Kinkoちゃん随筆

書に遊ぶKinkoちゃんの気ままな日常 ・・・現代アートから海外情報、最近なぜか少年隊まで⁈なブログ

10歳

【独学でスペイン語!】多読19 101冊め ちびっこ吸血鬼

記念すべき101冊目は?

vampiroEl pequeno vampiro(10歳〜)

下水道掃除屋さんと一緒に買ってあって、実はあの後すぐ読み始めたのですが苦痛になって途中で放り出していました。

邦訳が出ているようなので調べてみたら、原作はドイツで、ドラキュラの話でも怖い話じゃなくて友情や恋愛のファンタジーだという。映画にもなっているようす。でも・・・

中の挿絵は暗い。表紙の絵も微妙に怖いけど、挿絵はもっと暗い。

冒頭はドラキュラという特殊なキャラクターゆえの特殊な用語がたくさん出てきて辞書と首っ引き。
そうして頑張っても物語の展開がものすごくゆっくりで全然話が見えてこない。
なんでドイツではこんなのが人気なんだよお。

ところが!

8歳向けにもどって100万語を超え、再び開いてみたところ・・・

あら不思議。

すらすら読める♪

ちょうど中盤、物語が動き出したところでもあり、あっという間に最後まで読み終えてしまいました。

100万語達成の時には実感のなかった効果を100万語を超えてみたらしっかり実感♡

これは多読を続けにゃならん。

読破しつつも私は1冊で十分と思った当作ですが、続編も存在します。お好きな方にとっては多読の味方に!

注)「多読なのに辞書?」って思われるかもしれませんが「精読でなるべくたくさん読む」っていうのに挑戦中です。その分レベルは欲張らない。
スペイン語は独学なのでKinko流多読です。
くわしくは→独学でスペイン語:番外編 落ちこぼれを1年で大学に!伝説の教師

(残念ながらこのブログではスペイン語特有のエニェとかアクセントとかが正しく表示できません。悪しからずご了承ください)
独学でスペイン語:多読18 100冊達成!!!100万語

【Kinkoちゃん随筆】 書家・美術家 金子祥代 https://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中
インスタはこちら☆https://www.instagram.com/sachiyo.kaneko/

【独学でスペイン語!】多読18 100冊達成!!!100万語

やりましたーーーーー!!!

辞書がこわれました。
中学や高校の時は「やってる感」を出すために無駄にみんなページをパラパラして手垢で汚したもんですが、そんなポーズをしなくてもしっかり汚れました。

目標達成です。
100冊です。100万語です。

多読の目標を立てたときに読んでいた8歳向けの本が1ページに100語で100ページくらいだったので、100冊読めば達成するじゃん!
と100冊の目標をたてました。
この100冊には絵本や、8歳未満の本も含まれていますが、10歳向けも含む厚い本たちが十二分に語数をカバー。
しっかり100万語を超えました。(数え方は下に)

ここであらためて多読を扱っているブログetc.をさらってみました。
英語についてのサイトがほとんどですが、スペイン語にも応用できるはず。
特にこちらの研究会の説明がわかりやすかったので興味のある方はどうぞ。
英語多読研究会SSS
多読に取り組んでいる方々の間ではこの酒井先生の指導法が有名みたいです。

知らなかった!!!

知らなかったけどたどりついた結論は似てた!!!
語学の先生がすすめるレベルの「やさしい本」はサクサク読めるほど易しくないって話。
だって、やろうとしたもん。
シドニー・シェルダンもいっぱい読んだもん。
高校、大学でさんざん英語やった挙句取り組んだけど、大変だからやめちゃったもん。

しかし、「もっとやさしい本を」という考えは同じでも、酒井先生の多読のルールは
1)辞書は引かない (引かなくてもわかる本を読む)
2)分からないところは飛ばして前へ進む (わかっているところをつなげて読む)
3)つまらなくなったら止める (1、2の原則で楽しく読めない本は読まない) 
だそうですが、ここまでに毎回書いてきたように

辞書を引いて構文もしっかり理解しながらたくさんよむ

これがKinko流多読です。

というのも、こちらの研究会が普及活動を始める前の20世紀にすでに、英語の上達にはシャワーのように音を聞け。たくさん読め。っていうのはよく言われていました。
そりゃそうですよね。最前のサイトにも夏目漱石の例まで出ているんですから。

