑戦です。

骨太な読書が続いたあとは・・・

7歳!

レベル下がってんじゃん!

いやいやそうおっしゃらないで。

たしかに薄いです。その上、半分くらいは絵!

でもです。

本屋さん曰く
「厚いけど、こっちの10歳向けのほうがやさしく読めるよ」

そう。私もそう推理しました。
なぜなら、このシリーズは7歳と8歳の兄妹があっちの時代、あっちの国へと行ってしまうアドベンチャーだからです。
恐竜のいる太古から月までいっちゃう。
つまり、いろんな分野のいろんな単語が出てくるということなのです。

というわけで、語彙を増やす学習目的で買ってみました。
1冊がこの分量でしかも7歳からでも読めるということは、浅く広くさまざまな単語に触れられるはず。

はたして・・・
第一巻恐竜の巻では10ページ目くらいから「爬虫類」とかプテラノドンとか出てきちゃってます。
pteranodonte以外にも辞書に載っていない単語がいっぱい!
現在使用しているのは白水社の現代スペイン語辞典で4万6千語収録されているものですが、そこに出てこない単語に会えるんです。
辞書に載っていたとしても、たとえば
「白亜紀」なんていうのは普通の小説には出てきませんよね。

でもご安心を。
やさしい文章の中に時々特別な単語が出てくるので子供が覚えるのと同じ感覚で出会える感じです。

世界各地がテーマになる中、日本は早くも5巻で登場。忍者の巻。

予想通り(?)忍者や侍についての記述には少々気になる間違いも・・・。
一応忍者はかっこいい感じになっているし、片目をつぶって楽しみましょう。

そうは言いながらけっこう知識も増えました。(私は7歳児レベルなのか?笑)

たとえば
クロマニョン人がちゃんとした毛皮の服を着ていた!

忍者のこともあるので鵜呑みはダメ。すぐ調べました。
するとかなり精巧にできた針で本格的な服を作っていたのがわかりました。
しかもおしゃれ。

ほかにもきっかけをもらっていろいろ調べ、収穫たくさんです。

casa原作はアメリカのMary Pope Osborne
でアメリカ版の劇画タッチの挿絵です。

スペイン語版はスペイン人によるイラスト。
私はこちらのやさしいタッチのほうが断然好きです。
妹アニーの無鉄砲が子供ながらの先走りとほほえましく見られるのもこの絵のおかげな気がします。


そんなほのぼのした絵とたっぷりの余白。
本業の方で余白を常に意識している私ですが、
こんなところで余白に感謝。

多読はいいけど目が悪くなりそー!と思っていたこの頃。
余白に癒されました。

心にも頭にもやさしい余白。
中の絵も全部カラーで、しかも構図がいい。
読むのに疲れた時など、ボーっと景色の絵を眺めているのが心地よかったです。

このシリーズも見開きのすべてに絵があり、解釈の手伝いもしてくれます。

日本語版「マジック・ツリーハウス」あるいは原語の英語を併用すれば、
人によってはかなり早い段階から使える便利なテキストになるのでは?

原作と日本語版は40冊を超えていますが
今のところスペイン語版は18巻で完結しています。
18巻でも少なくはないですが、18巻の終わりにそこまでの世界観がみごとにつながるさわやかな結末が待っているので私にはちょうどいい終わり方に思えました。

Serie La CASA MAGICA DEL ARBORの一冊はざっと見たところ5000語くらいでしょうか。
その量のおかげもありますが、やっぱりシリーズものは多読の味方です。

設定がわかっているし、作者の言い回しが同じなので
あとの巻になるほど読むのが早くなります。

スペイン語版18冊。一気に読み、思ったよりずっと早く累計80冊まできました。
私のスペイン語独学。ひとまずの目標は100冊。
多読でがんばりまーす!

注)「多読なのに辞書?」って思われるかもしれませんが「精読でなるべくたくさん読む」っていうのに挑戦中です。その分レベルは欲張らない。
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【独学でスペイン語!】多読13 誰もがクジラを愛してる???

ballena'Las ballenas cautivas'(8歳〜)
知り合いの息子さんが貸してくれました。
その子はもう11歳なので、お母さんが「急がなくていいわよ。」と言ってくれたのをいいことに積読になっていたもの。

だって!「8歳から」と書いてあるのに、今まで読んだ8歳向けより小さい字がびっしり並んでるし、絵もしぶすぎてなんだか難しそうなんだもの。

それでも、とうとう他の本をみんな読んでしまったので挑んでみました。

最初の数ページはものすごく辞書を引かないといけなかったし辛いかな〜?と思ったのですが、ぐっとこらえて・・・

エスキモーの家族がクジラを発見。
真冬の海に裸の上半身をつっこんでまでみつけたクジラなのにおじいちゃんは捕らないで助けるという。
なんで?

エスキモーの命への向き合い方とか、おじいちゃんを尊敬する孫のYakの姿とか、「いい話だな」と思って読み進める気になったのですが、意外な展開が待っていました。

実話をもとに作られたストーリーと書いてあるので「実話、クジラ救出」とか日本語でググってみたら同じ映画の記事がズラッと並びました。

「誰もがクジラを愛してる」(2012)

宣伝とか口コミを見ると、この話にそっくり。
もしかしてこのLas ballenas cautivasが原作?と思いましたが、
「誰もがクジラを愛してる」の原題はThe big miracleで、Tom RoseのThe big miracleという小説が原作なんだそうです。

同じ出来事をもとに作られたのは間違いないと思いますが、
ペルー出身のCarlos Villanes Cairoが1991年に書いた’Las ballenas cautivas’のほうはというと、Miracleという描き方はされていません。
クジラを食すエスキモーを非難するグリーンピースは出てこないし
クジラ救出大作戦をエキサイティングに描くというよりは、自然への畏怖を伝えるおじいちゃんと孫のシーンのほうに軸足がある気がしました。

でも最後のシーンのエスキモーの家族の言葉はどうとらえたらいいんだろう。

自分の海域ですらない北極のクジラを3頭助けるために軍まで動員して国をあげてのお祭り騒ぎをしたアメリカの不自然さを含め、いろいろ考えさせられる本でした。

まだ米ソ間がピリピリしているようすも書かれていたりして8歳の子にわかるの?と思いますが、私が借りた2011年出版の本の表紙には37版とあります。賢い子がいっぱいいるのね。

注)「多読なのに辞書?」って思われるかもしれませんが「精読でなるべくたくさん読む」っていうのに挑戦中です。その分レベルは欲張らない。
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