Kinkoちゃん随筆

書に遊ぶKinkoちゃんの気ままな日常 ・・・現代アートから海外情報、最近なぜか少年隊まで⁈なブログ

7歳

【独学でスペイン語!】多読17 90冊〜

独学でスペイン語。目標100冊へのラストスパートです。

久しぶりに大きい本屋さんに行って本を手に取りながら選んできました。

1冊目。Cerote y Flan (7歳〜)
表紙が魅力的だったので買ってみたのですが・・・。最初のエピソードがあまりにも下品。サルの生態としてもありえない。群れからはぐれた子ライオンをライオンの世界に戻してあげるまで面倒を見るサイ。子ライオンに分別を教えようとするシーンが繰り返されますが、最後までしらけた気分で読むことになりました。

pancho2冊目。El mejor enemigo del mundo (8歳〜)

世界最高の敵???タイトルからそそられます。
2月28日に生まれるはずが3月1日になってしまったばっかりに・・・。え?どういうこと?どういうこと?
多読なんていう目的を忘れてゆっくり時間をかけて楽しみました。
ひょんな失敗から友達をなくした少年。元親友は誕生日が同じ。今年も悔しい誕生日が来る。
そんな彼に魔術師が手を貸そうとします。それが魔術ではなく知恵と友情。さてどうなる?
著者はエクアドル出身。

fp3冊目。Fray Perico y su borrico (8歳〜)

私が買ったのはなんと73版!
なんだ。
ちゃんとスペイン発のヒット作が存在するじゃないですか。
調べてみたら初版は1980年で2005年までに全9巻出ており、5か国語に翻訳されて10か国で販売されているらしいです。


無知で純粋すぎる修道士Pericoがひき起こす騒動の数々。
カラッと明るくテンポがいいので子供っぽいとかバカバカしいとか感じることなく気軽に読めます。
案外辞書を回数が多いし、辞書に載っていない表現もけっこうある上、2万5000語のボリューム。気軽なつもりがしっかり充実した多読。

タイトルにあるborriocoはロバ。
「ドン・キホーテ」「プラテーロとわたし」そしてこのFray Perico y su borrico。
スペインでヒットするにはロバ???

nina4冊目。La nina invisible (8歳〜)

「もののけ姫」???と思ってしまう表紙です。

2018年のPREMIO EL BARCO DE VAPOR受賞作。
SM出版のEL BARCO DE VAPORというのはトム・ソーヤにちなんで名づけられた児童文学シリーズだそう。
シリーズの名前を冠したPREMIO EL BARCO DE VAPORは1978年に生まれたスペインで最初の児童文学賞で、第2回の受賞作がFray Perico y su borricoなのだそうです。それから40年。
わずか2年で5版のこの作品も期待できる・・・?

勇気ある女の子が活躍する話は数あれど、女性作家が書くと時々手前勝手なところが目立って同性ながらけむたいことがあるけれど、これは作者が男性だから?さわやかでした。
原始時代っぽい設定で昔話風なのに軽やかだし、かといってうそっぽくなく主人公と一緒にドキドキ冒険しました。絵がまたいいです。お話の空気そのもの。
アルタミラの壁画は本当にこんな風にできたのかも?なんて夢がふくらみました。

5冊目。Los Protectores (8歳〜)

これも同じ賞の2016年受賞作。
EL BARCO DE VAPORシリーズの8歳向けの中でひときわ厚い251ページ。
量もさることながら8歳には内容がちょっときついのではないかな?
町のワルをやっつける話だけど、ワルがちょっとワル過ぎて冒頭からひいてしまいました。
複雑な心情表現や場面の説明がなく、10歳児のひとりごとが多いので文章はやさしいです。短い文が多いし。
映画みたいに次々に事件が続くので、ワルに抵抗がない方にはおもしろいのではないでしょうか。料金は同じなので単純に見ればコスパはいいです。

ivan6冊め。Las aventuras de Vania el forzudo (9歳〜)

明るい表紙の絵に誘われて手に取りました。
44版。これなら裏切られることはなさそうだ。
読み始めるといかにも童話という感じのオープニング。
こういうほうが読んでいてほっとするなあ。
作者はチェコ出身か。挿絵はコロンビア出身。
インターナショナルだな。チェコの作家の本って読んだことないな。どんどん楽しみが膨らみました。

力持ちが出てくるみたいなのでもしや?と思いながら読みましたが、やっぱりこれは有名なお話でした。
邦訳は「大力のワーニャ」
Vaniaがワーニャとは気がつかなかった・・・。
Otfried Preussler というスペルを見てもまったくピンとこなかったのですが、作者はオトフリート・プロイスラー。「大どろぼうホッツェンプロッツ」で有名な作家です。ドイツで活躍し、ドイツ文学の扱いなんですね。
単なる力持ちの話にしては本が厚いなと思ったら壮大なストーリーが待っていました。
9歳以上設定だから?昔話だから?ちゃんとした文学だから?
とにかくたくさん辞書をひきました・・・。
でもそれが嫌じゃなかったのは物語の力でしょうか。

おもしろかったけどさすがに疲れたー。

目が本の上をなでるだけになってふらふらして布団に入る日が続いてしまいました。

語学はつくづく根性だ!
いよいよ多読の目標100冊読破目前。がんばります!