私の場合、祖父母が早稲田大学の下宿屋をやっていて、ある時、英検1級をとった下宿人さんがいたそうで

「その人の部屋からは一日中英語が聞こえていた」

という話を物心ついたときから耳にタコができるほど聞かされていました。

それならば!
と、やりましたよ。
1日中ラジオつけっぱなしとかテープ流しっぱなしとかやってみましたよ。
でもです。
なんにもなりませんでした。

だって、意味のわからない言葉なんて雑音と同じだもん。

わかってる人がやるから意味が出るんだってつくづく思いました。

私の場合、聞き取りを劇的に伸ばした学習法は、ひたすらドラマを見ながらの書き起こしでした。2年くらいやったかな。地道〜〜〜〜〜〜〜。

読むのもこれと同じ。きっぱりそう思ってます!!!

子供と大人は学習条件が違いますし酒井先生の3ルールも特に1,2は受験生に必要なスキルだったりしますので、ご判断は読む方、利用する方がご随意に。

さてさて話をスペイン語学習にもどします・・・。

【多読をやってみて感じたこと】
文法をひと通り終えたところで8歳向けくらいの本をじっくり100冊以上読む。
この足踏みが負担なくしっかり力がつけてくれるんだろうな。

8歳向けを軸に読んできましたが、徹底的にこのレベルを読んでラクになったところでもう一回文法をおさらいしたら今度こそ本格的に定着しそうです。
このレベルを辞書なしで読める語彙力がつけば10歳以上の読書がかなりラクになるはず。多読のスピードもどんどん加速する〜!

8歳といえば日本では小学校3年生。
漢字の学習が本格的に始まる年齢です。
かけ算という算数の肝を身につけるのもこの時期。
学習のターニングポイントですよね。

そう考えると8歳あたりの本っていうのはつくづくあなどれないレベルなわけです。

自信をもって読もう、児童文学!

ここまでたくさん試行錯誤しました。
最初本を探し始めた頃は、言葉もわからなければ知り合いもいない土地で右も左もわかりませんでした。
本屋さんを探すのも大変なら店内でもうろうろ、おどおど。
本の裏表紙を見たところで概要の説明が理解できないから直観で買うしかなく。

しかも本屋さんによって品揃えがまったく違う。
品切れも平気でしてる。

タイミングよく在庫がある状態の、品ぞろえのいい本の売り場に遭遇しない限り、ほしい本に出会えません。

ならネットでさがすのかといえば「つくづくネットで本を探すのは大変」という結論に落ち着く。
ほしい本が決まっている時はいいけれど、探す時きちんとまとまった形で本のリストを見ることってできないんだから。
出版社のサイトですら系統だって全部が見られるサイトはなかなかありません。
他の学習者のブログも探してみたけれど、たくさん並べている人っていませんでした。

そういうわけで、最初は
「8歳向けは子供っぽい。早く上に進まなくちゃ!」
と勘違いしてしまいました。
そのころの実感はこちら独学でスペイン語!多読2 今度は8歳

実は「いい作品」がたくさんあるのに。
「いい作品」に出会えさえすれば、楽しみながら自然に力がつくのに。

ほんとーーーーーーーーーーーーーーーに大変だった。
読むのがじゃなくて、いい作品を探すのがです。
でも、もっと大勢の人にスペイン語を一緒にがんばってほしい!
ここまでの作品紹介がどなたかのお役にたてるなら本当にうれしいです。
少しでも快適に1冊でも多くの本に触れてほしいから。

今、本棚には100冊を超えるスペイン語の本が並んでいます。
スペインの図書館は1か月借りていられるそうなので、図書館の利用を勧めてくれた人もいましたが、1冊1冊買ってそろえてよかったです。
なんたってこうして並べて気分がいい!
やった!っていう達成感が自信につながります。
初めのころは、いちいち10ユーロ前後する値段を気にしながら買っていましたが、途中から考え方を変えました。

10ユーロを100冊といえば1000ユーロ。

一見すごい金額です。
でも。
語学のプライベートレッスンを1時間受けたら100ユーロなんて普通にかかります。
さて、たった10時間のプライベートレッスンでこんなに力がつくでしょうか?

