9月です。飛ぶように月日が流れています。
飛ぶようにと言えば、高校を卒業してずいぶんがたちました。
今でも高校生やれそうな気分なのに(笑)
昨日2年生の時の担任で、3年間国語を習った先生からお電話をいただきました。年賀状は続いていますが、お話するのは教育実習の時以来です。今は引退されて、同窓会のお手伝いなどをされているということで、次号の会報で各界で成功、活躍している卒業生からのページになななんと、私が載ることになったので、知ってるやつだし、ってことで連絡係を引き受けてくださったとのこと。
なかなか会えない先生の声がこうして聞けるなんて電話って便利だなあ、なんて的はずれな時代錯誤な感慨にひたってしまいました。
「インクの魔法」についても「とてもいい」と褒めてくれて感激。だって国語の先生だもの。しかも、その洞察力??で私の進路を変えてしまった張本人。「本人は理系を志望していますが、この子はちょと変わった感覚を持っているから文系のほうがいいような気がするんですよね。」と、国語の時間の私の回答のあれこれから感じとってくれ、生まれて初めて私に文系の可能性をみつけて勧めてくれた人物なのです。で、その気になって文系人生歩んできましたが、実に正しかったと満足しています。
で、その先生が「本当にいい本だ。なんといってもあっちこっちに祥代が出てくるんだよね。不器用でさ。色んな思いをした人じゃないと書けない感じで。全体にやさしくて、いいよ、これ」と笑っているんです。「変わってないんだなあ私」と成長していない自分に照れましたが、なんとも嬉しく聞いてしまいました。
まだまだ成功や活躍なんて胸を張っていえるほどじゃないけど、なんと言っても110年を越す伝統校。(今一番有名な卒業生は甲子園の名将木内監督かな。母校の土浦一高は全然甲子園に行けないのに)たくさんの卒業生に書や「インクの魔法」を知ってもらうチャンス。嬉しいです。教育実習のときの生徒たちも気づいてくれるといいなあ。あああ、こうやって考えると楽しい。柳生博も読んでくれるかなあ。うふふ。