注)「多読なのに辞書?」って思われるかもしれませんが「精読でなるべくたくさん読む」っていうのに挑戦中です。その分レベルは欲張らない。
スペイン語は独学なのでKinko流多読です。
くわしくは→独学でスペイン語:番外編 落ちこぼれを1年で大学に!伝説の教師

(残念ながらこのブログではスペイン語特有のエニェとかアクセントとかが正しく表示できません。悪しからずご了承ください)
独学でスペイン語:多読18 100冊達成!!!100万語

【Kinkoちゃん随筆】 書家・美術家 金子祥代 https://www.kinkochan.com/
長年古典で培った書の力をベースに世界各地で現代アートの世界を展開中
インスタはこちら☆https://www.instagram.com/sachiyo.kaneko/

【独学でスペイン語!】多読14 マジック・ツリーハウス18巻

独学でスペイン語勉強中。多読に挑戦です。

骨太な読書が続いたあとは・・・

7歳!

レベル下がってんじゃん!

いやいやそうおっしゃらないで。

たしかに薄いです。その上、半分くらいは絵!

でもです。

本屋さん曰く
「厚いけど、こっちの10歳向けのほうがやさしく読めるよ」

そう。私もそう推理しました。
なぜなら、このシリーズは7歳と8歳の兄妹があっちの時代、あっちの国へと行ってしまうアドベンチャーだからです。
恐竜のいる太古から月までいっちゃう。
つまり、いろんな分野のいろんな単語が出てくるということなのです。

というわけで、語彙を増やす学習目的で買ってみました。
1冊がこの分量でしかも7歳からでも読めるということは、浅く広くさまざまな単語に触れられるはず。

はたして・・・
第一巻恐竜の巻では10ページ目くらいから「爬虫類」とかプテラノドンとか出てきちゃってます。
pteranodonte以外にも辞書に載っていない単語がいっぱい!
現在使用しているのは白水社の現代スペイン語辞典で4万6千語収録されているものですが、そこに出てこない単語に会えるんです。
辞書に載っていたとしても、たとえば
「白亜紀」なんていうのは普通の小説には出てきませんよね。

でもご安心を。
やさしい文章の中に時々特別な単語が出てくるので子供が覚えるのと同じ感覚で出会える感じです。

世界各地がテーマになる中、日本は早くも5巻で登場。忍者の巻。

予想通り(?)忍者や侍についての記述には少々気になる間違いも・・・。
一応忍者はかっこいい感じになっているし、片目をつぶって楽しみましょう。

そうは言いながらけっこう知識も増えました。(私は7歳児レベルなのか?笑)

たとえば
クロマニョン人がちゃんとした毛皮の服を着ていた!

忍者のこともあるので鵜呑みはダメ。すぐ調べました。
するとかなり精巧にできた針で本格的な服を作っていたのがわかりました。
しかもおしゃれ。

ほかにもきっかけをもらっていろいろ調べ、収穫たくさんです。

casa原作はアメリカのMary Pope Osborne
でアメリカ版の劇画タッチの挿絵です。

スペイン語版はスペイン人によるイラスト。
私はこちらのやさしいタッチのほうが断然好きです。
妹アニーの無鉄砲が子供ながらの先走りとほほえましく見られるのもこの絵のおかげな気がします。


そんなほのぼのした絵とたっぷりの余白。
本業の方で余白を常に意識している私ですが、
こんなところで余白に感謝。

多読はいいけど目が悪くなりそー!と思っていたこの頃。
余白に癒されました。

心にも頭にもやさしい余白。
中の絵も全部カラーで、しかも構図がいい。
読むのに疲れた時など、ボーっと景色の絵を眺めているのが心地よかったです。

このシリーズも見開きのすべてに絵があり、解釈の手伝いもしてくれます。

日本語版「マジック・ツリーハウス」あるいは原語の英語を併用すれば、
人によってはかなり早い段階から使える便利なテキストになるのでは?

原作と日本語版は40冊を超えていますが
今のところスペイン語版は18巻で完結しています。
18巻でも少なくはないですが、18巻の終わりにそこまでの世界観がみごとにつながるさわやかな結末が待っているので私にはちょうどいい終わり方に思えました。

Serie La CASA MAGICA DEL ARBORの一冊はざっと見たところ5000語くらいでしょうか。
その量のおかげもありますが、やっぱりシリーズものは多読の味方です。

設定がわかっているし、作者の言い回しが同じなので
あとの巻になるほど読むのが早くなります。

スペイン語版18冊。一気に読み、思ったよりずっと早く累計80冊まできました。
私のスペイン語独学。ひとまずの目標は100冊。
多読でがんばりまーす!