本屋さんとも仲良くなれました。
本を紹介してくれるだけでなく、ソニーやカメラについて質問されたりして無料の会話レッスンです。
「スペイン語100冊読んだよ〜」って言ったら「おめでとう!」ってまたおまけしてくれちゃったし♡
職場や学校がない私にとって、スペインに住んでいるとはいってもなかなかおしゃべりしてくれる知り合いなんてできません。
ネットや大型書店にはない副産物です。

さて、50冊の時になんだかすっと効果を感じた多読ですが、100冊終えた段階で劇的な変化を感じたかというと、実は正直その感覚がありません。
まだひたすら辞書を引きまくって汗をかいて読んでいる感覚が続いています。

でも、効果を検証したかったので、100冊達成は「プチ・二コラ」でフィニッシュすることにしました。

検証の結果は・・・

「プチ・ニコラ」シリーズと出会ったとき、10ページ読むのに1時間かかりました。多い日でも1日かかって100ページがやっと。
その時のようすはこちら独学でスペイン語!多読3「プチ・ニコラ」10歳〜

しかーし!記念すべき100冊目は1冊を1日で読みました!!!
’El Pequeno Nicolas El chiste’ 320ページ!

知らず知らずにスピードアップ。成果があったのは間違いないです。

【購入】
このブログにたどり着いた方のほとんどは日本に住んでいると思うので、「紹介されたって買えないよ!」と思われるかもしれませんが、書籍は関税なしで購入できます。(・・・のはず)

ちなみに私は旅先でいつも本屋さんをのぞきます。
ほしい本がありすぎて本屋さんから家に送ってもらったことも。
スペイン語圏にご旅行の際はぜひ現地の本屋さんで探してみてください♪
観光ルートにない体験としても是非。☆

スペインの大型書店といえばFnacやcasadelibroというチェーンがありますが、デパートのEl corte inglesの大型店舗の書籍売り場もけっこう充実しています。
店舗ごとに違うのでどのチェーンがいいとはいいにくいですが、チェーンの名前を知っているだけでも計画を立てるのには役に立つと思います。
私はあまりにも何も知らなかったので本当に手探りで時間がかかりました。

それから美術館の中の本屋さんに案外素敵な作品があります。
セレクトショップ的感覚で寄ってみるのもおすすめです。

子供向けの本の専門店や、中古本のお店もけっこうあるので探検してもいいかもしれません。
いいお店をみつけたら是非私にも教えてください♪

【気に入っている出版社】
●Loqueleo● と ●SM(El BARCO DE VAPORシリーズ)●
紙質がよい2社。
電気の下でもテカらず、よく開くので辞書が引きやすい。

なるべく絵が美しい作品を選ぶようにしているので、その点でも紙質は重視。

この2社それぞれのシリーズの違いは・・・
El BARCO DE VAPORは6歳、7歳、8歳、9歳、10歳〜とこまかく設定。
Loqueloeは4歳 6歳、8歳、10歳、12歳〜

同じ8歳設定でもEl Barco de vaporのほうが字が小さい上ページも多く、レベルも高い気がします。
辞書をより多く引いているイメージ。
1ページにたくさん字がつまっている分価格はお得になります。
しかも8歳ですら300ページ近い作品があり、それでも同価格!

目にはLoqueleoシリーズのほうが断然やさしいし、余白が多くてほっとします。
でもそのせいで同じ分量の作品なら厚くなるわけで・・・
200ページを超えてくるとおさえているのが大変。
厚くなると読みにくいのは洋書あるあるなので、慣れるしかないか・・・。

【本の語数の数え方】
人によってはこだわって、あるいは気分転換に読んだ本の語数を本当に1語1語数える方もあるようですが、私はとてもとても。
その時間があったら1ページでも多く読むなり目を休ませるなりしたいです。

では、どうやって100万語と言っているかというと・・・

端から端まで字がつまっているページを抽出して(気になる方はページ数を増やせば確実性が増します)1ページに何語あるかを割り出します。
絵や空白の部分が何ページ分あるかをまとめて全体のページ数から引けば、その作品の使用語数がかなり正確にでるはずです。
同じ出版社の同じシリーズなら1ページの語数は同じなのでそろえて読むとラク!

こうしてブログに多読の目標を公表してしまったからには、100万語が嘘になってはいけない!と思い、空白部分を多めに計算して1冊ごとの語数を少なめに見積もって累計しました。

50冊を越えて100冊の目標をたててから達成まで1か月。
(読書とブログ更新のタイミングは少しずれてます)
100冊の目標をたてちゃったから100冊を区切りにしましたが、実はとっくに100万語を超えていました。後半50冊で70万語あったので1か月で70万語。
このスピードだと1年で840万語。
続けたら早くなるはずだから1年あれば1000万語読めちゃう
生活、仕事、健康を考慮して少しペースダウンする予定ですが
すでに次の10冊が本棚で私を待っています。
楽しみー☆

独学でスペイン語:番外編 落ちこぼれを1年で大学に!伝説の教師

独学で教材を探すのは大変なので、せっかくみつけた他の教材も紹介しています。興味のある方はカテゴリー「スペイン語」をご活用ください
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【独学でスペイン語!】多読15 下水掃除屋さん

独学でスペイン語勉強中。多読に挑戦です。

今回の本は、本屋さんが「くろ手団は名探偵」を勧めてくれた時に一緒に勧められていた本。
その時は
10歳向けだし。
絵がかわいくないし。
字がギュってつまってるし。
紙がテラっと光るツルツルのタイプだし。etc.etc.

ということで、すぐ脇によけちゃったんですが、次に行った時にも本屋さんはまた
「これおもしろいよ。子供の頃夢中になって読んだんだ」
と言ってる。

こんな小さな街の本屋さんがわざわざお店に常備してるってんだからおもしろいのかな?
たまには自分で選ばないタイプのを読むのもいいかな?
そんな感じで買っておいたのですが・・・

マジック・ツリーハウスの最後の3巻をグアアアアアアアっと一気に読んだ勢いで、同じ日に3分の2くらい読んでしまいました。翌朝読了。

klausそれが'KLAUS NOWAK, LIMPIADOR DE ALCANTARILLAS'

2007年のIBIという町の文学賞で優勝した作品で、スペイン人の作家によるものです。

表紙の絵からは、宇宙服かな?科学ものかな?なんて思わされ、書いたらネタバレになるかしら?なんて一瞬遠慮しましたが、そもそも本のタイトルになっちゃってますね。
下水掃除屋さんになった少年のお話です。

下水道が舞台になる話というのはGatos detectivesにもあるし、マジック・ツリーハウスにも出てきたし、なんたってジャン・バルジャンがとっくにいたし、めずらしいようでめずらしくないですが、そこで働く人が主人公。
地味に始まったはずが、気が付けばぐいぐい読まされていました。
少年が事件を解決するんだけれど、ミステリーってほどの謎解きじゃなく、やっぱり人が描かれているってことなのかな?
そこが10歳以上向けの醍醐味かもしれませんね。
この本も最後の一言に考えさせられます。

10歳以上向けですが、90ページの薄い本です。
レベルもマジック・ツリーハウスより読みやすかったかも。

意外と手ごろなシリーズかもしれません。
ただ、冒頭にも書きましたがツルツルの紙なので、夜中に電気の下で読むのは光っちゃって苦戦しました。

注)「多読なのに辞書?」って思われるかもしれませんが「精読でなるべくたくさん読む」っていうのに挑戦中です。その分レベルは欲張らない。
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【独学でスペイン語!】多読6「くろ手団は名探偵」

はりきって本をたくさん注文していたら、本屋さんがこの本を紹介してくれました。
「僕が子供の頃夢中になって読んだんだ。おすすめ。」

mano・今の私には8歳くらいの本がちょうどいいんです。

・1ページあたりの分量も100ページくらいの全体のボリュームもちょうどよく、ストレスがないからです。

・絵があるとほっとしますが子供っぽい絵は嫌。

・そんな私になにかおすすめありますか?