注)「多読なのに辞書?」って思われるかもしれませんが「精読でなるべくたくさん読む」っていうのに挑戦中です。その分レベルは欲張らない。
スペイン語は独学なのでKinko流多読です。
くわしくは→独学でスペイン語:番外編 落ちこぼれを1年で大学に!伝説の教師

(残念ながらこのブログではスペイン語特有のエニェとかアクセントとかが正しく表示できません。悪しからずご了承ください)
独学でスペイン語:多読18 100冊達成!!!100万語

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【独学でスペイン語!】多読5 Agencia Detectives Num.2

スペイン語独学中。
ひきつづき8歳レベルの本を読んでいます。

なんたって字が大きい。余白が多い。

しかも1冊が100ページくらいだと苦し〜〜〜〜〜!と思わないうちに終われるのが助かります。
同じ苦労なら少しでも快適に行こう!

Gatos Detectivesみたいに大人も楽しめる内容のが他にもないかと探していました。(以前8歳向けをまとめた記事はこちら

そして、出会ったのがこのシリーズ。
Agencia de Detectives Num.2
たまたまスーパーでみつけました。
真空パックされちゃっていて立ち読みができず、読みごたえがなかったらどうしよう?読みにくい作りだったらどうしよう?と思いながらも直観を信じて購入。

開いてほっとしました。
手触りのいい紙に色味をおさえたやさしいカラーの挿絵。
しかもすべてのページに大なり小なりのイラストがあり絵本のようです。
勉強感なし。子供の気分で冒険だ。

挿絵のペンに「MIYAZAKI」とあることからイラストレーターはジブリファン?と思いました。
キャラクターが日本人にもとっつきやすいやさしい顔です。

主人公はオリバー少年と少女ティリルと犬のハチ(原語ではAtto=8)
町で2つめになる探偵事務所をかまえて町の事件を解決しています。
ほのぼのした雰囲気ですがスマホやパソコンを使う現代のお話です。

作者のヨルン・リエル・ホルストはなんと元警察の上級調査官。
ストーリーはやさしい文体でありながら科学的に裏付けられた豆知識も織り込まれての謎解きになっています。
出版社の紹介している推薦文の表現を借りれば「実際的で教育的な事件」を扱った推理ものなので過剰な警察用語や不穏な言葉は出てきません。身の回りの単語を覚えるのにとてもいい教材になると思います。
このレベルの本を辞書なしですらすら読めるようになったら、もう日常会話で困ることはないのではないでしょうか。

このまま8歳まっしぐらでたくさん読むぞお!

ありがたいことに、このシリーズは世界で200万冊も売れている人気作品で、すでに25巻まであるそうです。スペイン語では12巻プラス番外編(捜査マニュアル)が出版されています。

推理もの+シリーズもの+長編っていう多読をスムーズに実現する要素満載。
これは助かる!

実際に飽きることなく一気に13冊続けて読みました。
最初は2日かかって1冊だったのが1日で1冊になり、最後の頃は1.5冊くらいと、こんなわずかなうちにもスピードアップ。
日常的な動作や道具が繰り返し出てくるので後の巻になるほど辞書を引く回数が少なくなりました。

detectives
この文章量で1冊12ユーロは決して安くはないですが、豊富な挿絵が文章の理解を助けてくれるので文の構造にこだわった精読が一人でしっかりできます。使い方によっては速読にも便利。

絵本仕立ての装丁はそれだけで気持ちがあがりますし、紙質もあいまって辞書を引いている間も本が閉じません。小さいようで大きなメリットです。

これも「できることなら日本の子供たちに広く紹介したい!スペイン語が上達した暁には私が翻訳を・・・」なんて空想するも・・・これ「も」スペインの作品ではなく・・・

ノルウェーの作品なんですよねえ。
同作家の大人向け推理小説はいくつか邦訳が出ているようなので、いつかこの子供向けシリーズも日本語版が出るといいですね。
少なくともノルウェー語、スペイン語を勉強している方にまずはおすすめ。

捜査のイロハを子供たちが実践しながら理解できるよう編集された番外編Manualでは、さらに単語を覚えることができます。

ノルウェーの文学って私、触れたことあったっけ?
調べてみたらイプセンがいました。「人形の家」の。
それから「ソフィの世界(ヨースタイン・ゴルデル)」もノルウェーでしたね。
ノルウェー大使館広報によれば、ノルウェー語は世界で最も翻訳されている15言語のひとつだそうです。
しかも近年児童文学が充実しているそうな。
これは多読の鉱脈をみつけたかなあ?スペイン語訳がたくさん出ているといいな。

スペイン語独学の道はながーい!
もしご紹介した教材に何か感想持たれた方や、他にもこんなのがあるよという方は是非コメントお寄せください。これからも独学でスペイン語、がんばりまーす♪

注)「多読なのに辞書?」って思われるかもしれませんが「精読でなるべくたくさん読む」っていうのに挑戦中です。その分レベルは欲張らない。
スペイン語は独学なのでKinko流多読です。
くわしくは→独学でスペイン語:番外編 落ちこぼれを1年で大学に!伝説の教師

(残念ながらこのブログではスペイン語特有のエニェとかアクセントとかが正しく表示できません。悪しからずご了承ください)
独学でスペイン語:多読18 100冊達成!!!100万語

【Kinkoちゃん随筆】 書家・美術家 金子祥代 https://www.kinkochan.com/
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