と言ったら棚から出してくれました。'Aventuras de la mano negra'

10歳以上の設定なのを見て「8歳って言ったじゃん!」と思いましたが説明を受けて納得。
197140455_163525922412487_5353956206184764456_n

このような絵が数ページごとにあり、文字の分量は他の10歳向けほどありません。

くろ手団は子供4人による探偵団で、この1冊で4つの事件を解決します。

絵が出てくるたびに質問があって、読者が次の展開の手がかりを探してから進むシステム。


その日は注文してあった本を3冊引き取りに行ったので、「いつか気が向いたら読んでごらん。」と言ってくれたのですが、「せっかくだから今買います。」とその場で追加しました。

支払いの段で
「あれ?さっきの入ってませんよ」
といったら
「プレゼント!」

たくさん読んでスペイン語がんばってね!と言って送り出されました。

がんばんなくっちゃ!

さっそく「よくできてるな〜」と思いながら楽しみましたが
・・・ハズキルーペが手放せません!!!

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【独学でスペイン語!】多読3「プチ・ニコラ」10歳〜

なんだかこのLoqueleoシリーズとは気が合うみたいで
10歳向けの中にSempe(サンペ)の本を発見。

Sempe(サンペ)はフランスのイラストレーターで、
私が初めて気に入って作品集を買ったイラストレーターです。
初めてなだけではなくてこの人だけだな、イラストの作品集を買ったことがあるのは。

その昔、原宿のランドマークだったモリハナエビルの裏に落合恵子さんが作った絵本専門店「クレヨンハウス」。
当時はそこに行って店を一周するだけでも随分おしゃれな時間を過ごした気になったものです。
  クレヨンハウスは今でもあるけど雰囲気がずいぶん変わってしまいました。  
  モリハナエビルもとっくになくなっちゃったし・・・

そこで偶然作品集をみつけて、ずっと部屋に飾っていました。
その後も何度もクレヨンハウスには通ったけれど、Sempeの作品集は1冊追加することができただけ。

そのずーーーっと後にパリの本屋さんでみつけて絵本を何冊か買いました。
久しぶりのフランス語と格闘しながら読み始めたものの全然すすまなくて今でも中身がわかりません・・・スペイン語もわずか4年でみごとに忘れていましたけれども大学のフランス語はその比ではなく・・・そもそも全く体に入らなかった・・・

それが、10歳向けの本を探していたらピンとくる表紙の本があって!
作者を見たらSempeの名前があるではないか!!
しかもシリーズで何冊もある。

買ってきたのは
Pequeno Nicolasのシリーズ。
つまらなかったらどうしよう。という一抹の不安はありましたが
好きなSempeが絵を描いているならきっとセンスが合うに違いない!
5冊まとめ買いしてしまいました。1冊200〜300ページもあるのに(汗)

ちょっと心配になって調べてみたら、
なんと「わんぱく二コラ」というタイトルでずいぶん前に日本でも出版されていたんですねえ。
シリーズで出ている上、最近また違う翻訳が出たらしい。

しかも2009年には映画にもなっている!

って
この映画見たし!
「プチ・二コラ」

お話の作家はSempe(サンペ)じゃなくてGoscinny(ゴシニ)。だから映画の時には気づかなかったんだ、Sempeと関係あるなんて。解説によると最初の連載の時からのコンビのよう。

映画楽しかったな。
ロアルド・ダールと反対で
くすっと笑えるところはあるけど、これを見て嫌な気持ちになる人はいないと思う。
何よりも少年達が来ているセーターの色がきれいで
さすが おフランス〜♡
って思ったっけ。

これは期待できそう。

探してみたらパリで買った絵本のスペイン語版もみつかるかもしれない。
フランス語からスペイン語なら誤訳も少なそうだし。
考えただけで楽しみ〜。     


9788491220398さてさて読み始めてみました「プチ・二コラ」。

一言。おもしろい!!

英語を含めてよいならば、今までなんだかんだいろんな原書を読んできましたが
こんなおもしろい体験は初めてです!
(厳密にいうと今のは原書じゃなくて訳だけど)

そりゃあ世界的ベストセラーになるわ〜。

内容は「サザエさん」のカツオの生活がフィーチャーされた感じでしょうかね。
主人公たちは小学校低学年なのでもっと子供っぽいですが
少年の生活あるあるが並んでいます。
ちょっとやんちゃな少年たちが元気あまって
パパさんや先生に怒鳴られて、おばあちゃんに甘えて・・・
楽しくてかわいい短編が並んでいます。
普遍的な楽しさというのか。

パパとママとのすれ違いとか、パパとご近所との口喧嘩とか、万国共通のあるあるな日常の事件を扱っているので大人のほうが本当に楽しめるのでは?
パパさんのわがままで短気な問題行動はコンプライアンスだなんだで窒息しそうな今の日本人にはちょうどいい息抜きになるかも?
もう落語。熊さんはっつぁんの滑稽話みたい。

おかげでスペイン語で初めて300ページもの巻を読了する体験ができました。
達成感がすごいっ!!!

全巻読むとさらなる達成感があるはず。(スペイン語では10冊出版されています)

知らない単語はもちろん出てきます。
でも、基本的には基本単語ばかりで構成されている感じで、8歳用を読んでいた時よりも辞書を引く頻度が低いです。

仮に知らない単語が出てきても、基本単語っぽく
「きっとまた出てくるに違いない」
そう感じられるので辞書を引くのが苦痛じゃないし、読み続けていったら少なくともこのシリーズを読んでいる限りでは辞書を引く回数が減っていく予感。
背伸びせずに基本単語が定着しそうです。

難しい語彙に邪魔されないと構文に集中できます。
教材用に作られたサイドリーダーより教材に適しているのでは?

ああ高校の最初のサイドリーダーがこれだったら
宿題の範囲を超えてどんどん読み進んだんじゃないかなあ。
高校のサイドリーダーも大学の時の読み物の授業も私のレベルをはるかに超えたものばかりバカバカ与えられて苦しかった経験しかない。
結局辞書を引きまくった記憶だけ残って力になった実感がないし・・・
(あれはつまんなくてもこなす粘り強さの訓練ですね。学校の勉強の多くはそう考えると無駄はないんですけど)

窓を開けると風がひんやりして暦は10月。
夏は終わって
いろいろ始めなければならないあれやこれやがあるから
もうここまでのような猛烈な勉強はできないけれど、
最後にまるごと1日「Pequeno nicolas プチ・二コラ」に費やしてみたら100ページ以上読めました。
これならペースを落としてもまあまあ進めそう。

しかも先ほども書いた通り短編集なので
忙しい人でも
1日1話
みたいに達成感を感じながら読むことができます。

Sempeといえばその昔、とあるファミレスにポスターがあって
(なんておしゃれなファミレス!)
「うわあ、ポスターまであるんだ〜」
と思ってずいぶん探し回ったことがありました。
もちろん作品集も併せて探し続けていたんですが・・・

ほんっとに一人もSempeを知っている人に会わなかったわよっ!!!
なんで?
なんで私の行動範囲には同じ感性の人がいないの???

どおおおおおしてこんな有名な作品が誰にも知られていなかったんでしょう?
私の周辺では。

それともお話のほうは知ってる人がいたのかなあ???

ともかく 今さらでも作品に会えたので
しっかり味わいたいと思います。
お話もおもしろいけどSempeの絵が期待以上にたくさん入っているのがとってもうれしい。
世界には10歳やそこらでこんな作品に触れて育った子供たちがたくさんいるんだなあ。
そしてこれからも。

希望を感じる事実だ。

フランス語やスペイン語を学ぶ人にもおすすめですが
日本語になっていてもきっと魅力はつたわるはず。
いろんな方におすすめしたい作品に出会いました。
新しい訳のほうはタイトルが「プチ・二コラ」になっています。(偕成社1996年)
(追記:2020年にさらに新装プチ二コラが世界文化社から発売になったようです。こちらの絵は私が読んでいるのとおんなじ装丁でサンペのイラスト!!!あんなに探し回ったサンペの絵が日本で有名になる日が来る???)

フランスの本屋さんで見かけた「プチ・ニコラ」フェアIMG_20190429_194222















注)「多読なのに辞書?」って思われるかもしれませんが「精読でなるべくたくさん読む」っていうのに挑戦中です。その分レベルは欲張らない。
スペイン語は独学なのでKinko流多読です。
くわしくは→独学でスペイン語:番外編 落ちこぼれを1年で大学に!伝説の教師

(残念ながらこのブログではスペイン語特有のエニェとかアクセントとかが正しく表示できません。悪しからずご了承ください)
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